
「ケロイド体質でも医療脱毛を受けられる?」「以前の傷跡が脱毛で悪化しないか心配」と不安に感じていませんか?
実際に、カウンセリングでもケロイド体質の方から、医療脱毛を受けられるか、傷跡への影響はないかといったご相談をいただくことがあります。
そこで今回は、ケロイド体質でも医療脱毛を受けられるケースや注意すべきリスク、施術前に確認しておきたいポイントについて、わかりやすく解説します。
【この記事で分かること】
・ケロイド体質でも医療脱毛はできるのか?
・ケロイドとは何か?
・ケロイドで医療脱毛を行った際のリスク
・医療脱毛ができない状態とは?
・ケロイドがあった方がカウンセリング時に気を付けるポイントは?
ケロイド体質でも、条件を満たせば医療脱毛は可能です

ケロイド体質でも、現在ケロイドや炎症などの皮膚トラブルがなく、脱毛部位の状態に問題がなく、医師が照射可能と判断すれば医療脱毛を受けられます。過去にケロイドができた経験だけで、一律に施術できないわけではありません。
一方、脱毛部位に傷や炎症がある場合や、現在のケロイドの状態から照射が適さないと判断された場合は、施術を見合わせることがあります。
そもそもケロイド体質とは?
ケロイド体質とは、傷や炎症などをきっかけに、皮膚が盛り上がったり、赤みが長く続いたりしやすい体質のことです。人によっては、元の傷の範囲を越えて皮膚が盛り上がることもあります。ケロイドは、一般的な傷跡とは見た目や広がり方に違いがあります。まずは、ケロイド体質がどのような状態なのかを理解しておきましょう。
通常の傷跡との違い

ケロイドは、元の傷の範囲を越えて赤く盛り上がり、広がっていく点が一般的な傷跡との大きな違いです。
通常の傷跡は、傷が治るにつれて赤みや盛り上がりが落ち着き、時間とともに目立ちにくくなる傾向があります。
一方、ケロイドは傷が治った後も赤みや盛り上がりが続き、元の傷より広い範囲に広がることがあります。
つまり、傷が治った後も盛り上がりが続き、傷の範囲を越えて広がっている場合は、ケロイドの可能性が高いです。
ケロイドができやすい部位

ケロイドは、胸や肩、肩甲骨周辺、上腕などにできやすく、耳たぶも発生しやすい部位の一つです。
特に、前胸部や肩などは皮膚に引っ張る力がかかりやすく、傷ができた際にケロイドが生じやすいとされています。また、耳たぶはピアスの穴など小さな傷をきっかけにケロイドができることがあります。
日本皮膚科学会でも、ケロイドの好発部位として前胸部、肩、肩甲骨部、上腕などが挙げられています。
医療脱毛がケロイド体質にリスクとなる理由

医療脱毛がケロイド体質の方にリスクとなる理由は、レーザーの照射によって皮膚に熱や刺激が加わり、炎症などの皮膚反応を起こすことがあるためです。
ケロイドは傷や炎症をきっかけに生じるため、照射による皮膚への刺激にも注意が必要です。
ただし、医療脱毛によってケロイドが形成される頻度を示す十分なデータはありません。ケロイド体質だから必ず発生するわけではなく、現在の肌の状態から照射による皮膚への負担を考慮することが重要です。
医療脱毛が難しいと判断されるケース

医療脱毛が難しいと判断されるのは、脱毛する部位に現在ケロイドや肥厚性瘢痕、傷、炎症などがあるときです。
自分で判断するのは難しく、無理に受けると肌トラブルにつながるので少しでも気になる場合は、医師に確認をしましょう。
下記より医療脱毛を安全に受けるための確認事項のポイントをご紹介します。
医療脱毛を受ける際に確認すべきポイント
医療脱毛を受ける前は、自分のケロイド歴と現在の肌状態を整理し、照射が可能か、どのような方法で施術するかを医師に確認することがポイントです。特に確認しておきたいのは、過去にケロイドができた部位やきっかけ、現在の傷跡の状態、テスト照射の必要性、使用する脱毛機などです。これらを事前に確認することで、自分の状態に合った施術方法を検討しやすくなります。
カウンセリングではケロイドの経緯まで伝えましょう

カウンセリングでは、今はなかったとしてケロイドについて「いつ・どこに・どのような変化が起きたのか」を具体的に伝えることがポイントです。
ケロイドの状態は、できた時期やその後の変化によって異なります。「昔、傷跡が盛り上がった」というだけでなく、盛り上がりがいつから始まったのか、現在も赤みや膨らみがあるのか、治療を受けたことがあるのかなどを伝えることが重要です。
たとえば、「数年前の手術跡が徐々に赤く盛り上がり、現在も膨らみが残っている」のように、経過を具体的に伝えましょう。写真や治療記録など、過去の状態がわかるものがあれば提示しましょう。
ケロイドについて曖昧な記憶しかなくても、わかる範囲で経過を伝えれば問題ありません。
パッチテスト(テスト照射)の重要性
パッチテスト(テスト照射)は、レーザーを照射したときの皮膚の反応を事前に確認し、本照射の条件を検討するために重要です。特にケロイドの既往がある方は、重要です。テスト照射では、狭い範囲にレーザーを照射し、赤みや痛みなどの反応を確認します。その結果をもとに、照射の可否や出力などを検討します。
ただし、テスト照射で問題がなかったからといって、将来的なケロイド形成まで予測できるわけではありません。テスト照射は「ケロイドにならないことを確認する検査」ではなく、レーザーに対する皮膚の反応を確認するためのものと理解しておきましょう。
機種の違いはケロイドのリスクに関係するのか?

現時点では、蓄熱式と熱破壊式のどちらがケロイドに安全課という十分な医学的データはありません。そのため、「ケロイド体質なら蓄熱式を選べば安心」と機種だけで判断することはできません。
蓄熱式と熱破壊式では、レーザーの照射方法や熱の加わり方が異なりますが、ケロイド形成のリスクについて両者を直接比較した十分なデータはありません。機種そのものよりも、皮膚状態を確認したうえで適切に照射できる体制が重要です。
ケロイド体質の方は、口コミなどを参考に肌治療などの実績が多く、ケロイドなどの皮膚トラブルへの対応経験があり、医師が肌状態を確認して施術方法を判断するクリニックを選ぶことが大切です。
まずは無料カウンセリングを

当院は開院20年以上、65,000件以上の肌トラブルに対応してきた経験をもとに、一人ひとりの肌状態に合わせた美容医療をご提供しています。医療脱毛では複数の脱毛機器を使い分け、肌への不安がある方にも配慮した施術を行っています。ケロイド体質や過去の傷跡が気になる方も、無料カウンセリングで医師が肌状態を確認し、施術の可否や方針を判断します。他院で施術を断られた経験がある方も、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
ケロイド体質でも、過去のケロイドの状態や脱毛部位、現在の肌状態を確認し、医師が施術可能と判断すれば医療脱毛を受けられます。ケロイド体質だけを理由に、一律で施術できないわけではありません。重要なポイントは以下の通りです。
- ・ケロイド体質でも医療脱毛が一律にできないわけではない
- ・過去にケロイドができた部位や原因をカウンセリングで伝える
- ・現在ケロイドや炎症などがある場合は施術を見合わせることがある
- ・テスト照射を行ってもケロイド形成のリスクを完全には予測できない
- ・蓄熱式を選んでもケロイドのリスクがなくなるわけではない
医療脱毛では、照射後に赤みや腫れ、毛嚢炎、熱傷などの皮膚反応が起こることがあります。ケロイド体質の方は、過去の傷跡や現在の肌状態を医師に伝えたうえで、施術できる状態か確認することが大切です。「自分は医療脱毛を受けられるのかわからない」と感じている方は、過去のケロイドの部位や経過が分かる範囲で整理して、まずは医師に相談してください。
このページの監修医師

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長
・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会




