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シミは自然に消える?消えない理由と肌の仕組みを解説

シミは自然に消える?消えない理由と肌の仕組みを解説

シミができたとき、「そのうち薄くなるかな」と様子を見ている人は多いです。実際、肌の生まれ変わりがあるのにシミが残るのは、紫外線や年齢で肌の奥まで色素が定着するからです。
そこで今回は、シミが自然に消える仕組みと消えない理由を肌の状態別に整理します。あなたのシミが待ってよいタイプか、今日からできるケア、受診の目安まで具体的に解説します。

シミは自然に消えるとは限らない

シミは時間経過だけで自然に消えるとは限りません。肌の生まれ変わり(ターンオーバー)があるのにシミが残るのは、色素が奥深くまで入り込んでいるからです。放置すると濃くなるケースがほとんどです。たとえば、頬にできた薄いシミを「そのうち薄くなる」と1年待っても変化がない人は多いです。

自然に薄くなるケースは一部に限られる

自然に薄くなるケースは一部に限られる

自然に薄くなるシミは一部だけで、ほとんどのシミは時間だけで消えません。肌の表面近くの色素なら生まれ変わりで剥がれますが、奥に入り込んだものは残ります

たとえば、ニキビが治った後にできる赤黒いシミは、1〜2年で自然に薄くなることがあります。擦り傷のあとの色味と同じで、炎症が収まれば勝手に消えます。一方、頬や手の甲にポツポツできた茶色いシミは、10年経ってもそのままです。

放置すると濃くなるシミの方が多い

紫外線が肌に及ぼす影響とメラニン色素の働き

多くのシミは放置すると薄くなるどころか、紫外線や加齢の影響で濃くなります肌の奥に色素が溜まり、表面に現れるのに時間がかかるからです。「そのうち消える」と待つのはリスクが高いです。

たとえば、頬にできた薄茶色のシミを夏に放置すると、1年後にはくっきり濃い色に変わっています。紫外線が色素を活性化させ、加齢で肌の生まれ変わりが遅れるからです。実際、診察で「前より濃くなった」と言う患者さまが8割です。待つより早めのケアを行うほうが得策です。

関連記事:日焼けが招くシミの原因と予防・改善法|紫外線対策から治療まで徹底解説

シミが自然に消えにくい理由

シミの8割は肌の奥でできて、自然に消えません。時間が経つほどターンオーバーが遅れ、メラニンが排出されずに肌に溜まってしまうからです。肌の内側の仕組みを知れば、消えない理由がはっきり分かります。下記で詳しく解説します。

ターンオーバーとメラニン排出の関係

シミはなぜできるのか?主な原因と悪化要因

ターンオーバーは古い肌を押し上げて新しい肌に置き換わる仕組みで、メラニンを体外に排出します。順調ならシミは自然に薄くなりますが、ターンオーバーが乱れるとメラニンが排出されず肌に残ってしまいます。

つまり、ターンオーバーとメラニンの排出は密接な関係があります。

真皮のダメージがシミを固定化させる理由

表皮と真皮の違い

真皮という肌の深くまでメラニンがあると自然にシミは消えません。肌の奥でメラニンが増え、ターンオーバーだけでは届かなくなるからです。

たとえば、レーザーで表皮のシミを消しても、真皮のダメージが残ると紫外線などのダメージがあると再発してしまいます。海で焼けた肌が何年も茶色いままで残るのは、真皮の繊維が傷つき、メラニンを閉じ込めるためです。加齢で真皮が弱まると、さらに頑固になってしまいます。

年齢とともに自然消失が起こりにくくなる背景

加齢によるターンオーバーの低下

年齢を重ねると、肌の入れ替わりのスピードが落ち、メラニンを押し出す力が弱くなるため、若い頃のように「気づいたら消えていた」というシミが少なくなります。 さらに、ダメージを修復する力も低下するので、一度できたシミがそのまま居座りやすくなります。たとえば、同じ日焼けでも、中学生の頃は数か月で元の肌色に戻ったのに、40代では一年たっても薄い影が残る、といった違いが出てきます。 若い肌はターンオーバーが早く、多少の紫外線ダメージならリセットできますが、年齢とともにその「巻き返し力」が小さくなるイメージです。
詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:シミは何歳から?20代・30代・40代・50代シミのなぜを解説

自然に薄くなる可能性があるシミ

すべてのシミが消えないわけではありません。炎症後の色素沈着なら、条件次第で自然に薄くなるものがあります。

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着

ニキビや軽いやけどなどの炎症後にできる赤茶色のシミは、時間経過と適切なケアで自然に薄くなる可能性があります。通常、3〜6ヶ月で目に見えて改善し、1〜2年でほぼ消えるケースが多いです。

たとえば、背中のニキビが治まった後の茶色い跡は、肌の表面近くにメラニンが溜まったもので、ターンオーバーが順調なら自然に剥がれ落ちます。ただし、紫外線を避け、保湿を続けることが重要です。夏に放置すると濃くなるので、日焼け止めが鍵となります。

紫外線や刺激で再発しやすい点に注意

紫外線と摩擦

自然に薄くなりかけたシミでも、紫外線や摩擦が加わると再び濃くなることがあります。一度改善しかけたメラニンが刺激で活性化し、肌表面に再び現れるからです。経過観察中は特に注意が必要です。

たとえば、ニキビ跡が薄れてきた夏に日焼けすると、1週間で元の濃さに戻ります。タオルでゴシゴシ拭く摩擦も同じく悪化させます。帽子や日焼け止めを欠かさず、優しい洗顔を心がけてください。

自然に消えない代表的なシミ

シミのほとんどは自然に消えず、老人性色素斑、肝斑、そばかす、ADMが代表的です。放置すると濃くなり、治療が必要になります。下記より種類別に詳しく見ていきましょう。

老人性色素斑

老人性色素斑(日光性色素斑)の特徴と発症パターン

老人性色素斑は、加齢と長年の紫外線でできるシミで、自然に薄くなることはまず期待できません。一度できると肌の奥にメラニンが根付いてしまい、放置するとどんどん濃く広がりやすくなります。

たとえば、40代以降に手の甲や顔の頬にポツポツ出てくる平らな茶色い斑点のようなシミです。

肝斑

肝斑の特徴と他のしみとの見分け方

肝斑は左右対称に頬や額に出やすいシミで、摩擦や間違ったケアがきっかけで悪化しやすいのが特徴です。
肝斑は、ホルモンバランスの影響が強く、自然に消えることはほとんど期待できません

たとえば、良かれと思って化粧水をゴシゴシ塗ったり、ピーリングを使いすぎると、境目がぼんやりした茶色いシミが急に濃くなります。女性ホルモンがメラニンを増やし、肌の奥でじわじわ広がるため、ターンオーバーだけでは取り切れません。ストレスや妊娠時にも目立ちやすく、美容皮膚科での内服薬やレーザー治療が必要になります。肝斑の原因やケア方法について詳しく知りたい方は以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:肝斑の原因とは?ホルモンバランス・紫外線・ストレスが関わるメカニズムと対策

そばかす

そばかすの特徴と発生メカニズム

そばかすは遺伝が大きく影響し、鼻や頬に小さな茶色い点々が散らばるシミです。夏に濃くなり冬に薄まるものの、そばかすも自然に消えることはほとんどありません。

その理由は、遺伝子がメラニンを活発に作るためです。紫外線で一時的に濃くなりますが、ターンオーバーでは根本的に減りません。よく「シミとそばかすは別」と誤解されますが、そばかすも生まれつきの肌特性で、濃淡が変わるだけなので注意しましょう。詳しく知りたい方は以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:そばかすとシミの違いを徹底解説|原因・見分け方・効果的な予防と治療法

ADM

後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

ADM(後天性真皮メラノサイト増生症)は、メラニンが肌の奥の真皮層まで沈着するタイプのシミのため、時間経過だけでは消えませんターンオーバーが真皮に届かず、色素がそのまま残るからです。放置すると濃くなったり、範囲が広がることもあるので早期治療が必要です。ADMも他のシミ同様専門的治療が必要となります。
ADMについて詳しく知りたい方は以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:【医師監修】シミADMとは?原因・見分け方と治療法を徹底解説

シミを自然に薄くしたい場合にできること

シミを自然に薄くするには、紫外線対策と毎日のスキンケア、生活習慣が鍵となります。治療前の土台作りが効果を大きく左右します。これらをしっかり守れば、肌のターンオーバーが整い、薄くなる可能性が高まります。以下で詳しいポイントを紹介します。

紫外線対策を一年を通して続ける

紫外線対策の徹底

紫外線がシミの最大の原因のため、少しでもシミを自然に薄くしたい場合は、一年中紫外線対策が欠かせません
紫外線は晴れた夏だけでなく、曇りの日でも降り注ぐため1年中の紫外線対策が重要です。

主な対策としては、顔にはパール2個分くらいの日焼け止めを「額・両頬・鼻・あご」に置いて、こすらずに優しく伸ばしましょう。普段使いならSPF30・PA+++、長時間外ならSPF50・PA++++を選び、2〜3時間ごとに塗り直しましょう。敏感肌の人は紫外線吸収剤フリータイプがおすすめです。帽子や日傘、サングラスを組み合わせるとさらに守れます。

たとえば、通勤で毎日10分外を歩くだけでも積み重なり、1年後にシミの差が出ます。毎日の積み重ねが大事です。

保湿と摩擦回避で悪化を防ぐ

洗顔と保湿

保湿や正しい洗顔を心がけることが重要です。
乾燥や摩擦は肌のバリアを壊し、炎症を起こしてシミを濃くする原因になるからです。
洗顔は1日2回、ぬるま湯で30秒以内に優しく済ませ、タオルでポンポンと押さえます。化粧水は500円玉大を手に取ってハンドプレスし、セラミドやヒアルロン酸入りのクリームを重ねましょう。化粧品をゴシゴシ擦り込むのが一番の摩擦で、頬に赤い跡が残ったら要注意です。

生活習慣を整えて回復力を下げない

生活習慣の改善と食事

睡眠不足や栄養の偏りはターンオーバーを乱し、肌の回復力を落としてシミを長引かせます。内側から整えると自然に薄くなる土台ができます。

1日7〜8時間の睡眠を確保し、ビタミンC豊富な果物(キウイ1個で1日分)を毎食に取り入れます。糖質や揚げ物を減らし、夜10時までの就寝で成長ホルモンを出しましょう。また、ストレスもターンオーバーには大敵なため、1日10分以上の運動などで適度にストレス解消をすることが重要です。

たとえば、徹夜続きの1ヶ月で頬のシミが濃くなった人が、睡眠と野菜中心の食事に変えると3ヶ月で薄くなる例がありました。

自然に任せてはいけない判断の目安

シミの「様子見」が危険なケースは意外と多く、シミの大きさや色の変化で受診のタイミングが決まります。一歩早い判断が後悔を防ぎます。

長期間変化しないシミ

数か月から年単位で大きさや色が変化しないシミは、自然に薄くなる可能性が低く、放置せず診察を受けた方が安心です。一度肌の奥に根付いたメラニンは、ターンオーバーだけでは動かず、そのまま居座ります。
たとえば、2年前にできた頬の薄茶色のシミが今も同じ形・色で残っている場合、炎症後色素沈着とは違い、老人性色素斑の可能性が高いです。「こんな悩んでいたのに1日で取れてしまった」「もっと早く来ればよかった」と話す患者さんが多いです。

大きさや色が変わる場合の受診目安

シミが急に濃くなったり、広がったり、色調が変わる場合は、すぐに医療機関を受診してください。自然に薄くなるどころか、悪化や他の病気のサインの可能性があるからです。
たとえば、1ヶ月前にピンポン玉大だった頬のシミが急に1円玉大に広がったり、茶色から黒っぽく変わったりしたら要注意です。紫外線やホルモンで一時的に濃くなる場合もありますが、境界がぼやけたり形が不規則だと、早期治療が必要なケースが多いです。重篤な病気の可能性もあるため、変化を感じたら迷わず相談しましょう。

シミの症例写真【当院症例】

施術名シミ取り(ピコスポット)
費用44,000円
医師コメント初診時の肌分析では、両頬を中心に濃い茶色の反応(シミ)が広く見られます。このことからメラニンが過剰に作られている肝斑の状態と判断しました。刺激で悪化しやすいため、まずは肌を安定させる治療と内服でメラニンを抑制。その後、負担の少ない光・レーザー治療を段階的に追加しました。結果、茶色い反応(シミ)が減少し、色むらの少ない明るい肌へ改善しています。
施術名ケミカルピーリング4回、ライムライト7回、ケアシス26回、ピコトーニング2回、内服薬
費用93,500〜111,705円
医師コメント肌分析で、両頬を中心に左右対称に広がる濃い茶色(シミ)の反応が確認されました。これは肝斑による色素沈着と判断できます。刺激で悪化しやすいため、トラネキサム酸を中心に内服と薬剤導入を組み合わせ、内側・外側からメラニンの産生をコントロール。治療を継続することでシミ反応(濃い茶色)は軽減し、肌全体のトーンが均一で明るい印象へと改善しています。
施術名ケアシス18回、内服薬
費用16,500〜499,400円
施術名シミ取り放題(ピコスポット)
費用165,000円
施術名シミ取り放題(ピコスポット)
費用165,000円
医師コメント初診時の肌分析では、濃い茶色の反応(点)が左右差を伴って広く見られます。これは肝斑と通常のシミが混在し、メラニンが過剰に蓄積している状態と判断できます。刺激で悪化しやすいため、まずはピーリング・ケアシスと内服で肌を安定化。その後、光治療やピコトーニングを段階的に追加しました。結果、肌分析でも濃い茶色の反応(点)が減少し、色むらの少ない明るい肌へ改善しています。
施術名ケミカルピーリング11回、ライムライト8回、ピコトーニング3回、ケアシス25回、内服薬
費用88,550〜1,191,850円
医師コメント肌分析で、肌の奥にたまった紫外線シミ(黒い点)が顔全体に多く確認できます。これは今後シミとして表面化しやすい「隠れシミ」状態でした。そこで、ピーリングで不要な角質を整え、光治療とケアシス、内服を組み合わせてメラニンの生成を抑制。治療後は黒い点で示されている箇所が減少し、将来のシミを防ぐ明るく均一な肌へ改善しています。
施術名ピーリング24回・ライムライト16回・ケアシス30回・内服薬
費用71,500~1,518,000円
施術名ケミカルピーリング6回、ライムライト6回、アクシダーム6回、美白内服6ヶ月分、クリアホワイトクリーム・トレチノインクリーム各2本
費用327,600円
施術名ライムライト・ケミカルピーリング各8回
費用193,940円

まずは無料カウンセリング

VISIA

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくシミの種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

まとめ

シミの多くは自然に消えず、炎症後色素沈着以外は放置で濃くなる傾向があります。ターンオーバーの遅れや真皮ダメージ、加齢がメラニンを固定化し、老人性色素斑・肝斑・そばかす・ADMは特に頑固です。
自然に薄くなるのはニキビ跡などの炎症後だけで、紫外線や摩擦で再発しやすいので注意が必要です。一方、消えないシミは紫外線が主因なものやメラニンが肌の深くまで沈着しているため自然には取れません。自分でできることは、年中日焼け止め(SPF30以上、2〜3時間塗り直し)、保湿(セラミド入りクリーム)、睡眠7〜8時間とビタミンC摂取をしましょう。長期間変化なしや急な濃さ・広がりがあった場合は早めに専門医へ相談しましょう。

このページの監修医師

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医

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