シミ治療としてピーリングが気になってはいるものの、「本当にシミが薄くなるのか」「かえって濃くなったら嫌だな」と迷っている方は少なくありません。実際、当院にも同じような不安を抱えたままカウンセリングに来られる方も多いです。
そこで今回は、ピーリングで期待できるシミへの効果、向いているシミ・向いていないシミの見極め方、施術後に一時的にシミが濃く見える理由、さらに治療効果を高めるためのホームケアや他の治療との組み合わせ方までご紹介いたします。
ピーリングでシミが薄くなる効果
ピーリングを受けると、数回の施術で表面近くのシミが薄くなり、肌が明るく見えてきます。当院の患者さんでも実感されている患者さまは多いです。
ピーリングの効果があるのは、古い角質を優しく取り去り、肌の生まれ変わりを促すためです。詳しい仕組みについてこの後説明いたします。
メラニンを排出する原理
シミ取りでピーリングが選ばれる理由
ピーリングの適応となるシミ
ピーリングに向くシミは、表皮に浅く溜まった老人性色素斑やそばかす、炎症後色素沈着です。
これらは肌の表面近くにメラニンが溜まっているため、角質を優しく剥がすピーリングで自然に排出されやすいのです。例えば、日焼けでできた薄いシミは、古い壁紙の下の汚れのようにピーリングできれいになります。一方、肝斑のように真皮まで深いものは刺激で悪化しやすいので、内服薬やトーニング治療がおすすめです。
関連記事：シミの種類と見分け方｜原因別の特徴・治療法・予防法を徹底解説
ピーリング後にシミが濃く見える原因の正体
ピーリング後にシミが濃く見えるのは、悪化ではなく改善途中の現象や紫外線の影響が主な原因です。
例えば、角質が剥がれて周りが明るくなると相対的に目立つことがありますし、肌が敏感になっている時に日光を浴びると色素が一時的に増えることも。それぞれの理由と対処法を次で詳しくお伝えします。
改善途中で一時的に濃く見える前兆
ピーリング後にシミが一時的に濃く見えるのは、ターンオーバーが活発になり、メラニンが表層に押し上げられる改善の前兆のため、順調にシミが取れている良い傾向です。通常2〜4週間以内に改善が見られます。
例えば、溜まったゴミを掃除する時、床下から出して一時的に部屋が散らかるようなものです。ピーリングで肌の生まれ変わりが速まると、奥に溜まっていたメラニンが表面近くへ移動して目立ちますが、次の剥がれで排出されます。個人差があるので、経過を観察し、4週間以上続く場合は施術を受けたクリニックへ相談しましょう。
紫外線ダメージによる色素沈着が起きる理由
一時的にシミが濃く見える理由のもう一つは、紫外線によるダメージです。
ピーリング後は肌のバリア機能が一時的に弱まり、紫外線の影響を受けやすくなります。
普段は角質層が紫外線をブロックしますが、ピーリングでそれが薄くなると、まるで雨ざらしの新築の家のようにダメージが入りやすくなります。この状態で日光を浴びると、メラニンを作る細胞が活発になり、新しい色素が沈着してシミが濃く見えます。特に施術後1週間はリスクが高いので、日焼け止めを欠かさず塗り直してください。
関連記事：日焼けが招くシミの原因と予防・改善法｜紫外線対策から治療まで徹底解説
ピーリングと併用するシミ取り治療
ピーリング単独では肝斑や深いシミなど対応しきれない場合があり、他の治療との併用が効果的です。ピーリングを組み合わせることで、ターンオーバー促進とピンポイント除去の相乗効果が得られ、短期間でより高い改善が期待できます。どんな併用がおすすめか、次で詳しくご紹介します。
光治療やレーザーの相乗効果
内服薬の組み合わせ術
まずは無料カウンセリングを
当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。
当院のピーリングは効果の高いサリチル酸を起用しており、皮脂に溶けやすく、毛穴の奥まで入り込んで角質や汚れを溶かすことができます。その結果シミやくすみの解消だけでなく、ニキビや毛穴の詰まりを効果的に改善することができます。まずは無料カウンセリングまでお越しください。
シミトライアルプラン
最新肌診断＋ケミカルピーリング
4,950
円(税込)
ピーリング後にシミを悪化させないケア方法
ピーリング後にシミを悪化させないためには、施術で刺激を受けた肌に正しい保湿・紫外線対策・摩擦ケアを徹底することが何より重要です。肌が敏感になっている今、せっかくピーリングをしたのに間違ったケアをしてしまうと効果が台無しになってしまうことがあります。具体的なポイントについて詳しくご紹介いたします。
保湿でバリア機能の回復
こすらない習慣をつける
ピーリング後の肌は敏感で摩擦が炎症や色素沈着を悪化させることがあるため、こすらない習慣をつけることが重要です。
洗顔時は泡を体に乗せるように優しく扱い、タオルで押さえて水分を取るのが望ましいです。化粧品は手のひらで温めてからそっと肌にのせ、こすらずなじませることがポイントです。また、マスクや枕カバーの擦れも炎症を悪化させる原因になるため、清潔で柔らかい素材の使用が必要です。こうした日常の細かい配慮が肌を守る力となり、シミの悪化を防ぎます。
日焼け止めの選び方
自分に合うシミ治療を選ぶ判断基準
自分に合うシミ治療は、シミの種類・肌質・ダウンタイム・費用など複数の観点から選ぶのが正解です。間違った選択で効果が出ず時間とお金を無駄にするケースも少なくありません。それぞれの基準のポイントを下記よりご紹介いたします。
シミの種類・肌質・治療期間で比較する方法
シミ治療を選ぶ際は、自分のシミの種類を正確に見極め、肌質や目的に合わせて治療法を比較検討することが大切です。
例えば、鼻や頰に小さく広がるそばかすはピーリングや光治療が向き、日光でできた境界のはっきりしたシミならレーザー治療が効果的です。また、肌質も重要で、敏感肌の場合はダウンタイムの短い治療を選び、素早い効果を望むなら数回の施術が可能な方法を選ぶと良いでしょう。
このように、シミの性質や生活スタイルから適切な治療を選ぶことが、満足のいく結果につながります。クリニックで医師と相談しながら治療を決めるのが効果的です。
関連記事：シミ取りで後悔しないために｜失敗例・悪化の原因・正しい治療と対策を徹底解説
ピーリングが向く人とレーザーが向く人の違い
ダウンタイムの許容度
シミ治療選びでは、赤みや皮むけなどのダウンタイムをどこまで許容できるかが重要です。同じレーザー治療でも機械選びが重要です。
例えば、仕事や人付き合いで忙しい方はダウンタイムの短い光治療やピコレーザーを選ぶようにしましょう。ダウンタイムの長さは治療方法や個人差によるため、自分の生活スタイルや予定に合わせて判断してください。
予算と通院頻度
ケミカルピーリングでシミを改善するには、2-4週間に1回のペースで6-10回通院し、総額5-10万円程度が目安です。
例えば月1回で半年続けると、1回1万円前後で美白効果が期待できます。レーザーと組み合わせると通院が3-5回に短縮され、総額7-15万円程度で即効性が高まり、ピーリング単独より効率的です。
まずは無料カウンセリングを
当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくシミの種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。
まとめ
シミ取りにピーリングは効果的で、古い角質を除去し、ターンオーバーを促進することで、メラニン色素を肌から外に排出しやすくします。これにより、シミやくすみ、そばかすが薄くなり透明感が出ます。一方で、肝斑や深いシミには刺激が強すぎる場合があり、注意が必要です。ピーリング後は保湿や紫外線対策のケアが重要で、適切な日焼け止めの選択やこすらない習慣を心がけることが肌の悪化を防ぎます。さらに、ピーリングは光治療やレーザー、内服薬と組み合わせることで効果が高まり、治療期間の短縮や持続的な改善が期待できます。自分に合う治療はシミの種類、肌質、ダウンタイムの許容度、予算や通院頻度を考慮して選ぶことが大切で、専門医の診断を受けることをおすすめします。これらの点を踏まえ、適切な治療法で美肌を目指しましょう。
