ニキビが治らない原因と正しい対処法を徹底解説 – ハートライフクリニック(静岡県浜松市の美容皮膚科・美容外科)

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ニキビが治らない原因と正しい対処法を徹底解説

ニキビが治らない原因と正しい対処法を徹底解説

当院へご来院される患者さまの中には、「なかなかニキビが治らず、治療を決意した」という方が多くいらっしゃいます。
多くの場合、一時的に改善しても根本的な原因が解決されていないため、繰り返しできてしまうのが原因です。今回は、治らないニキビの原因と正しい治療方法について、セルフケアから専門の皮膚科受診のタイミングまで詳しくご説明します。

ニキビが治らない5つの根本原因 

ニキビが治らない5つの根本原因 

ニキビが慢性化し治りにくくなる主な原因は5つに分けられます。
主な5つの原因は「ホルモンバランスの乱れ」「生活習慣の影響」「外的刺激による肌トラブル」「誤ったスキンケア」「肌の乾燥とバリア機能の低下」に分類されます。これらの要因が絡み合い、ニキビの慢性化を招くため、単独ではなく総合的な理解と対策が欠かせません。下記で各原因の詳細を説明します。

1.ホルモンバランスの乱れによる影響 

ホルモンバランスの乱れはニキビ発症の大きな原因です。
ホルモンバランスが崩れやすい主な時期は思春期生理前ストレスが強いとき、そして更年期です。
思春期は男性ホルモンが増え皮脂分泌が活発に。生理前は黄体ホルモンが増加し、肌が脂っぽくなりニキビができやすくなります。ストレスは自律神経とホルモンバランスを乱し、皮脂分泌を増やします。更年期はエストロゲンが急減し、肌の潤いを保つコラーゲンやバリア機能が低下、肌荒れが起こりやすくなります。これらの時期は特に丁寧なスキンケアが必要です。

2.生活習慣に関連する原因

ニキビが治らない原因の2つ目は「生活習慣に関連する原因」です。
日常生活には、ニキビを悪化させる習慣が特に3つあります。「睡眠不足」「不規則な食生活と栄養バランスの乱れ」「慢性的なストレスの蓄積」などが代表的です。なぜ悪化させるかなどの原因についてはこの後詳細を説明いたします。

睡眠不足

睡眠中は特に成長ホルモンが多く分泌され、肌の修復やコラーゲン生成を促進します。このホルモンはノンレム睡眠の深い段階でピークを迎え、肌のターンオーバーを正常化し潤いとハリを保ちます。
睡眠不足になると、ストレスホルモンのコルチゾールが増え、成長ホルモンの分泌が減少。これが肌の修復を妨げ、炎症や免疫力低下を招いてニキビが悪化させてしまいます。理想的な睡眠時間は7~8時間で、質の良い睡眠を確保することが美肌の鍵です。

不規則な食生活と栄養バランス

不規則な食生活はニキビを治りにくくします。
特に重要などは高GI食品乳製品の過剰摂取とビタミンB群の不足です。
高GI食品(白米、パン、菓子類)は血糖値を急上昇させインスリンを増やし、皮脂分泌を促進。乳製品(チーズや牛乳)にはホルモンが含まれ、ニキビ悪化に関与します。ビタミンB群は緑黄色野菜や卵に、亜鉛は牡蠣や肉類に豊富で、不足すると皮脂調整が難しくなるからです。
また、糖分・脂質の過剰摂取は揚げ物やスイーツで起こりやすく、炎症を悪化させてしまうので、腸内環境は発酵食品や食物繊維で整え、肌の健康を支えましょう。

慢性的なストレスの蓄積

慢性的なストレスはニキビ悪化の大きな要因です。
ストレスを感じると副腎からコルチゾールが分泌され、これが皮脂腺を刺激して皮脂の過剰分泌を促します。さらに、ストレスは自律神経のバランスを乱し、交感神経優位になることで肌の血流と新陳代謝が低下し、ニキビの治りを遅らせます。免疫力も低下し、炎症が悪化しやすくなります。また、無意識に顔を触る癖が増え、細菌感染のリスクも高まります。これらが複合的に作用し、ストレスはニキビを悪化させてしまいます。

3.外的要因による肌トラブル

3つ目のニキビが治らない原因は外的要因による肌トラブルです。
肌への摩擦や刺激は炎症を引き起こし、ニキビの悪化につながります。主な原因は「摩擦や刺激による炎症」「メイクや洗浄料の洗い残し」「シャンプーやリンスのすすぎ不足」の3つです。これらの詳細については、下記で詳しく解説いたします。

摩擦や刺激による炎症

日常生活での摩擦や刺激はニキビの炎症を悪化させます。
マスクや枕カバーによる物理的刺激、頻繁に顔を触る癖は肌のバリア機能を傷つけます。タオルで強く拭く行為や髪の毛が顔に触れることも刺激となり、ニキビを悪化させる恐れがあります。衣類の襟周りの摩擦も無視できません。これらの日常的な刺激は炎症を促進し、肌の回復を妨げるため、丁寧なケアと注意が必要です。

メイク・洗浄料の洗い残し

メイクや洗浄料の洗い残しはニキビ悪化の大きな原因です。
毛穴に詰まったメイク汚れは酸化し、角栓を硬くして黒ずみや炎症の温床となります。クレンジング不足は皮脂の酸化を促進し、肌トラブルを引き起こします。洗顔料のすすぎ残しも肌を刺激し、特に生え際やフェイスラインは洗い残しが起きやすい部位です。これらの対策には、丁寧なクレンジングと十分なすすぎが不可欠です

シャンプー・リンスのすすぎ不足

シャンプーやリンスのすすぎ不足は、ニキビ悪化の原因になりやすいです。
髪や頭皮に残ったシャンプー成分やシリコン、オイルが顔や背中の毛穴に詰まり、炎症を引き起こします。特に生え際や首筋はすすぎ残しが多く、念入りに洗い流すことが重要です。正しい洗髪は、まずぬるま湯で髪と頭皮の汚れをしっかり落とし、指の腹でやさしくマッサージしながら泡立て、すすぎは泡やぬめりが完全に消えるまで1分以上続けましょう。これにより毛穴詰まりを防ぎ、ニキビ予防に繋がります。

4.スキンケアの間違い

ニキビを悪化させるスキンケアの間違いは多く、過剰な皮脂除去が代表的です。
強い洗顔や頻繁な洗顔は肌のバリア機能を壊し、乾燥と炎症を招いてしまいます。また、不適切な化粧品選びでは、アルコールや強い香料が肌を刺激し、ニキビ悪化の原因となります。ピーリングやスクラブの使い過ぎも肌を傷つけ、炎症を悪化させることがあります。正しいスキンケアは、やさしく洗顔を行い、自分の肌質に合った刺激の少ない製品を選ぶことが重要です。

5.肌の乾燥とバリア機能の低下

肌の乾燥とバリア機能の低下はニキビが治らない大きな原因です。
肌が乾燥するとインナードライという状態になりやすいです。インナードライとは、肌の内側が乾燥しているのに表面は皮脂でテカる隠れ乾燥肌のことをいいます。過剰な洗顔で皮脂膜が破壊されると、水分が逃げてバリア機能が低下。乾燥を防ごうとして皮脂が過剰分泌され、肌はさらに荒れやすく悪循環になります。肌内部の水分と油分のバランスを整え、適切な保湿を行うことが必要です。

関連記事:乾燥肌なのにニキビができる?ニキビの原因と対策法を解説

今すぐやめるべきNGケア習慣

今すぐやめるべきNGケア習慣

ニキビを早く治したい一心で自己流のケアをしていませんか?間違ったケアは、炎症を悪化させたり跡を残す原因になります。つい手を出しがちな「つぶす」「洗いすぎる」「刺激の強いスキンケア」などの行為は、実は肌の回復を妨げるNG習慣です。また、「放置すること」も厳禁です。正しい知識でケアを見直しましょう。

ニキビを自分で潰す 

ニキビを自分で潰すと、炎症が広がりやすくなり、内部に残った膿や皮脂が周囲の毛穴へ飛び火して新たなニキビを生む原因になります。
さらに、手や爪についた雑菌が侵入すると二次感染を起こし、赤みや腫れが長引くこともあります。無理につぶすことで真皮層が損傷し、色素沈着やクレーター状の跡が残るリスクも高まります。膿を安全に排出するには、皮膚科で滅菌器具を用いた面皰圧出を受けることが最も安全かつ確実です。

過度な洗顔とゴシゴシ洗い

過度な洗顔やゴシゴシ洗いはニキビ悪化の大きな原因です。
洗顔の適切な回数は1日2回、朝と夜に行うのが基本です。過剰な洗顔は皮脂を落としすぎて肌が乾燥し、逆に皮脂の過剰分泌を招きます。
摩擦も炎症を悪化させるため、洗顔は泡で優しく包み込むようにし、強い力でこすらないことが重要です。洗顔時間は30秒から1分程度が目安で、洗顔ブラシやスクラブは刺激が強く、ニキビ肌には控えましょう。これらのケアで肌のバリア機能を守りつつ、清潔を保つことが大切です。

刺激の強いスキンケア製品の使用

刺激の強いスキンケア製品はニキビ悪化の原因になります。
アルコール系収れん化粧水(エタノールなど)は乾燥や刺激でバリア機能を低下させ、炎症を悪化させやすいです。また、ピーリング製品の過度な使用は、皮膚の角質層を剥がしすぎて赤みや刺激を招きます。香料や着色料も敏感肌には刺激になるため避けましょう。最後に、ニキビに不適切なオイル系成分(ミネラルオイル、ラノリン)やコメドジェニックな成分(ココナッツオイル、ステアリン酸)は毛穴を詰まらせやすく、ニキビ悪化のリスクを高めてしまいます。

放置する

ニキビを放置すると、炎症が真皮の深部まで進行し、皮膚の構造が破壊され瘢痕(クレーター状の跡)が残るリスクが高まります
炎症が周囲に広がることで新たなニキビも増え、色素沈着や赤みが長引く原因にもなります。特に1ヶ月以上治らないニキビは跡が残る確率が急増し、3ヶ月を超えると過半数で跡が残るとされています。セルフケアで改善しない場合は早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。ニキビ跡予防には早期治療が最も効果的です。

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効果的なニキビケアと改善方法

効果的なニキビケアと改善方法

効果的なニキビケアは、エビデンスに基づいた方法を段階的に実践することが大切です。
まずは正しいスキンケアで肌を清潔に保ち、過度な刺激を避けましょう。次に生活習慣の見直しでホルモンバランスやストレス管理を行い、睡眠や栄養を整えることが重要です。さらに、環境改善として紫外線対策や適切な保湿で肌のバリア機能を強化し、ニキビの再発予防を図ります。
これらの方法を組み合わせることで、着実にニキビを改善できます。

正しいスキンケアの実践

ニキビ肌に適したスキンケアの基本は、朝晩のルーティンを守ることから始まります。詳しい内容について下記でご紹介いたします。

優しく丁寧な洗顔方法

ニキビ肌の優しい洗顔は、32~34度のぬるま湯が適温です。
泡立てネットなどでしっかり泡を立て、肌に泡のクッションを作るようにします。洗う順番は皮脂が多いTゾーンから始め、次に頬や顎へ優しく泡で包み込むように洗います。洗顔時間は20~30秒程度が目安です。すすぎは泡が残らないようにぬるま湯で20回以上、優しく洗い流しましょう。洗顔後は清潔で柔らかいタオルで押さえ、水分を吸い取るように優しく拭きます。こすらないことが重要です。

適切な保湿ケアのポイント 

化粧水、美容液、乳液は、肌にうるおいを与えるためこの順番で使うことが大切です。
ニキビ肌の保湿には、毛穴を詰まらせにくいノンコメドジェニック製品を選びましょう。特にオイルフリーでジェルタイプの保湿剤はべたつかず、快適に使えます。セラミドやヒアルロン酸が含まれた製品は、肌のバリア機能をサポートし、うるおいをしっかり保ちます。
また、季節や肌の状態に応じて塗る量やテクスチャーを調整し、乾燥が強い時はしっかり保湿することがポイントです。適切な保湿ケアで健康的な肌環境を整えましょう。

関連記事:看護師が教えるニキビのスキンケア方法!

生活習慣の改善アプローチ 

日々の生活習慣がニキビ改善に大きく影響します。
質の良い睡眠を確保し、体内のホルモンバランスや肌のターンオーバーを整えることが大切です。また、ビタミンB群やミネラルをバランスよく含む食事を心がけることで肌の健康維持に繋がります。さらに、ストレスはニキビ悪化の大きな要因なので、適度な運動やリラックスタイムを取り入れて効果的に管理しましょう。これらの習慣改善については次項で詳しく説明します。

質の良い睡眠の確保

質の良い睡眠はニキビ改善に欠かせません。特に22時から2時の「肌のゴールデンタイム」と呼ばれる時間帯に深い眠りにつくことが重要です。
理想的な睡眠時間は7~8時間で、寝る前のスマホやパソコンの使用は控え、リラックスした環境を整えましょう。適切な室温や湿度を保ち、枕カバーはこまめに交換することも大切です。さらに、入眠前にリラックスできる習慣を持つことで、睡眠の質がより向上し、美肌づくりの土台を築きます

バランスの取れた食事内容

ビタミンA・C・E・B群は、ニキビ改善に欠かせない栄養素です。
ビタミンAは皮膚のターンオーバーを促進し、にんじんやほうれん草に多く含まれます。ビタミンCは抗炎症作用があり、イチゴやブロッコリーに豊富です。ビタミンEは抗酸化作用で肌を守り、ナッツ類や緑黄色野菜に含まれます。亜鉛は皮膚の修復や皮脂調節に役立ち、牡蠣や牛肉に多いです。オメガ3脂肪酸は炎症を抑え、青魚に豊富です。高GI食品や揚げ物、乳製品は避け、水分は1日1.5~2リットル摂取し、腸内環境を整えるため発酵食品も取り入れましょう。

効果的なストレス管理法

適度な運動はストレス解消に効果的で、週に3回の有酸素運動がおすすめです。
また、瞑想深呼吸法は心身の緊張をほぐし、数分でも行うとリラックス効果が高まります。趣味の時間を持つことで気分転換ができ、入浴は血行促進と浮力で心身ともにリラックスを促します。さらに、アロマテラピーの香りも脳に働きかけ、ストレス軽減に役立ちます。特に、十分な休息時間の確保も大切で、これらの方法を日常に取り入れることでストレスのコントロールがしやすくなります。

環境改善による予防対策

ニキビを悪化させない環境づくりには、肌に触れるものを常に清潔に保つことが大切です。
枕カバーやシーツ、タオルなどはこまめに洗濯し、細菌の繁殖を防ぎましょう。また肌への刺激を最小限に抑える工夫も必要です。洗顔時の摩擦や髪の毛が顔に触れることを避け、刺激の強い化粧品使用も控えることで肌トラブルの悪化を防げます。こうした対策を実践しやすい日常習慣として取り入れることが効果的です。

肌に触れるものを清潔に保つ

枕カバーは週に2~3回交換し、清潔を保つことが肌荒れ予防に重要です。
タオルは用途に応じて使い分け、顔用は1~2日に1回、手拭きは毎日交換しましょう。スマートフォンはアルコール系除菌シートで定期的に拭き、メイク道具は最低でも週1回洗浄が望ましいです。マスクも使い捨てこまめな洗濯を心がけ、手指はこまめに洗い清潔に保つことが肌トラブル防止に繋がります。

刺激を避ける工夫

髪型は前髪を上げて肌に触れないようにし、顔周りの刺激を減らしましょう
衣類は吸湿性・通気性に優れた綿素材を選び、肌への負担を軽減することが大切です。洗濯洗剤や柔軟剤は低刺激タイプを選び、化学物質の刺激を避けます。紫外線対策にはノンコメドジェニックの日焼け止めを使い、肌のバリア機能を守りましょう。室内は加湿器で適切な湿度管理を心がけ、乾燥による肌ストレスを防ぎます。これらの工夫を日常的に取り入れることがニキビ悪化予防に繋がります。

医療機関での治療

医療機関での治療

ニキビは軽度の場合、セルフケアでも改善が期待できますが、炎症が強かったり繰り返す場合は医療機関での専門治療が必要です。
ここでは、保険適用となる皮膚科の診療のタイミングや、より根本的な改善を目指す美容皮膚科での治療内容について詳しく説明します。

皮膚科受診のタイミング

皮膚科を受診するタイミングは、2週間以上ニキビの改善が見られない場合炎症性ニキビが5個以上ある場合、痛みや腫れを伴う場合、ニキビ跡が気になる場合、市販薬で効果がない場合が目安です。
初診時には、現在使用中のスキンケア製品や症状の経過、生活習慣の変化などをメモして持参すると診察がスムーズです。、また、ニキビの写真を撮っておくのも有効です。そうすると、症状を正確に伝え、医師としっかり相談することで最適な治療計画が立てることができます。

処方される治療薬の種類

医療機関で処方されるニキビ治療薬は、外用薬(塗り薬)内服薬(飲み薬)に分かれます。
保険適用の皮膚科治療の目的は、今ある症状の悪化を抑え、炎症をコントロールすることに重点が置かれております。患者の状態に応じて、医師が最適な治療を選択します。

外用薬(塗り薬)

外用薬はニキビの種類や症状に応じて使い分けられます。
例えば、白ニキビや黒ニキビといった非炎症性のニキビには、アダパレンなどのレチノイド製剤が効果的で、毛穴の詰まりを防ぎ発生を抑制します。炎症を伴う赤ニキビには抗菌薬のクリンダマイシンナジフロキサシンが用いられ、アクネ菌を殺菌することで炎症を和らげます。過酸化ベンゾイルは抗菌作用だけでなく、角質を柔らかくして毛穴詰まりを改善し、炎症性と非炎症性の両方のニキビに対応可能です。
外用薬の副作用としては、乾燥や赤み、かゆみがありますが、初めは少量から使い、保湿を併用することで軽減できます。どの薬も医師の指示に従い継続的に使用することが効果的な治療につながります。

内服薬(飲み薬)

内服薬は特に中等症から重症の炎症性ニキビに効果的です。
抗生物質のミノサイクリンやドキシサイクリンはアクネ菌を殺菌し、炎症を抑えます。ビタミン剤は肌の代謝を助け、健康な肌づくりに役立ちます。漢方薬では清上防風湯や十味敗毒湯が体質改善を目的に用いられます。重症例ではイソトレチノインが処方され、皮脂の過剰分泌を抑制し毛穴の詰まりを減らす効果があります。また、ホルモン治療は女性のホルモンバランスを整え、ニキビを改善します。服用期間は症状により異なりますが、一般的に3ヶ月以上継続することが多いです。適切な内服治療により根本改善が期待できます。

専門的な治療方法

美容皮膚科での専門的な治療方法には、ケミカルピーリングケアシスライムライトなどがあります。これらは肌のターンオーバーを促進し、毛穴の詰まりや炎症を抑える効果があります。美容皮膚科の治療は、保険適用の皮膚科治療とは異なり、ニキビを根本的に改善することを目的としています。代表的な治療については、下記で詳しく説明します。

ケミカルピーリング

2種類のピーリング剤を用意

ケミカルピーリングは、サリチル酸やグリコール酸を使用し、古い角質を除去して肌のターンオーバーを促進します。
サリチル酸は特に脂性肌やニキビに効果的で、皮脂と角質の詰まりを改善し、ニキビの予防にも役立ちます。
グリコール酸は、肌のくすみやシミの改善、ハリや弾力を与える効果もあります。施術は通常、2〜4週間間隔で行い、数回の継続が効果的です。ダウンタイムはほとんどなく、肌の滑らかさや透明感の向上を実感できます。費用は施術内容やクリニックによりますが、一般的に数千円から数万円です。ホームピーリングとの違いは、専門的な薬剤と施術技術により安全かつ高い効果を得られる点です。

関連記事:ケミカルピーリングについて

ケアシス

ケアシス

ケアシスは、肌に微弱な電気パルスを与え、細胞膜に小さな穴を開けて有効成分を肌の奥深くまで浸透させる治療法です。
この高い浸透力により、皮脂分泌抑制やアクネ菌の増殖抑制が可能で、炎症を鎮静化しニキビやニキビ跡の改善に効果的です。施術間隔は通常1~2週間ごとに4回程度が目安で、痛みや赤みなどのダウンタイムはほとんどありません。費用はクリニックによりますが、1回あたり1万円前後が一般的です。ケアシスはホームケアでは届かない肌の深層にアプローチするため、治りにくいニキビに特に有効とされています。

関連記事:ケアシスとは?

ライムライト

ライムライト

ライムライトは、日本人の肌質に合わせて開発された光治療機器で、ニキビやニキビ跡、赤ら顔の改善に効果的です。光の熱が肌の奥深くまで届き、アクネ菌の殺菌や炎症の抑制、ターンオーバーの促進を促します。施術間隔は通常2〜4週間に1回で、複数回の照射が効果的です。ダウンタイムはほとんどなく、赤みや軽いカサブタができることがありますが数日で回復します。費用は1回約1万~3万円程度で、症状やクリニックにより異なります。治りにくいニキビにも安全かつ持続的な改善が期待できる治療法です。

関連記事:ライムライトとは?

ニキビ治療の症例写真【当院症例】

医師コメント肌分析で、顔全体に炎症を示す赤い点が強く出ており、慢性的なダメージが続いていることが確認できます。そこで、皮脂を抑える内服治療と角質ケアで毛穴環境を整え、炎症を鎮めるケアを継続。状態に合わせてレーザー治療も追加しました。治療後は炎症性ニキビが減少し、赤みの反応も改善。安定した健やかな肌状態へと変化しています。
施術名ケミカルピーリング6回・ケアシス6回・レーザーフェイシャル4回・イソトレチノイン20mg6ヶ月分
費用58,800〜385,800円
医師コメント肌分析で、ニキビの原因菌が増えやすいサイン(白く光る点)が顔全体に多く見られ、ニキビができやすい状態でした。そこでピーリングやケアシス、内服・外用治療で皮脂と毛穴環境を整え、段階的に肌治療を実施。治療後はサイン(白く光る点)が大きく減少し、炎症ニキビが起こりにくい安定した肌へ改善しています。
施術名ケミカルピーリング8回・ケアシス11回・ダーマペン11回・内服薬・外用薬
費用85,100~704,400円
医師コメント治療前の赤みの肌解析では、顔全体に赤みの反応がまだらに広がっており、ニキビ跡による赤みと炎症が長く続いている状態でした。そこでピーリングで毛穴詰まりを整え、ライムライトやマッサージピール、ケアシスを組み合わせて炎症と肌の回復を促進。治療後の肌分析では赤みが大きく減少し、なめらかでニキビができにくい肌へ改善しています。
施術名ケミカルピーリング7回・ケアシス21回・マッサージピール4回・ライムライト3回・内服薬・外用薬
費用95,070〜802,870円
医師コメント肌分析の結果、ニキビの原因菌(白く光る点)が多い毛穴環境であることが分かりました。そこで、毛穴の汚れや余分な皮脂を取り除くケアと、内側から皮脂分泌を抑える治療を組み合わせて改善を目指しました。治療後は原因菌のサイン(白く光る点)が減り、赤く腫れるニキビができにくい肌へと変化しています。
施術名ケミカルピーリング3回・ケアシス8回・イソトレチノイン20mg6か月・内服薬
費用57,700〜375,780円
医師コメント赤みの肌分析で濃い赤色の反応(点)が顔全体に確認されました。これはニキビや炎症による赤みが広範囲に残っている状態と判断できます。そこで、角質・毛穴ケアを土台に、赤みへ直接アプローチする治療と内服・外用ケアを継続。治療後肌分析でも赤みの反応(点)が大きく減少し、炎症が落ち着いた安定した肌状態へと改善しています。
施術名ケミカルピーリング6回・ライムライト3回・ケアシス27回・内服薬・外用薬
費用72,570~861,270円
医師コメントニキビ跡の赤みを主訴に来院された患者様です。VISIA分析では、顔全体に赤みの反応が残っており、長年ニキビの炎症が繰り返されたことで、肌の内側に炎症が定着している状態でした。内服治療とピーリングで炎症の土台を整え、ライムライトやケアシスで赤みにアプローチ。治療後はVISIAでも赤みが大きく減少し、なめらかで安定した肌状態へと改善しています。
施術名ケミカルピーリング27回・ライムライト16回・ダーマペン7回・ケアシス32回・サブシジョン2回・顔脱毛3回・内服薬・イソトレチノイン20mg
費用126,100〜2,213,500円
医師コメント肌分析から、色素沈着解析において茶色い点が点在していることが確認できます。これはニキビの炎症を繰り返したことによる色素沈着と判断しました。そこで、角質・毛穴ケアで肌の生まれ変わりを整え、内服治療も併用しながらニキビ跡へアプローチ。治療後肌分析でも茶色い反応(茶色い点)が減少し、ニキビ跡の色味が薄れ、ニキビができにくい肌状態へ改善しています。
施術名ケミカルピーリング4回・ダーマペン5回・ケアシス13回・内服薬・イソトレチノイン20mg
費用89,570〜613,510円
医師コメント肌分析で、ニキビの原因菌が増えやすいサイン(白く光る点)が顔全体に多く見られ、毛穴の中から環境を整える必要がある状態でした。まず炎症を抑える治療を行い、その後、肌状態に合わせたケアを段階的に継続。治療後は原因菌の反応(白く光る点)が大きく減り、繰り返していた炎症ニキビやニキビ跡も目立ちにくくなっています。
施術名ケミカルピーリング5回・ライムライト6回・ケアシス21回・マッサージピール6回・ダーマペン1回・内服薬・外用薬
費用141,770〜1,012,550円
医師コメント肌分析で見ると茶色い点の箇所がニキビ跡として見られるもので、顔全体に残っていることがわかりました。これは炎症により色素沈着が起きている状態です。そこで、肌の生まれ変わりを整える治療を行ったことで、新しいニキビができにくくなり、ニキビ跡の色味(茶色い点)も薄れ安定した肌状態へと改善しました。
施術名ケミカルピーリング6回・ケアシス12回・イソトレチノイン20mg6か月・内服薬
費用34,570〜514,500円
医師コメント肌分析をしたところ顔中心部に点状の強い赤みが集中していることが確認できます。このことからニキビ炎症が長く続いている状態と判断しました。そこで、皮脂分泌を抑える内服治療を軸に、角質ケアや美容成分導入、肌再生治療を段階的に継続。治療後の肌分析を見ても赤みの反応(点)が大きく減少し、ニキビができにくい肌質状態へと改善しています。
施術名ケミカルピーリング9回・ケアシス12回・ダーマペン6回・顔脱毛10回・顔脱毛10回・イソトレチノイン20mg6ヶ月・内服薬・外用薬
費用89,570〜715,740円
医師コメント肌分析をしたところ顔全体、特にニキビができやすい部位が濃い赤で示されているのが確認できます。これはニキビや炎症による赤みが広範囲に残っている状態と判断しました。そこで、皮脂分泌と毛穴環境の改善を優先し、角質ケアと内服・外用治療を継続。炎症が落ち着いた後は赤みや毛穴への治療を段階的に追加しました。治療後の肌分析では濃い赤の箇所が激減しています。これはニキビができにくい安定した肌状態へと整ったことを示しています。
施術名ケミカルピーリング20回・ライムライト6回・レーザーフェイシャル3回・ピコフラクショナル2回・ケアシス30回・イソトレチノイン20mg6ヶ月・内服薬・外用薬
費用139,070〜1,380,050円
医師コメント肌分析をしたところニキビを繰り返していた部位を中心に赤みの反応(濃い赤)があることがわかります。このことから肌の内側に炎症が続いている状態と判断しました。そこで、毛穴環境を整える角質ケアと赤みへの治療、内服治療を継続。治療後の肌分析では赤みの反応(濃い赤)が軽減し、同じ場所にニキビができにくい安定した肌状態へ改善しています。
施術名ケミカルピーリング3回・ライムライト10回・ケアシス22回・ピコフラクショナル2回・内服薬
費用105,570〜1,091,140円
医師コメント肌分析から毛穴の詰まりとニキビ原因菌が増えやすいサイン(白く光る点)が多く、炎症が続いている状態が確認できます。そこで、角質ケアで毛穴環境を整え、皮脂分泌を抑える内服治療を併用し、ニキビの根本原因へアプローチ。治療後は原因菌の反応(白く光る点)が減少し、新しいニキビができにくい安定した肌状態へと改善しています。
施術名ケミカルピーリング9回・イソトレチノイン20mg3ヶ月・内服薬
費用34,570〜177,440円
施術名ケミカルピーリング、アクシダーム 各6回、にきび内服薬6か月、ノーリッシュ1本、リッチモイスト1本
費用合計 179,110円
施術名ケミカルピーリング、アクシダーム 各6回ライムライト 3回、にきび内服薬6か月、ノーリッシュ1本、リッチモイスト1本
費用合計 234,770円

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当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくニキビの種類をチェックし、なかなか治らないニキビもしっかり治療いたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

まとめ

ニキビ改善には原因を特定し、正しいケアを継続することが最も重要です。
セルフケアで対応可能な軽度の症状と、医療機関での受診が必要な判断基準を理解し、焦らず根気強く治療を続けましょう。個人差が大きく、誰もが同じペースで改善するわけではありません。症状が改善しない場合や不安があれば、専門家に遠慮なく相談することが大切です。継続的な取り組みこそが、美肌への近道となります。

このページの監修医師

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医

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