睡眠とニキビの関係とは?寝不足で悪化する理由と対策 – ハートライフクリニック(静岡県浜松市の美容皮膚科・美容外科)

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睡眠とニキビの関係とは?寝不足で悪化する理由と対策

睡眠とニキビの関係とは?寝不足で悪化する理由と対策

夜更かしが続いた翌朝、鏡を見て新しいニキビができていることに気づいた経験はありませんか。睡眠不足はニキビと深く関わっており、思春期ニキビだけでなく、20代・30代以降に繰り返す大人ニキビにも影響することがあります。そこで今回は、当院で患者さまにお伝えしている睡眠習慣をもとに、忙しい毎日の中でも取り入れやすいニキビ対策をご紹介します。睡眠とニキビの関係を知り、今日からできる習慣を取り入れて、ニキビができにくい肌環境を目指しましょう。

執筆者

土屋 皓大

ハートライフクリニック院長

主な資格等

日本形成外科学会認定専門医/日本医師会認定産業医/乳房インプラント責任医師/臨床研修指導医/臨床研修指導医/日本形成外科学会/日本形成外科学会(JSAPS)/日本美容皮膚科学会/日本創傷外科学会/日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会

略歴

2019年に新潟大学医学部医学科を卒業後、石巻赤十字病院で初期研修を修了。
神戸大学医学部附属病院、神鋼記念病院、聖隷三方原病院の形成外科で研鑽を積み、2026年4月よりハートライフクリニック院長に就任。形成外科専門医として、目周りの施術や美肌治療を得意とし、正直で誠実な説明、自然で無理のない仕上がりを大切に診療を行っています。

一言

ニキビのお悩みは、見た目だけでなく気持ちにも大きく影響するものです。
ハートライフクリニックでは、患者さま一人ひとりの肌状態や生活背景、不安なお気持ちに丁寧に向き合いながら、無理のない治療をご提案しています。症状を一時的に抑えるだけでなく、繰り返しにくい肌づくりを目指し、納得して治療を受けていただけるよう、わかりやすい説明と誠実な診療を大切にしています。
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睡眠不足でニキビができる理由

睡眠不足が続くと、肌の生まれ変わりを支える成長ホルモンの分泌や皮脂の分泌、肌の免疫機能に影響し、ニキビができやすくなることがあります。ここでは、睡眠不足がニキビにつながる3つの理由を解説します。

ターンオーバーが乱れる

ターンオーバーが乱れる

睡眠不足が続くと、肌の生まれ変わりが乱れ、ニキビができた後の肌の回復にも影響します
肌は古い細胞から新しい細胞へと入れ替わることで、健康な状態を保っています。この働きには睡眠中に分泌される成長ホルモンが関わっているため、睡眠不足が続くと肌の修復が十分に進みにくくなります。
その結果、ニキビができた後も肌の状態がなかなか整わず、赤みなどの跡が長引くことがあります。特に睡眠不足が慢性的に続いている場合は、肌の回復が追いつきにくくなります。
つまり、睡眠不足は肌の生まれ変わりや修復を妨げることで、ニキビができた後の肌にも影響します。

皮脂が増えて毛穴が詰まりやすくなる

皮脂が増えて毛穴が詰まりやすくなる

睡眠不足が続くと皮脂の分泌が増え、毛穴が詰まりやすくなることでニキビにつながります
睡眠不足はストレス反応やホルモンバランスに影響し、皮脂の分泌を増やす要因になります。皮脂が増えると毛穴に溜まりやすくなり、古い角質と混ざることでコメド(毛穴詰まり)ができやすくなります
参考画像が実施に、当院で肌診断を受けた患者さまの写真です。睡眠不足が続いていた時期は、毛穴の詰まりや開きに関連する部分を示すピンク色の点が多く確認できると思います。一方、睡眠不足を解消した後に再度肌状態を確認すると、ピンク色の点が少なくなり、毛穴の状態が改善していることを目で見て確認できると思います。
このように、睡眠不足は皮脂や毛穴の状態に変化をもたらし、ニキビができやすい環境につながります。

肌の免疫機能が低下する

肌の免疫機能が低下する

睡眠不足が続くと、肌の炎症を抑える働きが低下し、できたニキビが悪化しやすくなります
ニキビは毛穴が詰まっただけではなく、炎症が起こることで赤く腫れた状態になります。睡眠が不足すると、体の免疫機能や炎症を調整する働きが乱れ、こうした炎症を抑えて肌を回復させる力が低下しやすくなります。
参考画像が赤みを比較した画像です。睡眠不足が続いていた時期は通常時と比べて肌の強い赤みが確認できると思います。このように、睡眠不足はニキビそのものを増やすだけでなく、できたニキビの炎症を抑えにくくし、赤みや腫れが長引くことにもつながります。寝不足でニキビが増える原因について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビは寝不足で増える?原因と対策

ニキビと睡眠のゴールデンタイム

ニキビ予防では、「何時に寝るか」よりも、入眠後に深い睡眠をしっかり確保することが大切です。ここでは、成長ホルモンと睡眠の関係から、ニキビ予防につながる睡眠のポイントを解説します。

大切なのは入眠後の深い睡眠

大切なのは入眠後の深い睡眠

ニキビ予防では、入眠後最初の90分に深い睡眠を確保することが重要です。
画像はホルモン分泌量の研究結果を示した画像です。画像からわかるように、成長ホルモンは入眠直後の深いノンレム睡眠(徐波睡眠)に合わせて大きな分泌ピークを示します。成人男性では、1日の成長ホルモン分泌量の約60〜70%が睡眠前半に分泌されることも報告されています。
成長ホルモンは、睡眠中の体や肌の修復・回復に関わるため、寝始めの睡眠が浅かったり、途中で何度も目が覚めたりすると、十分な分泌が妨げられる可能性があります。そのため、ニキビ予防では就寝時刻だけを意識するのではなく、最初の90分を含め、寝入りから深く眠れる環境を整えることがポイントです。睡眠を深くするポイントについては後ほどご紹介いたします。

「22時~2時」が絶対ではない

「22時~2時」が絶対ではない

ニキビ予防のために、必ず22時~2時の間に眠る必要はありません。「22時~2時は肌のゴールデンタイム」とよく言われますが、重要なのは決まった時間帯に眠ることではなく、必要な睡眠時間を確保することです。ニキビ予防を考える場合は、7〜8時間を目安に睡眠時間を確保することをおすすめします。睡眠のおすすめの取り方について詳しくは次よりご紹介いたします。

ニキビ予防につながる睡眠のとり方

ニキビ予防には、十分な睡眠時間を確保するだけでなく、毎日の生活リズムを整えて質のよい睡眠につなげることが大切です。ここでは、朝の過ごし方から就寝前の習慣まで、忙しい方でも取り入れやすい睡眠のとり方をご紹介します。

起床時間をそろえて朝日を浴びる

起床時間をそろえて朝日を浴びる

毎朝7時前後を目安に起きて、起床後30分以内に屋外の明るい光を浴びるのがおすすめです。
朝の光を浴びることで体内時計が整い、夜に自然な眠気が起こりやすくなります。ここでいう「朝日」は、太陽を直接見ることではなく、屋外で日中の明るい光を浴びることを指します。

起床時間は平日と休日で大きく変えず、できるだけ同じ時間にそろえることがポイントです。朝に外へ出るのが難しい場合は、起床後にカーテンを開けて窓際で過ごすなど、朝の明るい光を取り入れる習慣から始めましょう。

土屋先生

【ワンポイントアドバイス】
朝の光を浴びる習慣を続けるには、「朝起きたら外に出る」行動とセットにするのがおすすめです。例えば、起床後にジムへ行く、犬の散歩をする、近所を10〜15分歩くなど、毎朝の予定として決めておくと習慣化しやすくなります。

寝る前のスマホを控える

寝る前のスマホを控える

就寝1〜2時間前からスマートフォンの使用を控えましょう
スマートフォンの画面から出る光は、睡眠に関わるメラトニンの分泌を抑え、寝つきや睡眠の質に影響することがあります。特に寝る直前までスマートフォンを見ていると、眠気が起こりにくくなり、就寝時間が遅くなる原因にもなります。
「ベッドに入ってから少しだけ」と思って使い続けると、気づかないうちに長時間見てしまうこともあります。寝る時間を決めたら、その1〜2時間前をスマートフォンの使用終了時間にするなど、ルールを決めて習慣化することがおすすめです。

入浴して眠りやすい状態をつくる

入浴して眠りやすい状態をつくる

就寝90分前に、40℃程度のお湯に15分浸かるのがおすすめです。
40℃前後のお湯に15分入ると深部体温が約0.5〜0.6℃上がり、その後体温が下がる過程で眠気が起こりやすくなります。熱すぎるお湯は体を刺激して寝つきを悪くすることがあるため、40℃程度のぬるめのお湯に15分を目安に入浴しましょう。

就寝直前の食事を避ける

就寝直前の食事を避ける

就寝2〜3時間前からは、食事を控えましょう
寝る直前に食事をすると、消化のために胃腸が働き続け、睡眠の質に影響することがあります。例えば23時に寝る場合は、20〜21時までに夕食を済ませるのが目安です。
仕事などで夕食が遅くなり、就寝まで2〜3時間空けることが難しい場合は、おにぎりやうどん、スープ、豆腐、卵などを少量にするなど、胃腸への負担を抑える工夫をしましょう。

カフェインやアルコールを控える

睡眠の質を下げるから

カフェインは就寝5〜6時間前から、アルコールは就寝3〜4時間前から控えるのがおすすめです。
カフェインは体内に長く残るため、夕方以降に摂取すると寝つきや睡眠の質に影響することがあります。23時に寝る場合は、17〜18時以降のコーヒーやエナジードリンクなどを控えましょう。
アルコールは寝つきを良くするように感じても、睡眠の後半に眠りが浅くなりやすいため、睡眠の質を低下させます。飲む場合も就寝3〜4時間前までにし、量は2杯程度までに抑えるなど、寝る直前の飲酒を避けることがポイントです。お酒とニキビについて詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:酒でニキビができる理由と肌荒れ対策

睡眠を見直してもニキビが治らない場合

睡眠を整えてもニキビが改善しない場合は、皮膚科に相談して睡眠以外の原因も確認しましょう。
ニキビはスキンケアや食生活、ホルモンバランスなど、複数の要因が重なって起こります。ここでは、生活習慣を見直してもニキビが続く場合に確認したいポイントと、皮膚科へ相談する目安を解説します。

スキンケアや食生活も見直す

食事内容は皮脂分泌と炎症に直結する

睡眠を整えてもニキビが続く場合は、洗顔のしすぎや脂質の多い食事を控え、肌に負担をかけないケアとバランスのよい食事を意識しましょう
洗顔料を1日に何度も使う、肌をゴシゴシこする、強い力で角栓を押し出すといったケアは、肌への刺激になるため避けることが大切です。洗顔は朝晩の1日2回を目安に、泡でやさしく洗いましょう。
食事では、揚げ物や脂質の多いスナック菓子などを頻繁に食べる習慣を控え、野菜やたんぱく質を含む食事をバランスよくとることを意識しましょう。ニキビに良い食べ物について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビに良い食べ物とは?控えたい食品も解説

繰り返すニキビは皮膚科へ相談する

皮膚科と美容皮膚科の違い

赤く腫れたニキビを繰り返す膿をもったニキビが増えているニキビ跡が残り始めている場合は、皮膚科へ相談しましょう。
市販薬やスキンケアを続けても改善しない場合や、ニキビが同じ場所に何度もできる場合も受診の目安です。炎症が強いニキビを放置すると、赤みや色素沈着、凹凸のあるニキビ跡につながることがあります。

まずニキビの症状を抑えたい方は一般皮膚科、ニキビを治すだけでなく赤みや色素沈着など見た目まできれいに整えたい方は美容皮膚科に行きましょう。
一般皮膚科では保険診療による塗り薬や飲み薬などでニキビの治療を受けられます。一方、美容皮膚科ではニキビの状態に合わせて、ケミカルピーリングや光治療(ライムライト)など、ニキビ跡や赤みまで含めた治療ができます。
「薬でまず症状を抑えたい」「ニキビ跡まで含めて肌をきれいにしたい」など、目的に合わせて受診先を選ぶことがポイントです。詳しい皮膚科の選び方については以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビ治療で保険適用外になるのは?自費治療との違いを解説

ニキビと睡眠についてよくある質問

何時間寝ればニキビ予防になる?

二キビ予防を考えるなら、7〜8時間の睡眠を目安にしましょう。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人は6時間以上の睡眠時間を確保することが推奨されています。ニキビ予防では、まず6時間を下回らないようにし、できる範囲で7〜8時間の睡眠時間を確保することがおすすめです。

寝る時間が遅いとニキビはできやすい?

就寝時刻が遅いことだけで、ニキビができやすくなるわけではありません。
23時に寝るか1時に寝るかよりも、十分な睡眠時間を確保できているかがポイントです。ただし、夜更かしによって睡眠時間が短くなる場合は、就寝時刻を早めて7〜8時間の睡眠を確保しましょう。

休日の寝だめでも睡眠不足を補える?

休日に長く寝るだけでは、平日の睡眠不足を十分に補うことはできません。
休日だけ起床時刻が大幅に遅くなると、平日との生活リズムにずれが生じ、夜に眠れなくなる原因にもなります。休日も平日と起床時刻を大きく変えず、普段から7〜8時間の睡眠を確保することを意識しましょう。

まずは無料カウンセリング

VISIA

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくニキビの種類や状態をチェックし、状態に合ったホームケアなどのアドバイスなども行っています。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

まとめ

睡眠不足によるニキビを防ぐには、7〜8時間を目安に睡眠時間を確保し、毎日の睡眠リズムを整えることが大切です。重要なポイントは以下の通りです。

・睡眠不足は皮脂の増加や肌の炎症などに影響し、ニキビにつながる
・「22時〜2時」にこだわらず、入眠後の深い睡眠と7〜8時間の睡眠時間を確保する
・朝日を浴びる、寝る前のスマートフォンを控える、就寝90分前に40℃程度のお湯に15分入浴するなど、睡眠の質を高める習慣を取り入れる

一方で、睡眠を整えても赤く腫れたニキビを繰り返す場合は、睡眠以外の原因が関係している可能性があります。症状を抑えることを優先するなら一般皮膚科、ニキビだけでなく赤みや色素沈着など見た目まで改善したい場合は美容皮膚科への相談を検討しましょう。「睡眠を改善してもニキビが治らない」「自分のニキビに合った治療を知りたい」という方は、専門医に肌状態を相談してみましょう。

このページの監修医師

土屋先生

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長

・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会

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