
毎日きちんと日焼け止めを塗っているつもりでも、気づけば頬や手の甲にシミが増えていた――。そんな経験に、鏡を見るたびにため息をついている方は少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、シミができる仕組みから、シミの種類、予防法、日焼け直後の対処法、セルフケアの限界、そして治療法までを医学的な観点から解説します。シミを防ぐには何をすればよいのか、すでにできてしまったシミはどう向き合えばよいのか、ここで整理していきましょう。
日焼けはシミの原因になる?日焼けとシミの関係
日焼けは、シミができる最も大きな原因のひとつです。
日焼けとシミの関係を正しく理解するには、肌の中で何が起きているかを知ることが重要です。
紫外線は表面だけでなく、肌の内部にまで影響を与え、色素の生成・排出バランスを崩します。ここでは、紫外線を浴びてからシミとして定着するまでの流れを整理し、「なぜ防げるはずのメラニンがシミになるのか」を分かりやすく解説します。
紫外線でシミができる仕組み

日焼けでシミができるのは、紫外線によって作られたメラニン(黒い色素)が肌に残るためです。
紫外線を浴びると、肌は細胞を守る防御反応としてメラニンを生成します。本来、メラニンは肌のターンオーバーによって古い角質と一緒に排出されます。
しかし、強い日焼けや紫外線を繰り返し浴びる生活が続くと、メラニンの生成量が排出量を上回り、肌に蓄積しやすくなります。特に、屋外活動が多い方、通勤や洗濯などで毎日10〜20分以上直射日光を浴びる生活習慣がある方は、本人の自覚がないまま紫外線ダメージを積み重ねています。その結果、時間の経過とともにシミとして目立つようになります。日焼け直後にシミができるわけではなく、紫外線によるダメージの積み重ねが将来のシミにつながる点がポイントです。
- 1.紫外線の刺激でメラノサイトが活発化
- 2.メラニンがたくさん作られる
- 3.ターンオーバーでメラニンを外に出すが追いつかない
- 4.メラニンが肌に残り色素沈着となる
UVAとUVBによる肌への影響

シミは、UVAとUVBの両方の紫外線による影響でできやすくなります。
UVAは肌の奥(真皮)まで届き、メラニンの生成を促すだけでなく、肌のハリを支える組織にもダメージを与えます。
一方、UVBは肌の表面(表皮)に強く作用し、赤みやヒリヒリとした炎症を引き起こします。
この二つの紫外線の炎症から肌を守るためにメラニンが多く作られることがシミができる原因の一つです。そのため、シミを予防するにはUVAだけ、UVBだけを防げばよいわけではありません。PA表示でUVA対策、SPF表示でUVB対策ができる日焼け止めを選び、両方の紫外線から肌を守ることが大切です。
日焼け後の黒い斑点は、薄くなるものと残るものに分かれる

日焼け後の黒い斑点には、時間とともに薄くなるものと、自然には消えにくいものがあります。
日焼けによって肌全体が黒くなる現象と、一部分に色素が残るシミでは、原因やその後の経過が異なるためです。また、日焼けをきっかけに、以前からあった斑点が濃く見えることもあります。
「しばらく待てば消えるのか」「シミ取りが必要なのか」を判断するには、日焼けからの日数だけでなく、色・形・場所も手がかりになります。まずは斑点の種類から確認していきましょう。紫外線が肌に与える影響は紫外線の種類とシミの関係でも解説しています。自然に消えるシミと残るものについて詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:シミは自然に消える?消えない理由と肌の仕組みを解説
日焼け後に出る黒い斑点の見分け方|4つのタイプと、間違えやすいもの
日焼け後の黒い斑点は、現れた時期や色、形、できた場所によって、種類を見分ける手がかりが得られます。
日焼けと関わりの深い炎症後色素沈着・そばかす・老人性色素斑・肝斑に加え、ほくろや皮膚の病気にも注意が必要です。まずは比較表で特徴を整理し、気になるものを各項目から詳しく確認しましょう。
| 種類 | 見た目の手がかり | 現れやすい場所 | 自然に薄くなるか |
|---|---|---|---|
| 炎症後色素沈着 | 赤み・皮むけのあとに茶色く残る | 強く日焼けした部位 | 時間とともに薄くなることがある |
| そばかす | 小さな茶色い点が散らばる | 鼻・頬 | 季節で濃淡が変わる |
| 老人性色素斑 | 輪郭が比較的はっきりした平らな斑 | 頬・手の甲・腕 | 自然には消えにくい |
| 肝斑 | 左右対称のぼんやりした色むら | 頬骨の周辺 | 紫外線などで濃淡が変わる |
| ほくろ・脂漏性角化症など | 盛り上がりやざらつきを伴うことがある | 顔・身体 | 種類によって異なる |
| 皮膚がんなど | 形・色の不規則さや変化がみられることがある | 全身 | 早めに皮膚科で診断 |
※この表は診断表ではありません。新しい斑点や変化する病変は、見た目だけで良性と判断しないでください。
日焼けの数週間後、赤みのあった場所に茶色く残る|炎症後色素沈着

日焼けによる炎症が強い場合、炎症後色素沈着としてシミが残ることがあります。
これは、日焼けによって赤くなった肌が回復する過程で、メラニンが過剰に作られ、そのまま残ってしまう状態です。特に、ヒリヒリするほどの強い日焼け、皮むけを伴う日焼けは、炎症レベルが高く、色素沈着リスクが上がります。
また、日焼け後に肌をこする、ピーリングやスクラブを行うと、炎症が長引き、色素沈着が固定化しやすくなります。炎症後色素沈着は数か月で薄くなるケースもありますが、ケア不足や再度の紫外線を浴び続けることで長期化してしまいます。早期のケアと紫外線対策が、その後の色素沈着を左右します。
関連記事:炎症後色素沈着の原因と対策
鼻や頬に小さな点が増えたように見える|そばかすが濃くなった

そばかす(雀卵斑)は遺伝の影響が強く、家族にそばかすがある場合は発症しやすいです。
多くは幼少期から見られ、もともと色白の人に多く現れます。
ただし紫外線を浴びるとメラニン生成が促され、そばかすは濃くなったり増えたりします。
季節や日差しの強さで変動しやすいため、紫外線対策が重要です。
輪郭がはっきりした平らな茶色の斑|老人性色素斑

老人性色素斑は、長年の紫外線ダメージが原因でできる最も一般的なシミです。
主に頬、こめかみ、手の甲など、日光を浴びやすい部位に現れやすく、30代後半〜40代以降に目立ち始めます。
特徴として、輪郭が比較的はっきりしており、最初は薄茶色でも、放置すると徐々に濃くなる傾向があります。これは、過去10年〜20年分の紫外線ダメージが蓄積した結果シミとして症状が発症するケースが多いためです。
関連記事:老人性色素斑の特徴
頬骨のあたりに左右対称に、もやっと広がる|肝斑

肝斑は日焼けが直接の原因でできるシミではありませんが、紫外線を浴びることで濃くなったり、範囲が広がったりすることがあります。
肝斑は頬骨のあたりに左右対称に現れやすい褐色のシミで、ホルモンバランスの変化や肌への摩擦などが主な原因です。しかし、紫外線もメラニンの生成を促すため、肝斑を悪化させる要因の一つとされています。そのため、肝斑の改善や再発予防には治療だけでなく、日焼け止めや帽子などによる紫外線対策を継続することが大切です。肝斑の見分け方について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:肝斑の特徴と治療
ざらつく、盛り上がっている斑点|脂漏性角化症・ほくろ・イボ

触るとざらつく、皮膚から盛り上がっている黒い斑点は、平らなシミとは異なる病変のことがあります。 脂漏性角化症やほくろ、イボなどは、茶色や黒色でも皮膚の変化の仕方が違うためです。
例えば、頬の斑点が年齢とともに少しずつ厚くなり、表面がざらざらしてきた場合は、脂漏性角化症の特徴に当てはまります。一方、ほくろは平らなものも盛り上がったものもあり、見た目だけで種類を断定できません。
特に、短期間で盛り上がったり出血したりする斑点は、単なるイボと決めつけないでください。通常のシミ取りレーザーで対処する前に、皮膚科で診断を受ける必要があります。盛り上がったシミの種類もご覧ください。
関連記事:盛り上がったシミの種類
形がいびつ、色にむらがある、急に大きくなる|皮膚がんを疑うサイン

黒い斑点の形や色が変わっている場合は、日焼けによるシミと決めつけず、皮膚がんとの区別が必要です。
注意したいのは、左右非対称の形、ギザギザした輪郭、黒・茶色・赤などの色むら、短期間での拡大、出血やかさぶたを繰り返す変化です。直径6mm以上も注意点の一つですが、それより小さい病変でも皮膚がんは見つかります。
これらの特徴があるからといって、必ず悪性というわけではありません。ただし、気になる変化がある場合は、美容レーザーより先に一般皮膚科で診断を受けてください。シミと皮膚がんの違いも参考にしてください。
関連記事:シミと皮膚がんの違い
日焼け後の黒い斑点は消える?薄くなる斑点と、日焼けサロンの場合
日焼け後の黒い斑点が自然に消えるかどうかは、斑点の種類によって異なります。 炎症後に残った色素沈着は薄くなることがありますが、長年の紫外線の影響でできたシミは自然には消えにくい傾向があります。また、太陽光だけでなく、日焼けサロンや日焼けマシンでも斑点が目立つことがあります。ここでは、色が薄くなるまでの目安と、人工的な日焼けによる影響を分けて説明します。
薄くなるのは浅い色素沈着|数か月たっても残るなら別のタイプを疑う

日焼け後の浅い色素沈着は、時間とともに自然に薄くなることがありますが、すべてのシミが自然に消えるわけではありません。
日焼けによる炎症で増えたメラニンは、肌の生まれ変わりとともに徐々に排出されます。ただし、色素が残った深さや炎症の程度によって、薄くなるまでの期間は異なります。米国皮膚科学会(AAD)によると、炎症後色素沈着は薄くなるまで6〜12か月かかることがあり、深い部分に色素が残るとさらに長引くこともあります。
日焼けサロンや日焼けマシンのあとに出る斑点も、紫外線による色素沈着

日焼けサロンや日焼けマシンのあとに出る黒い斑点も、太陽光と同じく紫外線によって目立つことがあります。 日焼けマシンは主にUVAを照射しますが、UVBを含む機器もあり、肌へのダメージが蓄積するためです。
例えば、マシンの使用後に鼻のそばかすが濃くなったり、腕の斑点が以前よりはっきり見えたりすることがあります。単に日焼けで肌全体が黒くなった状態と、点状のシミが残っている状態は区別が必要です。
世界保健機関(WHO)は日焼けマシンによる皮膚がんのリスクを指摘しています。斑点の有無にかかわらず、肌を黒くする目的での使用は避けてください。新しい斑点に形や色の変化があれば、皮膚科で診断を受けましょう。
日焼け後に斑点を濃くしないための過ごし方
日焼け後の斑点を濃くしないためには、肌の炎症を落ち着かせ、余計な刺激を加えないことが大切です。 日焼けした肌は赤みや乾燥が出やすく、こすったり無理に皮を剥がしたりすると、炎症が長引くためです。日焼け直後、皮むけが始まった時期、赤みが引いたあとの時期では、適したケアも異なります。ここでは、自宅での冷却と保湿、摩擦を減らす方法、美白化粧品の使い方を順に説明します。
赤み・ほてりがあるうちは、冷やして保湿する

日焼けした部分に赤みやほてりがある間は、まず冷やして肌を落ち着かせてください。 紫外線で皮膚に炎症が起きている状態なので、シミを薄くする美容液よりも、痛みや乾燥への対応を優先するためです。冷たい水で濡らした清潔なタオルを、こすらずに肌に当てます。氷や保冷剤を直接押し当てると冷やしすぎによる刺激になるため、使用する場合はタオルで包んでください。熱感が落ち着いたら、香料などの刺激が少ない保湿剤で乾燥を防ぎます。
水ぶくれが広範囲にできている、痛みが強い、発熱や体調不良がある場合は、通常のスキンケアでは対応できません。皮膚科などの医療機関を受診してください。
皮むけを剥がさず、洗顔・タオル・メイクの摩擦を減らす

日焼け後に皮がむけ始めたら、無理に剥がさず、自然に落ちるのを待ってください。 皮むけは傷ついた肌が回復する過程で起こり、引っ張って剥がすと下の皮膚まで傷つけるためです。
例えば、鼻や頬の皮が浮いていても、指で取ったりスクラブで削ったりしないでください。洗顔は泡で優しく洗い、タオルは押し当てるようにして水分を取ります。皮むけを隠すためにファンデーションを厚く重ねると、落とす際の摩擦も増えます。
皮がむけている間はピーリング剤や刺激の強い美容液を休み、肌が回復するまで摩擦を減らしてください。赤みや痛みが続く場合は、無理にメイクで隠さず医師に相談しましょう。
美白化粧品とメイクは、斑点を整える補助として使う

日焼け後の美白化粧品は、赤みやヒリつきが落ち着いてから使用してください。 炎症が残る肌に新しい美容液を重ねると、しみたり赤みが強くなったりすることがあるためです。
美白有効成分を配合した化粧品は、主にメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ目的で使います。ただし、すでにできた濃いシミを完全に取り除くものではありません。使い始めて刺激を感じたら、使用を中止してください。
また、コンシーラーやファンデーションは斑点を一時的に隠せますが、色素そのものを薄くする効果はありません。肌の回復を優先し、化粧品は予防と見た目のカバーに役割を分けて使用してください。
日焼け直後に起こる肌の変化

日焼け直後は、赤み、ほてり、軽い腫れなどの炎症反応が中心となり、この段階では見た目上はシミではありません。
ただし、肌内部ではすでにメラニン生成が活発化しており、同時に紫外線によるダメージでコラーゲンやエラスチンの変性(サイバーン)が始まっています。
さらに、炎症によって色素が過剰に作られやすい状態(サイタン)にも傾くため、赤みが引いた後もメラニンの産生と蓄積は継続します。
特に赤くなるタイプの日焼けは真皮レベルまで影響している可能性があり、表面的な回復=ダメージ回復ではありません。この時期に冷却・十分な保湿・紫外線遮断を徹底できるかどうかが、サイバーンやサイタンの進行を抑え、将来的にシミとして残るかどうかを左右する重要な分岐点になります。
数か月〜数年後にシミが目立つ理由

数か月〜数年後にシミが目立つのは、肌の排出能力と年齢変化が関係しています。
若い頃はターンオーバーが比較的早く、メラニンも排出されやすいですが、年齢とともに排出スピードが低下します。その結果、過去の紫外線ダメージで作られたメラニンが徐々に蓄積され、あるタイミングで一気に表面化します。これが「急にシミが増えた」と感じる正体です。実際には、数年前の日焼けが原因であることも多く、直近の生活だけでは説明がつかないケースが少なくありません。だからこそ、今の紫外線対策は「未来のシミ対策」であり、短期的な見た目以上に長期視点が重要になります。シミと年齢の関係について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:シミは何歳から?20代・30代・40代・50代シミのなぜを解説
クリニックに相談するタイミングと、診察の流れ
日焼け後の黒い斑点が長く残る場合や、形・色が変化する場合は、医療機関で原因を確認してください。 自然に薄くなる色素沈着と、早めの診断が必要な病変では、受診の時期も受診先も異なります。美容皮膚科ではシミの種類と治療方法を相談できますが、出血や急な形の変化がある病変は、まず一般皮膚科での診断が必要です。ここでは受診の目安と、当院でのカウンセリングから施術までの流れを説明します。
受診の目安|薄くならない、濃くなる、形や色が変わる
日焼け後の斑点は、色が残っている期間だけでなく、変化の仕方によって受診のタイミングが異なります。 単に色素沈着が長引いている場合と、別の病気が隠れている場合では、優先する対応が違うためです。
| 斑点・肌の状態 | 受診の目安 |
|---|---|
| 数か月たっても薄くならない | 皮膚科・美容皮膚科でシミの種類を確認 |
| 以前より濃くなる、広がる | 皮膚科で原因を確認 |
| 形や色が変わる、出血する | 早めに一般皮膚科を受診 |
| 強い痛み、水ぶくれ、発熱がある | 日焼けによる炎症の診察を優先 |
例えば、以前からある平らな斑点が変わらず残る場合はシミ治療の相談ができますが、数週間で形が変わる場合は美容レーザーを先に受けないでください。異常な変化があるときは、自然に消えるのを待たずに診察を受けてください。
カウンセリングからVISIA・医師の診察まで

シミ治療では、施術を受ける前に斑点の種類と肌の状態を確認します。 見た目が似ているシミでも、肝斑の有無や日焼け後の炎症によって、適した治療が異なるためです。
一般的な診察では、斑点が現れた時期、変化の有無、日焼けの程度、普段のケアなどを確認します。当院ではカウンセリングに加え、VISIA Evolutionでシミや色むらなどを撮影し、医師が診察します。
診察後は施術内容、費用、必要な回数、施術後の注意点をご説明します。詳しくはVISIAによる肌診断をご覧ください。
関連記事:VISIAによる肌診断
日焼け直後は、施術を待つことがある

画像のような日焼け直後で赤みや炎症が残っている肌には、シミ取りレーザーや光治療をすぐに行えないことがあります。 紫外線で傷ついた肌にさらに刺激を加えると、赤みや色素沈着、やけどなどが起こりやすくなるためです。
例えば、旅行から帰った翌日に頬がヒリヒリしている状態では、シミが気になってもまず肌の回復を優先します。
ただし、2週間たてば必ず施術できるという意味ではありません。日焼けの程度や赤みの残り方を医師が確認し、照射できる時期を決めます。 詳しくは日焼け後のシミ治療をご覧ください。
関連記事:シミ取りレーザーができない人とは?理由別の見分け方と代わりの治療
次の日焼けで斑点を増やさない紫外線対策
日焼け予防は、毎日の習慣として気軽にできることから始めるのが大切です。
まずは日焼け止めをムラなくしっかり塗ること、そして日傘や帽子を使って直接日差しを避けることが基本です。
また、紫外線の強い時間帯の外出を控えることも効果的です。細かい対策は下記で詳しく紹介します。
日焼け止めは「量」と「塗り直し」で効果が変わる

日焼け止めは「塗っているつもり」では効果が十分に発揮されません。
顔の場合、使用量の目安は約0.8〜1円玉2枚分程度です。量が少ないと、表示されているSPF・PAの効果は大幅に低下してしまいます。
また、朝1回塗って終わりではなく、屋外に出る場合は2〜3時間おきの塗り直しが必要です。日焼け止めは汗や皮脂、マスクの摩擦によって、実際の紫外線防御力は時間とともに低下してしまいます。日常生活ではSPF30・PA+++以上、屋外レジャーではSPF50+・PA++++を目安に選ぶと、シーンに応じた対策ができます。正しい量と頻度を行うことが、将来のシミ発症に直結します。
帽子・日傘・UVカット衣類と、塗り忘れやすい場所

日焼け止めだけに頼らず、帽子・日傘・UVカット衣類などを組み合わせることで、紫外線によるシミの発生を防ぎやすくなります。
日焼け止めは塗りむらが生じたり、汗や摩擦で落ちたりするため、物理的に日差しを遮る対策も重要です。
例えば、つばの広い帽子は顔に当たる紫外線を減らし、日傘は顔や首元を日差しから守ります。海やプールでは、ラッシュガードを着用することで背中や肩の日焼け対策にもなります。
紫外線が強い時間帯を避ける

紫外線が最も強いのは画像にあるように10時〜14時で、この時間帯の直射日光を避けるだけでも、1日の紫外線量を大きく減らせます。
通勤・洗濯・ゴミ出しなどの短時間でも紫外線は積み重なるため、「短時間だから大丈夫」という意識を見直すことが、将来のシミ予防につながります。
食事や睡眠などの生活習慣を整える

日焼けによるシミを防ぐには、日々の食事や睡眠を整えることも大切です。
栄養の偏りや睡眠不足は、メラニンを排出するターンオーバーの働きを乱す原因になるからです。
食事のおすすめは、ビタミンCを多く含むキウイや柑橘類、パプリカ、ビタミンEを含むナッツ類やアボカドがおすすめです。
また、睡眠中は肌の修復が進むため、毎日7〜8時間を目安に十分な睡眠を確保することも重要です。紫外線対策とあわせて生活習慣を見直すことで、シミができにくい肌づくりにつながります。
日焼けをした直後の対処法
日焼け後のケアは、シミを防ぐためにとても重要です。
日焼けを感じたら、できるだけ早く冷やして肌のほてりや炎症を抑え、ダメージの進行を食い止めましょう。
応急処置を早く始めるほどシミの悪化を防げるため、すぐに対処することが大切です。この後、詳しいケア方法について説明します。
赤みやほてりを冷やす

日焼け後は、まず速やかに肌を冷やしてほてりや炎症を抑えることが大切です。
理想は紫外線を浴びた数分以内から30分程度以内に冷却を始めるのが望ましく、その後10〜15分間冷水で濡らしたタオルや保冷剤をタオルで包んで当てる方法が効果的です。
肌の熱が落ち着いたら十分に保湿する

肌の熱が落ち着いたら、化粧水と乳液・クリームで十分に保湿しましょう。
日焼け後の肌は水分が失われやすく、乾燥すると肌のバリア機能が低下し、炎症が長引いたり色素沈着を起こしやすくなります。熱が引いたことを確認したら、低刺激でアルコールや香料の少ない保湿剤を使い、肌に優しくなじませてください。
保湿後は摩擦を避け、数日間はピーリングやスクラブなど刺激の強いスキンケアは控えることも大切です。肌のうるおいを保つことで、日焼け後の回復をサポートできます。
できてしまったシミの改善方法

できてしまったシミの改善方法は、即効性のある医療治療から、日常的に続けられるセルフケアまで幅広くあります。
まずは美白成分を含む化粧品や生活習慣の見直しで徐々に薄くしていき、効果を実感できない場合は専門クリニックでのレーザー治療や内服療法など段階的に進める方法が効果的です。まずはセルフケアの方法から解説いたします。
日焼けによるシミの治療法
紫外線対策や美白化粧品を続けても改善しない場合は、美容皮膚科などへの相談が次の選択肢になります。これから紹介するレーザー治療や光治療、内服・外用薬の多くは自由診療にあたり、保険が適用される一般皮膚科の治療とは費用の考え方が異なります。シミの種類や濃さ、肌の状態によって適した治療法が異なるため、まずは自分のシミがどのタイプかを診察で確認することが第一歩です。
内服薬でメラニン生成を抑制

セルフケアで効果が見えにくい場合は、内服薬の服用がおすすめです。
代表的な成分には、メラニン生成を抑えるトラネキサム酸、抗酸化作用のあるビタミンC・E、そして肌のターンオーバーを助けるL-システインがあります。これらは体の内側からメラニンの過剰生成を抑制し、シミの改善や予防に役立ちます。
ただし、副作用の可能性もあるため、医師の指導のもと服用することが大切です。
医療機関でのレーザーやピーリング治療
即効性と根本的な改善を望むなら、医療機関でのレーザーやピーリング治療が効果的です。
レーザーはメラニン色素をピンポイントで破壊し、シミを短期間で薄くすることができ、肌のトーンや質感も向上します。
ピーリングは古い角質を除去し、肌の再生を促進し、根本的なシミの治療が期待できます。
ピーリングはダウンタイムがなく、レーザー治療も数日から2週間程度と短期間のダウンタイムが、専門医が適切に行うため安全性が高く、満足度も高いです。
浜松でシミ取りならハートライフクリニックへ
当院は、浜松駅/新浜松駅から徒歩3分に位置する美容皮膚科クリニックです。浜松市の方をはじめ、磐田市や袋井市などからも多くの患者様にご来院いただいております。
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当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくシミの種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。浜松で安全性の高いピコレーザー等のシミ取り治療をお探しなら、当院(ハートライフクリニック)の専門ページをご覧ください。
【ハートライフクリニックの基本情報・アクセス】
クリニック名:医療法人社団健美心ハートライフクリニック
住所:〒430-0933 静岡県浜松市中央区鍛冶町1−35 中村企画ビル2階
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診療時間:10:00-18:00(最終受付17:00)
休診日:火曜日
電話番号:静岡県内の方 0120-611-079/地域外の方 053-451-1403
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まとめ|日焼けとシミ予防は日々の積み重ねが鍵
日焼け後の黒い斑点には、自然に薄くなる色素沈着と、残りやすいシミがあります。 日焼けの赤みが引いたあとに茶色く残るもの、鼻や頬の細かなそばかす、輪郭のはっきりしたシミなど、見た目によって考えられる種類は異なります。押さえておきたいのは次の4点です。
- ・炎症後色素沈着は数か月以上かけて薄くなることがある
- ・そばかす・老人性色素斑・肝斑では対処法が異なる
- ・形や色が変化する斑点は美容施術より先に皮膚科で診断を受ける
- ・日焼け直後は冷却と保湿を優先し、その後も紫外線対策を続ける
数か月たっても変化がない斑点や、治療方法に迷うシミは、医師の診察で種類を確認できます。ご自身の斑点がどのタイプかわからない方は、無料カウンセリングでご相談ください。
このページの監修医師

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長
・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会




