顔のシミ取りはどれがいい?種類・費用・ダウンタイム – ハートライフクリニック(静岡県浜松市の美容皮膚科・美容外科)

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顔のシミ取りはどれがいい?種類・費用・ダウンタイム

顔のシミ取り完全ガイド|種類診断と治療法の選び方

顔のシミが気になり、さまざまな治療法を調べても「結局、自分にはどの治療が合っているのかわからない」と悩んでいませんか?
実際に、シミの種類や状態によって適した治療は異なるため、カウンセリングで相談される患者さまは少なくありません。そこで今回は、顔にできるシミの種類や原因、レーザーや光治療などの治療方法、必要な回数・期間・費用、ダウンタイムや副作用、治療後の正しい過ごし方まで詳しく解説します。

執筆者

土屋 皓大

ハートライフクリニック院長

主な資格等

日本形成外科学会認定専門医/日本医師会認定産業医/乳房インプラント責任医師/臨床研修指導医/臨床研修指導医/日本形成外科学会/日本形成外科学会(JSAPS)/日本美容皮膚科学会/日本創傷外科学会/日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会

略歴

2019年に新潟大学医学部医学科を卒業後、石巻赤十字病院で初期研修を修了。
神戸大学医学部附属病院、神鋼記念病院、聖隷三方原病院の形成外科で研鑽を積み、2026年4月よりハートライフクリニック院長に就任。形成外科専門医として、目周りの施術や美肌治療を得意とし、正直で誠実な説明、自然で無理のない仕上がりを大切に診療を行っています。

一言

シミのお悩みは、見た目だけでなく気持ちにも影響するものです。ハートライフクリニックでは、患者さま一人ひとりの肌質やシミの種類を丁寧に診察し、最適な治療をご提案します。シミは種類によっては誤った施術で悪化する場合もあるため、適切な診断を重視しています。納得して治療を受けていただけるよう、わかりやすい説明と誠実な診療を大切にしています。
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顔にできるシミの種類

顔のシミは、色や形、現れる場所によっていくつかの種類に分けられます。見た目が似ていても原因や適した治療法は異なるため、まずは代表的な種類と特徴を確認しましょう。

老人性色素斑

老人性色素斑(日光性色素斑)の特徴と発症パターン

老人性色素斑は、一般に「シミ」と聞いて多くの人がイメージする、頬やこめかみなどにできる茶色いシミです。円形や楕円形で輪郭がはっきりしているものが多く、顔にできるシミのなかでもよく見られます。
主な原因は、長年にわたって浴びた紫外線です。紫外線による肌へのダメージが蓄積すると、年齢を重ねるにつれて色が濃くなったり、数が増えたりする傾向があります。
「以前は気にならなかったシミが、年齢とともに濃くなってきた」という場合に多く見られるのが老人性色素斑です。

そばかす

そばかすの特徴と発生メカニズム

そばかすは、鼻から頬にかけて広がる小さな茶色い斑点が特徴です。老人性色素斑よりも細かく、左右の頬や鼻の周りに複数できることが多いシミです。
遺伝的な要因が関係しており、幼少期から現れるケースもあります。紫外線を浴びると色が濃くなりやすく、夏に目立ち、冬に薄くなるなど季節によって色の変化が見られる点も特徴です。「子どもの頃から細かいシミがある」「夏になると鼻や頬のシミが濃くなる」という場合は、そばかすの特徴に当てはまります。そばかすについて詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:そばかすの原因を徹底解説|遺伝・紫外線・生活習慣からわかる正しい知識と対策法

肝斑

肝斑の特徴と他のしみとの見分け方

肝斑は、頬骨の周辺に左右対称に広がる、輪郭のぼんやりした薄茶色のシミです。頬の左右に同じような形で現れやすく、老人性色素斑のように境界がはっきりしていない点が特徴です。
30〜40代の女性に多く、女性ホルモンの変化が関係するとされています。紫外線や肌への摩擦などの刺激で色が濃くなりやすい点も特徴です。
また、肝斑は他のシミと同じようにレーザー治療を行うと、刺激によって色が濃くなることがあります。肝斑の見分け方について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:シミと肝斑の違いを徹底解説|原因・見分け方・効果的な治療法と予防のポイント

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着は、ニキビや虫刺され、やけどなどで肌に炎症が起きたあとに、茶色や灰色の色素が残る状態です。炎症によってメラニンが過剰に作られ、肌の外へ排出しきれずに残ることで生じます。
原因となる炎症が治まったあとに現れるため、ニキビが治ったあとに跡として残ったり、虫刺されのあとが茶色く残ったりすることがあります。時間とともに自然に薄くなるケースもありますが、色素沈着の程度や肌の状態によっては長期間残ることもあります。
「ニキビや傷が治ったあとに茶色い跡が残っている」という場合は、炎症後色素沈着の可能性があります。なかなか治らない場合の原因や改善策について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビ跡の色素沈着が消えない原因と改善方法

後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の特徴と肝斑との違い

後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)は、頬骨や額などに灰色や青みを帯びた斑点が現れるシミです。両頬に左右対称にできることが多く、肝斑やそばかすと見た目が似ているため、混同されることがあります。
ADMは、メラニンが肌の表面に近い部分ではなく、「真皮」と呼ばれる深い層に存在する点が特徴です。そのため、一般的な茶色いシミとは色味や見え方が異なり、灰色や青みがかった色に見えることがあります。
「頬骨の周りに灰色や青みがかった斑点がある」「左右対称に細かい斑点が現れている」という場合は、ADMの特徴に当てはまることがあります。詳しい見分け方については以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ADMとそばかすの違いを見分けるコツ|治療の流れ

シミに見える脂漏性角化症

脂漏性角化症

脂漏性角化症は、茶色や黒色で、表面がわずかに盛り上がって見える良性の皮膚腫瘍です。顔や首などにできやすく、平らなシミとは異なり、触れるとざらつきや盛り上がりを感じることがあります。
大きさや色はさまざまで、薄い茶色から黒色まで幅があります。年齢とともに増える傾向があり、シミだと思っていたものが、実は脂漏性角化症だったというケースもあります。
「茶色い部分が盛り上がっている」「表面がざらついている」という場合は、脂漏性角化症の特徴に当てはまることがあります。

顔にシミができる原因

顔のシミは、紫外線や肌への摩擦、炎症など、さまざまな原因で現れます。シミ取りを考えている方も、原因を知ることで、日常生活で気をつけるべきことが見えてきます。ここでは、顔にシミができる代表的な原因を解説します。

紫外線

頬骨やおでこは高さと凹凸で紫外線を受けやすい

紫外線は、顔のシミの中でも特に大きな原因です。
理由は、紫外線を浴びると肌を守る防御反応としてメラノサイト(メラニンを作る細胞)が活性化し、メラニンを作り出すためです。長期間にわたって紫外線を浴び続けると、排出しきれなかったメラニンが肌に蓄積し、老人性色素斑やそばかすとして目立つようになります。日々の紫外線対策の積み重ねが、将来のシミを増やさないための土台になります。紫外線とシミの関係性について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:日焼けでシミができる?仕組みと正しい予防・ケア方法

肌への摩擦

摩擦や刺激による炎症の影響

肌への摩擦も、シミの原因になり得る見過ごされやすい要因です。
理由は、強い洗顔やクレンジング、タオルでのゴシゴシ拭きが肌に小さな炎症を繰り返し起こし、その刺激がメラニンの生成を促してしまうためです。
特に毎日の洗顔やタオルドライで無意識に力を入れている場合、この刺激が積み重なって色素沈着が濃くなることがあります。手のひらで優しく洗う、タオルは押さえるように使うといった習慣の見直しが、摩擦による色素沈着を防ぐ第一歩です。

ニキビや湿疹による炎症

ニキビ跡が茶色くなる原因

ニキビや湿疹による炎症は、先ほど触れた炎症後色素沈着に直結する原因です。
理由は、炎症が起こるとメラノサイトが刺激されてメラニンが多く作られ、その部分に色素が残りやすくなるためです。さらに患部を潰したり爪でかいたりすると炎症がさらに強まり、色素沈着が濃く広範囲になることもあります。ニキビや湿疹をできるだけ悪化させずに治すことが、跡としてのシミを残さないための重要なポイントです。

ターンオーバーの乱れ

乾燥やターンオーバーの乱れ

ターンオーバーの乱れは、作られたメラニンが排出されにくくなる原因です。
注目したいのは、これまでの原因が主に「メラニンが作られる側」の話であるのに対し、ターンオーバーの乱れは「メラニンを外に出す側」の問題である点です。加齢や乾燥、睡眠不足、偏った食生活は、肌の生まれ変わりのサイクルを乱す代表的な要因です。生活習慣を整えることは、シミそのものを薄くするというより、新たな蓄積を防ぐ土台づくりとして位置づけられます。

ホルモンバランスの変化

妊娠性肝斑が増える仕組み

ホルモンバランスの変化は、特に肝斑のきっかけになりやすい原因です。
理由は、妊娠や出産、更年期などによるホルモンの変動が、メラノサイトの働きに影響を与えるためです。実際に、妊娠中や経口避妊薬の使用中に肝斑が現れやすくなることが臨床の場でよく確認されています。ホルモンの変化が背景にある肝斑は、通常のシミとは異なる治療方針が必要になる点を知っておきましょう。詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:妊娠中のシミは治る?原因と安全な対策・治療法を徹底解説

顔のシミ取りは「診断→治療選択」で結果が決まる

顔のシミ取りは、いきなり治療を選ぶのではなく、まずシミの種類を見極めることが大切です。老人性色素斑や肝斑、ADMなどは見た目が似ていても適した治療が異なり、肝斑に強い刺激を加えると色が濃くなることもあります。
「レーザーがよさそう」「光治療が効きそう」と治療法から選ぶのではなく、シミの種類や状態を確認したうえで治療を選ぶことが、顔のシミ取りで失敗を防ぐポイントです。

シミは種類で治療法が変わる

代表的な薄いシミの種類

顔のシミは、すべて同じ方法で治せるわけではありません。
例えば、紫外線が原因の老人性色素斑はレーザーが有効なケースが多い一方、肝斑に同じレーザーを当てると濃くなることがあります。また、表面にあるシミには反応しやすくても、皮膚の奥にあるADMには効果が出にくい治療もあります。見た目が似ていても、原因や位置が違えば治療法も別物です。種類を無視した治療選択は、戻りジミや色素沈着の原因になるため注意が必要です。

まずは正確な診断が最優先になる

そばかすや後天性真皮メラノサイトーシスとの違い

見た目だけでシミの種類を判断するのは非常に危険です。
肝斑は薄いシミやくすみと間違えられやすく、ADMはそばかすと誤認されがちです。自己判断でレーザーを選ぶと、「なぜか悪化した」「何回やっても消えない」といった結果につながります。医師による診断では、色味・分布・左右差・経過などを総合的に確認し、混在しているシミも見極めます。正しい診断があってこそ、レーザー・光・外用薬の適切な組み合わせが可能になります。

顔のシミ取り方法

顔のシミ取りは先ほどから説明させていただいたように「どの治療が優れているか」ではなく、「どのシミに使うか」で結果が決まります。
同じレーザーでも、濃いシミに向くもの、薄いシミに向くもの、刺激を極力避けるべきものがあり、万能な治療は存在しません。シミの種類・濃さ・範囲を踏まえ、それぞれの治療をどう使い分けるかが重要になります。

スポットレーザー(ピコスポット治療)

老人性色素斑(日光性色素斑)の特徴と発症パターン

輪郭がはっきりした濃いシミには、スポットレーザー(ピコスポット治療)がおすすめです。
老人性色素斑のようにメラニンが一点に集中しているシミでは、1回の照射で反応が出やすく、かさぶたを経て薄くなります。一方、薄いシミや肝斑に強く当てると、炎症後色素沈着や濃くなるリスクがあります。スポット照射は「当ててよいシミを選ぶ」ことが前提の治療です。

IPL光治療(ライムライト)

ライムライト

顔全体の色ムラや薄いシミには、IPL光治療(ライムライト)がおすすめです
IPL光治療は、幅広い波長の光を顔全体へ照射する治療です。スポットレーザーが「1点を狙う」役割を担うのに対し、IPL光治療は「顔全体に広く働きかける」役割を担います。理由は、複数の波長を含む光を面で照射することで、細かなシミやそばかす、くすみなど広い範囲に散らばった悩みへ同時にアプローチできるためです。1回あたりの変化は穏やかですが、肌全体の明るさやトーンの均一感を目指す方に向いた方法です。

関連記事:ライムライトとは?

レーザートーニング(ピコトーニング)

ピコトーニング

肝斑やくすみには、レーザートーニング(ピコトーニング)がおすすめです。
肝斑は刺激によって色が濃くなることがあるため、強い出力で一度に治療するのではなく、肌への負担を抑えながら少しずつメラニンに働きかけます
たとえば、肝斑の治療では1回で大きな変化を求めるのではなく、肌の状態を確認しながら複数回の照射を重ねることが一般的です。1〜2回では変化を実感しにくいこともありますが、5〜10回程度を目安に治療を続けることで、徐々に色調の改善を目指します。
短期間でシミを消したい方よりも、肌への刺激に配慮しながら時間をかけて改善したい方に向いている治療です。ピコトーニングの効果について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ピコトーニングの効果はいつから?回数・経過の目安を解説

内服薬・外用薬

ハイドロキノンはこのチロシナーゼの働き自体を阻害

内服薬や外用薬は、メラニンの生成を抑えたり、肌の状態を整えたりする治療です。たとえば、外用薬のハイドロキノンはメラニンの生成を抑える成分として、内服薬のトラネキサム酸は肝斑などの治療に用いられます。
レーザーのように直接照射する治療とは異なり、薬によって体の内側や肌の表面からシミに働きかける点が特徴です。肝斑や炎症後色素沈着など、肌への刺激に配慮が必要なシミに用いられることもあり、症状によってはレーザーや光治療と組み合わせて治療する場合もあります。
ただし、薬の種類や使用期間、組み合わせはシミの種類や肌の状態によって異なるため、自己判断で使用せず医師の指示に従うことが大切です。ハイドロキノンやトラネキサム酸について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:シミ治療に効く?ハイドロキノンの効果・使い方・副作用まで徹底解説

シミ治療を補助する施術

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングやイオン導入(ケアシス)は、シミを直接取り除く治療ではなく、肌の土台を整えて他の治療をサポートする施術です。ケミカルピーリングで古い角質を整え、ケアシスで美容成分を肌に届けることで、レーザーや薬による治療を組み合わせやすい肌状態を目指します。
たとえば、レーザー治療や内服薬・外用薬でシミに働きかけながら、肌の状態を整える目的でケミカルピーリングやケアシスを組み合わせることがあります。シミそのものを直接取り除く治療ではないため、濃いシミを1回で消す施術ではありません。
シミ治療の効果を高めるために、肌の状態を整えながら治療を進めたい方に適した補助的な施術です。詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:シミ取りにピーリングは効果的?原因別の最適治療と注意点を解説

顔のシミ取りに必要な回数・期間・費用

必要な回数や費用は、シミの種類や大きさ、数、選ぶ治療によって異なります。治療前には1回分の料金だけでなく、完了までの期間や総額を確認しておくことが、無理のない治療計画につながります。

治療ごとの回数と期間

顔のシミ取りに必要な回数や治療期間は、治療方法によって異なります
スポットレーザーは少ない回数で変化を得やすい一方、先ほど説明させていただいたように、IPL光治療やレーザートーニングは複数回の治療を重ねることが一般的です。下記に回数や期間の目安をまとめてみました。

治療方法回数の目安治療間隔・期間の目安
スポットレーザー1〜3回程度シミの状態により異なる
IPL光治療3〜5回程度3〜4週間に1回程度
レーザートーニング5〜10回程度2週間〜1か月に1回程度
内服薬・外用薬1〜3か月以上肌の状態に応じて継続

シミ取りの費用相場

顔のシミ取りにかかる費用は、シミの大きさや個数で決まる治療顔全体の施術範囲で決まる治療で異なります。当院のある浜松市内の美容皮膚科で公開されている料金を参考にすると、下記が目安です。

治療方法料金の目安料金の決まり方
ピコスポット1個4,000〜7,000円程度
(5mm前後)
シミの大きさや個数
IPL光治療1回1万円台〜3万円程度顔全体などの施術範囲
レーザートーニング1回1万円台〜2万円台顔全体などの施術範囲
内服薬月3,000〜10,000円程度薬の種類や処方量
外用薬1本1,000〜5,000円程度薬の種類や容量

顔のシミ取りのダウンタイムと副作用

シミ取りでは「治療後に何が起こるか」を理解した上で選ぶことが重要です。
効果だけを重視すると、予定や生活に支障が出ることがあります。事前に経過を把握しておくことで、不安や後悔を防ぐことができます。

かさぶたができることがある

ピコレーザー施術後の経過とダウンタイムを正しく理解する

スポットレーザー後は、照射部分の色が一時的に濃くなり、薄いかさぶたができる場合があります。
押さえておきたいのは、このかさぶたが肌が回復する過程で自然にできるものだという点です。かさぶたは7日から2週間ほどで自然にはがれ落ちていき、はがれた後にきれいな肌が現れます。無理に剥がすと傷や色素沈着の原因になるため、自分でかさぶたは剥がさないようにしましょう。詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:シミ取りピコレーザーの経過を解説!色素沈着と回復期間の全て

赤みやひりつき

光治療(ライムライト)

レーザーや光治療を受けた直後は、赤みや熱感、ひりつきが出ることがあります。照射によって肌に一時的な炎症反応が起こるためです。
目安として、IPL光治療では赤みやひりつきが数時間〜1日程度、レーザートーニングでは数時間〜数日程度続くことがあります。ピコスポットでは照射部位の赤みが1〜3日程度続く場合がありますが、肌質や照射出力によって差があります。
通常は時間の経過とともに落ち着きますが、痛みが強くなる、赤みが広がる、数日経っても改善しないといった場合は、施術を受けたクリニックに相談してください。光治療の経過について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:光治療のダウンタイム|期間・症状・過ごし方を解説

治療後の炎症後色素沈着

「シミが濃くなった」「取れなかった」と感じる原因を正しく理解しよう

レーザーなどによる刺激が引き金となり、治療部分が施術前より濃く見える「戻りジミ」が起こることがあります。
理由は、先ほどの炎症後色素沈着と同じ仕組みで、レーザーの刺激による軽い炎症が一時的にメラニンを増やすためです。多くは一時的な変化で、3日~7日程度かけて自然に薄くなっていきますが、個人差があるため気になる場合は施術を受けたクリニックに確認するのが安心です。濃く見えても、それだけで治療が失敗したとは判断できません。詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:シミ取り後再発する?戻りジミかレーザーの失敗か?

色むらや色素脱失

色素脱失ややけど

レーザーや光治療のあとに、治療部位が周囲より白くなる色素脱失や、肌の色が均一でなくなる色むらが生じることがあります。照射する出力や方法が肌の状態に合っていない場合、メラニンを作る細胞に強いダメージが加わることが原因の一つです。
特に、シミの種類や肌質を十分に確認せず、必要以上に強い出力で照射すると、色素脱失のリスクが高まる可能性があります。そのため、シミの種類や肌の状態に合わせて照射条件を調整できる肌治療経験豊富な医療機関を選ぶことが重要です。

肝斑が悪化する可能性

肝斑は、強いレーザーや光の刺激によって色が濃くなることがあります。
先ほど説明させていただいたように、肝斑は刺激に反応しやすく、一般的なシミと同じように高出力の治療を行うと、かえって色素沈着が目立つ場合があるためです。特に、肝斑と老人性色素斑などが混在している場合は注意が必要です。見た目が似ているシミでも、種類によって適した治療が異なるため、シミの状態を確認せずに治療を選ぶと、肝斑を悪化させるリスクがあります。肌治療の実績が豊富で、VISIAなどの肌診断機器を活用しながら、シミの種類や肌状態を確認できるクリニックを選びましょう。

顔のシミ取り後の過ごし方

治療後の過ごし方で、結果が安定するかどうかが決まります。適切なケアを行わないと、せっかく薄くなったシミが戻ることもあります。

治療部位を紫外線から守る

紫外線対策の徹底

治療後の肌は、紫外線の影響を強く受けやすい状態です。
日焼け止めを塗らずに外出すると、色素沈着が起こりやすくなります。季節を問わず、SPF・PA表示のある日焼け止めを毎日使うことが基本です。

かさぶたを無理にはがさない

触る

レーザー後にできたかさぶたを無理にはがすと、傷や色素沈着の原因になります。既に触れた通り、かさぶたは肌が回復する過程で自然にできるものであり、無理に剥がすとその下の肌がまだ回復しきっていない状態で外気やダメージにさらされてしまいます。自然にはがれるまで触らず、指示がある場合は保護テープを使用して患部を守りましょう。

洗顔やスキンケアでこすらない

摩擦や刺激による炎症の影響

こする行為は、シミを作る最大の原因の一つです。
洗顔時にゴシゴシ洗う、タオルで強く拭く習慣があると、色素沈着が起こりやすくなります。泡で押す、軽く押さえるといった動作を意識するだけでも、再発リスクは下げられます。

保湿を続ける

保湿

肌の回復には、保湿が欠かせません。
乾燥した状態では刺激に弱くなり、トラブルが起こりやすくなります。医師から処方された外用薬がある場合は、指示どおり使用することが重要です。

処方薬を正しく使う

照射前日には保湿管理を

内服薬や外用薬が処方された場合は、医師から指示された使用量や回数、期間を守りましょう。自己判断で使用量を増やしたり、症状が落ち着いたからと途中で中止したりすると、十分な効果が得られなかったり、薬によっては副作用につながったりすることがあります。
特に外用薬は、塗る量や使用する範囲を守ることが大切です。使用中に肌の赤みや強い刺激など気になる症状が出た場合は、自己判断で続けたり中止したりせず、処方した医師に相談してください。

異常が続く場合は受診する

医師に相談したほうがよい状態

治療後に強い腫れや痛み水ぶくれ赤みの拡大などが見られる場合は、早めに施術を受けた医療機関へ相談しましょう。
赤みやひりつきが3日以上続いて改善しない場合時間の経過とともに症状が強くなっている場合も注意が必要です。
「もう少し様子を見よう」と自己判断で放置すると、症状の悪化につながることがあります。治療後の経過で気になる症状がある場合は、施術を受けた医療機関に連絡し、必要な対応を確認してください。

皮膚科と美容皮膚科の違いを理解する

顔のシミ取りは、皮膚科と美容皮膚科で「目的」と「対応できる治療」が異なります
どちらを選ぶかで、診断の考え方や提案される治療内容に差が出るため、最初の選択が結果を左右することも少なくありません。自己判断で進める前に、それぞれの役割を整理して知っておくことが、納得できるシミ治療への近道になります。

保険診療と自費診療の考え方

ミ治療が保険適用になるかどうかは「病気として治療が必要か」「見た目の改善が目的か」で判断されます。
例えば、炎症や疾患に伴う色素沈着で、医師が治療上必要と判断した場合は保険診療となることがあります。一方、加齢によるシミやそばかすを薄くしたい、肌全体をきれいに見せたいといった目的は自費診療が基本です。保険は費用を抑えられる反面、治療方法や回数に制限があります。自費診療は費用負担はありますが、シミの種類や肌状態に合わせた治療を選択できる点が特徴です。価格だけで判断せず、目的に合った治療かどうかを基準に考えることが大切です。

治療選択肢と診断体制の違い

美容皮膚科は「美肌改善」目的

美容皮膚科の強みは、見た目だけで判断せず、シミの種類や原因を診断したうえで治療を組み合わせられる点にあります。例えば一見同じ茶色いシミでも、老人性色素斑・そばかす・肝斑が混在しているケースは少なくありません。この場合、レーザーだけでは悪化するものもあり、内服や外用、光治療を併用する判断が必要です。美容皮膚科では肌状態を総合的に確認し、治療ごとの適応や順番まで考慮できます。シミが複数あり、どれをどう治せばよいか分からない場合ほど、診断体制が整った美容皮膚科が向いていると言えます。

シミの症例写真【当院症例】

施術名シミ取り(ピコスポット)
費用44,000円
医師コメント初診時の肌分析では、両頬を中心に濃い茶色の反応(シミ)が広く見られます。このことからメラニンが過剰に作られている肝斑の状態と判断しました。刺激で悪化しやすいため、まずは肌を安定させる治療と内服でメラニンを抑制。その後、負担の少ない光・レーザー治療を段階的に追加しました。結果、茶色い反応(シミ)が減少し、色むらの少ない明るい肌へ改善しています。
施術名ケミカルピーリング4回、ライムライト7回、ケアシス26回、ピコトーニング2回、内服薬
費用93,500〜111,705円
施術名シミ取り放題(ピコスポット)
費用165,000円
医師コメント初診時の肌分析では、濃い茶色の反応(点)が左右差を伴って広く見られます。これは肝斑と通常のシミが混在し、メラニンが過剰に蓄積している状態と判断できます。刺激で悪化しやすいため、まずはピーリング・ケアシスと内服で肌を安定化。その後、光治療やピコトーニングを段階的に追加しました。結果、肌分析でも濃い茶色の反応(点)が減少し、色むらの少ない明るい肌へ改善しています。
施術名ケミカルピーリング11回、ライムライト8回、ピコトーニング3回、ケアシス25回、内服薬
費用88,550〜1,191,850円
医師コメント肌分析で、肌の奥にたまった紫外線シミ(黒い点)が顔全体に多く確認できます。これは今後シミとして表面化しやすい「隠れシミ」状態でした。そこで、ピーリングで不要な角質を整え、光治療とケアシス、内服を組み合わせてメラニンの生成を抑制。治療後は黒い点で示されている箇所が減少し、将来のシミを防ぐ明るく均一な肌へ改善しています。
施術名ピーリング24回・ライムライト16回・ケアシス30回・内服薬
費用71,500~1,518,000円
医師コメント肌分析で、両頬を中心に左右対称に広がる濃い茶色(シミ)の反応が確認されました。これは肝斑による色素沈着と判断できます。刺激で悪化しやすいため、トラネキサム酸を中心に内服と薬剤導入を組み合わせ、内側・外側からメラニンの産生をコントロール。治療を継続することでシミ反応(濃い茶色)は軽減し、肌全体のトーンが均一で明るい印象へと改善しています。
施術名ケアシス18回、内服薬
費用16,500〜499,400円
医師コメント幼少期からのそばかすと乾燥肌を主訴に来院。他院光治療で効果乏しく、VISIAでは顔全体にメラニン分布を認めました。約2年、ピーリング・ライムライト・スポット治療・ケアシスを段階的に実施し、内服と併用。トーンアップと乾燥改善が得られ、メラニン減少も確認できた症例です。
施術名ケミカルピーリング8回、ライムライト5回、ケアシス14回、ピコスポット1回、内服薬
費用126,100〜902,100円
施術名シミ取り放題(ピコスポット)
費用165,000円
医師コメント幼少期からのそばかすと皮脂によるざらつき・くすみを主訴に来院。VISIAで広範囲のメラニン分布を確認しました。美白内服とピーリングで土台を整え、ライムライト・ケアシス・ピコダブルを段階的に実施。そばかすが目立ちにくくなり、メラニン減少も確認できた症例です。
施術名ケミカルピーリング37回、ライムライト40回、ケアシス27回、ピコトーニング4回、ピコフラクショナル4回、内服薬
費用126,100〜2,741,200円
施術名ケミカルピーリング6回、ライムライト6回、アクシダーム6回、美白内服6ヶ月分、クリアホワイトクリーム・トレチノインクリーム各2本
費用327,600円
施術名ライムライト・ケミカルピーリング各8回
費用193,940円

まずは無料カウンセリング

VISIA

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくシミの種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

顔のシミ取りでよくある質問

何回で薄くなるか?

シミ治療は、種類や濃さ、できている深さによって必要な回数が大きく異なります。たとえば、表皮にある薄い老人性色素斑であれば1回で反応が出ることもありますが、肝斑やADMのように真皮に関わるシミは、複数回に分けて徐々に薄くしていく治療が基本です。「1回で完全に消える」と期待しすぎると、効果を実感しにくく感じてしまうこともあります。治療はシミを段階的に減らしていくものと考え、肌の反応を見ながら適切な回数を重ねることが、結果的に満足度の高い改善につながります。

痛みや日常生活への影響は?

多くのシミ治療は、日常生活を大きく制限するほどの痛みや支障は出にくいのが一般的です。レーザーや光治療では、輪ゴムで軽く弾かれるような刺激を感じることがありますが、強い痛みが続くケースは多くありません。施術直後は赤みや軽いヒリつきが出ることがありますが、数時間〜数日で落ち着くことがほとんどです。メイクや洗顔は当日から可能な治療も多く、仕事や家事を休まずに受けられる点が特徴です。ただし、かさぶたができる治療では一時的に見た目の変化が出るため、予定に合わせた治療選択が重要になります。

再発と再治療の考え方

シミは再発する可能性があるため、予防と再治療を前提に考えることが重要です。
シミ治療で一度薄くなっても、紫外線や摩擦、加齢の影響により再び色素が目立つことは珍しくありません。特に肝斑や炎症後色素沈着は、生活習慣やスキンケアの影響を受けやすい傾向があります。そのため、治療後は日常的な紫外線対策と肌刺激を避けるケアを継続することが再発予防の基本です。再発した場合も早期に対応すれば、軽い治療で改善できることが多く、長期的な視点で肌と向き合うことが結果的に負担を減らします。

まとめ

顔のシミ取りで最も重要なのは、見た目だけで判断せず、シミの種類を正確に診断したうえで適切な治療を選択することです。老人性色素斑、そばかす、肝斑、ADMなどは成り立ちが異なり、治療法を誤るとかえって悪化することも少なくないです。また、治療効果を最大限に引き出すためには、施術後の紫外線対策やスキンケアを含めた日常管理が欠かせません。シミは一度取って終わりではなく、再発や新たな発生を防ぐ視点も重要です。だからこそ、短期的な結果だけを求めるのではなく、医師と相談しながら長期的に肌と向き合うことが、満足度の高いシミ治療につながります。

このページの監修医師

土屋先生

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長

・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会

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