ニキビが治らない原因と対処法|繰り返す理由と受診の目安を解説

当院へご来院される患者さまの中には、「なかなかニキビが治らず、治療を決意した」という方が多くいらっしゃいます。
多くの場合、一時的に改善しても根本的な原因が解決されていないため、繰り返しできてしまうのが原因です。今回は、治らないニキビの原因と正しい治療方法について、セルフケアから専門の皮膚科受診のタイミングまで詳しくご説明します。
ニキビが治らないと感じたときに、最初に確認したいこと
ニキビが治らないと感じたら、最初に「今あるニキビが長引いているのか」「新しいニキビが繰り返しできるのか」を確認しましょう。
赤みや茶色い跡が残っているだけの場合もあり、状態によって必要な対処が異なるためです。さらに、治療を始めてからの期間や、ニキビ以外の皮膚トラブルが隠れていないかも重要です。まずは4つの観点から、自分の肌で何が起きているのか整理しましょう。
治らない・繰り返す・跡が残る、どのパターンか

ニキビが治らないと感じる状態は、大きく「同じニキビが長引く」「治っても繰り返す」「治ったあとに跡が残る」の3つに分けられます。
- ・同じニキビが長引く: 赤みや膨らみが引かず、同じニキビが何週間も残っている
- ・治っても繰り返す: 一度落ち着いても、同じ場所やその周辺に新しいニキビができる
- ・治ったあとに跡が残る: ニキビの膨らみはなくなったものの、赤みや茶色い色、へこみが残っている
このように、一口に「ニキビが治らない」といっても、実際の肌状態は異なります。まずは自分がどのパターンに当てはまるのかを確認し、そのうえで原因や必要な対処を考えていきましょう。
ニキビが治るまでにかかる時間の目安

ニキビ治療を始めて数日〜1週間程度で「治らない」と判断するのは、まだ早いです。
ニキビ治療は効果を実感するまでに6〜8週間程度かかることがあり、毛穴の詰まりが改善して新しいニキビが減るまでには時間が必要だからです。
例えば、皮膚科で処方された塗り薬を1週間使ってもニキビが残っているからといって、効果がないとは限りません。今あるニキビの赤みだけでなく、新しいニキビができる頻度も含めて経過を見る必要があります。
一方、6〜8週間ほど指示どおりに治療を続けても改善が乏しい場合は、治療方法を見直す目安になります。
まずは治療を始めてからの期間を振り返り、効果を判断するにはまだ早いのか、治療の見直しが必要なのかを確認しましょう。
いまのケアがニキビの段階に合っているか

ニキビが治らないときは、今行っているケアがニキビの状態に合っているか確認しましょう。 ニキビは白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビなど、進行段階によって必要な対処が異なるためです。
例えば、次のようなケアを続けていませんか?
- ・白ニキビ・黒ニキビ: 繰り返しできているのに、洗顔や保湿だけで改善しようとしている
- ・赤ニキビ・黄ニキビ: 早く治そうとして、スクラブ洗顔やピーリング剤を繰り返し使用している
洗顔や保湿はどの段階でも必要ですが、それだけでは毛穴の詰まりを十分に改善できないことがあります。また、良かれと思って行っているケアが刺激となり、かえって炎症を悪化させる場合もあります。
今のケアを続けても新しいニキビが減らない、赤みや痛みが強くなっている場合は、ケアの方法が肌の状態に合っていないことも考えられます。まずは自分のニキビがどの段階にあるのか、今のケアで改善が見られているのかを振り返ってみてください。詳しいニキビの段階の見分け方や治し方については以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:【写真付】ニキビの種類と見分け方を医師が徹底解説!
ニキビによく似た別の皮膚トラブルの可能性

ニキビのケアを続けても治らない場合は、そもそもニキビではない皮膚トラブルが起きていないか確認しましょう。 赤いブツブツや膿、しこりなどの症状は、ニキビ以外の皮膚疾患でも見られるためです。
例えば、次のような症状はニキビと間違われることがあります。
- ・毛嚢炎(もうのうえん): 毛穴に炎症が起こり、赤いブツブツや膿を伴うことがある
- ・酒さ(しゅさ): 頬や鼻を中心に赤みが続き、小さなブツブツが現れることがある
- ・粉瘤(ふんりゅう): 皮膚の下にしこりができ、炎症を起こすと赤く腫れたり痛んだりする
これらはニキビとは原因や治療方法が異なるため、ニキビ用の市販薬を使っても改善しないことがあります。
いつものニキビと見た目が違う、同じ場所にしこりが残る、ケアを続けても変化がない場合は、ニキビと決めつけず皮膚科で診断を受けてください。ニキビ以外の症状について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:ニキビに似た症状① / ニキビに似た症状② / ニキビに似た症状③
ニキビが治らない原因を5つに整理する
ニキビが慢性化し治りにくくなる主な原因は5つに分けられます。
主な5つの原因は「ホルモンバランスの乱れ」「生活習慣の影響」「外的刺激による肌トラブル」「誤ったスキンケア」「肌の乾燥とバリア機能の低下」に分類されます。これらの要因が絡み合い、ニキビの慢性化を招くため、単独ではなく総合的な理解と対策が欠かせません。下記で各原因の詳細を説明します。
1.毛穴の詰まりと皮脂が残っている

ニキビが治らない原因の1つ目は、毛穴に皮脂や古い角質が詰まり、新しいニキビができやすい状態が続いていることです。
毛穴の出口が塞がると白ニキビや黒ニキビができ、炎症が起こると赤ニキビへと進行することがあります。
例えば、赤ニキビが治まっても周囲に小さな白ニキビが残っている場合は、毛穴の詰まりが十分に改善されておらず、新しいニキビができることがあります。
そのため、繰り返すニキビには、今ある炎症を抑えるだけでなく、新しい毛穴の詰まりを防ぐことも必要です。 洗顔や保湿だけでは改善しない場合は、毛穴の詰まりに働きかける塗り薬などの治療を皮膚科で相談しましょう。
2.ホルモンバランスの乱れによる影響

ニキビが治らない原因の2つ目は、ホルモンバランスの乱れです。
ホルモンバランスが崩れやすい主な時期は思春期、生理前、ストレスが強いとき、そして更年期です。
思春期は男性ホルモンが増え皮脂分泌が活発に。生理前は黄体ホルモンが増加し、肌が脂っぽくなりニキビができやすくなります。ストレスは自律神経とホルモンバランスを乱し、皮脂分泌を増やします。更年期はエストロゲンが急減し、肌の潤いを保つコラーゲンやバリア機能が低下、肌荒れが起こりやすくなります。これらの時期は特に丁寧なスキンケアが必要です。ホルモンとニキビの関係について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
3.生活習慣に関連する原因

ニキビが治らない原因の3つ目は「生活習慣に関連する原因」です。
日常生活には、ニキビを悪化させる習慣が特に3つあります。「睡眠不足」「不規則な食生活と栄養バランスの乱れ」「慢性的なストレスの蓄積」などが代表的です。なぜ悪化させるかなどの原因についてはこの後詳細を説明いたします。
睡眠不足
睡眠中は特に成長ホルモンが多く分泌され、肌の修復やコラーゲン生成を促進します。このホルモンはノンレム睡眠の深い段階でピークを迎え、肌のターンオーバーを正常化し潤いとハリを保ちます。
睡眠不足になると、ストレスホルモンのコルチゾールが増え、成長ホルモンの分泌が減少。これが肌の修復を妨げ、炎症や免疫力低下を招いてニキビが悪化させてしまいます。理想的な睡眠時間は7~8時間で、質の良い睡眠を確保することが美肌の鍵です。睡眠とニキビの関係について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:睡眠とニキビの関係とは?寝不足で悪化する理由と対策
不規則な食生活と栄養バランス
不規則な食生活はニキビを治りにくくします。
特に重要などは高GI食品・乳製品の過剰摂取とビタミンB群の不足です。
高GI食品(白米、パン、菓子類)は血糖値を急上昇させインスリンを増やし、皮脂分泌を促進。乳製品(チーズや牛乳)にはホルモンが含まれ、ニキビ悪化に関与します。ビタミンB群は緑黄色野菜や卵に、亜鉛は牡蠣や肉類に豊富で、不足すると皮脂調整が難しくなるからです。
また、糖分・脂質の過剰摂取は揚げ物やスイーツで起こりやすく、炎症を悪化させてしまうので、腸内環境は発酵食品や食物繊維で整え、肌の健康を支えましょう。食べ物について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
慢性的なストレスの蓄積
慢性的なストレスはニキビ悪化の大きな要因です。
ストレスを感じると副腎からコルチゾールが分泌され、これが皮脂腺を刺激して皮脂の過剰分泌を促します。さらに、ストレスは自律神経のバランスを乱し、交感神経優位になることで肌の血流と新陳代謝が低下し、ニキビの治りを遅らせます。免疫力も低下し、炎症が悪化しやすくなります。また、無意識に顔を触る癖が増え、細菌感染のリスクも高まります。これらが複合的に作用し、ストレスはニキビを悪化させてしまいます。ストレスとニキビついて詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:ストレスとニキビの関係|できやすい場所・原因・治し方と受診の目安
4.外的要因による肌トラブル

ニキビが治らない4つ目の原因は外的要因による肌トラブルです。
肌への摩擦や刺激は炎症を引き起こし、ニキビの悪化につながります。主な原因は「摩擦や刺激による炎症」「メイクや洗浄料の洗い残し」「シャンプーやリンスのすすぎ不足」の3つです。これらの詳細については、下記で詳しく解説いたします。
摩擦や刺激による炎症
日常生活での摩擦や刺激はニキビの炎症を悪化させます。
マスクや枕カバーによる物理的刺激、頻繁に顔を触る癖は肌のバリア機能を傷つけます。タオルで強く拭く行為や髪の毛が顔に触れることも刺激となり、ニキビを悪化させる恐れがあります。衣類の襟周りの摩擦も無視できません。これらの日常的な刺激は炎症を促進し、肌の回復を妨げるため、丁寧なケアと注意が必要です。
メイク・洗浄料の洗い残し
メイクや洗浄料の洗い残しはニキビ悪化の大きな原因です。
毛穴に詰まったメイク汚れは酸化し、角栓を硬くして黒ずみや炎症の温床となります。クレンジング不足は皮脂の酸化を促進し、肌トラブルを引き起こします。洗顔料のすすぎ残しも肌を刺激し、特に生え際やフェイスラインは洗い残しが起きやすい部位です。これらの対策には、丁寧なクレンジングと十分なすすぎが不可欠です
シャンプー・リンスの洗い残し
シャンプーやリンスのすすぎ不足は、ニキビ悪化の原因になりやすいです。
髪や頭皮に残ったシャンプー成分やシリコン、オイルが顔や背中の毛穴に詰まり、炎症を引き起こします。特に生え際や首筋はすすぎ残しが多く、念入りに洗い流すことが重要です。正しい洗髪は、まずぬるま湯で髪と頭皮の汚れをしっかり落とし、指の腹でやさしくマッサージしながら泡立て、すすぎは泡やぬめりが完全に消えるまで1分以上続けましょう。これにより毛穴詰まりを防ぎ、ニキビ予防に繋がります。
5.洗いすぎと乾燥によるバリア機能の低下

ニキビが治らない原因の5つ目は、洗顔のしすぎによって肌が乾燥し、刺激を受けやすい状態になっていることです。 必要な皮脂まで落とすと、肌を守るバリア機能が弱まり、赤みやヒリつきなどの肌荒れが起こりやすくなるためです。
例えば、顔のテカリが気になって1日に何度も洗顔している方は、洗った直後はさっぱりしても、頬や口周りにつっぱりを感じることがあります。さらに、乾燥した肌ではニキビの塗り薬が刺激となり、治療を続けにくくなることもあります。
ただし、乾燥そのものがニキビの直接的な原因とは限りません。洗顔後につっぱりや赤みが出る場合は、洗いすぎによって肌に負担をかけていないか確認しましょう。
関連記事:乾燥肌なのにニキビができる?ニキビの原因と対策法を解説
治らないときにやめたいNGケア
ニキビが治らないときは、スキンケアを増やす前に、炎症を悪化させる習慣をやめることが大切です。
早く治したい気持ちから強く触ったり、刺激のある製品を重ねたりすると、赤みが長引き、跡が残るおそれがあります。また、自己流のケアを続けるだけでは改善しないニキビもあります。ここでは、まず控えたい3つの行動を取り上げます。
ニキビを自分で潰す

ニキビを自分で潰すと、炎症が広がりやすくなり、内部に残った膿や皮脂が周囲の毛穴へ飛び火して新たなニキビを生む原因になります。
さらに、手や爪についた雑菌が侵入すると二次感染を起こし、赤みや腫れが長引くこともあります。無理につぶすことで真皮層が損傷し、色素沈着やクレーター状の跡が残るリスクも高まります。膿を安全に排出するには、皮膚科で滅菌器具を用いた面皰圧出を受けることが最も安全かつ確実です。ニキビを潰すリスクや潰してしまった際の対処法など詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
過度な洗顔とゴシゴシ洗い

過度な洗顔やゴシゴシ洗いはニキビ悪化の大きな原因です。
洗顔の適切な回数は1日2回、朝と夜に行うのが基本です。過剰な洗顔は皮脂を落としすぎて肌が乾燥し、逆に皮脂の過剰分泌を招きます。
摩擦も炎症を悪化させるため、洗顔は泡で優しく包み込むようにし、強い力でこすらないことが重要です。洗顔時間は30秒から1分程度が目安で、洗顔ブラシやスクラブは刺激が強く、ニキビ肌には控えましょう。これらのケアで肌のバリア機能を守りつつ、清潔を保つことが大切です。
刺激の強い化粧品やスクラブを使い続ける

刺激の強いスキンケア製品を使い続けると、ニキビの炎症を悪化させることがあります。 肌に合わない成分や過度な角質ケアによって、乾燥や赤み、ヒリつきが起こりやすくなるためです。特に、次のような製品や使い方には注意が必要です。
- ・アルコール配合の収れん化粧水: 肌質や配合量によっては乾燥や刺激を感じる
- ・スクラブ・ピーリング剤: 頻繁に使うと角質を取りすぎて肌荒れを招く
- ・香料・着色料: 肌に合わない場合は赤みやかゆみが出る
- ・油分の多い化粧品: 製品によっては毛穴の詰まりにつながる
ただし、特定の成分が含まれているだけで、必ずニキビが悪化するわけではありません。使用後に赤みやヒリつきが出る場合は使用を控え、肌への刺激が少ない製品に見直しましょう。
放置する、自己流のまま続ける

ニキビが治らないときに避けたいのは、白ニキビや黒ニキビの段階から放置し、自己流のケアだけを続けることです。
毛穴の詰まりを改善できないまま放置すると、炎症が起こり、赤ニキビや黄ニキビへ進行することがあるためです。
例えば、白ニキビや黒ニキビが繰り返しできているのに、洗顔料や化粧水を変えるだけで様子を見続けていませんか?
ニキビは炎症が強くなるほど、治ったあとに赤みや色素沈着、クレーター状の跡が残るリスクが高まります。
ニキビ跡を防ぐためにも、白ニキビや黒ニキビの段階から適切な治療を始めることが重要です
年代や部位によって変わる「治らない」理由
ニキビが治らない背景は、年代やできる場所によって違いが見られます。 思春期と大人では皮脂の分泌や生活環境が異なり、顔と身体でも受けやすい刺激が変わるためです。ここでは、年齢や場所による傾向を、普段の生活を振り返る手がかりとして紹介します。
思春期と大人で変わる原因

ニキビが治らない理由は年代によって異なり、思春期は皮脂の過剰な分泌、大人はホルモンの変動や生活習慣など、複数の要因が関係することがあります。
思春期は成長に伴うホルモンの変化で皮脂が増え、毛穴が詰まりやすくなるため、ニキビが繰り返しできることがあります。一方、大人は生理周期によるホルモンの変動に加え、睡眠不足やストレス、肌への摩擦なども影響します。
例えば、思春期は額や鼻など皮脂の多い部分に、大人はあごやフェイスラインにニキビが繰り返しできる傾向があります。ただし、できる場所だけで原因を判断することはできません。
思春期は皮脂の状態、大人は生活習慣や肌への刺激なども含めて確認し、繰り返す原因に合った治療を考えることが重要です。年代に合わせた詳しい原因や治療方法については以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:思春期のニキビ / 大人ニキビ / 30代以降のニキビ
顔の部位別に見る原因のヒント

ニキビが同じ部位に繰り返しできるのは、その場所特有の皮脂の多さや、日常的な摩擦・刺激が関係していることがあります。 顔の部位によって皮脂の分泌量や、外部から受ける刺激が異なるためです。例えば、部位ごとに次のような原因が考えられます。
- 額・眉間: 皮脂が多く、前髪や整髪料が触れることで毛穴が詰まりやすくなる
- 頬: マスクや寝具との摩擦、手で触る癖などが刺激になる
- 口周り・あご: マスクの摩擦やホルモンの変動などが関係する
- フェイスライン: 生理周期に伴う変化や髪の毛による刺激が重なることがある
ただし、できる場所だけで原因を特定することはできません。
同じ部位のニキビが治らない場合は、悪化するタイミングや肌に触れるものを確認し、繰り返す原因を探ることが重要です。部位別の違いについて詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
背中・胸などからだのニキビ

背中や胸のニキビが治らない原因には、皮脂の多さに加え、汗や衣類の摩擦による刺激が繰り返されることが挙げられます。 背中や胸は皮脂の分泌が活発なうえ、衣類で覆われて汗がこもりやすく、毛穴の詰まりや炎症が続くことがあるためです。
例えば、運動後に汗をかいた服を長時間着ていたり、リュックや下着が同じ場所にこすれたりすると、肌への負担が続きます。
また、同じような大きさの赤いブツブツが多数でき、かゆみを伴う場合は、ニキビではなく毛嚢炎などの皮膚トラブルが隠れていることもあります。
背中や胸のニキビを繰り返す場合は、汗をかいたあとの着替えや衣類の摩擦を見直しましょう。 改善しない場合は、ニキビ以外の皮膚疾患も含めて皮膚科で確認することをおすすめします。身体の部位別のニキビの特徴や対処法など詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
ニキビを悪化させないセルフケアの見直し方
効果的なニキビケアは、エビデンスに基づいた方法を段階的に実践することが大切です。
まずは正しいスキンケアで肌を清潔に保ち、過度な刺激を避けましょう。次に生活習慣の見直しでホルモンバランスやストレス管理を行い、睡眠や栄養を整えることが重要です。さらに、環境改善として紫外線対策や適切な保湿で肌のバリア機能を強化し、ニキビの再発予防を図ります。
これらの方法を組み合わせることで、着実にニキビを改善できます。
洗顔は1日2回、泡でやさしく

ニキビ肌の洗顔は、朝と夜の1日2回を目安に、肌をこすらずやさしく洗うことが大切です。 洗顔回数を増やしてもニキビが早く治るわけではなく、強くこすると肌への刺激が増えて炎症を悪化させることがあるためです。洗顔するときは、洗顔料を十分に泡立て、指でゴシゴシこすらず泡を広げるように洗いましょう。下記より詳しい洗顔方法について解説します。
優しく丁寧な洗顔方法
ニキビ肌の優しい洗顔は、32~34度のぬるま湯が適温です。
泡立てネットなどでしっかり泡を立て、肌に泡のクッションを作るようにします。洗う順番は皮脂が多いTゾーンから始め、次に頬や顎へ優しく泡で包み込むように洗います。洗顔時間は20~30秒程度が目安です。すすぎは泡が残らないようにぬるま湯で20回以上、優しく洗い流しましょう。洗顔後は清潔で柔らかいタオルで押さえ、水分を吸い取るように優しく拭きます。こすらないことが重要です。
保湿はニキビ肌でも省かない
ニキビができやすい肌でも、洗顔後の保湿は必要です。
皮脂が多いからと保湿を控えると、乾燥によって肌が刺激を受けやすくなり、赤みやヒリつきが続くことがあるためです。保湿は、化粧水、美容液、乳液は、肌にうるおいを与えるためこの順番で使うことが大切です。
ニキビ肌の保湿には、毛穴を詰まらせにくいノンコメドジェニック製品を選びましょう。特にオイルフリーでジェルタイプの保湿剤はべたつかず、快適に使えます。セラミドやヒアルロン酸が含まれた製品は、肌のバリア機能をサポートし、うるおいをしっかり保ちます。
また、季節や肌の状態に応じて塗る量やテクスチャーを調整し、乾燥が強い時はしっかり保湿することがポイントです。適切な保湿ケアで健康的な肌環境を整えましょう。
生活習慣の改善アプローチ
日々の生活習慣がニキビ改善に大きく影響します。
質の良い睡眠を確保し、体内のホルモンバランスや肌のターンオーバーを整えることが大切です。また、ビタミンB群やミネラルをバランスよく含む食事を心がけることで肌の健康維持に繋がります。さらに、ストレスはニキビ悪化の大きな要因なので、適度な運動やリラックスタイムを取り入れて効果的に管理しましょう。これらの習慣改善については次項で詳しく説明します。
質の良い睡眠の確保
質の良い睡眠はニキビ改善に欠かせません。特に22時から2時の「肌のゴールデンタイム」と呼ばれる時間帯に深い眠りにつくことが重要です。
理想的な睡眠時間は7~8時間で、寝る前のスマホやパソコンの使用は控え、リラックスした環境を整えましょう。適切な室温や湿度を保ち、枕カバーはこまめに交換することも大切です。さらに、入眠前にリラックスできる習慣を持つことで、睡眠の質がより向上し、美肌づくりの土台を築きます
バランスの取れた食事内容
ビタミンA・C・E・B群は、ニキビ改善に欠かせない栄養素です。
ビタミンAは皮膚のターンオーバーを促進し、にんじんやほうれん草に多く含まれます。ビタミンCは抗炎症作用があり、イチゴやブロッコリーに豊富です。ビタミンEは抗酸化作用で肌を守り、ナッツ類や緑黄色野菜に含まれます。亜鉛は皮膚の修復や皮脂調節に役立ち、牡蠣や牛肉に多いです。オメガ3脂肪酸は炎症を抑え、青魚に豊富です。高GI食品や揚げ物、乳製品は避け、水分は1日1.5~2リットル摂取し、腸内環境を整えるため発酵食品も取り入れましょう。
効果的なストレス管理法
適度な運動はストレス解消に効果的で、週に3回の有酸素運動がおすすめです。
また、瞑想や深呼吸法は心身の緊張をほぐし、数分でも行うとリラックス効果が高まります。趣味の時間を持つことで気分転換ができ、入浴は血行促進と浮力で心身ともにリラックスを促します。さらに、アロマテラピーの香りも脳に働きかけ、ストレス軽減に役立ちます。特に、十分な休息時間の確保も大切で、これらの方法を日常に取り入れることでストレスのコントロールがしやすくなります。
肌に触れるものを清潔に保つ

ニキビを悪化させないためには、タオルや枕カバー、メイク道具など、日常的に肌に触れるものを清潔に保ちましょう。 皮脂や汚れが付着したものを使い続けると、肌への刺激につながることがあるためです。
具体的には、次のような習慣を意識してください。
- ・枕カバー: 週2〜3回を目安に交換する
- ・タオル: 洗顔後は清潔なものを使い、こすらず水分を押さえる
- ・メイク道具: パフやブラシは製品の使用方法に従って定期的に洗う
- ・スマートフォン: 画面をこまめに拭き、頬への接触を減らす
- ・マスク: 使い捨ては適切に交換し、布製はこまめに洗濯する
身の回りの環境がニキビに与える影響については、枕カバーを例に詳しく解説した関連記事もありますので、ぜひあわせてご覧ください。
セルフケアで変わらないときの受診の目安
ニキビは軽度の場合、セルフケアでも改善が期待できますが、炎症が強かったり繰り返す場合は医療機関での専門治療が必要です。
ここでは、保険適用となる皮膚科の診療のタイミングや、より根本的な改善を目指す美容皮膚科での治療内容について詳しく説明します。
受診を考えたいサイン
受診を考えたいサインは、「ニキビが何度も繰り返す」「セルフケアで改善しない」「跡が残り始めた場合」は皮膚科に相談する目安です。 毛穴の詰まりや炎症は洗顔や保湿だけでは十分に改善できないことがあるためです。 特に次の状態がある方は、一度診察を受けることをおすすめします。受診を検討する目安として、以下にチェックリストをまとめましたので、ご自身の症状と照らし合わせてみてください。
- ・市販のケアを続けても新しいニキビが減らない
- ・治っても同じ部分に何度もできる
- ・赤ニキビや膿を伴うニキビが増えている
- ・治ったあとに赤みや茶色い跡が残る
- ・へこんだニキビ跡が気になり始めた
上記に1つでも当てはまる場合は、保険適用の皮膚科では治療が難しいため、美容皮膚科に相談しましょう。
保険診療と美容皮膚科の違い

保険診療は今あるニキビの改善が中心ですが、ニキビ跡や何度もできるニキビへの肌質まで改善したい場合は、美容皮膚科治療が必要になります。
保険診療では、塗り薬や飲み薬を使って毛穴の詰まりや炎症を改善し、新しいニキビができにくい状態を目指します。
一方、美容皮膚科では、肌の状態に応じてケミカルピーリングや光治療などを組み合わせ、繰り返すニキビや赤み、色素沈着にも対応することができます。
例えば、ニキビが治っても赤みや茶色い跡が残る場合や、クレーター状のへこみが気になる場合は、美容皮膚科による治療が必要になります。詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:ニキビ治療で保険適用外になるのは?自費治療との違いを解説
痛み・膿・しこりが強いときは早めに

触れるだけで強く痛むニキビや大きなしこりができている場合は、なるべく早めに皮膚科や美容皮膚科を受診してください。
皮膚の深い部分まで炎症が広がると、治ったあとにへこみや盛り上がった傷あとが残ることがあるためです。 例えば、頬に大きく腫れたニキビが複数できた場合や、皮膚の下に硬いしこりが残る場合は、自己流のケアを続けないでください。また、赤みが急速に広がる、熱を持って強く腫れる、発熱を伴う場合は別の感染症も考えられ、速やかな診察が必要です。 このような状態では自分で膿を押し出さず、医療機関で適切な治療を受けましょう。痛み・膿・しこりが強いときの詳しい状態や治療について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
ハートライフクリニックで相談できるニキビ治療(浜松)
ハートライフクリニックでは、繰り返すニキビやニキビ跡の状態に合わせて治療方法をご提案しています。
同じニキビの悩みでも、毛穴の詰まりや炎症、治ったあとの赤みなど、改善したい状態は人によって異なるためです。浜松で治療を考えている方に向けて、無料カウンセリングの流れと、ケミカルピーリング・ケアシス・ライムライトなどの施術内容や費用を紹介します。
初診は無料カウンセリングと肌診断から

当院では、初回の無料カウンセリングと肌診断を通して、ニキビが治らない原因や適した治療方法を一緒に確認しています。
ニキビの数や炎症の程度だけでなく、これまでの治療歴や日常のスキンケアも踏まえて判断するためです。
例えば、同じようにあごのニキビを繰り返している方でも、毛穴の詰まりが目立つ場合と、赤く腫れたニキビが多い場合では、必要な治療が異なります。
肌診断機器VISIAでは、毛穴や肌の色ムラなどを画像で確認できますが、診断は機器の結果だけでなく、医師による診察と組み合わせて行います。
初診料・カウンセリング料・再診料は無料です。 施術内容や費用、通院回数についても事前に説明するため、治療を受けるか迷っている段階でもご相談いただけます。
ケミカルピーリングで毛穴の詰まりを取る

ケミカルピーリングは、サリチル酸やグリコール酸を使用し、古い角質を除去して肌のターンオーバーを促進します。
サリチル酸は特に脂性肌やニキビに効果的で、皮脂と角質の詰まりを改善し、ニキビの予防にも役立ちます。
グリコール酸は、肌のくすみやシミの改善、ハリや弾力を与える効果もあります。施術は通常、2〜4週間間隔で行い、数回の継続が効果的です。ダウンタイムはほとんどなく、肌の滑らかさや透明感の向上を実感できます。毛穴の詰まりが続いている方は、現在のニキビの状態を確認したうえで、ピーリングが適しているか相談しましょう。
| 回数 | 料金 |
|---|---|
| 全顔 1回 | 9,900円 |
| 背中 1回 |
ケアシスとライムライト

繰り返しニキビができる方には、炎症や赤みに働きかけるライムライトと肌の保湿・修復をサポートするケアシスを組み合わせた治療がおすすめです。 異なる働きを持つ2つの施術を併用することで、ニキビの症状と肌環境の両方にアプローチできます。
ライムライトは、特殊な光を照射してニキビに伴う赤みを改善し、アクネ菌の増殖を抑える作用も期待される施術です。
一方、ケアシスは微弱な電流を利用して美容成分を肌に浸透させ、乾燥や肌荒れをケアします。
ライムライト
| 部位 | 料金 |
|---|---|
| 半顔 | 22,000円 |
| 全顔 | 29,700円 |
| 全顔+AC(10ショット) | 44,000円 |
ケアシス
| 症状、お悩み | 回数 | 料金 |
|---|---|---|
| 全顔 | 1回 | 25,300円 |
| グロースファクター(成長因子)添加 | 1回 | 66,000円 |
| エクソソーム (ヒト幹細胞由来培養上清液)(~5cc)添加 | 1回 | 66,000円 |
まずは無料カウンセリングを

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくニキビの状態をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。
ニキビ治療の症例写真【当院症例】
【ハートライフクリニックの基本情報・アクセス】
クリニック名:医療法人社団健美心ハートライフクリニック
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休診日:火曜日
電話番号:静岡県内の方 0120-611-079/地域外の方 053-451-1403
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まとめ
ニキビ改善には原因を特定し、正しいケアを継続することが最も重要です。
セルフケアで対応可能な軽度の症状と、医療機関での受診が必要な判断基準を理解し、焦らず根気強く治療を続けましょう。個人差が大きく、誰もが同じペースで改善するわけではありません。症状が改善しない場合や不安があれば、専門家に遠慮なく相談することが大切です。継続的な取り組みこそが、美肌への近道となります。
まずは無料カウンセリングを

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このページの監修医師

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長
・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会




