トップページ 新着情報 髭脱毛で毛が抜けない原因と対策!効果を実感する方法

髭脱毛で毛が抜けない原因と対策!効果を実感する方法

髭脱毛で毛が抜けない原因と対策!効果を実感する方法

髭脱毛を受けたのに毛が抜けない、効果を感じられないという相談を日々多く受けます。実際のところ、髭脱毛で効果を感じるまでには個人差があり、様々な要因が関係しています。
髭は体毛の中でも特に太く根深い毛であるため、他の部位と比べて脱毛効果を実感するまでに時間がかかるのが一般的です。しかし、原因を正しく理解し適切な対策を取ることで、脱毛効果を向上させることは十分に可能です。
今回は、医師の立場から髭脱毛で毛が抜けない原因を詳しく分析し、効果を高めるための具体的な対策をお伝えします。

【この記事でわかること】
・ヒゲ脱毛で毛が抜けない理由
・髭脱毛の効果を妨げるNG行動
・髭脱毛の効果を高める対策方法
・ヒゲ脱毛10回で効果がない理由

髭脱毛で毛が抜けない主な原因

髭脱毛の効果が出ない理由は「施術回数」「施術間隔」「毛周期の関係」「レーザー出力」「部位による違い」と大きく分けて5つあります。
詳しくは下記で解説いたします。

1.施術回数が不足している

照射

髭脱毛で効果を実感するには十分な回数の施術が必要です。これは髭が他の体毛よりも太く毛根が深い位置にあるためです。
医療レーザー脱毛では、減毛効果を感じ始めるのは通常3~5回目からです。
ツルツルの状態を目指すなら10~15回、場合によっては20回以上必要になることもあります。光脱毛の場合はさらに多く、15~25回程度が目安となります。
特に鼻下やあご周りは毛の密度が高く、頬部分よりも多くの回数を要します。1~2回で劇的な変化を期待するのではなく、長期的な視点で治療を続けることが重要です。

関連記事:ヒゲ脱毛の回数の目安は?状態別に徹底解説

2.照射後の経過日数が短い

2.照射後の経過日数が短い

脱毛施術後すぐに毛が抜けないのは正常な反応です。
レーザーや光でダメージを受けた毛が抜け落ちるまでには一定の期間が必要だからです。
医療レーザー脱毛では照射後1~2週間で毛が抜け始めます。光脱毛の場合は2~3週間程度かかることが多いです。この時期を「ポロ期」と呼び、毛がポロポロと自然に抜け落ちる現象が見られます。
施術直後は毛が膨張して一時的に濃く見えることもありますが、これも正常な反応の一つです。焦らずに適切な期間を待つことが大切です。

関連記事:脱毛の間隔、どれくらい空けるべき?最適な期間と注意点を徹底解説!

3.毛周期のタイミングがズレている

休止期だった毛が次の成長期に入ってしまう

脱毛効果を得るには毛周期に合わせた施術が必要です。
毛周期には成長期、退行期、休止期があり、レーザーや光が効果を発揮するのは成長期の毛のみです。
髭の毛周期は約6~8週間で、いつでも全体の約30~40%の毛が成長期にあります。つまり1回の施術で処理できるのは全体の約3分の1程度ということになります。
このため毛周期に合わせて定期的に施術を受ける必要があります。間隔が短すぎても長すぎても効率的な脱毛はできません。

4.レーザー出力が適切でない

3.脱毛機の出力が弱い

脱毛効果はレーザーや光の出力設定に大きく左右されます。出力が低すぎると毛根への十分なダメージを与えられず、効果が現れません
初回施術では肌の反応を確認するため低めの出力から始めることが多く、1~2回目は効果を実感しにくい場合があります。施術回数を重ねながら、肌の状態を見て徐々に出力を上げていくのが一般的な流れです。
また肌の色や毛質によっても適切な出力は変わります。色黒の肌や敏感肌の場合、安全性を考慮して出力を抑えることがあり、その分効果が現れるまで時間がかかります。

5.部位による効果の違い

5.部位による効果の違い

髭の生える部位によって脱毛効果の現れ方に差があります
頬やもみあげは比較的効果が出やすく、鼻下やあご周り、首周りは効果が出にくい傾向があります。
鼻下は毛の密度が特に高く、毛根も深いため他の部位より多くの施術が必要です。あご下や首周りは毛の向きが一定でなく、レーザーが毛根に届きにくい場合があります。

関連記事:髭脱毛でも鼻下が抜けない・しぶといのはなぜ?

医師

また、脱毛方法によっても抜け方は異なります。下記で詳しく解説します。

脱毛方法による毛の抜け方の違い

医療レーザー脱毛と光脱毛(エステ脱毛)でも抜けるまでの日数は異なります。
詳しく下記で解説します。

レーザー脱毛の特徴と抜けるタイミング

レーザー脱毛では照射後1~2週間程度で毛が抜け始めます
抜け方は一様でなく、表面に近い毛から徐々に抜け、その後深い部分の毛が抜けていきます。抜けた毛穴からはしばらく新しい毛が生えないか、生えても以前より細い毛になります。
医療レーザー脱毛では単一波長のレーザー光で毛根の毛母細胞を破壊します。メラニン色素に反応するため、太く濃い髭に対して高い効果があります。

関連記事:髭脱毛後に髭が抜けるまでの期間と注意点

光脱毛の特徴と抜けるタイミング

光脱毛では毛が抜け始めるまでに2~3週間程度かかります
レーザー脱毛と比べて抜け方が緩やかで、徐々に毛が細くなるような変化が見られます。そのためどうしても、1回の効果はレーザー脱毛より劣ってしまいます。
光脱毛は毛の成長を抑える効果が中心で、完全な永久脱毛ではなく減毛・抑毛効果となります。そのためレーザー脱毛より多くの施術回数が必要ですが、肌に優しい方法として選ばれています。

医師

ヒゲ脱毛の効果が感じられない原因には、先ほどご紹介した要因のほかにも、効果を半減させてしまうNG行動をとってしまっている可能性があります。下記で、具体的なNG行動について詳しくご説明します。

髭脱毛の効果を妨げるNG行動

毛抜きでの自己処理

脱毛期間中の毛抜き使用は脱毛効果を著しく低下させます
毛抜きで毛を抜くと毛根がなくなり、次回施術時にレーザーや光が反応する対象がなくなるためです。
また毛抜きによって毛周期が乱れ、計画的な脱毛スケジュールが崩れてしまいます。さらに埋没毛や毛嚢炎の原因にもなり、これらの肌トラブルがあると脱毛施術を受けられません。
脱毛期間中の自己処理は必ず電気シェーバーまたはカミソリを使用し、毛根を残した状態で行うことが重要です。

関連記事:医療脱毛期間中に毛抜きはNG!その理由と正しい自己処理方法を解説

日焼けによる影響

日焼けは脱毛効果に大きな悪影響を与えます
レーザーや光はメラニン色素に反応するため、肌が日焼けして黒くなると毛だけでなく肌にも熱が集中し、火傷のリスクが高まります。
このため日焼けした肌には出力を大幅に下げて施術する必要があり、場合によっては施術を中止することもあります。出力を下げれば当然脱毛効果も低下します。
脱毛期間中は日焼け止めの使用や帽子の着用など、しっかりとした紫外線対策が必要です。特に夏場や屋外活動が多い場合はより注意深いケアが求められます。

関連記事:髭脱毛中の日焼けはNG!理由と対策を医師が解説

肌の乾燥状態

肌の乾燥は脱毛効果を低下させる重要な要因です。
乾燥した肌は角質層が厚くなり、レーザーや光の浸透を妨げます。また乾燥した肌は敏感になりやすく、施術時の痛みも強くなります。
乾燥によって肌のバリア機能が低下すると施術後の炎症も起こりやすくなります。このような状態では安全のために出力を下げる必要があり、結果として脱毛効果が減少します。
脱毛期間中は毎日の保湿ケアを欠かさず行い、肌の状態を整えることが脱毛効果向上の鍵となります。

不適切なスキンケア

スキンケア方法が不適切だと脱毛効果が十分に得られない場合があります。
アルコール系の化粧品を多用すると肌が乾燥しやすくなります。またスクラブ入りの洗顔料や刺激の強い化粧品は肌のバリア機能を損ない、施術時のトラブルの原因となります。
施術後の肌は特にデリケートな状態にあるため、刺激の少ない製品を選び優しくケアすることが重要です。また施術当日は激しい運動や入浴、飲酒など血行を促進する行為は避けるべきです。

医師

次に、ヒゲ脱毛効果を高めるの対策方法をご紹介します。

関連記事:髭脱毛直後の変化と正しいケア方法を徹底解説

髭脱毛の効果を高める対策方法

適切な保湿ケアの実践

保湿は脱毛効果を高める最も重要な要素の一つです。
十分に保湿された肌はレーザーや光の浸透率が高く、毛根への効率的なダメージを与えられます。
保湿ケアは洗顔後すぐに行うのが基本です。化粧水で水分を補給した後、乳液やクリームで油分を補い水分の蒸発を防ぎます。特に施術後の肌は乾燥しやすいため、いつもより多めに保湿剤を使用することをおすすめします。
保湿剤選びも重要で、アルコールフリーで敏感肌用の製品を選ぶと安心です。ヒアルロン酸やセラミド、グリセリンなどの保湿成分が配合された製品が効果的です。施術部位だけでなく首周りや頬全体まで広範囲にケアすることでより効果的な脱毛が期待できます。

正しいシェービング方法

脱毛期間中の自己処理は正しい方法で行うことが脱毛効果に大きく影響します。
施術前日から当日にかけて毛を1~2mm程度残した状態にシェービングするのが理想的です。
シェービングする際は毛の流れに沿って優しく剃ることが重要です。逆剃りは肌を傷つけやすく埋没毛の原因にもなります。電気シェーバーを使用する場合は肌に強く押し付けず、軽く滑らせるように使用します。
シェービング後は必ず保湿ケアを行います。シェービング直後の肌は一時的にバリア機能が低下しているため、刺激の少ない保湿剤でしっかりとケアすることが大切です。シェービング前に蒸しタオルで肌を温めると毛が柔らかくなり、より安全にシェービングできます。

紫外線対策の徹底

紫外線対策は脱毛効果を維持するために欠かせません
日焼け止めはSPF30以上、PA+++以上の製品を選び、2~3時間おきに塗り直すことが重要です。特に屋外での活動が多い場合はより高いSPF値の製品を使用します。
日焼け止めの選び方も重要で、肌に優しい物理的日焼け止め(酸化亜鉛や酸化チタンが主成分)を選ぶと敏感になった脱毛部位にも安心して使用できます。また帽子やサングラス、日傘などの物理的な紫外線対策も併用することでより効果的な紫外線防止が可能です。
施術後の肌は特に紫外線に敏感になるため、施術当日から1週間程度はいつも以上に紫外線対策を徹底することが必要です。

継続的な施術計画

脱毛効果を最大化するには毛周期に合わせた継続的な施術計画が重要です。
髭の場合2か月間隔での施術が一般的ですが、個人の毛質や肌質によって最適な間隔は異なります。
施術回数を重ねるごとに毛量が減少し毛周期も変化するため、施術間隔も調整していく必要があります。
また季節によっても施術計画を調整することが重要です。夏場は紫外線の影響を受けやすいため、春や秋に集中的に施術を行う計画を立てると効果的です。長期的な視点で脱毛計画を立て根気よく継続することが成功の鍵となります。

関連記事:ヒゲ脱毛は2ヶ月間隔が効果的な理由

10回以上通っても効果がない場合

十分な施術回数を重ねても効果が実感できない場合は、施術者やクリニックに要因がある場合があります。
下記に詳しい理由をまとめてみました。

照射漏れの可能性がある

照射漏れがある場合、その部分だけ毛が残り全体的な脱毛効果が感じられなくなります
施術者の技術不足や機器の不具合によって起こることがあります。
照射漏れの特徴は明らかに毛の残っている部分と処理されている部分の境界がはっきりしていることです。特に髭の生えている範囲が広い場合や毛の密度にムラがある場合に発生しやすくなります。

脱毛機器の波長が合っていない可能性がある

脱毛機器にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる波長のレーザーや光を使用しています
個人の肌質や毛質によって効果的な波長は異なるため、使用している機器が自分に合っていない可能性があります。
例えば色黒の肌には長波長のYAGレーザーが適していますが、色白の肌には短波長のアレキサンドライトレーザーが効果的です。
機器の種類を変更することで劇的に効果が改善される場合があるため、複数の波長レーザーを導入しているクリニックを探すことがポイントです。

関連記事:ヒゲ脱毛10回で効果がない理由とは?

医師

アレキサンドライトレーザーとYAGレーザーを唯一搭載している脱毛機器が「ジェントルマックスプロプラスプラス」です。ジェントルマックスプロプラスを導入しているクリニックでは毛の状態に合わせてレーザーを使い分けてキレイに脱毛ができるため、ヒゲ脱毛を行うのであれば、ジェントルマックスプロプラスを導入しているクリニックを探すことがおすすめです。

関連記事:ジェントルマックスプロプラスとは?

まずは無料カウンセリング

口コミ評価4.36以上

当院は開院19年以来、64,000件以上の肌トラブルに対応してきました。また浜松市内では4院しかない「ジェントルマックスプロプラスプラス」を当院では無料で使用させていただくことはできます。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適な脱毛プランをご提案させていただきます。

まとめ

髭脱毛で毛が抜けない原因は多岐にわたりますが、多くの場合適切な対策によって改善することが可能です。
最も重要なのは脱毛の仕組みと毛周期を正しく理解し、継続的な施術を受けることです。
施術回数の不足や照射後の経過日数の短さ、毛周期とのタイミングのズレなどは時間の経過とともに自然に解決される問題です。一方でレーザー出力の不適切さや脱毛方法の選択ミスなどは医師と相談して改善していく必要があります。
日常のケアも脱毛効果に大きく影響します。毛抜きでの自己処理や日焼け、肌の乾燥などは脱毛効果を著しく低下させるため避けるべき行動として認識しておくことが重要です。逆に適切な保湿ケアや正しいシェービング方法、紫外線対策の徹底などは脱毛効果を大幅に向上させることができます。
10回以上の施術を受けても効果が実感できない場合は照射漏れや機器の波長の不適合、特殊な毛質などの可能性を検討する必要があります。このような場合は現在通っている医療機関と十分に相談し、必要に応じて異なるアプローチを検討することが大切です。
髭脱毛は根気が必要な治療ですが、正しい知識と適切なケアによって必ず効果を実感することができます。この記事で紹介した内容を参考に自分に最適な脱毛方法を見つけて理想の肌を手に入れてください。

このページの監修医師

ハートライフクリニック院長 渡邊雅人

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医

関連記事

シミ取りは授乳中でも可能?産後の治療時期と注意点

シミ取りは授乳中でも可能?産後の治療時期と注意点

シミ取りレーザーは痛い?痛みの程度と軽減方法を徹底解説

シミ取りレーザーは痛い?痛みの程度と軽減方法を徹底解説

医療脱毛は何歳から始められる?推奨時期や年齢別の注意点も解説

医療脱毛は何歳から始められる?推奨時期や年齢別の注意点も解説