
「ライムライトとフォトフェイシャルは何が違うの?」「どちらがシミに向いている?」と疑問に感じていませんか。
ライムライトはキュテラ社が開発した特定のIPL機器を指すのに対し、フォトフェイシャルはIPLを使った光治療を表す名称として広く使われており、医療機関だけでなくエステでも使用されています。そのため、両者は同じIPLを使った光治療でも、機器や光の特徴、期待できる効果に違いがあります。
そこで今回は、医療機関で行われるフォトフェイシャルの代表的な機器としてM22を比較対象にライムライトとの違いを機器・効果・痛み・回数・料金の面から解説します。
ライムライトとフォトフェイシャルの違い
ライムライトとフォトフェイシャルM22の違いは、使用する光の設計と照射方法、それによって対応しやすい肌悩みに違いがあります。
ライムライトは日本人の肌を考慮した光の設計、M22は複数のフィルターを使い分けて肌悩みに応じた照射ができることが特徴です。痛みやダウンタイム、必要な施術回数には大きな差がないため、比較する際は特に「どの肌悩みを治療したいか」がポイントになります。
使用する機器・光の特徴の違い

ライムライトとフォトフェイシャルM22は、どちらもIPL(光)を使いますが、光の設計と使い分け方が異なります。
ライムライトはキュテラ社が日本人の肌を考慮して開発した機器で、520〜1,100nmの幅広い波長を使用します。日本人の肌で起こりやすい色素沈着などに配慮し、シミやくすみなどの色ムラを狙いやすい設計です。
一方、M22は複数のフィルターから波長を選択し、肌の状態に合わせて光を使い分けます。
たとえるなら、ライムライトは日本人の肌を想定して設計された「使いやすい光を備えたライト」、M22は肌悩みに合わせて「照らす光を選べるライト」です。そのため、ライムライトは日本人の肌を想定した光の設計、M22は肌悩みに応じて光を選べることが、それぞれの大きな特徴です。
期待できる効果の違い

ライムライトは、シミやそばかす、くすみなどが混在して顔全体の色が均一に見えない肌を整えたい場合に向いています。
ライムライトは日本人の肌を考慮した光の設計により、こうした複数の色素悩みをまとめて治療しやすいことが特徴です。
一方、M22はフィルターを使い分けられるため、シミやそばかすだけでなく、赤みや毛細血管など異なる肌悩みに対応しやすい点が強みです。シミ・そばかす・くすみを中心に顔全体の色を整えたい方はライムライト、色素と赤みなど異なる悩みを幅広く治療したい方はM22が向いています。
痛み・ダウンタイムの違い

痛みやダウンタイムは、ライムライトとフォトフェイシャルM22で大きな違いはありません。
どちらも照射時に輪ゴムで弾かれるような刺激を感じることがあり、ダウンタイムも画像のようにほとんどなく、当日からメイクもOKです。ただし、人によって多少の赤みやほてりが出る場合がありますが、こうした反応は一時的なものが多く、あっても数時間程度です。どちらも強いダウンタイムが生じにくく、施術後の日常生活に影響しにくいことが共通した特徴です。
施術回数・施術間隔の違い

施術回数と間隔は、ライムライトとフォトフェイシャルM22で大きな差はありません。どちらも1回で治療を完了させるのではなく、肌の状態を確認しながら複数回受けるのが一般的です。目安としては、1か月程度の間隔で、4〜5回ほど受けるケースがあります。ただし、必要な回数はシミの種類や濃さ、赤みの程度、肌の反応によって変わるため、ライムライトだから回数がかかるというわけではありません。
料金の目安
料金はクリニックや照射範囲によって異なりますが、当院がある浜松周辺のライムライトは顔全体1回あたり22,000〜30,000円程度が目安です。
一方、フォトフェイシャルM22は、医療機関によって15,000〜30,000円程度と幅があります。どちらも自由診療のため、使用する機器や照射範囲によって料金が変わります。料金だけでなく、診察料や照射範囲、複数回コースの有無まで含めて比較することが大切です。
ライムライトとフォトフェイシャルはどちらが向いている?
ライムライトとフォトフェイシャルM22は、どちらが優れているかではなく、治療したい肌悩みや重視することによって選び方が変わります。色素悩みを中心に治療したいのか、複数の肌悩みに合わせて光を使い分けたいのかを基準にすると、自分に合う治療を判断しやすくなります。
ライムライトが向いている人
次のいずれかに当てはまる方は、ライムライトが向いています。
- 顔全体のシミやそばかすをまとめて治療したい
- シミだけでなく、くすみや赤みなど複数の肌悩みがある
- 部分的なシミ取りではなく、顔全体の肌の印象を整えたい
- 薄いシミやそばかすなど、顔全体の細かな色ムラが気になる
- 複数の肌悩みを一度の光治療でまとめてケアしたい
- シミだけでなくニキビやニキビ跡の赤みで悩んでいる
「このシミだけを治したい」というより、顔全体にあるシミ・そばかす・くすみ・赤みなど、複数の肌悩みをまとめて整えたい方にはライムライトが向いています。また、ニキビやニキビ跡が気になる方にも、肌の状態に合わせて治療を行えるのが特徴です。ライムライトについて詳しくは関連ページをご覧ください。
フォトフェイシャルが向いている人
次のいずれかに当てはまる方は、フォトフェイシャルが向いています。
- シミやそばかすだけでなく、赤みや毛穴、ハリ不足も気になる
- シミと赤みなど、いくつかの肌悩みをまとめて治療したい
- 顔の部分によって気になる肌悩みが違う
- シミだけでなく、顔全体の肌質も整えたい
シミ・そばかすだけでなく、赤みや毛穴、ハリ不足など気になることが複数ある方は、フォトフェイシャルM22が向いています。一つの肌悩みに絞らず、顔全体の状態を見ながら治療したい方にも適しています。
ライムライトとフォトフェイシャルの副作用・注意点
ライムライトとフォトフェイシャルM22では、先ほど説明させていただいた施術後に赤みやほてりやシミが濃く見えるなどの変化が起こることがあります。多くは一時的な反応ですが、通常の経過と注意が必要な症状を知っておくことが大切です。施術後の過ごし方にも注意しましょう。
赤みやほてりなどが出ることがある
施術後の赤みやほてりは、照射による一時的な反応として起こることがあります。一方で、強い痛みや腫れ、水ぶくれなどを伴う場合は、単なる赤みとは判断できません。症状が強い場合や時間が経っても改善しない場合は、自己判断で様子を見続けず、施術を受けた医療機関へ相談してください。
シミが一時的に濃くなることがある
施術後に、治療したシミが一時的に濃く見えることがあります。
ただし、見た目が濃くなったからといって、すぐに治療が失敗したと判断する必要はありません。気になる部分をこすったり、無理にかさぶたをはがしたりすると、肌への刺激になります。気になる変化があっても触らず、経過を確認することがポイントです。詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

■患者さまの声
施術翌日にシミが濃く見えて驚きましたが、事前に一時的な変化だと説明を受けていたので慌てずに過ごせました。1週間ほどでかさぶたが取れて、シミが薄くなっているのを実感できました。30代・女性
施術後は紫外線対策と保湿を行う
施術後は、紫外線や摩擦などの刺激を避け、肌を乾燥させないことが大切です。
特に施術後の肌は刺激を受けやすいため、外出時は日焼け止めを使用し、洗顔やスキンケアでも強くこすらないようにします。普段使っている化粧品でも刺激を感じる場合は無理に使用せず、肌の状態に合わせてケアしましょう。
ライムライトやフォトフェイシャルを受けられない人
ライムライトやフォトフェイシャルM22は、すべての人がいつでも受けられるわけではありません。特に、日焼けや強い肌荒れがある場合、妊娠・授乳中の場合、光に敏感になる薬を使用している場合は、施術を見合わせたり、事前に医師の確認が必要です。自分では判断しにくいケースもあるため、予約前に現在の肌状態や使用中の薬を伝えておきましょう。
日焼けや肌の炎症がある人

画像のような強く日焼けして炎症してしまっている場合やアトピー性皮膚炎などで施術部位に強い炎症がある場合は、照射を見合わせることがあります。
日焼けした肌は光に反応しやすく、やけどや色素沈着につながるリスクが高まるためです。
また、強い赤みやかゆみ、湿疹などがある肌は刺激に敏感になっているため、症状が落ち着いてからの施術を行うのが基本です。ニキビやニキビ跡がある場合とは異なり、広範囲にこういった炎症がある場合は施術できないことがあるため、現在の肌状態を事前に伝えましょう。
妊娠中・授乳中の人

妊娠中や授乳中は、ライムライトやフォトフェイシャルM22の施術を見合わせるクリニックが多いです。
美容目的のIPLについて、妊娠中・授乳中の安全性を確認した十分なデータがないためです。特に妊娠中は肌質が変化しやすく、普段より刺激に敏感になることもあります。妊娠・授乳中の方は自己判断で施術を受けず、予約時に妊娠中・授乳中であることを伝え、施術可能か確認しましょう。
光感受性を高める薬を使用している人
紫外線や光に肌が敏感に反応しやすくなる薬を使用している場合は、IPLを受ける前に医師への確認が必要です。
薬の影響で光線過敏症が起こりやすくなっていると、照射後に強い赤みや腫れなどの皮膚反応が出ることがあるためです。一部の抗菌薬や消炎鎮痛薬などが該当する場合があります。薬を使用している方は、薬の名前や使用状況を診察時に伝え、施術が可能か確認してもらいましょう。
まずは無料カウンセリングを

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくシミの種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。
まとめ
ライムライトとフォトフェイシャルM22は、どちらもIPLを使った光治療ですが、光の設計や使い方に違いがあります。ライムライトはシミ・そばかす・くすみ・赤みなど、顔全体の肌悩みをまとめて整えたい方に向いています。一方、M22は複数のフィルターから光を選べるため、シミに加えて赤みなど、異なる肌悩みに合わせて治療したい方に適しています。重要なポイントは以下の通りです。
・ライムライトは日本人の肌を考慮して設計されたIPL機器
・M22は複数のフィルターを使い分けて肌悩みに対応できる
・どちらも複数回の治療が基本で、料金はクリニックによって異なる
・日焼けや強い炎症、使用中の薬などによっては施術を見合わせる場合がある
どちらが適しているかは、シミやそばかすだけでなく、赤みなどの肌悩みや現在の肌状態によって変わります。自分に合う治療が分からない場合は、医師に肌の状態を確認してもらったうえで選びましょう。
このページの監修医師

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長
・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会




