

「先生、仕事で外回りが多くて日焼けしちゃったんですが、脱毛できますか?」
こういったご相談を受けることは多いんです。
特に営業職の方や建設業の方など、外で働く男性からよく聞かれます。
そこで、今回は、
【この記事でわかること】
・ヒゲ脱毛中に日焼けがNGな理由
・日焼けの基準がクリニックによって異なる理由
・髭脱毛中の日焼け対策方法
・ヒゲ脱毛中に日焼けをしてしまった際の対処方法
・日焼けしてしまった際にもできる医療脱毛方法
髭脱毛は日焼けすると施術できない?

日焼けした肌への髭脱毛は、基本的に施術ができないクリニックが多いです
日焼けした肌は普段より刺激を受けやすく、レーザー照射による肌トラブルのリスクが高まるためです。ただし、日焼けの程度によって対応が異なるため、下記より詳しく解説します。
髭脱毛ができない日焼けの目安
髭脱毛を受けられるかは、日焼けしてから何日経過したかだけではなく、現在の肌状態を見て判断します。特に赤みやヒリつき、皮むけ、普段の肌色との明らかな差がある場合は注意が必要です。ここでは、自分で確認しておきたい5つの目安を紹介します。
1.赤みやヒリつきが残っている(日焼けした部分と周囲の肌色に差がある場合)

日焼け後に赤みやヒリつきが残っている場合は、肌の炎症が落ち着いていないため、髭脱毛を延期することがあります。
一般的なクリニックでは、日焼けの程度を肌の色合いなどから確認し、施術の可否を判断します。色合いについては、画像を目安に現在の肌状態と照らし合わせてご確認ください。
一般的に、「〇」は照射可能と判断されることがあり、「△」は肌状態や脱毛機によって判断が分かれるため、医療機関の指示に従いましょう。
日焼けで炎症を起こした肌は刺激に敏感なため、レーザー照射によって赤みや痛みが強くなることがあります。洗顔や髭剃りでもヒリヒリする場合は、照射を急がず延期しましょう。
2.皮むけや強い乾燥がある
次に確認するのは、皮むけや強い乾燥がある場合です。
洗顔後につっぱる、髭剃りをすると皮膚がポロポロむける、肌が粉をふいたようになる場合は、まだ肌が十分に回復していないサインです。
この状態でレーザーを照射すると、赤みやヒリつきが強くなったり、やけどなどの肌トラブルにつながったりすることがあります。また、肌状態によっては安全性を優先して照射出力を下げるため、十分な脱毛効果を得にくくなる場合もあります。
そのため、皮むけや強い乾燥がある場合は無理に照射せず、肌の状態が落ち着いてから施術を受けましょう。
3.ヒリヒリ感や痛み
「触ると少しヒリヒリする」「何もしなくても少し痛い」といった症状は、肌が敏感になっている証拠です。この状態での脱毛は、痛みが強くなるだけでなく、トラブルのリスクも高くなります。
患者さんご自身が最も分かりやすい症状でもありますので、少しでも感じたら正直に教えてください。
4.皮膚の乾燥状態
日焼けすると、肌の水分が奪われて乾燥しがちになります。
触診で肌の状態を確認し、普段より乾燥している場合は、肌のバリア機能が低下しているサインです。
「いつもより肌がカサカサする」「化粧水がしみる」といった症状があれば、教えてください。
5.日焼けからの経過時間
軽い日焼けなら1~2週間で回復しますが、しっかり焼けた場合は4~6週間かかることもあります。見た目には回復したように見えても、肌の奥ではまだ炎症が続いていることがあります。そのため肌の状態を診させていただきながら、その経過時間を判断いたします。

上記5つの要素を総合的に診察させていただき判断いたします。
髭脱毛後はいつまで日焼けに注意する?

髭脱毛後は、少なくとも1週間程度は日焼けを避けることが一般的です。施術後は一時的に赤みやほてりなどが出ることがあり、肌の状態が落ち着くまで注意が必要です。
当院では、脱毛後1週間ほどは施術による肌トラブルが起こる可能性がある期間として、特に日焼けを避けていただくようご案内しています。この期間に日焼けすると、肌に赤みや変化が出た際に、脱毛による反応なのか日焼けによるものなのか判断しにくくなります。そのため、肌状態を正しく確認し、次回の施術方法や時期を適切に判断するためにも、1週間は特に日焼けを避けていただくようお願いしております。
ただ、できるのであれば肌トラブルを避け効果を上げるためにも、1週間を過ぎても、できれば脱毛期間中は日焼けを避けましょう。
髭脱毛中の日焼け対策
これからの季節、どんなに気を付けていても日焼けをしてしまう方は多いかと思います。
そこで、まずは現在は日焼けしていないけれど、ヒゲ脱毛を安全に進めたい方のために、今からできる日焼け対策方法をご紹介します。
日焼け止めをこまめに塗る
SPF・PAの選び方
「SPF50とか、数字が高いほど良いんですよね?」
これは半分正解、半分間違いです。確かに数字が高いほど効果は高いのですが、肌への負担も大きくなります。
私がいつも患者さんにおすすめしているのは、日常使いならSPF30、脱毛期間中はSPF50の製品です。PAについては、+++以上を選んでください。
特に大切なのは、肌に優しい成分を選ぶことです。「ノンケミカル」と書かれた製品は、肌への刺激が少なくてお勧めです。
こまめな塗り直しの重要性
日焼け止めはこまめな塗り直しが重要で、理想は2~3時間ごとですが、忙しい方でも昼休みと夕方の2回塗り直すだけで効果が大きく変わります。これは、日焼け止めが汗や皮脂で流れてしまうため、持続的な効果を保つには再度塗る必要があるからです。外出先での塗り直しにはスプレータイプが便利ですが、ムラになりやすいため、手で軽くなじませることを忘れないようにしましょう。
帽子や日傘で紫外線を避ける
日焼け止めは強力な紫外線対策ですが、汗や摩擦で落ちやすく、塗りムラも生じやすいため、特に脱毛期間中のデリケートな肌には物理的に紫外線を遮る対策が不可欠です。UVカット機能のある帽子や日傘は、直接肌を覆うことで紫外線を物理的にブロックでき、日焼け止めだけでは防ぎきれない紫外線から肌を守る強い味方となります。
| 選び方のポイント | |
|---|---|
| 帽子 | ・つばが7cm以上あるもの ・UVカット加工素材 ・ハットタイプ(つばが全周にあるもの) |
| 日傘 | ・UVカット率99%以上 ・遮熱コーティング付き ・軽量・折りたたみタイプも便利 ・男性用デザインも増加 |
紫外線が強い時間帯の外出を避ける

髭脱毛中は、画像にあるように、紫外線が強くなりやすい10時〜14時の外出をできるだけ避けましょう。
画像は環境省のデータなのですが、それによると、紫外線は1日の中でも正午をはさむ時間帯に強く、東京の夏では10時〜14時の紫外線量が1日の約60%を占めます。
たとえば、散歩や買い物など時間を変更できる予定は、朝や14時以降にずらすと紫外線を浴びる量を抑えやすくなります。一方、仕事や通勤などで時間を変えられない場合は、無理に外出を避ける必要はありません。
髭脱毛中は、外出時間を調整できる場合は10時〜14時を避け、難しい場合は日焼け止めなどの紫外線対策を行いましょう。
室内や車内の紫外線にも注意する

室内でも窓ガラスは紫外線を一部通すため、窓際は安全ではありません。特にオフィスや車内で長時間過ごす場合、自宅や職場の窓際、車の窓から長時間日差しを浴びる環境では、屋内でも紫外線の影響を受けることがあります。
たとえば、日中に車を長時間運転する方や、窓際のデスクで仕事をしている方は、屋内でも日焼け止めを使用するなどの対策を取り入れましょう。
髭脱毛中の日焼けがNGな理由
ヒゲ脱毛中に日焼けがNGな理由は、「患者さまの火傷リスクや肌トラブル」「脱毛効果の減少」「脱毛中のお痛み」の3点からです。
下記で詳しく解説いたします。
火傷など肌トラブルのリスクが高まる

医療脱毛レーザーは黒い色素(メラニン)に反応するため、通常は毛にのみ作用しますが、日焼け肌では肌表面にもメラニンが増加しているため、レーザーが肌全体に反応しやすくなります。
その結果、通常よりも火傷や水ぶくれのリスクが大幅に高まります。また、日焼けによる炎症が残る肌にさらに刺激が加わることで、強い炎症が起こりやすくなります。さらに、バリア機能が低下した日焼け肌は、レーザーによる小さな傷から細菌が侵入しやすく、感染症のリスクも増加します。これが日焼け肌に脱毛がNGな大きな理由です。
脱毛効果が大幅に低下する

日焼けした肌では、レーザーのエネルギーが肌表面で使われてしまって、肝心の毛根に届くエネルギーが少なくなってしまいます。
例えるなら、本来毛根だけを狙い撃ちできるはずが、散弾銃のように広範囲に拡散してしまうような状態です。
実際のデータを見ると、日焼けした肌への脱毛効果は、通常の30~50%程度まで落ちてしまいます。つまり、普通なら5回で終わる脱毛が、10回以上必要になることもあります。
痛みが強くなる可能性がある
日焼けした肌への脱毛は痛みが格段に強くなります。
普通の脱毛では、毛根周辺の狭い範囲だけが熱くなりますが、日焼けした肌では顔全体がジリジリと熱くなるような感覚になります。痛いの程度としては「肌全体が焼けるような感じ」「ヒリヒリが長時間続く」といった表現がよく用いられます。
特に困るのは、この痛みが施術中だけでなく、施術後も続くことです。普通なら数分で治まる痛みが、日焼けした肌では数時間続くこともあります。

では、ヒゲ脱毛中にうっかり日焼けをしてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?
下記から対策方法を解説いたします。
髭脱毛前後に日焼けした時の対処法

ヒゲ脱毛前後に日焼けをしてしまった場合の対処方法の流れとしては、「応急処置」を施す→「回復」を促す→「サプリメントや内服薬」でより回復を補助するの3点となります。下記より詳細についてご紹介いたします。
日焼けした肌を冷やして保湿する
日焼けした直後は、まず肌を冷やして熱を落ち着かせましょう。
冷たい水で濡らしたタオルを肌に当て、15〜20分程度を目安に冷やすと、赤みやほてりを和らげやすくなります。氷を使う場合は、直接肌に当てずタオルなどで包んでください。冷やした後は、肌が乾燥しやすいため、刺激の少ない化粧水や乳液などでやさしく保湿しましょう。
入浴する場合は熱いお湯を避け、当日は、ぬるめのシャワーのみにして肌をこすらず洗いましょう。水ぶくれがある場合は自分でつぶさず、症状が強ければ医療機関を受診してください。
肌への刺激が強いケアを避ける

日焼けした肌には、スクラブやピーリング、アルコールなど刺激になりやすい成分を含む化粧品の使用を避け、できるだけ肌を休ませましょう。
日焼け後は肌が敏感になっているため、角質を落とすケアや強い摩擦が負担になります。米国皮膚科学会(AAD)も、日焼けした肌への角質除去を避けるよう案内しています。
たとえば、皮むけが気になっても無理に剥がしたり、スクラブでこすったりしないでください。髭剃りについても、肌がヒリついている場合は無理に深剃りせず、**香料やアルコールなど刺激になりやすい成分を含む化粧品も控えましょう。**肌への刺激をできるだけ減らし、回復を優先することが大切です。
回復を促進する方法
応急処置が完了したら、次は日焼けの回復を促しましょう。
水分を多めに摂取する
日焼けを回復させるためには、体の内側からの水分補給も重要です。
その理由としては、日焼けした肌は、体内の水分も奪われているからです。
普段より意識して水分を摂取してください。目安は、いつもより500ml~1リットル多めです。
アルコールやカフェインの多い飲み物は利尿作用があるため、水分補給にはあまり向いていません。水や麦茶などがおすすめです。
失われた栄養素を補給する
日焼けによる肌の修復には、たくさんの栄養素が必要です。特に、ビタミンCとビタミンEは積極的に摂取してください。
ビタミンCは、メラニンの生成を抑える効果があります。果物や野菜から摂取できますが、日焼け後は通常より多めに必要です。
ビタミンEは、肌の回復を助ける効果があります。ナッツ類や植物油に多く含まれています。
美白ケアアイテムの活用は注意
焼け直後の赤みや炎症がある間は、美白化粧品は刺激になることがあります。
まずは冷却と保湿で炎症を抑えて、赤みが引いてから美白ケアを始めてください。
ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などの成分が入った製品が効果的です。ただし、肌の状態を見ながら、少しずつ使い始めることが大切です。
サプリメントや内服薬の活用
次に日焼けの回復をより補助するためにも、サプリメントや内服薬の活用をしましょう。
おすすめの内服薬
トラネキサム酸やビタミンCの内服薬は、日焼けによる色素沈着を防ぐ作用があるためおすすめです。これらの薬は、メラニンの生成を抑制し、既にできてしまったメラニンを薄くする効果があります。
ただし、これらは医師の診断のもとで処方される薬ですので、自己判断での使用は避けてください。
ビタミンCやEの効果
市販のサプリメントでも、ある程度の効果は期待できます。
ビタミンCは、1日1000mg程度を目安に摂取してください。ただし、一度に大量に摂取しても体外に排出されてしまうため、複数回に分けて摂取する方が効果的です。
ビタミンEは、ビタミンCと一緒に摂取することで相乗効果が期待できます。

日焼け肌だと脱毛は基本的にできません。ただ、日焼け肌でも実は脱毛ができる方法が焼け肌だと脱毛は基本的にできません。しかし、日焼け肌でも実は脱毛ができる方法があります。
日焼け肌でも髭脱毛はできる?
日焼け肌でも、必ずしも髭脱毛ができないわけではありません。日焼けの程度や肌の状態に加え、使用する脱毛機や脱毛方法によって、施術できる場合があります。下記より詳しくご紹介いたします。
日焼けの程度や脱毛機によって施術できる場合がある

日焼けによる炎症がなく、肌の色の変化が軽い場合は、使用する脱毛機によって髭脱毛を受けられることがあります。
特にヤグレーザーは、アレキサンドライトレーザーと比べて肌表面のメラニンの影響を受けにくく、他のレーザーと比べても日焼けによって肌色が濃くなった場合に対応しやすいという特徴があります。
たとえば、ジェントルマックスプロプラスは、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの2種類を搭載しており、肌の状態や毛質に応じてレーザーを使い分けられる脱毛機です。日焼けした肌にも対応しやすいレーザーを選べるため、髭脱毛におすすめです。
一方で、赤みやヒリつき、皮むけなどの炎症がある場合は、ヤグレーザーでも照射できないことがあります。日焼けの程度だけで判断せず、現在の肌状態と使用する脱毛機を踏まえて施術の可否を判断することが大切です。
ニードル脱毛なら日焼け肌でも対応可能

あらゆる肌質・毛質に対応
ニードル脱毛(針脱毛)は、毛穴に細い針を挿入して電気を流す方法です。肌の色に関係なく施術できるのが最大のメリットです。
そのため日焼け肌など肌が黒い方にも効果があります。
メラニン色素に依存しない仕組み
レーザー脱毛は、毛の黒い色素(メラニン)に反応しますが、ニードル脱毛は物理的に毛根を破壊するため、肌の色や毛の色に関係なく効果があります。白髪や金髪、産毛など、レーザーでは難しい毛質にも対応できます。ニードル脱毛について詳しくは関連ページをご覧ください。

ただし、ニードル脱毛は高い技術力を有するため、クリニック選びは慎重にしましょう。
まずは無料カウンセリングを

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。医療脱毛機器を使い分けてお肌へ不安がある方も安心して脱毛を受けていただいています。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適な脱毛プランをご提案させていただきます。
まとめ
髭脱毛中の日焼けがNGな理由から対策方法まで、詳しくお話ししました。
重要なポイントを改めてまとめると:
・日焼けがNGな理由は、やけどのリスクが高まり、脱毛効果が下がり、痛みが強くなるから
・日焼け対策は、日焼け止めの正しい使用と物理的な紫外線対策の組み合わせが効果的
・万が一日焼けしてしまった場合は、冷却と保湿、栄養補給で早期回復を図る
・日焼けしやすい方でも、ニードル脱毛という選択肢がある
脱毛の成功は患者さんと医師の二人三脚で決まるということです。分からないことや不安なことがあれば、遠慮なく相談してください。
あなたの肌質やライフスタイルに合わせた、最適な脱毛プランを一緒に考えていきましょう。理想の肌を手に入れるために、正しい知識と適切な対策で、安全で効果的な脱毛を進めていきましょう。
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このページの監修医師

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長
・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会




