
「紫外線だけがシミの原因」と思っていませんか?実は、シミはさまざまな要因が重なって起こります。そこで今回は、シミができる根本的なメカニズムを肌の仕組みからわかりやすく解説し、日常生活の中でシミを増やさないためのポイントをお伝えします。シミの“本当の原因”を知ることが、予防と改善の第一歩です。
シミの原因はメラニンが増え、肌の一部に色が残ること
シミは、肌の中で作られたメラニン色素が一部に蓄積し、茶色や黒っぽい色として目立つようになったものです。
メラニンは本来、紫外線から肌を守る役割があります。しかし、紫外線や摩擦などの刺激によって過剰に作られたり、肌の生まれ変わりによって十分に排出されなかったりすると、色素が残りやすくなります。ただし、シミの種類によって発生する仕組みや色素が存在する深さは異なります。まずは、メラニンが肌に残る仕組みと、正常な肌との違いを確認しましょう。
メラニン色素の沈着

シミは、肌の中にある「メラノサイト」という細胞が作り出すメラニン色素が過剰に残ることで起こります。
メラニンは本来、紫外線や外的刺激から肌を守るために作られる大切な防御成分です。しかし、その量が増えすぎたり、排出がうまくいかなくなると、肌の中にとどまり、茶色や黒っぽいシミとして見えるようになります。
つまり、シミは汚れや血色ではなく、肌内部で起きているメラニンの蓄積です。この仕組みを理解することで、正しいケアと予防の方向性が見えてきます。
正常な肌との違い

シミがある肌と健康な肌の違いは、「メラニンの排出力」にあります。
健康な肌では、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)によって古い角質とともにメラニンが自然に押し出されます。しかし、加齢や睡眠不足、乾燥などでこのサイクルが乱れると、メラニンが肌の中にとどまり、色が沈着して見えるようになります。たとえるなら、ベルトコンベアが正常に動いていれば不良品は外に出ますが、動きが遅くなると中に溜まってしまうようなものです。
この“排出の滞り”が続くほど、肌はくすみやすく、シミが目立つようになります。つまり、シミを防ぐには、肌の代謝を整えることが何より大切です。
原因① 紫外線はシミを作る主な原因になる

シミの代表的な原因は、長年にわたって浴び続けた紫外線です。
特に、画像にあるような、年齢とともに目立ちやすくなる老人性色素斑(日光黒子)は、紫外線の影響が大きく関係しています。紫外線にはUVAとUVBがあり、肌への届き方や働きが異なります。日焼けをした記憶がなくてもシミができる理由を、紫外線の種類と日常生活の2つの視点から説明します。
UVAは肌の奥まで届き、UVBは日焼けによる炎症を起こす

UVAとUVBは、どちらもシミの原因になる紫外線ですが、肌への影響が異なります。
UVAは肌の奥まで届きやすく、メラニンの生成を促してシミや肌の老化に関係します。
一方、UVBは主に肌の表面に作用し、赤みやヒリヒリした痛みを伴う日焼けを引き起こします。
例えば、海や屋外で長時間過ごしたあとに肌が赤くなるのは、主にUVBの影響です。ただし、肌が赤くならなくてもUVAによる影響は受けています。
そのため、日焼け止めはUVBを防ぐ「SPF」と、UVAを防ぐ「PA」の両方を確認して選びましょう。日焼け後の肌の変化については、紫外線とシミの関係を解説した記事でも紹介しています。
関連記事:紫外線とシミの関係
窓越しや曇りの日、春先の紫外線もシミの原因になる

紫外線は一年中降り注いでいるため、画像にあるように、夏だけでなく曇りの日や冬でもシミの原因になります。
特にUVAは窓ガラスを通過するため、車の運転中や室内の窓際でも肌に届きます。また、通勤や買い物など、短時間の外出でも紫外線を繰り返し浴びることで、肌へのダメージが蓄積しています。
当院でも「日焼け止めを塗っているのにシミが増える」というご相談がありますが、塗る量や冬場の使用状況などを確認すると「冬場には塗っていない」や「外に出ないから大丈夫だと思っていた」という方が多いです。
日焼け止めは季節を問わず使用し、汗などで落ちた場合は塗り直しましょう。 ただし、紫外線対策を続けてもシミが増える場合は、肝斑など別の原因が関係していることもあります。
原因② 摩擦や炎症によってもシミはできる

画像のようなシミのような茶色い跡は、紫外線だけでなく、肌を繰り返しこすることやニキビなどの炎症によっても生じます。肌に炎症が起こるとメラニンが増え、その部分に色素沈着が残ることがあります。日焼け止めを使っているのに色が残る方は、洗顔やクレンジングの摩擦、マスクの擦れ、ニキビ跡など、日々の肌への刺激も振り返ってみましょう。
洗顔・メイク落とし・マスク・ひげ剃りの摩擦が色素沈着につながる

洗顔やクレンジング、マスクなどで肌を繰り返しこすると、炎症が起こり、色素沈着につながってしまいます。
肌は摩擦による刺激を受けると、メラニンの生成が促され、茶色いシミのような跡が残ることがあります。
実際に当院でも、シミを薄くしようとして、洗顔やクレンジングの際に気になる部分を強くこすっている患者さまがいらっしゃいます。しかし、こすってもシミは取れず、かえって色素沈着を悪化させるおそれがあります。
また、マスクが当たる頬や、ひげ剃りで刺激を受ける口周りも注意が必要です。
シミを防ぐためにも、洗顔は十分に泡立てて優しく行い、クレンジングやメイクの際も肌を強くこすらないようにしましょう。他、シミができやすい生活習慣について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:シミができやすい人の特徴とは?体質・習慣のセルフチェックと予防法
ニキビ・虫刺され・かぶれのあとには茶色い色素沈着が残る

ニキビや虫刺され、かぶれなどの炎症が治まったあとに、茶色いシミのような跡が残ることがあります。これは「炎症後色素沈着」と呼ばれ、炎症によってメラニンが増えることが原因です。
例えば、赤ニキビが治った場所に茶色い点が残ったり、虫刺されをかきむしった部分が黒ずんだりする状態が当てはまります。時間とともに薄くなることもありますが、繰り返し触ったり紫外線を浴びたりすると長引くことがあります。色素が皮膚の深い部分に及んでいる場合は、改善に時間がかかることもあります。
ニキビは潰さず、かぶれやかゆみが続く場合は炎症そのものを治療しましょう。詳しくは炎症後色素沈着の記事をご覧ください。
関連記事:炎症後色素沈着
原因③ 女性ホルモンの変化や体質もシミに関係する
シミには、女性ホルモンの変化や遺伝的な体質が関係するものもあります。代表的なのが、妊娠などのホルモン変化と関連する肝斑や遺伝的な体質が関係するそばかすです。これらは紫外線だけが原因ではないため、日焼け止めを使っていても現れることがあります。それぞれの特徴を知ることが、原因の見当をつける手がかりになります。
女性ホルモンの変化は肝斑の発症に関係する

女性ホルモンの変化は、画像のような、頬に左右対称に広がる「肝斑」の発症や悪化に関係しています。
肝斑は、主に30〜40代の女性に見られる薄茶色のシミで、妊娠やピルの服用など、ホルモン環境の変化が関係することがあります。
実際に当院でも、妊娠・出産後や更年期にシミが気になり始め、診察で肝斑が確認された患者さまがいらっしゃいます。
ただし、同じ時期に現れたシミがすべて肝斑とは限らず、紫外線によるシミが混在していることもあります。
肝斑は一般的なシミ取りレーザーの強い照射で悪化するおそれがあるため、自己判断で治療を選ばず、医師の診察で種類を確認しましょう。
肝斑とほかのシミの違いについては、肝斑の原因と特徴で詳しく解説しています。
関連記事:シミと肝斑の違いを徹底解説|原因・見分け方・効果的な治療法と予防のポイント
そばかすは遺伝的な体質が関係し、幼少期から現れやすい

そばかすは遺伝的な体質が強く関係しており、幼少期から現れることが多いシミです。
鼻から両頬にかけて、数mm程度の小さな茶色い点が散らばるのが特徴です。家族にもそばかすがある方がいる場合は、体質が関係している手がかりになります。
また、そばかすは紫外線によって濃くなりやすく、夏に目立ち、冬に薄くなることがあります。例えば、子どもの頃から鼻や頬に小さな点があり、夏になると色が濃くなる場合は、そばかすの特徴に近い状態です。生まれ持った体質を変えることはできませんが、紫外線対策によって濃くなるのを抑えることはできます。詳しくはそばかすの原因をご覧ください。
関連記事:そばかすの原因を徹底解説
原因④ 加齢による紫外線の蓄積や生活習慣もシミに関係する
年齢を重ねると、長年浴びてきた紫外線の影響が肌に現れ、シミが目立ちやすくなります。また、肌の生まれ変わりの変化や、喫煙などの生活習慣も肌の状態に関係しています。ただし、生活習慣だけで特定のシミができるわけではなく、紫外線や体質など複数の要因が重なることもあります。当院の年代別患者データも交えて説明します。
加齢とともにシミが増え、年代によって目立つ種類も変わる

年齢とともにシミが目立ちやすくなる理由の一つは、長年浴びてきた紫外線の影響が肌に蓄積するためです。
実際、当院で2025年10月〜2026年10月にシミの相談で初診を受けた患者さまを年代別に見ると、40代が29%と最も多く、次いで30代が23%、50代が21%でした。30〜40代を合わせると52%になるため、この結果を見ても30代・40代から気になる方が増えてくることがわかると思います。
また、年代だけでシミの種類が決まるわけではなく、ニキビ跡の色素沈着、肝斑、老人性色素斑などは異なる年代でも見られます。年齢だけで判断せず、現れた時期や位置、見た目を確認しましょう。年代別の特徴は関連記事でも解説しています。
関連記事:シミは何歳から?20代・30代・40代・50代シミのなぜを解説
加齢や生活習慣によるターンオーバーの乱れ

睡眠不足やストレス、喫煙は肌の健康に影響しますが、シミの主な原因は紫外線や炎症などです。
年齢を重ねると、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が遅くなり、メラニンが肌に残りやすくなります。また、喫煙は肌の老化を進めることが分かっています。
例えば、30代以降にシミが増えたと感じる方は、長年浴びてきた紫外線の影響や、加齢による肌の変化が関係しています。
そのため、シミ予防では睡眠や食生活を整えるだけでなく、日焼け止めを毎日使用し、洗顔時に肌を強くこすらないことを優先しましょう。
自分のシミの原因は現れた時期や形から見当をつけられる
自分のシミの原因を知るには、いつ現れたのか、どこにできたのか、どのような形をしているのかを確認することが手がかりになります。
まずは経過から原因の見当をつけ、日常生活で減らせる刺激を見直しましょう。変化が気になる場合は医療機関で確認してください。
4つの質問から自分のシミの原因の見当をつける
シミの原因は、現れた時期や見た目、これまでの肌の状態からある程度見当をつけられます。
例えば、ニキビが治った場所に茶色い跡が残っている場合は炎症後色素沈着、頬骨のあたりに左右対称の色むらが広がっている場合は肝斑の特徴に近い状態です。
ただし、シミは1種類だけとは限りません。当院でも、肝斑と老人性色素斑が同じ頬に混在している患者さまがいらっしゃいます。肝斑は薄茶色く広がる一方、老人性色素斑は輪郭が比較的はっきりした茶色いシミとして現れます。混在している場合は、位置や見た目を医師が確認し、それぞれの種類を見分けます。自己判断で施術を選ばず、シミの種類と見分け方も参考にしてください。
| 確認すること | 考えられるシミの種類・原因 |
|---|---|
| 長年、日差しを浴びる機会が多かった? | 紫外線による老人性色素斑など |
| ニキビや虫刺され、かぶれのあとにできた? | 炎症後色素沈着 |
| 子どもの頃から鼻や頬に小さな点がある? | 遺伝的な体質が関係するそばかす |
| 30〜40代頃から両頬に薄茶色のシミが広がった? | 肝斑など |
関連記事:シミの種類と見分け方
シミを増やさないためには紫外線と摩擦の対策を優先する

シミをこれ以上増やさないためには、毎日の紫外線対策と肌への摩擦を減らすことが大切です。
紫外線は老人性色素斑やそばかすの原因になるだけでなく、肝斑を悪化させる要因にもなります。また、洗顔やクレンジングで肌を強くこすると炎症が起こり、色素沈着につながります。
具体的には、季節や天候に関係なく日焼け止めを使用し、外出時間が長い日は帽子や日傘も併用しましょう。洗顔は十分に泡立て、タオルで拭く際も肌をこすらず優しく押さえることが大切です。
また、ニキビやかぶれによる炎症を放置しないことも、色素沈着の予防につながります。
すでにできたシミをセルフケアだけで消すことは難しいため、まずは新たなシミを作らない習慣を身につけましょう。
日焼け止めの選び方や使い方は、紫外線対策の記事で詳しく紹介しています。
急に変化したシミやセルフケアで改善しないシミは受診する

シミの形や色が急に変化した場合は、美容目的のシミ取りより先に一般皮膚科で診察を受けてください。
短期間で大きくなる、左右非対称になる、輪郭がギザギザする、色に濃淡がある、出血やかさぶたを繰り返すといった変化は、皮膚がんなど別の病気でも見られます。
一方、以前からあるシミが化粧品を使っても薄くならず、見た目の改善を希望する場合は美容皮膚科で相談できます。美白化粧品は主にメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことを目的とするため、すでにできたシミを消すことはできません。
当院でも化粧品では改善しなかったというご相談を多くいただいています。急な変化や痛みがある場合は一般皮膚科、美容目的の治療を希望する場合は美容皮膚科を選びましょう。受診の目安に関する記事もご覧ください。
関連記事:シミ取りレーザーで癌になる?発がん性の有無と「シミに見える皮膚がん」の見分け方
代表的なシミの種類と特徴
シミはすべて同じものではなく、原因やできる場所によって種類が異なります。見た目が似ていても、適したケアや治療方法は大きく変わるため、まずは自分のシミがどのタイプなのかを知ることが大切です。
代表的なシミには、先ほど説明した肝斑のほか、日光黒子、そばかす、炎症後色素沈着、ADMなどがあります。それぞれ特徴や原因が異なるため、種類に合わせた対処が必要です。下記より詳しく説明いたします。
日光黒子(老人性色素班)

日光黒子は紫外線の影響でできる代表的なシミです。
長期間浴びた紫外線によってメラニンの生成が繰り返され、肌の一部に色素が残ることで発生します。
頬やこめかみ、手の甲など紫外線を浴びやすい場所にできやすく、輪郭が比較的はっきりした茶色いシミとして現れます。
例えば、若い頃に屋外で過ごす時間が長かった方が、30代以降になって頬のシミを気にするケースがあります。
日光黒子はスキンケアだけで薄くすることが難しいため、ピコスポットなどのレーザー治療が必要となります。
そばかす

そばかすは遺伝的な体質が関係する小さな色素斑です。
そばかすは医学的には「雀卵斑(じゃくらんはん)」と呼ばれ、メラニンを作りやすい体質が関係しています。
鼻や頬を中心に数mm程度の小さな茶色い斑点が左右に広がることが多く、幼少期から見られるケースもあります。
また、紫外線を浴びることで色が濃く見えることがあります。
例えば、子どもの頃から鼻周りに細かな斑点があり、夏になると目立つ方はそばかすの特徴に当てはまる場合があります。
そばかすも自然に治ることは少なく、日光黒子と同じくレーザー治療やIPL治療(ライムライト)が必要となります。そばかすについて詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:そばかすとシミの違いを徹底解説|原因・見分け方・効果的な予防と治療法
炎症後色素沈着

炎症後色素沈着はニキビや傷のあとに残る茶色い跡です。
肌に炎症が起こるとメラニンを作る細胞が刺激され、炎症が治まった後も色素が残ることがあります。
例えば、ニキビを繰り返し触ったり潰したりすると炎症が長引き、治った後に色素沈着として残りやすくなります。
炎症後色素沈着は時間の経過で薄くなるケースもありますが、紫外線や摩擦によって長引くことがあるため、刺激を減らすケアや紫外線対策が大切です。また、肌状態に合わせて、ハイドロキノンなどの外用薬や、ピコトーニングなどのレーザー治療を組み合わせること早期に治療することができます。
ADM

ADMは肌の深い部分に色素が存在するため、一般的なシミとは異なる特徴があります。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、肌の表面ではなく深い部分にメラニンを持つ細胞が存在することで起こります。
頬やこめかみに青みや灰色を帯びた小さな斑点として現れることが多く、20代頃から目立つ方もいます。ADMもスキンケアだけで薄くすることが難しいため、ピコスポットなどのレーザー治療が必要となります。ADMについて詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:【医師監修】シミADMとは?原因・見分け方と治療法を徹底解説
シミができやすい部位
顔の中でも、シミは特定の場所にできやすい傾向があります。
頬や鼻のまわり、こめかみなどは紫外線が当たりやすく、日常的に刺激を受けやすい部位です。また、表情の動きや摩擦の影響も関係しています。つまり、シミが多く出る場所にはそれぞれ理由があるのです。ここでは、部位ごとの特徴と原因を結びつけながら、シミができやすい部分を見ていきましょう。
紫外線を受けやすい顔の部位

顔の中でも特に紫外線を受けやすいのは、頬やおでこ、鼻の上など、光が真っ先に当たる“高い位置”です。
これらの部位は太陽の角度に合わせて常に露出しているため、日焼けやシミができやすくなります。たとえば、外を歩いているときや車を運転しているとき、無意識のうちに頬の片側ばかり光を受けていることもあります。また、マスクや帽子の影ができにくい額や鼻筋は、紫外線を浴びる時間が特に長い部分です。こうした日常の積み重ねが、気づかぬうちにシミの差として現れてきます。つまり、“顔の形状”と“行動習慣”が、紫外線による影響の差を生み出しているのです。頬のシミに関して詳しく説明した記事があるので、気になる方は以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:頬のシミ原因と消す方法は?種類別の見分け方と治療選び
摩擦や乾燥が起こりやすい部位

目元や口元は、顔の中でも特に摩擦や乾燥が起こりやすい部位です。
皮膚が薄くデリケートなため、メイクやクレンジング時にこすったり、マスクの着脱で擦れたりするだけでも負担になりやすいのです。こうした刺激が続くと、肌は自らを守ろうとしてメラニンを作り出し、結果として色素沈着が起こりやすくなります。さらに乾燥によってバリア機能が低下すると、刺激への反応がより強くなることも。スキンケアの際は、力を入れすぎずやさしく触れること、十分な保湿で摩擦と乾燥を防ぐことが大切です。日々の小さな積み重ねが、目元や口元の透明感を守る鍵になります。詳しい内容については以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:目元のシミを徹底解説|原因・種類・消す方法と治療法
シミができやすい人の共通点
シミができやすい人には、いくつかの共通した特徴があります。紫外線を多く浴びる生活習慣や、肌への摩擦・乾燥といった刺激が加わりやすいこと、そしてホルモンバランスの変化や体質なども関係しています。つまり、シミは“特別な人だけ”に起こるものではありません。ここでは、シミができやすい人に見られる傾向を整理し、自分の肌環境を見直すヒントを紹介します。
乾燥しやすく刺激を受けやすい肌状態
肌が乾燥すると、外からの刺激を防ぐバリア機能が弱まり、紫外線や摩擦の影響を受けやすくなります。
本来、肌表面の角質層は水分を保って外的刺激をはね返しますが、乾燥が進むとその働きが低下し、わずかな刺激でも炎症が起こりやすくなります。すると、肌を守ろうとしてメラニンが過剰に作られ、シミができやすい状態になります。たとえば冬の乾燥した季節には、同じ紫外線量でもシミが濃くなりやすいのです。つまり、乾燥は見た目のくすみだけでなく、シミを引き起こす原因のひとつといえます。日頃から丁寧な保湿を心がけることが、シミを防ぐために欠かせません。
日常のスキンケアや生活習慣の影響
毎日のスキンケアや生活習慣は、知らないうちにシミのリスクを高めることがあります。
洗顔やクレンジングで肌を強くこすったり、洗いすぎてうるおいを奪ったりすると、肌のバリア機能が低下して刺激に敏感になります。さらに、保湿が不十分な状態が続くと乾燥が進み、メラニンが過剰に作られやすくなります。睡眠不足や不規則な生活もホルモンバランスを乱し、ターンオーバーを滞らせる原因になります。こうした行動の積み重ねが、シミの発生を後押ししてしまうのです。日々の洗顔や保湿の方法を見直し、十分な休息をとることが、シミを防ぐための第一歩になります。
関連記事:シミができやすい人の特徴と原因|今日からできる予防と改善方法
シミをできにくくする方法
シミを完全に防ぐことは難しいものの、紫外線や摩擦、乾燥、肌の炎症を避け、健やかな肌を保つことで発生や悪化のリスクを抑えられます。下記より詳しく説明いたします。
肌をこすらず摩擦を減らす

強い摩擦は肌への刺激となり、色素沈着の原因になることがあります。洗顔時は泡で包むように洗い、タオルやクレンジングを使うときも肌を引っ張らないよう優しく扱いましょう。
保湿で肌を乾燥から守る

乾燥した肌は外部からの刺激を受けやすくなるため、毎日の保湿で肌状態を整えることが大切です。洗顔後は化粧水や乳液、クリームなどを使い、水分と油分を補いましょう。
生活習慣を整えて肌の状態を保つ

睡眠不足や栄養バランスの偏りは、肌の状態を整える力に影響します。そのため、シミ予防では日々の生活習慣を見直すことも大切です。
例えば、「睡眠時間を7~8時間確保する」、「肉や魚、卵、大豆製品などのたんぱく質を意識して摂る」、「野菜や果物からビタミン類を補う」など、肌に必要な栄養を不足させない食事を心がけましょう。
また、極端な食事制限や不規則な生活が続くと、肌のコンディションが乱れやすくなります。無理なく続けられる範囲で、睡眠や食事のリズムを整えることがシミ予防につながります。
ニキビや肌荒れを早めにケアする

ニキビや肌荒れを繰り返すと、炎症後色素沈着として茶色い跡が残る原因になります。そのため、ニキビの段階に合わせて早めに対処することが大切です。
例えば、白ニキビや黒ニキビなど炎症が起きていない段階では、洗顔や保湿などの基本的なスキンケアを見直すことで悪化を防げる場合があります。
一方で、赤みや腫れ、痛みを伴う赤ニキビは炎症が進んだ状態のため、自己流のケアだけでは跡が残るリスクがあります。
赤みや痛みのあるニキビが増えてきた場合や、同じ場所に繰り返しできる場合は、気になった段階で早めに美容皮膚科へ相談することで、炎症を抑えながらニキビ跡や色素沈着を防ぐ治療につなげられます。なぜ美容皮膚科に相談が必要なのかは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:ニキビ治療で保険適用外になるのは?自費治療との違いを解説
浜松でシミ取りならハートライフクリニックへ
当院は、浜松駅/新浜松駅から徒歩3分に位置する美容皮膚科クリニックです。浜松市の方をはじめ、磐田市や袋井市などからも多くの患者様にご来院いただいております。
当院では肌診断と医師の診察でシミの種類を確認する

VISIAを使うと、通常の写真では分かりにくい隠れシミを画像で確認できます。VISIA Evolutionは、シミ・しわ・色むら・毛穴・隠れシミ・赤みなど、8項目を解析する肌診断機器です。
当院でも、UV撮影によって隠れシミが確認された患者さまがいらっしゃいます。同じ患者さまの通常写真とUV画像を並べることで、見え方の違いを説明できます。ただし、UV画像に写る部分がすべて将来シミになるわけではなく、VISIAだけで種類を診断することもできません。最終的には医師がシミの位置や見た目を確認します。肌診断のみは3,300円(税込)、対象施術とセットの場合は無料です。撮影条件によって後日のご案内となることもあります。VISIA肌診断のご案内もご覧ください
関連記事:VISIA肌診断のご案内
当院ではシミの種類に合わせて施術を選び、通常料金をご案内する
シミ取りレーザーは、すべてのシミに同じ方法で照射できるわけではありません。
実際に当院でも、シミ取りレーザーを希望された患者さまが、診察で肝斑と判断されたため、希望されていた照射を行わなかった事例があります。肝斑は強いレーザー照射などの刺激によって色が濃くなるおそれがあり、一般的なシミと同じ治療が適しているとは限りません。そのため当院では、シミの位置や見た目、ほかのシミとの混在を確認してから治療方法をご案内しています。治療内容や回数は診察結果によって異なり、料金も変わります。以下に主な通常料金を掲載します。
| 施術名 | 通常料金(税込) |
|---|---|
| ピコスポット(顔1mm・1個) | 4,400円 |
| ピコトーニング(顔全体・1回) | 22,000円 |
| ライムライト(半顔・1回) | 22,000円 |
| ライムライト(全顔・1回) | 29,700円 |
| シミ取り放題(顔全体) | 175,000円 |
シミ取り治療の症例【当院事例】
まずは無料カウンセリングを

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。できてしまったシミはセルフケアでは改善が難しいです。そこで、当院では目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくシミの種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。浜松で安全性の高いピコレーザー等のシミ取り治療をお探しなら、当院(ハートライフクリニック)の専門ページをご覧ください。
【ハートライフクリニックの基本情報・アクセス】
クリニック名:医療法人社団健美心ハートライフクリニック
住所:〒430-0933 静岡県浜松市中央区鍛冶町1−35 中村企画ビル2階
アクセス:JR浜松駅北口徒歩3分、新浜松駅徒歩1分
診療時間:10:00-18:00(最終受付17:00)
休診日:火曜日
電話番号:静岡県内の方 0120-611-079/地域外の方 053-451-1403
【関連ページのご案内】
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まとめ
シミの主な原因は紫外線ですが、摩擦や炎症、女性ホルモンの変化、体質、加齢なども関係しています。まずは紫外線対策と肌を強くこすらない習慣を続けましょう。一方、複数の種類が混在するシミは、見た目だけでは原因を正確に判断できません。急な形の変化や出血がある場合は一般皮膚科で診察を受け、化粧品を使っても薄くならないシミや美容目的の治療については美容皮膚科でご相談ください。
このページの監修医師

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長
・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会




