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50代の正しいシミ取り方法とシミが増えたり濃くなる理由とは?

50代の正しいシミ取り方法とシミが増えたり濃くなる理由とは?

当院には、シミのお悩みでご相談に来られる患者さまが毎日いらっしゃいます。そのうちおよそ4人に1人は50代の方です。
一般的にシミは30代から少しずつ増え始め、40代を過ぎる頃から濃く目立つようになります。そして50代になると、急にシミが増えた、濃くなったと感じる方が多くなります。
そこで今回は、50代からシミが目立ちやすくなる理由をはじめ、シミの種類の見分け方、自宅でできるケア、そして効果的な治療法まで、順を追って解説します。

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50代でシミが濃くなる主な要因

50代でシミが濃くなる主な要因

50代でシミが濃くなる一番の理由は、長年の紫外線ダメージが肌の奥に蓄積し、目に見える形で現れてくるためです
若いころに浴びた紫外線は、すぐには表面に出ず、肌の奥で静かにメラニンをため込みます。これが年齢とともに押し出されるように浮き出し、濃いシミとして見えるのです。
さらに、50代では肌の新陳代謝であるターンオーバーが遅くなり、20代の2倍以上かかるようになり、作られたメラニンが排出されにくくなります。たとえば、昔の日焼けの跡が時間をかけて現れるように、今見えているシミは過去の紫外線の“記憶”ともいえます。

関連記事:シミは何歳から?20代・30代・40代・50代シミのなぜを解説

シミの種類を見分ける

シミは種類によって治療法が変わるため、まずは正しく見分けることが大切です。
50代に多いシミは大きく分けて、紫外線による「老人性色素斑(日光黒子)」、女性ホルモンの影響でできる「肝斑」、小さくて点のように広がる「そばかす」、そして深い層にできる「後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)」の4つです。違いを知ることで、効果的で安全な治療につながります。この後、それぞれの特徴と見分け方を詳しく解説します。

老人性色素斑・日光黒子

老人性色素斑(日光性色素斑)の特徴と発症パターン

50代で一番よく見るシミがこの老人性色素斑です。
輪郭がはっきりした茶色い斑点で、長年の紫外線が原因でできる代表的なシミです。たとえば、頰や手の甲など日差しが当たる場所にぽつぽつと現れ、境目がくっきりしているのが目印です。

50代になると、若い頃の日焼けのダメージが一気に表面化し、シミの数が増えたり濃くなったりします。昔海で遊んだ夏の記憶が、今になって肌に残るようなイメージです。

ただ、このシミはレーザーなどで比較的取りやすく、きれいに改善しやすいタイプです。早めに手を打てば効果的です。

肝斑

肝斑の特徴と他のしみとの見分け方

肝斑は頰に左右対称の薄茶色のシミとして現れ、摩擦やホルモンの変化で悪化しやすいのが特徴です。
たとえば、洗顔でゴシゴシこすったり、化粧を強く拭き取ったりすると色が濃くなりやすいのです。

50代では更年期のホルモンバランスの乱れが重なり、急に目立つようになります。妊娠中や生理不順の時期に似た感じで、ストレスも引き金になることがあります。

このシミは刺激に弱く、間違ったケアで広がりやすいので注意が必要です。

関連記事:シミと肝斑の違いを徹底解説|原因・見分け方・効果的な治療法と予防のポイント

そばかす

そばかすや後天性真皮メラノサイトーシスとの違い

そばかすは見た目は肝斑に似ていますが、左右対称ではなく、若い頃から頰や鼻に小さな茶色の点が散らばるようにあり、紫外線で色が濃くなりやすいシミです。たとえば、子供の頃からあったものが夏の日差しで目立つようになるのです。

遺伝的な体質が主な原因ですが、毎日の外出で紫外線を浴び続けると悪化します。

治療はレーザー照射で比較的簡単に薄くでき、市販の美白クリームも予防に役立ちます。

関連記事:そばかすとシミの違いを徹底解説|原因・見分け方・効果的な予防と治療法

ADM

後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

ADMは肌の深い真皮層にできる青みがかった灰色のシミで、30代から50代にかけて見つかることが多いです。
特徴として、頰の内側にぼんやりした青黒い影のように現れます。

50代になると加齢でメラニン色素が深部に沈み込みやすく、若い頃の紫外線が今頃影響して増えてきます。昔の内出血跡が残るような感じです。

市販の美白クリームでは届かず効果がなく、専門のピコレーザー治療が必要です。

関連記事:【医師監修】シミADMとは?原因・見分け方と治療法を徹底解説

医療判断が必要なシミ

盛り上がるシミに多い疾患:脂漏性角化症・日光角化症・アクロコルドン

盛り上がったシミや急に大きくなったものは、脂漏性角化症や皮膚がんの可能性があるため、自己判断は危険です。たとえば、表面がザラザラして茶色くイボのように盛り上がったもの、または境目が不規則で色が黒っぽく変化したものは要注意です。

これらは普通のシミと見分けにくく、手で触って硬かったり出血したりしたらすぐに皮膚科へ相談しましょう。早めに診てもらえば、簡単な検査で悪性か判断でき、早期なら完治しやすいのです。

関連記事:シミが盛り上がる原因とは?脂漏性角化症・日光角化症の見分け方と治療法を徹底解説

毎日のセルフケア

シミの種類を見極めれば、セルフケアで予防や改善が可能です。
老人性色素斑やそばかすなら美白化粧品が効果を発揮します。毎日の習慣で治療効果を高め、再発を防げます。紫外線対策を徹底すれば成果が長続きします。具体的な方法を次に紹介します。

紫外線対策

紫外線対策の徹底

紫外線をしっかり遮断することがシミ予防で最も大切です。
日焼け止めは毎日欠かさず塗り、日傘や帽子も合わせて使いましょう。とくに50代は肌のバリア機能が低下し、紫外線ダメージを受けやすいため、年間を通して紫外線対策を続ける必要があります。

たとえば、曇りの日や室内でも紫外線は降り注いでいるため、常に肌を守る習慣が若々しい肌を保つカギです。外出の際はSPF30〜50の日焼け止めを使い、帽子や日傘で物理的に遮断することが効果的です。

関連記事:日焼けが招くシミの原因と予防・改善法|紫外線対策から治療まで徹底解説

スキンケア

優しい洗顔と保湿

シミを悪化させないためには、摩擦を避けた優しい洗顔としっかりした保湿が基本です。
たとえば、ゴシゴシこすらず泡で包み込むように洗うと肌への負担を減らせます。

効果的な美白成分には、ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、アルブチン、コウジ酸などがあります。これらを含むスキンケア製品を使うことで、メラニンの生成を抑えシミ予防につながります。

さらに、保湿成分のヒアルロン酸やセラミドが肌のバリアを強めるため、乾燥から守りシミができにくい肌を作ります。

50代に選ばれているシミ取り治療

50代のシミはセルフケアだけでは限界があり、医療治療が改善の近道です。
毎日の習慣では蓄積ダメージに追いつきません。特にピコレーザーライムライトが人気で、短期間で効果を実感できます。ダウンタイムも少なく、50代肌に適しています。詳しい違いを次より解説します。

ピコレーザー

1回でシミが取れやすい?ピコレーザー

ピコレーザーはシミのメラニンを瞬時の衝撃波で細かく粉砕し、体外に排出させる治療です。
従来のレーザーより熱ダメージが少なく、ダウンタイムがほとんどありません。

局所的なシミに特に向いており、1〜3回の照射で効果が出やすいのが特徴です。50代の濃い老人性色素斑やそばかすに最適で、長年の紫外線で固まったメラニンを効率的に壊すことができます。

関連記事:ピコレーザーとは?

ライムライト

ライムライト

ライムライトはIPL光治療の中でもマイルドに照射できるため、顔全体の薄いシミやくすみに効果的です。1度の照射で広範囲をカバーできるため、顔全体に薄いシミやくすみがある方に適しています

これに加えて、毛穴の引き締めや赤ら顔の改善にも効果があるので、複数の肌トラブルを同時に解消したい方におすすめです。ダウンタイムがほとんどないため、忙しい50代の方にも人気の治療です。

関連記事:ライムライトとは?

組み合わせ治療

「ピコレーザーとケアシス」のように治療を組み合わせることで効果がぐんと上げることができます
例えばピコレーザーでメラニンを壊した直後に、ケアシスでビタミンCやトラネキサム酸を肌奥まで届けることで、シミが早く薄くなり、赤みを抑えることができます。
組み合わせ治療のイメージをたとえると、重い荷物を運ぶときにリフトを使うようなもので、単独より効率的に肌を整えます。50代のくすみや肝斑に特に有効です。

関連記事:ケアシスとは?

治療前の診断・カウンセリングの重要性

肌状態に合った治療法を選ぶ重要性

シミ治療では種類の誤診が悪化を招くため、事前の診断とカウンセリングが欠かせません
たとえば肝斑を普通のシミと間違えて強いレーザーを当てると広がってしまうようなリスクもあります。
クリニック選びも非常に重要で、肌治療の経験豊富なクリニックや肌診断機器を使ってしっかりとシミの種類を判別してくれるカウンセリングがおすすめ。逆に。カウンセリングがすぐ終わるクリニックは要注意です。

関連記事:シミ取りで後悔しないために|失敗例・悪化の原因・正しい治療と対策を徹底解説

まずは無料カウンセリング

VISIAを使用したカウンセリング

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新の肌診断機器VISIAを活用し、正しくシミの種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

シミ取り後の経過とアフターケア

施術後の肌は敏感で赤みやかさぶたが出やすいため、正しい経過観察が必要です。シミ取り後のアフターケアをしっかり行うことが、効果を最大化しトラブルを防ぎます。これらを理解すれば再発を抑えきれいな肌を保てます。具体的なアフターケア方法について次より説明します。

施術後の正しい対応

施術直後〜1週間の肌変化とアフターケアの流れ

施術後は赤みやかさぶたが出やすいので、無理に触らず自然に治すのが基本です。かさぶたは絆創膏のように肌を守っているので、指で剥がすと跡が残りやすいため厳禁です。

洗顔は泡で優しく包むようにし、タオルで押さえて拭きます。メイクは翌日から薄く、こすらずパフで乗せる程度にしましょう。保湿をこまめに入れ、日焼け止めを忘れずに行うことが重要です。

関連記事:シミ取り後のアフターケアの重要性

保湿・UVケアの徹底

レーザー後の乾燥を防ぐ保湿と紫外線対策が、再発予防に欠かせません。施術で肌のバリアが弱まり、水分が逃げやすい状態になるためです。
保湿はセラミドやヒアルロン酸入りのクリームをこまめに塗り、しっとり守ります。UVケアはSPF30以上の日焼け止めをたっぷり重ね、外出時は帽子や日傘で物理的にブロックしましょう。これで新しいシミを作らず、治療効果を長持ちさせられます。

まとめ

50代でシミが増え濃くなるのは、長年の紫外線蓄積とターンオーバー低下(20代28日から50代50-60日)が主因です。ホームケアは日焼け止め・帽子徹底、ビタミンC誘導体・トラネキサムの保湿でメラニン抑制し治療効率化させることができます。適した治療はピコレーザー(濃い老人性色素斑・ADMに1-3回)、ライムライト(薄い肝斑・くすみに広範囲)が効果的でケアシスなどの治療と組み合わせることで多様なシミや効果を最大に上げることができます。さらに、アフターケアは再発防止に不可欠で、かさぶた自然剥離、保湿(セラミド・ヒアルロン酸)・UV徹底で肌バリアを守ります。これらで効率的にきれいな肌を目指しましょう。

まずは無料カウンセリング

Google口コミ

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。Google口コミは320件以上、評価4.7以上と高く、多くの患者様にご満足いただいております。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

このページの監修医師

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医

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