
医療脱毛を検討している患者さまから、「脱毛するとワキガになるのでは?」「脱毛後ににおいが気になった」といったご相談をいただくことがあります。SNSなどでもさまざまな情報が出ているため、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、脱毛とワキガの関係や、施術後ににおいを感じる理由について、解説していきます。
【この記事でわかること】
・脱毛とワキガの関係性
・ワキガの原因
・脱毛後ににおいが気になる理由
・脱毛後のワキガ対策
脱毛とワキガの関係
結論として、脱毛とワキガに直接的な因果関係はありません。ただし、脇の環境が変わることで、においの感じ方に影響が出ることはあります。ここからは、よくある誤解やSNSで言われている情報の真偽について、解説していきます。
脱毛でワキガになることはある?

脱毛をしたことが原因でワキガになることはありません。
理由としては、ワキガは遺伝や体質によるもので、汗の出る場所の特徴が関係しており、脱毛によって新たに発症するものではないためです。
一方で、「脱毛後ににおいが気になるようになった」と感じる方がいるのも事実です。これは脇毛が減ることで汗が肌を直接流れやすくなり、においを意識しやすくなるためです。そのため、ワキガを心配して脱毛を躊躇している方も、過度に不安になる必要はありません。
脱毛でにおいが軽くなることはある?

脱毛によって、においが軽く感じられることはあります。脇毛がなくなることで汗や皮脂が毛にとどまらず、蒸れにくい状態になるため、雑菌の繁殖が抑えられやすくなるからです。
ワキガはもともと、汗と菌が合わさることでにおいが強くなる体質ですが、脱毛によってその環境が整うことで、体感として2〜3割ほど軽く感じる方もいらっしゃいます。さらに、画像にあるようにある論文でも、自己処理をやめて脱毛に切り替えたことで清潔を保ちやすくなり、においが気になりにくくなったと感じた方が約6割以上にのぼると報告されています。根本的な体質が変わるわけではありませんが、日常的なケアの負担を軽減する方法として有効です。
ワキガの原因
ワキガのにおいは汗そのものではなく、汗と皮膚の菌が合わさることで発生します。仕組みを理解することで、脱毛で改善できる部分と難しい部分が見えてきます。まずは原因を正しく押さえておきましょう。
アポクリン腺と常在菌がにおいに関係する

ワキガのにおいは、アポクリン腺から出る汗と皮膚の常在菌が関係して生じます。
においのもとになりやすい汗が分泌され、それを菌が分解することで独特のにおいが発生します。
さらに日本人の場合、強い体質的なワキガよりも、汗の量が多い「多汗症」が関係してにおいが出ているケースが多く、全体の約8割はこのタイプといわれています。
つまり、汗を抑えつつ蒸れにくい環境を作ることが対策のポイントになります。仕組みを理解することで、適切なケアにつなげやすくなります。
ワキガとは?特徴と症状の程度を自己チェック

【特徴】
- ワキに汗をかくと玉ねぎや硫黄のような臭い
- 汗をかくと服に黄色のシミができる
- 普通よりワキ毛が多くある
ワキガの程度は、
重度:締め切られていない場所でも臭いが分かってしまう
軽度:セルフケアだけでも対策可能、周りの人は気づかない
中度:締め切られている場所(エレベーター、個室)にいると気づかれる
脱毛後ににおいが気になる理由
脱毛後ににおいが強くなったと感じるのは、実際に悪化したのではなくワキ環境の変化による思い過ごしのケースが多いです。よくある2点の理由を説明いたします。
汗が増えたように感じやすいから

1つ目の理由は、脇毛がなくなったことで汗が増えたように感じやすくなるためです。
実際に汗の量が増えたわけではなく、流れ方が変わることが原因です。脇毛が減ると汗が毛にとどまらず、そのまま肌を伝って流れるため、量が多くなったように感じることがあります。実際には汗の量自体はほとんど変わりません。この変化に慣れるまでは違和感を覚えることもありますが、異常ではないため過度に心配する必要はありません。
衣類に汗が付きやすくなる

2つ目の理由は、汗が直接衣類につきやすくなることで、においが気になりやすくなるからです。
毛がクッションの役割をしていた状態から変わるため、服に湿気やにおいが残りやすくなります。特に通気性の悪い素材では不快感が出やすくなります。こうした変化も一時的なものであり、対策を取り入れることで十分にコントロールできます。
脱毛後のワキガ対策
脱毛後のワキガ(におい)対策は「汗をためない・清潔を保つ」ことです。特別なことをするよりも、日常のケアを見直すことが効果的です。
汗をこまめに拭く

汗を放置しないことがにおい対策の重要なポイントです。
汗をそのままにすると菌が増えやすくなり、においにつながります。外出先でも汗拭きシートやタオルでこまめに拭くことで、清潔な状態を保ちやすくなります。
制汗剤やデオドラントを正しく使う

制汗剤やデオドラントは、正しく使うことで脱毛後のにおい対策に効果的です。
脱毛によってにおいが強くなるわけではありませんが、汗の流れ方が変わることで気になりやすくなるため、ケアを見直すことが大切です。
汗の量を抑えたい場合は制汗剤、におい対策にはデオドラントと使い分けるのがポイントです。
使用するタイミングは、朝の外出前や入浴後など清潔で乾いた状態が基本です。汗をかいた後は一度拭き取ってから使うことで効果が高まりやすくなります。適切に使い分けることで、脱毛後も快適に過ごしやすくなります。
通気性のよい服を選ぶ

綿や麻など、通気性と吸湿性のよい素材の服を選ぶことが、におい対策のポイントです。
脇まわりは汗がこもりやすいため、風通しの悪い素材だと蒸れが続き、菌が増えやすくなります。
その結果、においが強く感じやすくなります。特にポリエステルなどの化学繊維や、ぴったりと密着する服は湿気がこもりやすくNGです。通気性のよい服で汗を逃がすことで、脇の環境を清潔に保ちやすくなります。脱毛後は服選びも重要なポイントです。
食生活を見直す

食事の内容はにおいに影響するため、内側から整えることが大切です。
脂っこい食事や香辛料の多い刺激の強い食事が続くと、汗の質が変わり、においが強く感じられることがあります。
反対に、野菜や海藻、大豆製品、発酵食品(納豆・ヨーグルトなど)を取り入れたバランスのよい食事は、体の状態を整えやすくなります。水分をしっかりとることもポイントです。日々の食事を見直すことで、におい対策につなげやすくなります。
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まとめ
脱毛はワキガの原因にはなりません。むしろ、脇の環境を整えることでにおい対策として役立つことがあります。脇毛が減ることで清潔を保ちやすくなり、日常のケアもシンプルになります。においが気になる方は、過度に不安になるのではなく、正しい知識をもとに脱毛を選択肢のひとつとして検討してみることをおすすめします。
このページの監修医師

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長
・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会



