
「頬骨のあたりだけシミが濃くなってきたのはなぜ?」「左右の頬骨にあるシミは肝斑なの?」と気になっていませんか?
そこで今回は、頬骨にシミができる理由、鏡で確認できる見分け方、悪化を防ぐケア、クリニックでの治療と費用まで解説します。最後まで読むことで、今のシミに必要な対策と受診時の確認事項がわかります。
頬骨にシミが集まりやすいのは、顔の中で高く目立つ位置だから
頬骨にシミが目立ちやすいのは、紫外線を受けやすい位置にあることに加え、肝斑など複数の色素性病変が現れやすい部分だからです。紫外線による老人性色素斑と、ホルモンの変化や摩擦などが関係する肝斑では、原因も対策も異なります。まずは頬骨に影響しやすい要因を整理し、自分のシミがどのタイプに近いのか確認しましょう。
紫外線が真っ先に当たる高い位置

頬骨にシミができる一つ目の理由は、顔の中でも高い位置にあり、紫外線を直接浴びやすいことです。
特に頬骨の上部は、日差しを遮るものが少なく、日常生活の中でも紫外線の影響を受けやすい部分です。
例えば、通勤や買い物などの短時間の外出でも、毎日繰り返し紫外線を浴びることで、その影響が長年蓄積します。日焼けした直後には変化がなくても、数年後に頬骨のあたりだけ茶色いシミが目立ち始めることもあります。頬骨は日常的に紫外線の影響が蓄積しやすい場所だからこそ、ほかの部分よりシミが目立つ原因になります。紫外線とシミの関係について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:日焼けでシミができる?仕組みと正しい予防・ケア方法
洗顔・クレンジング・マスクでこすれやすい位置

頬骨にシミができやすい二つ目の理由は、洗顔やクレンジング、マスクなどによる摩擦が繰り返し加わりやすいことです。
肌への摩擦は炎症や色素沈着の原因となり、特に肝斑では症状を悪化させる要因のひとつです。
例えば、頬骨のシミをコンシーラーで隠そうと何度も重ね塗りし、クレンジングで強くこする習慣があると、同じ部分に刺激が集中します。また、マスクの縁が頬骨に当たることでも摩擦が生じます。ただし、摩擦だけですべてのシミができるわけではありません。頬骨は日常生活で繰り返し触れやすい場所だからこそ、摩擦による色素沈着や肝斑の悪化に注意が必要です。
年齢やホルモンの変化が重なると、頬骨のシミは増えやすくなる

頬骨にシミができやすい三つ目の理由は、加齢やホルモンバランスの変化によって、シミが現れたり濃くなったりすることです。
年齢を重ねると、長年蓄積した紫外線の影響が老人性色素斑として現れやすくなります。また、女性ホルモンの変化は肝斑に関係しており、妊娠・出産やホルモン剤の使用をきっかけに頬骨周辺のシミが目立ち始める方もいます。
例えば、20代までは気にならなかった頬骨のシミが30〜40代で濃くなったり、妊娠をきっかけに左右の頬骨に薄茶色のシミが広がったりするケースです。
このように、頬骨のシミは年齢による変化だけでなく、ホルモンの影響も重なることで目立ちやすくなります。
頬骨のシミは「輪郭・左右対称か・色」の3つで見分ける
頬骨にできたシミは、「輪郭がくっきりしているか」、「左右対称か」、「茶色かグレーかを確認する」ことでおおまかな種類を絞れます。ただし、同じ種類でも見え方には個人差があり、複数のシミが混ざることもあります。鏡での確認はあくまで受診前の目安です。ここでは、老人性色素斑・肝斑・そばかす・ADMの特徴を、頬骨で見られやすい形に絞って解説します。
| 見た目の目安 | 考えられる種類 |
|---|---|
| 境界がはっきりした茶色 | 老人性色素斑 |
| 左右対称のぼんやりした薄茶色 | 肝斑 |
| 細かな茶色の点が多数 | そばかす |
| 灰色・青褐色の点状のシミ | ADM |
輪郭がくっきりした茶色は老人性色素斑、左右対称の色ムラは肝斑

頬骨のシミを見分けるときは、まず輪郭と左右の出方を確認してください。
老人性色素斑は周囲との境界が比較的はっきりした茶色いシミで、片側だけに現れることもあります。
肝斑は両方の頬骨に薄茶色の色ムラが広がり、輪郭がぼんやりしていることが多いのが特徴です。例えば、片側に丸い茶色のシミが1個ある場合と、左右に影のような色ムラが広がる場合では、疑われる種類が異なります。ただし、老人性色素斑が左右にできることもあるため、対称性だけで肝斑と断定しないでください。老人性色素班と肝斑の見分け方について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:シミと肝斑の違いを徹底解説|原因・見分け方・効果的な治療法と予防のポイント
小さな点はそばかす、グレーの斑点はADMも疑う

頬骨に小さな茶色い点が散らばっている場合はそばかす、グレーや青みがかった斑点が左右に見られる場合はADMの特徴に当てはまります。
そばかすは鼻から頬骨にかけて数ミリ程度の茶色い点が広がるのが特徴で、幼少期から現れることが多く、紫外線の影響で濃くなることがあります。
一方、ADMは20代前後から現れることが多く、頬骨周辺に灰色や青褐色の小さな斑点が左右対称に広がるのが特徴です。皮膚の深い部分に色素があるため、そばかすとは治療方法や必要な回数も異なります。そばかすとADMについて詳しくは、以前投稿した関連記事をご覧ください。
見分けがつかないときは、混在の可能性と受診の目安を知る
頬骨のシミは、肝斑と老人性色素斑など複数の種類が重なっていることもあるため、見た目だけで判断せず、医師の診察で確認することが大切です。特に肝斑が混在している場合は、治療方法や順番を誤ると、かえってシミが濃くなるおそれがあります。ここでは、肝斑と通常のシミが同じ頬骨に混在するケースと、診察をスムーズに進めるために受診前に確認しておきたい3つのポイントを解説します。
肝斑と老人性色素斑は同じ頬骨に重なることがある

頬骨には、肝斑と老人性色素斑が重なって現れることがあり、1種類のシミだけができているとは限りません。
画像をご覧ください。ぼんやりと広がる薄茶色の肝斑に、輪郭のはっきりした老人性色素斑が重なると、色の濃さや形が異なるシミが同じ場所に見られます。
このような場合、濃いシミだけをレーザーで治療すると、周囲の肝斑が刺激されて悪化するおそれがあります。当院では、それぞれのシミの状態を確認し、必要に応じて肝斑の治療を優先するなど、施術の順番を調整しています。複数のシミが混在している場合は、それぞれの特徴を見極めて治療を進めることが重要です。
受診前に整理しておくと診察が早い3つの点

頬骨のシミを相談する際は、いつからあるのか、左右どちらにあるのか、どのように変化したのかを確認しておくと、医師が肌の状態を把握しやすくなります。特に、次の3つを整理しておきましょう。
- 出始めた時期:10代からあるのか、30代以降に現れたのか、妊娠・出産をきっかけに目立ち始めたのか
- シミがある場所:右頬・左頬のどちらか、両頬にあるのか、鼻や目元にも広がっているのか
- 最近の変化:以前より濃くなったのか、数が増えたのか、範囲が広がっているのか
以前の写真があれば、現在の状態と比較する際に役立ちます。また、過去にシミ治療を受けたことがある方は、施術名や時期も伝えてください。
これらは自分でシミの種類を判断するためではなく、診察時に正確な情報を伝えるための準備です。
頬骨の高い位置に合わせて、毎日のセルフケアを見直す
頬骨のシミを悪化させないためには、日焼け止めを十分な量で塗り、洗顔やメイク落としの摩擦を減らすことがポイントです。特別な化粧品を増やす前に、毎日の塗り方と落とし方を見直してください。ただし、セルフケアの中心は予防と悪化防止であり、すでにできたシミが必ず消えるわけではありません。ここでは、頬骨に合わせた具体的なケアと、医療機関に相談する目安を説明します。
日焼け止めは頬骨の高い位置に塗りムラを作らない

頬骨のシミを予防するには、日焼け止めを顔全体に塗るだけでなく、頬骨の高い位置や外側まで塗り残さないことが重要です。
特に老人性色素斑やそばかすは紫外線の影響を受けるため、毎日の紫外線対策が欠かせません。
日焼け止めはSPF30以上・PA+++以上を目安に選び、頬骨からこめかみにかけても均一に塗りましょう。屋外で長時間過ごす場合は約2時間ごとに塗り直し、汗をかいた後も塗り直してください。
また、日焼け止めだけに頼らず、帽子や日傘を併用すると紫外線を避けやすくなります。
頬骨は塗り残しが生じやすい部分もあるため、毎日の塗り方を見直すことがシミの予防につながります。
洗う・落とす・拭くときの力を弱める

頬骨のシミを悪化させないためには、メイクをするときから洗顔後に水分を拭き取るまで、肌を強くこすらないことが重要です。
特に肝斑がある方は、毎日の洗顔やクレンジングによる摩擦が刺激となり、色素沈着を悪化させることがあります。
例えば、頬骨のシミをコンシーラーで隠す場合は、指で何度も伸ばすのではなく、軽く押さえるようになじませましょう。落とすときも、メイクの濃さに合ったクレンジングを使い、無理にこすらず落とすことがポイントです。
洗顔時は泡でやさしく洗い、最後はタオルを軽く押し当てて水分を取ってください。メイク・洗顔・クレンジングの一連の動作で摩擦を減らすことが、頬骨への余計な刺激を防ぐことにつながります。
セルフケアではできないこと

日焼け止めや美白化粧品によるセルフケアは、シミの予防が主な目的であり、すでにできたシミを取り除くことはできません。
美白化粧品にはメラニンの生成を抑える働きがありますが、肌に蓄積した色素をすべて取り除けるわけではないためです。
特に、頬骨にできた老人性色素斑や、皮膚の深い部分に色素があるADMは、一般的なスキンケアだけで改善することは難しく、医療機関での治療が必要になる場合があります。
例えば、日焼け止めや美白化粧品を使い続けても、同じ場所に濃いシミが残っている場合は、レーザー治療などを検討する段階です。
セルフケアは新たなシミを防ぐために続けながら、すでにできたシミは医師の診察で種類を確認し、適切な治療を受けましょう。
頬骨のシミに対する当院の治療は、シミのタイプで選ぶ
頬骨のシミ治療は、シミの濃さだけでなく、老人性色素斑・肝斑・ADMなどの種類に合わせて選びます。当院では医師の診察と肌診断機器VISIA Evolutionによる確認を踏まえ、必要な治療を提案します。濃いシミを狙うレーザー、広い範囲の薄いシミに使う光治療、肝斑に配慮した治療では、回数やダウンタイムも異なります。
輪郭がはっきりしたシミ・そばかす・ADMにはピコスポット

頬骨にできた老人性色素斑やそばかす、ADMには、色素をピンポイントで狙えるピコスポットが適しています。
ピコスポットは、非常に短い時間でレーザーを照射し、シミの原因となるメラニン色素を細かく砕く治療です。シミがある部分に集中的に照射できるため、輪郭のはっきりしたシミや、細かなそばかすの改善に向いています。
また、皮膚の深い部分に色素があるADMにも使用できます。ただし、老人性色素斑は1回で改善する場合がある一方、ADMは数か月の間隔を空けて複数回の治療が必要です。
当院では1mm・1個4,400円から施術でき、照射後は赤みや一時的な色素沈着が生じることがあります。シミの種類や色素の深さによって照射方法・回数を調整することが重要です。ピコスポットについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
肝斑や全体のくすみにはピコトーニング・ケアシス・内服薬

頬骨に広がる肝斑や顔全体のくすみには、ピコトーニング・ケアシス・内服薬を肌の状態に合わせて組み合わせることで改善を目指すことが多いです。
それぞれ働きが異なるため、メラニン色素へのアプローチだけでなく、肌への刺激を抑えながら治療を進められます。
- ・ピコトーニング: 弱い出力のレーザーを広範囲に照射し、メラニン色素を少しずつ減らすことで、肝斑やくすみの改善を目指します。
- ・ケアシス: 電気の力を利用して美容成分を肌に届け、使用する薬剤に応じて色素沈着の改善や保湿を補助します。
- ・内服薬: トラネキサム酸などを使用し、肝斑に関わるメラニンの生成を抑えます。
当院では肝斑の濃さや肌の状態を確認し、必要な治療を組み合わせています。肝斑は強いレーザー刺激で悪化することがあるため、内服薬による治療も取り入れながら、肌の反応に合わせて進めることが重要です。ピコトーニングについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
薄いシミが散らばる段階にはライムライト

頬骨から頬全体に薄いシミやそばかすが複数ある場合は、広範囲の色素にまとめてアプローチできるライムライトが適しています。
ライムライトは、メラニン色素に反応する光を照射し、シミやそばかすを徐々に薄くする治療です。ピコスポットが濃いシミをピンポイントで狙うのに対し、ライムライトは頬全体に散らばる細かなシミや色ムラをまとめて改善できる点が特徴です。
例えば、頬骨周辺に薄茶色のシミが点在し、1個ずつではなく頬全体をきれいにしたい方に向いています。
当院では全顔1回29,700円で施術を行っており、肌の状態に応じて複数回の照射を提案しています。施術後はシミが一時的に濃くなったり、細かなかさぶたができたりする場合があります。
診察から施術までの流れと、受けたあとの過ごし方
頬骨のシミ治療は、見た目だけで施術を決めず、肌診断と医師の診察で種類を確認してから始めます。当院では初回カウンセリングでお悩みや治療歴を伺い、肌の状態に応じた治療を提案します。施術によって必要な回数やダウンタイムが異なるため、費用だけでなく予定との兼ね合いも確認してください。診察で疑問を解消し、内容に納得してから治療を決められます。
診察では肌診断のあとに医師が治療を提案する

当院では、VISIA Evolutionによる肌診断と医師の診察を行い、患者さまの肌状態やご希望に合わせた治療プランをご提案しています。
VISIA Evolutionでは、通常の写真では確認しにくい肌の色ムラや隠れたシミなどを画像で確認できます。さらに、医師が実際の肌を診察することで、画像だけではわからない状態も含めて評価します。
診察後は、治療によってどの程度の改善を目指せるのか、必要な施術回数や費用、ダウンタイムなどをご説明します。また、複数の治療が必要な場合は、通院できる頻度やご予算も伺いながらプランを調整します。当院では無料カウンセリングを実施しているため、治療を受けるか迷っている段階でも、まずは現在の肌状態を確認していただけます。
施術後の過ごし方・ダウンタイムは既存記事で確認する

頬骨のシミ治療後は、施術によって赤みやかさぶたの出方が異なるため、予定に合わせて治療日を決めましょう。ピコスポットでは照射部分にかさぶたが生じることがあり、ライムライトでは反応したシミが一時的に濃く見える場合があります。かさぶたを無理にはがすと色素沈着につながるおそれがあるため、医師の指示に従って保護してください。メイクを再開できる時期も施術によって異なります。強い痛みや水ぶくれが出た場合は早めに連絡しましょう。詳しい経過は関連記事で確認できます。
関連記事:シミ取りピコレーザーの経過を解説!色素沈着と回復期間の全て
浜松でシミ取りならハートライフクリニックへ
当院は、浜松駅/新浜松駅から徒歩3分に位置する美容皮膚科クリニックです。浜松市の方をはじめ、磐田市や袋井市などからも多くの患者様にご来院いただいております。
【ハートライフクリニックの基本情報・アクセス】
クリニック名:医療法人社団健美心ハートライフクリニック
住所:〒430-0933 静岡県浜松市中央区鍛冶町1−35 中村企画ビル2階
アクセス:JR浜松駅北口徒歩3分、新浜松駅徒歩1分
診療時間:10:00-18:00(最終受付17:00)
休診日:火曜日
電話番号:静岡県内の方 0120-611-079/地域外の方 053-451-1403
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まとめ|頬骨のシミは種類を見分けてから治療を選ぶ
頬骨のシミは、紫外線の影響による老人性色素斑だけでなく、肝斑・そばかす・ADMなどが重なって現れることがあります。 まずは輪郭、左右対称かどうか、色の3つを確認してください。ただし、鏡での確認だけで種類を確定することはできません。
日頃は一年を通して日焼け止めを使い、洗顔やメイク落としで強くこすらないことが基本です。美白化粧品で変わらないシミは、医師の診察で種類を確認し、必要な回数・費用・ダウンタイムを比較して治療を選びましょう。特に肝斑が混在している場合は、強いレーザーによって悪化するおそれがあります。自己判断で治療を急がず、まず肌の状態を確かめることが大切です。
このページの監修医師

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長
・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会




