ニキビと便秘は関係ある?肌荒れの理由 – ハートライフクリニック(静岡県浜松市の美容皮膚科・美容外科)

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ニキビと便秘は関係ある?肌荒れの理由

ニキビと便秘は関係ある?肌荒れの理由

「便秘が続いてから、なぜかニキビも増えた気がする」と感じたことはありませんか。実際に、インターネットやSNSでも、便秘とニキビの関係を気にする声は多く見られます。
そこで今回は、便秘とニキビに関係があるのかをはじめ、便秘によって肌荒れが起こる理由、悪化を防ぐための生活習慣、できてしまったニキビの正しいケア方法までわかりやすく解説します。また、セルフケアでは改善が難しい場合に、医療機関へ相談すべき目安についても紹介します。

ニキビと便秘の関係は?

便秘とニキビは、一見すると関係がないように思えますが、腸内環境の乱れを介して影響し合うことがあります。ただし、ニキビは睡眠不足やホルモンバランス、スキンケアなど複数の要因が重なって起こるため、便秘だけが原因とは限りません。まずは、便秘が肌へ影響すると考えられている仕組みを見ていきましょう。

便秘が肌荒れにつながる理由

腸内環境の悪化

便秘が続くと、腸内環境が乱れ、ニキビや肌荒れが起こりやすくなると考えられています。便が長時間腸内にとどまることで悪玉菌が増えやすくなり、腸内細菌のバランスが崩れるためです。
近年の研究でも、ニキビがある人は健康な人に比べて、腸内細菌の種類が少なく、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が減っている傾向が報告されています。また、腸内環境が乱れると全身の炎症が起こりやすくなり、その影響が肌にも及ぶ可能性があると考えられています。詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビと腸内環境の関係|肌荒れを防ぐ腸活

土屋先生

■医師よりワンポイントアドバイス
「便秘が続くと、決まってあご周りにニキビができる気がします」と話される患者さまは少なくありません。便秘とニキビが同じ時期に悪化する場合は、腸内環境の乱れが肌に影響している可能性があります。もちろん、ニキビの原因は便秘だけではありませんが、便秘を繰り返している方は、食事や水分補給、適度な運動などを意識して腸内環境を整えることも、肌トラブルの改善につながる一つのきっかけになるでしょう。

便秘だけが原因とは限らない

ホルモンバランスや生活習慣の乱れ

ニキビは便秘だけで起こるとは限らず、皮脂分泌や睡眠不足、ストレス、ホルモンバランスなど複数の要因が関わります日本皮膚科学会の尋常性痤瘡治療ガイドライン(2017年)でも、ざ瘡(ニキビ)の主要因として皮脂の過剰産生やアクネ菌の増殖が明記されており、腸内環境は、あくまでニキビの一因として関わっているものです。便秘の改善だけに頼らず、皮脂や睡眠など他の要因も合わせて見直すことが、ニキビ改善への近道です。ニキビができる原因について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビができやすい人の特徴と見直したい習慣

今日からできる!便秘によるニキビを防ぐ方法

便秘によるニキビを防ぐには、排便のリズムを整えながら肌への負担も減らすことが効果的です。今日から続けられる対策を4つご紹介します。

食生活を見直す(コンビニ食材だけでも可能)

コンビニや外食でも意識したい選び方

便秘によるニキビを予防するには、腸内環境を整える食生活を続けることが大切です。特に、食物繊維や発酵食品を取り入れることで善玉菌が増えやすくなり、スムーズな排便につながります。自炊が難しい方でも、今日からコンビニの食事だけで対策できます。例えば、フランクフルトなどの揚げ物でなく、おにぎり1個に、ごぼうサラダ・わかめのみそ汁・無糖ヨーグルトを組み合わせるだけでも、食物繊維や乳酸菌を効率よく補えます。さらに、おやつを菓子パンやケーキではなくバナナやキウイなどフルーツに置き換えるのもおすすめです。毎日すべてを完璧に行う必要はありません。まずは1食だけでも組み合わせを意識することで、便通だけでなく肌の調子も整えやすくなります。

水分をこまめに取る(起床直後の水分補給)

水分不足は乾燥を悪化させる

便秘によるニキビを予防するには、十分な水分補給を心がけることも大切です。水分が不足すると便が硬くなり、排便しにくくなるため、便秘が長引く原因になります。成人が飲み物から摂取する水分の目安は1日約1.5L~2Lとされています(食事に含まれる水分を除く)。一度にたくさん飲むのではなく、こまめに補給することがポイントです。
特におすすめなのが、起床直後にコップ1杯(約200mL)の水を飲むことです。朝は睡眠中に失われた水分を補給できるだけでなく、胃や腸が刺激されて排便が促されやすくなります。日中も食事の前後などにコップ1杯を意識し、無理なく水分補給を続けましょう。朝の1杯を習慣にすることが、便秘対策の第一歩になります。

適度に体を動かす(10分の早歩きだけでもOK)

無理のないペースで通う

適度な運動は、便秘を改善し、ニキビ予防にも役立ちます。体を動かすと腸のぜん動運動が活発になり、便が排出されやすくなるためです。デスクワークなどで座る時間が長いと腸への刺激が減り、便秘が悪化しやすくなります。
運動習慣がない方は、まずは通勤や買い物の際に10分程度の早歩きから始めましょう。エレベーターを階段に変える、一駅分歩くなど、日常生活の中で少し体を動かすだけでも十分です。無理なく続けることが、便秘の改善だけでなく、肌のコンディションを整えることにもつながります。

就寝時間を一定にすることで腸を整える

睡眠と自律神経を整える

便秘によるニキビを予防するには、毎日7~8時間を目安に睡眠時間を確保し、就寝時間をできるだけ一定にすることが大切です。睡眠不足や生活リズムの乱れは自律神経のバランスを崩し、腸の動きが鈍くなることで便秘を招きやすくなります。また、睡眠中は肌の修復も行われるため、十分な睡眠は肌のコンディションを整えるうえでも欠かせません。寝る直前までスマートフォンを見ている方は、就寝30分前から画面を見る時間を減らすだけでも寝つきが改善しやすくなります。
まずは毎日同じ時間に就寝し、7~8時間の睡眠を確保することを意識してみましょう。これらの習慣は、便秘の改善だけでなく、ニキビや肌荒れの予防にもつながるため重要なポイントです。

ニキビができたときの肌ケア

便秘対策と並行して、誤ったスキンケアがニキビを悪化させていないかも確認が必要です。よかれと思って行っているケアが、逆効果になっているケースもあります。そのため、ニキビができたときの正しい肌ケア方法をご紹介します。

肌をこすらずやさしく洗う

洗顔と保湿

ニキビができたときは、まず肌への刺激を減らすことが大切です。そのためには、洗顔で肌をこすらず、やさしく汚れを落とすことを心がけましょう。ゴシゴシと力を入れて洗うと、肌のバリア機能が低下し、炎症や赤みが悪化する原因になることがあります。
また、必要な皮脂まで洗い流してしまうと乾燥を招き、皮脂が過剰に分泌されることもあります。洗顔料はしっかり泡立て、泡をクッションのように使って肌に触れる程度の力で洗うのがポイントです。洗顔は朝と夜の1日2回を目安にし、洗いすぎにも注意しましょう。

洗顔後5分以内にしっかり保湿する

保湿

やさしく洗顔した後は、できるだけ早く保湿することが大切です。洗顔後の肌は水分が蒸発しやすく、そのまま放置すると乾燥を補おうとして皮脂が過剰に分泌され、ニキビが悪化しやすくなることがあります。目安として、洗顔後5分以内に化粧水や保湿剤でうるおいを補給しましょう。乾燥しやすい方は、ヘパリン類似物質配合の保湿剤や、ニキビができやすい肌向けの低刺激・ノンコメドジェニックテスト済み※の保湿剤を選ぶのもおすすめです。洗顔と保湿をセットで行う習慣をつけることで、肌のバリア機能を保ち、ニキビの悪化を防ぎやすくなります。正しいスキンケア方法について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビのスキンケアの正しい方法とは|皮膚科医が教える治療・成分・生活習慣の全知識

寝具やタオルを清潔に保つ

枕カバーは1〜3日に1回替える

ニキビができたときは、肌に直接触れる寝具やタオルを清潔に保つことも大切です。枕カバーやタオルには、汗や皮脂、雑菌、髪のスタイリング剤などが付着し、肌への刺激となってニキビが悪化することがあります。枕カバーは1~3日に1回、皮脂が多い方や汗をかきやすい方は毎日交換するのが理想です。また、顔を拭くフェイスタオルは毎日新しいものを使用し、同じタオルを何日も使い続けないようにしましょう。シーツや布団カバーも週に1回を目安に洗濯すると、より清潔な状態を保てます。毎日のスキンケアだけでなく、肌に触れるものを清潔に保つことも、ニキビの悪化を防ぐポイントです。寝具(枕)とニキビの関係性について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビは枕が原因?サインと対策を解説

ニキビを自己流でつぶす行為はNG

潰す・血抜き

自分でニキビをつぶす行為は、跡を残すリスクを高めるためNGです。爪や指で無理に押し出すと、炎症がさらに深い層へ広がり、色素沈着やクレーター状の跡が残りやすくなります。気になるニキビがあっても、自己処置は避けて自然に経過を見守ることが大切です。ニキビを潰した際のリスクや潰してしまった際の対処法など詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビを潰すのは危険?悪化する理由と正しい対処法

長引く症状は美容皮膚科への相談が安心です

生活習慣を見直しても症状が続く場合は、自宅ケアの限界が近づいている可能性があります。保険診療の皮膚科では炎症を抑える薬の処方が中心となり、体質からニキビができにくい肌へ整えることは範囲外になることがあります。一方、美容皮膚科ではケミカルピーリングやレーザー、内服・外用薬の組み合わせで肌質そのものを整えていくことを目標にできます。

当院では、ニキビができやすい肌かどうかをVISIA(皮膚画像解析機器)による肌診断で確認しています。アクネ菌が作り出す物質であるポルフィリンの数値が高い、毛穴の開きが目立つ、皮脂量が多いといった傾向が重なっている方は、ニキビを繰り返しやすい肌質である可能性が高いと、診断の参考にしています。便秘対策を続けても繰り返すニキビには、肌そのものの状態を客観的に確認することが助けになります。

病院を受診したほうがよい目安

便秘やニキビは生活習慣の見直しで改善が期待できることもありますが、セルフケアだけでは十分に改善しない場合もあります。赤みや痛みの強いニキビを繰り返す場合や、生活習慣を整えても改善しない場合、ニキビ跡や便秘の症状が気になる場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。下記より病院を受診したほうがよい目安について詳しく解説いたします。

赤いニキビやしこりがくり返しできる

赤ニキビの治し方|応急処置と皮膚科の治療を整理

画像のような赤く腫れて痛みのあるニキビや、しこりのように硬いニキビを繰り返す場合は、早めに皮膚科や美容皮膚科へ相談することが大切です。炎症が皮膚の深い部分まで及んでいる可能性があり、セルフケアだけでは改善しにくく、ニキビ跡が残るリスクも高まります。
まずは皮膚科で炎症を抑える塗り薬や飲み薬などの治療を受けることが基本です。
一方、ニキビを繰り返して跡が残りそうな場合色素沈着・へこみなど見た目の改善まで希望する場合は、美容皮膚科でレーザー治療やダーマペンなどを含めた治療でないと改善が期待できません。症状や悩みに応じて医療機関を選ぶことが大切です。医療機関の選び方について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビ治療で保険適用外になるのは?自費治療との違いを解説

生活を整えても改善しない

食事や水分補給、適度な運動、十分な睡眠など生活習慣を見直しても、1~2か月程度ニキビや便秘が改善しない場合は、医療機関への相談を検討しましょう。
便秘が続く場合は、過敏性腸症候群や大腸の病気などが原因となっていることもあるため、消化器内科や内科で相談することが大切です。
一方、ニキビが繰り返しできる場合や、炎症が治まらない、ニキビ跡が気になる場合は、先ほど説明させていただいたように皮膚科美容皮膚科に相談しましょう。

ニキビ跡や便秘の症状が気になる

ニキビ跡が残りそうな場合便秘とともに強い腹痛・お腹の張り・血便などの症状がある場合も同様に早めに医療機関を受診しましょう。
ニキビ跡は、一度できると塗り薬やセルフケアだけで改善することは難しく、へこみや色素沈着の状態に応じてレーザー治療やダーマペンなどの美容医療が必要になることがあります。そのため、ニキビ跡が気になり始めたら美容皮膚科へ相談するのがおすすめです。一方、便秘に強い腹痛や血便を伴う場合は、痔だけでなく大腸などの消化器疾患が隠れている可能性もあるため、消化器内科や内科で原因を調べてもらうことが大切です。早めの受診が、症状の悪化を防ぐことにつながります。ニキビ跡の種類や治療方法について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビ跡の種類を見分ける方法!治し方の選び方

まずは無料カウンセリング

VISIAを使用したカウンセリング

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくニキビの状態や種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

まとめ

便秘によるニキビが気になる場合は、食物繊維と水分を意識した食事、軽い運動、規則正しい睡眠から始めることが第一歩です。同時に、強い洗顔や自己流のニキビ処置を避け、保湿と清潔な寝具でやさしくケアを続けましょう。生活を整えても症状が長引く、または赤く腫れたニキビが繰り返す場合は、自己判断を続けずに美容皮膚科へ相談することをおすすめします。

このページの監修医師

土屋先生

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長

・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会

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