
「ピコトーニングをやめると元のシミに戻る?」「一度始めたら一生通い続けないといけない?」と不安に感じていませんか。
実際に当院でも、治療を続けて肌が明るくなってくると、「ここでやめたら全部元に戻りますか?」と質問される患者さまがいらっしゃいます。そこで今回は、ピコトーニングをやめた後の変化、やめどきの判断、治療後の状態を維持する方法までわかりやすく解説します。
ピコトーニングをやめたら元の濃さに戻る?

ピコトーニングをやめても、治療前のシミやくすみがそのまま復活するわけではありません。
ただし、その後も新しい色素が生じたり、肝斑が再び濃くなったりするため、「戻った」と感じることがあります。何が濃くなっているのかを分けて考えることがポイントです。下記より詳しく解説します。
やめた後に「戻った」と感じる3つの理由
治療後に再びシミやくすみが目立っても、すべてが同じ原因ではありません。新しい色素が増えたのか、肝斑が再燃したのか、治療中に続けていたケアまでやめたのかを確認すると、その後に必要な対策がわかります。
紫外線で新しいメラニンが作られ続ける

ピコトーニングを終了しても、紫外線を浴びれば新しいメラニンが作られ、新たなシミやくすみが目立つことがあります。
レーザーをやめたことで薄くなった色素が元に戻るのではなく、治療後も肌は紫外線の影響を受け続けるためです。
当院でも、ピコトーニング終了後に日焼け対策などの肌ケアをほとんどしておらず、再びシミが気になって来院される患者さまがいらっしゃいました。
ピコトーニングを卒業した後も、紫外線対策は続けましょう。具体的な方法は後半で解説します。紫外線とシミの影響について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:日焼けでシミができる?仕組みと正しい予防・ケア方法
肝斑は治療後も再び濃くなることがある

肝斑は、一度薄くなっても再び濃くなることがあります。
肝斑は治療によって薄くなっても、妊娠やピルの服用などによるホルモンの変化がおきることや肌への摩擦などが重なることで再び目立つことがあるためです。
肌の摩擦については、たとえば、洗顔やクレンジングの際に頬を強くこする習慣が続いていたりすると、治療後に肝斑が濃くなることがあります。
2026年掲載の国際的な専門家による見解でも、肝斑は再発しやすく、治療後も継続した管理が必要な色素トラブルとして扱われていました。
そのため、ピコトーニングで肝斑が薄くなった後も、肌を強くこすらないなど、再び濃くなる要因を減らすことがポイントです。
レーザーと一緒に続けていたケアもやめている

ピコトーニングと一緒に内服・外用などを続けていた方は、レーザーと同時にそれらもやめることで、シミや肝斑が再び目立つことがあります。
レーザーだけでなく、内服や外用などもシミや肝斑の治療として併用しているため、すべてを一度にやめると治療中とは肌の状態が変わることがあります。
当院でも、ピコトーニングの照射を終了した後、肌状態に合わせて内服・外用やケアシスのみを継続する患者さまがいらっしゃいます。
ピコトーニングをやめる際は、併用している治療まで一度に終了せず、その後も続ける治療があるか医師に確認しましょう。
一生続ける必要はない:集中期と維持期の考え方
ピコトーニングは、一生同じ頻度で受け続ける治療ではありません。
必要な回数や照射間隔は肌状態によって異なりますが、一定の改善がみられた後は、間隔を広げて維持する方もいれば、そのまま治療を終了する方もいます。ここからは、実際に当院で行っている治療の進め方をもとに、月1回の集中期から維持期への移行、ピコトーニングをやめるタイミングまで順番に解説します。
集中期:1ヵ月おきに5〜10回で色ムラを整える

当院では、ピコトーニングを月1回のペースで行い、まず5回程度を目安に肌の変化を確認します。
低い出力で少しずつ色素に働きかける治療のため、1〜2回で終了するのではなく、複数回の照射が必要です。
5回ほど受けた段階で治療前の写真や肌状態と比較し、シミやくすみがどの程度薄くなったかを確認します。まだ改善が必要な場合は、そのまま治療を続け、5〜10回程度まで照射することがあります。
ただし、必要な回数はシミの種類や肝斑の状態によって異なります。5回・10回という回数だけで終了を決めず、肌の変化を確認しながら次の治療を決めます。
関連記事:ピコトーニングの効果はいつから?回数・経過の目安を解説
10回を目安に卒業または肌管理へ移行する

当院では、ピコトーニングを最大10回を目安に一区切りとし、その後も同じ照射を漫然と続けることはしていません。
トーニングは照射回数が増えるほど、肌の色が部分的に抜ける白斑などのリスクが高まることが報告されているためです。
10回までにシミやくすみが改善し、肌状態が安定していればピコトーニングは卒業します。
そのうえで「きれいになった肌を維持したい」「定期的に肌管理を続けたい」という希望がある方には、肌状態に合わせてケアシスやピーリングなどをご案内しています。
やめどきは診察・写真・VISIAで判断する

ピコトーニングは5〜10回程度を目安に行いますが、全員が同じ回数で終了するわけではありません。
シミや肝斑の状態、治療による変化には個人差があるため、肌を確認しながらやめどきを決める必要があるからです。
当院では、医師による診察に加えて、治療前後の写真や、目視ではわかりにくいシミや色ムラまで確認できる肌診断機VISIAの画像を比較し、治療による変化を確認しますたとえば5回ほど受けた時点で十分に改善していれば卒業を検討し、まだシミや色ムラが残っていれば、肌状態を確認しながら最大10回を目安に治療を続けます。
VISIAの数値だけで終了を決めるわけではありません。医師の診察、治療前後の写真、VISIAを合わせて確認し、現在の肌にピコトーニングが必要かを判断します。
やめた後も日焼け止めや摩擦対策を続ける
ここまで解説したように、ピコトーニングをやめた後も、紫外線によって新しいシミができたり、摩擦などの刺激によって肝斑が再び目立ったりすることがあります。そのため、ピコトーニングを卒業しても、治療後の肌を維持するためのケアは続けましょう。ここからは、日焼け止めや摩擦を避けるスキンケアをはじめ、必要に応じて行う内服・外用、ケアシスについて具体的に解説します。
日焼け止めは季節を問わず毎日使用する

ピコトーニングをやめた後も、日焼け止めは夏だけでなく一年を通して使用してください。
紫外線は夏や晴れた日だけに降り注ぐものではなく、秋冬や曇りの日にも地表へ届いています。特にUVAは窓ガラスも通過するため、長時間窓際で過ごす日や車を運転する日も対策が必要です。
日常生活ではSPF30・PA+++程度を目安にし、屋外で長時間過ごす日はSPF50+・PA++++の日焼け止めを使用します。汗をかいたりタオルで拭いたりした後は塗り直し、外出時間が長い日は帽子や日傘も組み合わせましょう。
また、肝斑は紫外線だけでなく可視光の影響も受けます。68人を対象とした比較試験では、可視光まで考慮した日焼け止めを使用したグループの方が、紫外線のみを防ぐ日焼け止めを使用したグループより肝斑の改善度が高い結果でした。肝斑が気になる方は、酸化鉄を配合した色付きの日焼け止めなど、可視光まで考慮した製品を選ぶのがおすすめです。
摩擦を避けるスキンケアを続ける

洗顔やクレンジングでは、シミや肝斑が気になる部分を強くこすらないようにしてください。
肌への摩擦や刺激が繰り返されると、肝斑が再び濃くなるきっかけになることがあるためです。
「しっかり洗った方がくすみが取れる」と考えて、クレンジングで何度も肌をこすったり、化粧水を強く擦り込んだりする必要はありません。洗顔料やクレンジングはやさしくなじませ、洗顔後もタオルでゴシゴシ拭かず、軽く押さえるように水分を取ります。
実際当院でも、肝斑を薄くしたいという思いから、化粧水を肌に強く擦り込んでいた患者さまがいらっしゃいました。ピコトーニングを卒業した後も、こういったことは避け、洗顔やスキンケアで肌をこすらない習慣は続けるようお伝えしています。
内服・外用は医師と相談して継続する

ピコトーニングを終了した後も、肝斑が残っている場合は内服・外用治療を続けることがあります。 レーザーをやめても肝斑が再び濃くなる可能性があるため、肌状態を確認しながら必要な治療を続る必要があるからです。
肝斑治療ではトラネキサム酸などの内服薬が使われますが、全員が同じ薬を同じ期間続ける必要はありません。特にトラネキサム酸の内服は、血栓症になったことがある方や現在服用している薬がある方など、使用前に確認が必要です。自己判断で飲み始めたり、長期間続けたりせず、医師に必ず相談してましょう。
当院でも、ピコトーニング終了後に肌状態を確認しながら、内服・外用だけを続ける患者さまがいらっしゃいます。レーザーをやめる際は、処方されている薬をいつまで続けるのかも一緒に確認しましょう。
導入治療(ケアシス)で色素を抑える成分を届ける

ピコトーニングを卒業した後も、肌の乾燥やくすみが気になる方は、肌管理としてケアシスを受ける方が多いです。
ケアシスは、電気の力を利用して美容成分を肌へ届けるエレクトロポレーションという施術で、保湿やくすみのケアなど、定期的な肌管理に取り入れられています。
当院では、肌状態や悩みに合わせてトラネキサム酸やビタミンC誘導体などの美容成分を使用します。ピコトーニングでシミや肝斑が薄くなった後も、「今の肌をきれいに保ちたい」「乾燥やくすみも一緒にケアしたい」という方が、肌管理としてケアシスを継続されています。もちろん、ピコトーニングを卒業した方全員にケアシスが必要なわけではありません。治療後の肌状態や今後どのように肌を維持したいかを確認し、必要な方にご案内しています。ケアシスについて詳しくは関連ページをご覧ください。
こんな理由でやめるときは、先に相談してほしい
費用や効果への疑問、妊娠などを理由にピコトーニングをやめたい場合は、そのまま中断する前に一度クリニックへ相談してください。 やめたい理由によって、費用負担の少ない治療へ切り替える、シミの種類や治療内容を見直す、一時的に治療を中断するなど、その後の対応が異なります。ここからは、「費用が負担」「効果を感じない」「妊娠が分かった」の3つのケースについて、一般的な対応に加えて、当院で実際にどのように対応しているのかも交えながら解説します。
費用が負担なら続けやすい治療を相談する

ピコトーニングの費用が負担になった場合は、無理にレーザーを続ける必要はありません。 複数回の照射が必要になる治療だからこそ、途中で継続が難しくなった場合は、現在の肌状態を確認したうえで、費用を抑えながら続けられるケアがないか相談しましょう。
たとえば、肝斑を治療している場合は、レーザーを中断して内服・外用を中心としたケアへ切り替える方法があります。ただし、必要な治療はシミの種類や肌状態によって異なるため、自己判断で薬を選ぶのではなく医師に確認してください。
当院でも、費用面からピコトーニングの継続が難しい方には、肌状態と予算を確認し、内服など比較的始めやすい方法をご案内しています。
効果を感じないときはシミの種類を見直す

ピコトーニングを続けても変化を感じない場合、単純に回数が足りないのではなく、シミの種類と治療方法が合っていない可能性があります。
シミは種類によって適した治療が異なり、ピコトーニングですべてのシミを同じように薄くできるわけではないためです。
たとえば、肝斑や顔全体に広がる薄い色ムラにはピコトーニングが使われますが、輪郭がはっきりした老人性色素斑では、ピコスポットなど別の照射方法が適していることがあります。
数回受けても変化が乏しい場合は、「もっと強く照射する」「そのまま回数を増やす」と判断せず、一度医師にシミの種類を確認してもらい、現在の治療方法が合っているか見直しましょう。
妊娠が分かったら治療を中断する

ピコトーニングを受けている途中で妊娠が分かった場合は、いったん治療を中断し、通院しているクリニックへ連絡してください。 妊娠中は美容目的のレーザー治療を行っていないクリニックもあるため、妊娠が分かった時点で今後の治療について確認しましょう。
また、妊娠中はホルモンの変化によって肝斑が濃くなることがあります。レーザー治療を休んでいる間も、日焼け止めや肌をこすらないケアは続けてください。
当院では安全面を考慮し、妊娠中から産後3か月まではピコトーニングを含む美容施術を行っていません。治療の再開を希望する場合は、産後3か月を過ぎてから肌状態を確認し、再開時期を決めます。
ピコトーニングをやめることに関するよくある質問
やめると前より濃くなりますか?
ピコトーニングをやめたこと自体で、必ず治療前より濃くなるわけではありません。ただし、治療後に新しい色素が増えたり、肝斑が再燃したりすれば、以前より目立ったように感じることはあります。「やめたから濃くなった」と決めつけず、新しいシミなのか、肝斑が再び濃くなったのかを診察で確認してください。
一度やめてから再開しても効果はありますか?
一度ピコトーニングをやめた後でも、現在の肌状態を確認したうえで再び治療を始めることはできます。
ただし、中断中に新しい老人性色素斑ができたり、肝斑の状態が変化したりしていれば、以前と同じ治療をそのまま再開するとは限りません。再開時には医師が肌を診察し、ピコトーニングを再開するのか、別の照射方法や内服・外用を組み合わせるのかを現在の肌に合わせて決めます。
白斑(色抜け)を避けるためにやめどきはありますか?
当院では、白斑(色抜け)のリスクを考慮し、ピコトーニングは10回までを目安に終了することを推奨しています。 レーザートーニングでは、照射回数が増えるほど、肌の色が部分的に抜ける低色素斑・白斑のリスクが高まることが報告されているためです。
10回までにシミやくすみが改善していればピコトーニングは卒業します。その後も肌をきれいに保つために定期的なケアを続けたい方には、ピコトーニングを繰り返すのではなく、ケアシスやピーリングなど別の施術へ切り替えます。ただし、必要な照射回数は肌状態によって異なるため、必ず10回受ける必要はありません。5回程度でも十分に改善していれば、その時点で終了することがあります。
浜松でシミ取りならハートライフクリニックへ
当院は、浜松駅/新浜松駅から徒歩3分に位置する美容皮膚科クリニックです。浜松市の方をはじめ、磐田市や袋井市などからも多くの患者様にご来院いただいております。
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当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくシミの種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。
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住所:〒430-0933 静岡県浜松市中央区鍛冶町1−35 中村企画ビル2階
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診療時間:10:00-18:00(最終受付17:00)
休診日:火曜日
電話番号:静岡県内の方 0120-611-079/地域外の方 053-451-1403
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まとめ
ピコトーニングは、やめた瞬間にシミやくすみが治療前の状態へ戻る治療ではなく、一生同じ頻度で通い続ける必要もありません。重要なポイントは以下の通りです。
- ・治療終了後も紫外線などによって新しい色素は作られる
- ・肝斑は一度薄くなっても再び濃くなることがある
- ・当院では基本的に月1回から始め、安定後は1〜2か月に1回の維持施術または卒業を判断する
- ・レーザー終了後も日焼け止めや摩擦を避けるケアは続ける
- ・必要に応じて内服・外用やケアシスで肌状態を管理する
当院では「決められた回数を受けたから終了」とするのではなく、医師の診察に加えて、治療前後の写真やVISIAの画像も参考にしながら、その後も照射が必要かを確認しています。「もうピコトーニングをやめてもいい?」「やめたら肝斑が戻らないか心配」という方は、現在の肌状態を確認したうえで、維持施術へ移るのか、卒業するのかをご相談ください。
このページの監修医師

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長
・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会




