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シミ取りピコレーザーの経過を解説!色素沈着と回復期間の全て

シミ取りピコレーザーの経過を解説!色素沈着と回復期間の全て

シミ治療の中でも、最も短期間で効果が期待できる施術のひとつが「ピコレーザー」です。 当院にも「ピコレーザーでシミを取りたい」とご相談に来られる患者さまが多くいらっしゃいます。 ピコレーザーは、従来のレーザーに比べてダウンタイムが少ないといわれていますが、実際にはどの程度の赤みやかさぶたが出るのか不安に感じる方も少なくないと思います。 そこで今回は、ピコレーザー照射後の肌の経過について、経過の目安と注意点を交えて詳しくご紹介いたします。

>ピコレーザーについて詳しくはこちら

施術直後から1か月後まで段階的に変化する

施術直後から1か月後まで段階的に変化する

ピコレーザー後の肌は、時間の経過とともに少しずつ変化していきます。
照射直後の赤みから、黒浮きやかさぶたを経て、最終的に色素沈着が落ち着くまでの約1か月間には、いくつかの段階があります。今回は、その経過を時系列でわかりやすく解説します。

施術直後

施術直後

ピコレーザーの施術直後は、肌の表面にごく小さな刺激が加わるため、一時的に赤みや腫れ、ほてりが出ることがあります。日焼け後にほてるような感覚に近く、数時間〜半日ほどで落ち着くのが一般的です。
施術後は、清潔な冷却材でやさしく冷やすことで症状が和らぎます。当日は肌が敏感な状態のため、メイクや洗顔は控え、医師の指示に従って保護クリームや軟膏を塗布しましょう。無理に触れたり擦ったりせず、刺激を避けて休ませることが大切です。

施術3~7日後

施術3~7日後

施術から2〜7日ほど経つと、レーザーの反応でシミの部分が黒く浮き上がったように見える時期があります。
これは、肌の中で古いメラニンを排出しようとする自然な過程で、次第に小さなかさぶたとなって剥がれていきます。見た目が気になっても、指で触ったり擦ったりすると色素沈着の原因になるため、自然に取れるまで待つことが大切です。シミの種類やレーザーの強さによっては、かさぶたができずに薄くなっていく場合もあります。肌を清潔に保ち、刺激を与えないことが治りを早めるポイントです。

関連記事:シミ取りレーザー後にかさぶたにならない理由と対処法完全ガイド

施術1~4週間後

施術1~4週間後

かさぶたが自然に取れたあとの6〜7日間は、新しい皮膚が表面に出てきて、まだデリケートな状態です。初めのうちは薄いピンク色をしており、時間とともに周りの肌になじんでいきます。しかし、この時期は紫外線や摩擦の刺激を受けやすく、炎症後の色素沈着、いわゆる“戻りジミ”が起こりやすい時期でもあります。
日焼け止めをしっかり塗り、帽子や日傘で保護することが大切です。たとえるなら、できたばかりの薄い紙のような肌なので、優しく扱い、刺激を避けることできれいな仕上がりにつながります。詳しくは下記関連記事をご覧ください。

関連記事:シミ取りレーザーのダウンタイム期間と症状・過ごし方完全ガイド

色素沈着が起こる?

シミ取り後は、一時的に色素沈着が起こることがあります
せっかくシミを取ったのに「またシミが戻ったのでは」と感じる方も少なくありません。しかし、これは治療後の肌が回復する途中で起こる自然な反応です。ただ、戻りシミの可能性もあるので、下記より詳しく見ていきましょう。

炎症後色素沈着と戻りジミの違い

炎症後色素沈着と戻りジミは、どちらもシミ取り後に見られる「一時的な茶色い跡」ですが、起こる原因が少し異なります
炎症後色素沈着は、レーザーの刺激で肌が軽く炎症を起こし、その反応でメラニンが一時的に増えるものです。
一方、戻りジミは、一度薄くなった部分に再びメラニンが作られやすくなる現象です。どちらも時間の経過とともに自然に薄くなり、紫外線対策や保湿を続けることで回復が早まります。正しくケアすれば跡が残ることはほとんどないため、過度に心配する必要はありません。

関連記事:シミ取り後再発する?戻りジミかレーザーの失敗か?

日焼けや摩擦を避ける

日焼けや摩擦を避ける

シミ取り後の肌はとても敏感なため、日焼けや摩擦によって色素沈着が悪化することがあります
紫外線を浴びると、肌は刺激から守ろうとしてメラニンを多く作り出すため、せっかく薄くなった部分が再び茶色くなることがあります。また、洗顔時の強いこすり洗いやタオルでの摩擦も、肌を刺激してメラニンを増やす原因になります。スクラブやピーリングもこの時期は控え、やさしく洗うことが大切です。日中は日焼け止めを丁寧に塗り直し、帽子や日傘での紫外線対策も忘れずに行いましょう。

ピコレーザーの照射モードの特徴

ピコレーザーには、「ピコスポット」「ピコトーニング」「ピコフラクショナル」の3つの照射モードがあります。
それぞれ効果やダウンタイムが異なり、シミのタイプや肌悩みによって使い分けます。ピンポイントでシミを狙うのか、顔全体のトーンを整えるのかによって、選ぶモードが変わります。自分の目的に合った照射方法を知ることが、満足度の高い治療につながります。

ピコスポット

ピコスポット

ピコスポットは、濃いシミをピンポイントでしっかり治療したい方に向いている高出力の照射モードです。
濃いシミの部分だけに強いエネルギーを当て、メラニン色素を細かく砕いて排出を促します。照射後は黒浮きやかさぶたができることがありますが、これはシミが反応しているサインで、自然に剥がれるまで触らずに過ごすことが大切です。たとえるなら、狙った部分だけに集中して照射する「スポットライト」のような治療です。広い範囲ではなく、目立つシミを集中的に取りたい方に適しています。

ピコトーニング

ピコトーニング

ピコトーニングは、薄いシミや顔全体のくすみを改善したい方に向いている照射モードです。
ピコスポットのように一点を強く照射するのではなく、低出力のレーザーを広範囲に当てることで、肌全体のメラニンを少しずつ減らしていきます。そのため、そばかすやうっすらとしたシミ、全体のトーンアップを目指す方に効果的です。1回で劇的な変化を出すというよりは、回数を重ねてじっくり整えていく治療で、たとえるなら“肌の掃除機”のように、少しずつ汚れを取り除いていくイメージです。

ピコフラクショナル

ピコフラクショナル

ピコフラクショナルは、シミだけでなく肌の質感まで整えたい方に向いている照射モードです。
肌の表面に目に見えないほど細かい穴を開け、その修復過程でコラーゲンの生成を促します。これにより、シミの改善に加えて、毛穴の開きや小じわ、ニキビ跡の凹凸などにも効果が期待できます。たとえるなら、古い壁の表面を削って新しく塗り直すように、肌の生まれ変わりを助ける治療です。全体的に滑らかでハリのある肌を目指したい方におすすめです。

ピコレーザー施術後のケア

ピコレーザー後の肌をきれいな状態で保つには、施術後のケアがとても大切です。
とくに、紫外線対策と医師から処方された塗り薬の併用は、色素沈着を防ぐための重要なポイントです。治療の効果を長く維持するためにも、日常の過ごし方やスキンケアに少し注意することが、美しい仕上がりへの近道になります。

刺激と紫外線を確実に防ぐ

ピコレーザー後の肌をきれいに保つには、刺激と紫外線をしっかり防ぐことが何より大切です。
照射直後は、肌が日焼けした後のようにとても敏感な状態のため、外出時は保護テープで患部を覆い、紫外線を直接当てないようにしましょう。テープを外せるようになったら、日焼け止めをこまめに塗り直すことが重要です。

関連記事:日焼けが招くシミの原因と予防・改善法|紫外線対策から治療まで徹底解説

内服薬や外用薬の併用

ピコレーザー後の色素沈着を防ぎ、肌の回復を早めるためには、内服薬や外用薬の併用が効果的です。
トラネキサム酸は炎症を抑えてメラニンの生成を防ぐ働きがあり、ビタミンCやEは抗酸化作用により肌の新陳代謝を助けます。外用薬ではハイドロキノンがメラニンの働きを抑え、シミの再発を防ぐサポートをします。たとえるなら、内服薬は内側からブレーキをかけ、外用薬は外側から守るようなイメージです。医師の指導のもとで正しく併用することで、より早く透明感のある肌に近づけます。

関連記事:シミ治療に効く?ハイドロキノンの効果・使い方・副作用まで徹底解説

再照射のタイミングは?

再照射のタイミングは?

シミ取りレーザーの再照射は、一般的に3か月ほど間隔をあけて行うのが目安です。
シミの濃さや肌のタイプによって、1回で十分な場合もあれば、2〜3回の治療が必要になることもあります。肌が落ち着くまでの期間をしっかり空けることで、色素沈着を防ぎながら安全に効果を高めることができます。

色素沈着が残る時はNG

色素沈着がまだ残っている状態で再照射を行うと、肌にさらに刺激が加わり、かえってシミが濃くなることがあるためNGです。
レーザーはメラニンに反応するため、沈着が残っているとその部分に過剰に反応してしまうのです。肌の状態が落ち着くまでには通常2〜3か月ほどかかることが多く、見た目が落ち着いていても内部では修復が続いています。焦って早く治療を重ねるよりも、十分な回復期間を取ることがきれいに仕上がる近道です。再照射のタイミングは、必ず医師の判断を仰ぐようにしましょう。

まずは無料カウンセリング

最新機器の「ピコシュア」を導入

当院は開院以来20年以上にわたり、65,000件を超える肌トラブルに対応してまいりました。 ピコレーザー治療では、最新機種である「ピコシュア」を導入しており、高い効果と短いダウンタイムが特長です。 早く効果を実感したい方や、肌全体の調子を整えたい方は、ぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。

生活習慣と肌管理

コレーザー後の肌をきれいに保つためには、施術だけでなく日々の生活習慣も大きく関わります。
睡眠・食事・スキンケアのバランスが整うことで、肌のターンオーバーがスムーズに進み、回復が早まります。正しい生活リズムが、治療効果をより引き出す鍵となります。

保湿と睡眠

肌の回復を支える基本は、保湿と十分な睡眠です
レーザー後の肌は乾燥しやすく、バリア機能も一時的に低下しています。化粧水で水分をなじませた後は、必ずクリームで油分の膜をつくり、1日2回以上は保湿を心がけましょう。乾燥はかゆみや炎症、色素沈着の悪化につながるため注意が必要です。また、夜は7〜8時間の睡眠を確保することで、肌の再生が促されます。たとえるなら、保湿は肌に「うるおいの盾」を作り、睡眠はその盾を修復する時間。どちらも欠かせないケアです。

スキンケア

洗顔と保湿

ピコレーザー後のスキンケアでは、「刺激を与えないこと」が最も大切です。
洗顔はぬるま湯を使い、泡でそっと包み込むように洗います。タオルで拭くときも、押さえるように水気を取るだけにしましょう。スキンケア用品はアルコールや香料の少ない低刺激タイプを選び、肌に負担をかけないことがポイントです。こすったり、強くマッサージしたりすると、炎症や色素沈着の原因になります。たとえるなら、赤ちゃんの肌を扱うようにやさしく触れるのが理想。シンプルかつ丁寧なケアが再発予防にもつながります。

関連記事:シミ取り後のアフターケアの重要性

まずは無料カウンセリング

VISIAを使用したカウンセリング

当院は開院20年で65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。ただ治療するだけでなく、肌診断機器を使って経過をしっかり観察し、再発しにくいお肌作りをサポートします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案します。

まとめ

ピコレーザーによるシミ治療は、シミを早く薄くできる一方で、施術後の経過やケアが仕上がりを大きく左右します。照射直後の赤みやかさぶた、色素沈着の時期を正しく理解し、紫外線対策や保湿を丁寧に続けることが大切です。シミのタイプや肌質に合わせて、ピコスポット・トーニング・フラクショナルを使い分けることで、より効果的な結果が得られます。生活習慣を整えながら医師の指導のもとでケアを続ければ、透明感のある明るい肌へ導くことができます。まずは無料カウンセリングでご相談ください。

このページの監修医師

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医

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