トップページ 新着情報 紫ニキビは自力で治る?原因から治療・予防まで完全解説

紫ニキビは自力で治る?原因から治療・予防まで完全解説

紫ニキビは自力で治る?原因から治療・予防まで完全解説

洗顔やスキンケアに気を付けているのに、紫がかったニキビが消えない。そんな悩みを抱えていませんか?
そこで今回は、紫がかったニキビができる原因、自力で治せるかの見極め方、悪化を防ぐ正しいケア、そして跡を残さず改善するための治療・予防法について解説します。

紫ニキビとは何か?

紫ニキビとは何か?

紫ニキビは、ニキビの中でも最も炎症が進行した「重症ニキビ」です。
赤ニキビのさらに奥で炎症や血液の滞りが起こり、皮膚の内側でダメージが広がっている状態です。見た目の色の濃さに比例して、肌の内部では修復に時間がかかっている状態です。重症化を防ぐためには、まず紫ニキビの状態を正しく理解することが第一歩です。

紫ニキビの定義と特徴

紫ニキビの定義と特徴

紫ニキビとは、赤ニキビや黄ニキビがさらに悪化し、炎症が皮膚の奥まで広がった状態を指します。
血液や膿が皮下にたまり、内出血のように紫色に見えるのが特徴です。触るとしこりのように硬く、痛みを伴うことも多くあります。たとえるなら、表面に小さな傷があるだけの赤ニキビに対し、紫ニキビは肌の下で炎症が膿や血液を抱え込んで腫れているような状態です。

赤ニキビ・黄ニキビとの違い

赤ニキビ・黄ニキビとの違い

赤ニキビ・黄ニキビ・紫ニキビの違いは、炎症の深さと重症度にあります。
赤ニキビは皮膚の表面近くで炎症が起きている段階で、まだ治りやすい状態です。黄ニキビになると、炎症が進み膿がたまっており、触れると痛みを感じることもあります。そして紫ニキビは、膿や血液が皮下にたまって、内出血のように紫色に見えるほど変色し、炎症が深く進行した状態です。たとえるなら、赤ニキビが「軽い打撲」、黄ニキビが「腫れを伴うケガ」、紫ニキビは「アザができるほどの深いダメージ」に近いイメージです。

紫ニキビは早期対応が必要な重症ニキビ

紫ニキビは早期対応が必要な重症ニキビ

紫ニキビは、先ほど説明したように通常のニキビよりも炎症が深く進行した「重症ニキビ」です。
放っておくと色素沈着やクレーター状の跡が残ることもあり、早めの対応が何より大切です。「まだ様子を見ても大丈夫」と思っている方ほど注意が必要です。

紫ニキビは自然に治りにくい状態

紫ニキビは自然に治りにくい状態

紫ニキビは、自然には治りにくい状態です。
というのも、炎症が皮膚の表面ではなく、真皮と呼ばれる奥の層まで広がっているためです。
たとえるなら、表面だけ火傷をした軽い「赤ニキビ」と違い、紫ニキビは皮膚の深い部分まで熱がこもっているような状態です。
また、表面の赤みが引いても、内側では炎症や血液の滞りが続いており、時間だけでは元に戻りにくいのも原因です。この段階で放置すると、色素沈着やクレーターのような跡が残ることもあります。見た目が落ち着いても「治った」と判断せず、早めに正しい治療やケアを行うことが大切です。

自己判断のケアが悪化を招きやすい理由

紫ニキビは、自己判断でのケアによって悪化しやすい傾向があります。特に「早く治したい」という焦りから潰したり繰り返し触ったりすると、炎症が皮膚の奥へと広がり、治りにくくなってしまいます。また、市販の強いニキビ薬を利用することもNGです。自己流で使用すると、肌のバリア機能が壊れて赤みや痛みが長引くことがあります。
紫ニキビはすでに炎症が深いため、間違ったケアによる刺激が跡を残す原因になることも少なくありません。悪化を防ぐためには、「触らない・潰さない・薬を自己判断で使わない」ことを守り、早めに美容皮膚科で適切な治療を受けることが大切です。一般皮膚科でなく美容皮膚科を受ける理由は以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:浜松でニキビ治療をするなら美容皮膚科がおすすめ?

紫ニキビが紫色になる仕組み

紫ニキビが紫色に見えるのは、先ほどより説明させていただいているように、単なる色の問題ではなく、皮膚の奥で炎症や血液の滞りが起きているサインです。赤ニキビが悪化し、血管の破れや内出血のような状態になることで、紫や暗赤色に変化します。なぜ紫色になるのか、その仕組みを知ることで、治りにくさや適切なケアの必要性がより明確になります。

炎症

炎症

炎症が長引くと、毛穴のまわりの組織が傷つき、紫ニキビへと進行しやすくなります。毛穴の中で増えたアクネ菌や皮脂が炎症を起こし、それが続くと炎症の熱や刺激が周囲にまで広がります。すると血管やコラーゲンを作る細胞が傷つき、皮膚の奥で出血や修復反応が強く起こるようになります。このように奥の組織が損傷すると、肌の色は紫や暗赤色に変化してしまいます。

内出血や膿

内出血や膿

紫ニキビが濃い色に見える二つ目の理由は、皮膚の奥で「内出血」と「膿の滞り」が起きているためです。
炎症が強くなると、毛穴の周りにある細い血管(毛細血管)が傷つき、血液が皮下ににじみ出ます。これが内出血となり、紫色や暗赤色に見える原因になります。
また、同時に、炎症によって膿が毛穴の中にたまり、外へ出られずに酸化することで、さらに色が濃く見えることもあります。たとえるなら、水風船の中に血と膿が混じってこもっているような状態です。

紫ニキビまで悪化する主な原因

紫ニキビまで悪化する原因は、皮脂の過剰分泌毛穴詰まりに加え、炎症の長期化、さらにホルモンバランスや血行不良などの体内環境が重なって起こります。つまり、肌の問題だけでなく、生活習慣や体調も深く関係しています。「スキンケアを頑張っているのになぜ…?」と感じる方ほど、その背景を知ることが改善への第一歩になります。

皮脂分泌と毛穴詰まり

常在菌が増えると炎症が進む仕組み

紫ニキビの始まりは、過剰な皮脂分泌毛穴詰まりからです。皮脂は本来、肌を守るために必要なものですが、分泌量が増えすぎると毛穴の出口にたまり、古い角質と混ざって栓のように詰まってしまいます。たとえるなら、排水口に油汚れが溜まって水の通り道をふさいでしまうような状態です。この詰まりが続くと、毛穴の中に皮脂がこもり、アクネ菌が増えて炎症を起こします。皮脂バランスの乱れや不十分な洗顔が積み重なることで、ニキビの悪化を招きやすくなります。

炎症の長期化と免疫反応

炎症の長期化と免疫反応

紫ニキビが悪化する原因のひとつが、炎症が長く続くことで起こる「免疫反応の過剰」です。
体は細菌や皮脂のかたまりを排除しようとして免疫細胞を集めますが、炎症が長引くと攻撃の勢いが強くなり、周りの健康な皮膚まで傷つけてしまいます。たとえるなら、害虫を追い払おうと殺虫剤を撒いたのに、量が多すぎて花まで枯らしてしまうようなものです。
その結果、毛細血管や組織にダメージが広がり、傷ついた部分で血液や色素が滞って紫色に見えるようになってしまいます。

ホルモンバランスや生活習慣の乱れ

生活習慣と刺激

紫ニキビが繰り返しできる背景には、ホルモンバランスや生活習慣の乱れが関係しています。
睡眠不足ストレスが続くと、男性ホルモンの一種である「アンドロゲン」が増え、皮脂の分泌が過剰になります。
また、食生活の乱れで血糖値が急に上がると、皮脂や炎症を促すホルモンが活発になり、ニキビが悪化しやすくなります。たとえるなら、不規則な生活がエンジンを空回りさせ、肌の油分コントロールが効かなくなるような状態です。
さらに、ストレスは血行を悪くし、炎症後の赤みや紫色の残りを長引かせる原因にもなります。
つまり、肌だけでなく、体のリズムを整えることも紫ニキビ改善の重要なポイントなのです。

紫ニキビが治りにくい理由

紫ニキビが治りにくいのは、先ほど説明させていただいたように炎症によるダメージが皮膚の奥の「真皮」まで達しているためです。浅い傷がすぐ治るのに対し、深い傷は跡が残りやすいのと同じ仕組みです。つまり、紫ニキビは自然に治りづらく、早めに正しいケアや治療を行うことが、跡を防ぐための鍵になります。

真皮までダメージが及んでいる状態

紫ニキビは自然に治りにくい状態

紫ニキビは、皮膚の深い層である「真皮」にまで炎症の影響が及んでいる状態です。
真皮は肌のハリを支えるコラーゲンや弾力繊維が多く存在する層で、一度傷つくと簡単には元に戻りません。この層まで炎症が進むと、修復に時間がかかるうえに、色素が沈着したり、クレーター状の凹みとして形に残ることもあります。さらに、血流が滞ることで肌の再生力も低下し、治りが遅くなる原因になります。

放置によって慢性化しやすい背景

放置によって紫ニキビが慢性化しやすいのは、炎症が肌の奥で静かに続いているためです。
見た目の赤みや腫れが引いても、内側では小さな炎症の火種が残っており、それが再び悪化して新たなニキビを生み出します。たとえるなら、表面の火が消えても炭の中でくすぶっている状態です。この慢性的な炎症が続くと、肌がダメージを受けやすくなり、修復のたびにコラーゲンが減少してニキビ跡が残りやすくなります。

紫ニキビでやってはいけない行動

紫ニキビで絶対にやってはいけないのは、「潰す」「血を抜く」といった自己処理です。見た目を早く改善しようとすると、かえって炎症を広げ、跡が残るリスクが高まります。

潰す・血抜き

潰す・血抜き

紫ニキビを「潰す」「血を抜く」といった自己処理は、絶対に避けるべき行動です。
無理に中の膿や血液を押し出すと、炎症がさらに深い層に広がり、出血や感染を起こす危険があるからです。その結果、皮膚組織が傷ついてクレーター状の凹みや濃い色素沈着が残ってしまいます。特に紫ニキビはすでに皮膚の奥で炎症が進んでいるため、刺激を与えるほど悪化しやすい状態です。見た目が気になっても触らず、皮膚科で安全に処置を受けることが早くきれいに治す近道です。ニキビを潰してしまうリスクについてより詳しく知りたい方は以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビを潰すのは危険?医師が教える正しい対処法

紫ニキビの正しい対処方法

紫ニキビを早くきれいに治すためには、自己流でいじらず、自宅ケアと医療の両立が大切です。紫ニキビはすでに深い炎症が起きているため、正しい対処を知って行動することが、跡を残さず治すための第一歩になります。

自宅で行うべき最低限のケア

洗顔と保湿

紫ニキビのケアで最も大切なのは、「刺激を与えないこと」です。
まず洗顔は1日2回、ぬるま湯で泡をたっぷり立て、肌をこすらずに包み込むように洗います。熱いお湯やゴシゴシ洗いは、炎症を強める原因になるため避けましょう。洗顔後は、アルコールやメントールの入っていない低刺激の保湿剤で水分を補います。成分としては、セラミド、ヒアルロン酸、グリセリンなどを含む保湿剤がおすすめです。また、気になる部分を触ったり、髪が当たるのも炎症を悪化させるため要注意です。詳しいケア方法を知りたい方は以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:看護師が教えるニキビのスキンケア方法!

皮膚科や美容皮膚科で行う治療の考え方

皮膚科と美容皮膚科の違い

紫ニキビは、皮膚の奥にまで炎症や血液の滞りが起きているため、自宅ケアだけでは治りにくく、専門的な治療が必要です。基準としては、赤みやしこりが3つ以上ある、または1週間以上腫れや痛みが続く場合は、皮膚科や美容皮膚科を受診しましょう。
一般の皮膚科では炎症を抑える内服や外用薬が中心ですが、紫ニキビは真皮レベルのダメージがあるため、美容皮膚科での治療が効果的です。
具体的には、レーザー治療やケミカルピーリング、ライムライト(光治療)などで血流や色素を改善し、跡を残さず回復を促すことができます。たとえるなら、表面の修理だけでなく、“土台から整える”アプローチが必要なのです。

ニキビ治療の症例写真【当院症例】

医師コメント肌分析で、顔全体に炎症を示す赤い点が強く出ており、慢性的なダメージが続いていることが確認できます。そこで、皮脂を抑える内服治療と角質ケアで毛穴環境を整え、炎症を鎮めるケアを継続。状態に合わせてレーザー治療も追加しました。治療後は炎症性ニキビが減少し、赤みの反応も改善。安定した健やかな肌状態へと変化しています。
施術名ケミカルピーリング6回・ケアシス6回・レーザーフェイシャル4回・イソトレチノイン20mg6ヶ月分
費用58,800〜385,800円
医師コメント肌分析で、ニキビの原因菌が増えやすいサイン(白く光る点)が顔全体に多く見られ、ニキビができやすい状態でした。そこでピーリングやケアシス、内服・外用治療で皮脂と毛穴環境を整え、段階的に肌治療を実施。治療後はサイン(白く光る点)が大きく減少し、炎症ニキビが起こりにくい安定した肌へ改善しています。
施術名ケミカルピーリング8回・ケアシス11回・ダーマペン11回・内服薬・外用薬
費用85,100~704,400円
医師コメント治療前の赤みの肌解析では、顔全体に赤みの反応がまだらに広がっており、ニキビ跡による赤みと炎症が長く続いている状態でした。そこでピーリングで毛穴詰まりを整え、ライムライトやマッサージピール、ケアシスを組み合わせて炎症と肌の回復を促進。治療後の肌分析では赤みが大きく減少し、なめらかでニキビができにくい肌へ改善しています。
施術名ケミカルピーリング7回・ケアシス21回・マッサージピール4回・ライムライト3回・内服薬・外用薬
費用95,070〜802,870円
医師コメント肌分析の結果、ニキビの原因菌(白く光る点)が多い毛穴環境であることが分かりました。そこで、毛穴の汚れや余分な皮脂を取り除くケアと、内側から皮脂分泌を抑える治療を組み合わせて改善を目指しました。治療後は原因菌のサイン(白く光る点)が減り、赤く腫れるニキビができにくい肌へと変化しています。
施術名ケミカルピーリング3回・ケアシス8回・イソトレチノイン20mg6か月・内服薬
費用57,700〜375,780円
医師コメント赤みの肌分析で濃い赤色の反応(点)が顔全体に確認されました。これはニキビや炎症による赤みが広範囲に残っている状態と判断できます。そこで、角質・毛穴ケアを土台に、赤みへ直接アプローチする治療と内服・外用ケアを継続。治療後肌分析でも赤みの反応(点)が大きく減少し、炎症が落ち着いた安定した肌状態へと改善しています。
施術名ケミカルピーリング6回・ライムライト3回・ケアシス27回・内服薬・外用薬
費用72,570~861,270円
医師コメント肌分析から、色素沈着解析において茶色い点が点在していることが確認できます。これはニキビの炎症を繰り返したことによる色素沈着と判断しました。そこで、角質・毛穴ケアで肌の生まれ変わりを整え、内服治療も併用しながらニキビ跡へアプローチ。治療後肌分析でも茶色い反応(茶色い点)が減少し、ニキビ跡の色味が薄れ、ニキビができにくい肌状態へ改善しています。
施術名ケミカルピーリング4回・ダーマペン5回・ケアシス13回・内服薬・イソトレチノイン20mg
費用89,570〜613,510円
医師コメント肌分析で、ニキビの原因菌が増えやすいサイン(白く光る点)が顔全体に多く見られ、毛穴の中から環境を整える必要がある状態でした。まず炎症を抑える治療を行い、その後、肌状態に合わせたケアを段階的に継続。治療後は原因菌の反応(白く光る点)が大きく減り、繰り返していた炎症ニキビやニキビ跡も目立ちにくくなっています。
施術名ケミカルピーリング5回・ライムライト6回・ケアシス21回・マッサージピール6回・ダーマペン1回・内服薬・外用薬
費用141,770〜1,012,550円
医師コメント肌分析で見ると茶色い点の箇所がニキビ跡として見られるもので、顔全体に残っていることがわかりました。これは炎症により色素沈着が起きている状態です。そこで、肌の生まれ変わりを整える治療を行ったことで、新しいニキビができにくくなり、ニキビ跡の色味(茶色い点)も薄れ安定した肌状態へと改善しました。
施術名ケミカルピーリング7回・ライムライト16回・ケアシス12回・内服薬
費用72,570〜897,450円
医師コメント肌分析をしたところ顔中心部に点状の強い赤みが集中していることが確認できます。このことからニキビ炎症が長く続いている状態と判断しました。そこで、皮脂分泌を抑える内服治療を軸に、角質ケアや美容成分導入、肌再生治療を段階的に継続。治療後の肌分析を見ても赤みの反応(点)が大きく減少し、ニキビができにくい肌質状態へと改善しています。
施術名ケミカルピーリング9回・ケアシス12回・ダーマペン6回・顔脱毛10回・顔脱毛10回・イソトレチノイン20mg6ヶ月・内服薬・外用薬
費用89,570〜715,740円
医師コメント肌分析をしたところ顔全体、特にニキビができやすい部位が濃い赤で示されているのが確認できます。これはニキビや炎症による赤みが広範囲に残っている状態と判断しました。そこで、皮脂分泌と毛穴環境の改善を優先し、角質ケアと内服・外用治療を継続。炎症が落ち着いた後は赤みや毛穴への治療を段階的に追加しました。治療後の肌分析では濃い赤の箇所が激減しています。これはニキビができにくい安定した肌状態へと整ったことを示しています。
施術名ケミカルピーリング20回・ライムライト6回・レーザーフェイシャル3回・ピコフラクショナル2回・ケアシス30回・イソトレチノイン20mg6ヶ月・内服薬・外用薬
費用139,070〜1,380,050円
医師コメント肌分析をしたところニキビを繰り返していた部位を中心に赤みの反応(濃い赤)があることがわかります。このことから肌の内側に炎症が続いている状態と判断しました。そこで、毛穴環境を整える角質ケアと赤みへの治療、内服治療を継続。治療後の肌分析では赤みの反応(濃い赤)が軽減し、同じ場所にニキビができにくい安定した肌状態へ改善しています。
施術名ケミカルピーリング3回・ライムライト10回・ケアシス22回・ピコフラクショナル2回・内服薬
費用105,570〜1,091,140円
医師コメント肌分析から毛穴の詰まりとニキビ原因菌が増えやすいサイン(白く光る点)が多く、炎症が続いている状態が確認できます。そこで、角質ケアで毛穴環境を整え、皮脂分泌を抑える内服治療を併用し、ニキビの根本原因へアプローチ。治療後は原因菌の反応(白く光る点)が減少し、新しいニキビができにくい安定した肌状態へと改善しています。
施術名ケミカルピーリング9回・イソトレチノイン20mg3ヶ月・内服薬
費用34,570〜177,440円
施術名ケミカルピーリング、アクシダーム 各6回、にきび内服薬6か月、ノーリッシュ1本、リッチモイスト1本
費用合計 179,110円
施術名ケミカルピーリング、アクシダーム 各6回ライムライト 3回、にきび内服薬6か月、ノーリッシュ1本、リッチモイスト1本
費用合計 234,770円
施術名ケミカルピーリング、アクシダーム 各6回、にきび内服薬6か月、ノーリッシュ1本、リッチモイスト1本
費用合計 179,110円

まずは無料カウンセリング

VISIAを使用したカウンセリング

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくニキビやお肌の状態をチェックし、しぶとい紫ニキビにも最適なアプローチを行います。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

紫ニキビ跡を残さないために

紫ニキビ跡を残さないために最も大切なのは、「治った後」ではなく「今どう対処するか」です。炎症が続いているうちに適切なケアを行うことで、色素沈着やクレーターにつながるリスクを大きく減らせます。放置したり誤ったケアを続けると、治った後に跡が残る可能性が高くなります。つまり、今の対応こそがきれいな肌を守る分かれ道になります。

色素沈着が起こる仕組み

シミはなぜできるのか?主な原因と悪化要因

紫ニキビの跡が紫色や茶色に残るのは、「炎症後の色素沈着」が起きているためです。
炎症によって肌が刺激を受けると、紫外線や外的刺激から肌を守ろうとして「メラニン」という色素が過剰に作られます。たとえるなら、火傷をした皮膚が跡になりやすいのと同じで、肌が“防御反応”を起こして色を濃く残してしまうのです。さらに、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れていると、このメラニンがうまく排出されず、跡が長く残ってしまいます。つまり、紫ニキビは単なる炎症ではなく、「肌の色素バランス」にも影響を与えるサイン。早めのケアで色素沈着を防ぐことが大切です。

クレーター状の跡を防ぐための視点

紫ニキビでクレーター状の跡を防ぐために大切なのは、「真皮へのダメージをいかに早く食い止めるか」です。
炎症が長引くと、肌の奥にあるコラーゲンが壊れ、肌を支える土台が崩れてしまいます。その部分がへこんで治ることで、クレーター状の跡として残ってしまいます。
これを防ぐには、早期に炎症を鎮める治療を受けること、そして自分で潰したり触ったりしないことが欠かせません。真皮を守る意識を持ち、医師のもとで適切な治療を受けることが、跡を残さず回復させるための最も確実な方法です。

紫ニキビを繰り返さないために

紫ニキビを繰り返さないためには、治療だけでなく、日常生活そのものを見直すことが欠かせません。肌のケアだけでは不十分で、体の内側から整える意識が必要です。普段の生活習慣を整えることが、紫ニキビを防ぐ最も確実な方法です。

スキンケアと保湿

優しい洗顔と保湿

紫ニキビを繰り返さないためには、「洗いすぎない」「保湿を怠らない」ことが基本です。
皮脂を落としすぎると、一時的にすっきりしても肌が乾燥し、守ろうとして逆に皮脂を過剰に分泌してしまいます。熱いお湯や強い洗浄成分は避け、ぬるま湯と低刺激の洗顔料が理想です。洗顔後は、アルコールや香料の少ない保湿剤でしっかり水分を補い、肌のバリア機能を整えます。肌を清潔かつ潤った状態に保つことが、紫ニキビの再発を防ぐいちばんの近道です。

食事・睡眠・ストレス管理

食事・睡眠・運動が肌に与える影響

紫ニキビを防ぐには、食事・睡眠・ストレス管理を整えることが欠かせません。
まず食事では、皮脂を増やす揚げ物や甘いものを控え、ビタミンB群(豚肉・卵・納豆など)やビタミンC(ブロッコリー・キウイ)を意識して摂りましょう。これらは皮脂バランスを整え、炎症を抑える働きがあります。
また、睡眠は7~8時間を目安に、できれば日付が変わる前に就寝を。夜更かしはホルモン分泌を乱し、皮膚の回復を遅らせます。
最後に、ストレスは天敵です。ストレスは溜まると男性ホルモンが活発になり、皮脂分泌が増えるため注意が必要です。軽い運動や深呼吸などでリフレッシュし、体と心のバランスを整えることが、紫ニキビを繰り返さない秘訣です。
ニキビに効果的な食べ物について詳しく知りたい方は以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビができやすい人必見|食べ物と栄養から見直す対策法

まずは無料カウンセリング

最新肌診断機「VISIA」を使用して 治療プランを決定!

当院は開院以来20年以上にわたり、65,000件以上の肌トラブルに対応してまいりました。私たちは「ニキビを治す」ことだけを目的とせず、根本的にニキビができにくい肌へと導くことを目標としています。そのため、治療の各タームごとに肌診断機器を用いて、正確にニキビやお肌の状態を確認し、経過を丁寧に追いながら最適な治療方針へと調整していきます。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案いたします。

まとめ

紫ニキビは、炎症が皮膚の奥深くまで広がった重症ニキビであり、自然には治りにくい状態です。放置したり、自己判断で潰す・血を抜くと、炎症が悪化し跡が残る原因になります。改善のためには、刺激を避けた洗顔や十分な保湿といった自宅ケアを行いつつ、皮膚科や美容皮膚科での適切な治療を受けることが大切です。また、治療後に再発を防ぐためには、生活習慣の見直しが欠かせません。睡眠や食事、ストレス管理を整え、内側からも肌のバランスを保つことが、紫ニキビを繰り返さないための最善の方法です。早期に正しく対応することで、跡を残さず健やかな肌を取り戻せます。

このページの監修医師

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医

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