ニキビ跡のクレーターの原因は?種類と治療法を解説

クレーター肌とは、ニキビを放置したり、ニキビを潰したりする誤ったケアなどを繰り返すことでお肌の表面に凹凸ができる状態のことを言います。
ニキビ治療で難しい段階がこのニキビ跡(クレーター肌)を治すことです。この「クレーター肌」になってしまう原因や治し方について解説いたします。
ニキビ跡のクレーターができる原因
クレーターは、ニキビの炎症が長引いたり同じ部位にダメージが繰り返されることで、肌の土台が崩れて起こります。軽いニキビでは残りにくい一方で、強い炎症や誤った対処が重なると、へこみとして残りやすくなります。ここでは、クレーターにつながりやすい主な原因を順に確認していきましょう。
炎症が真皮まで及ぶため

ニキビの炎症が深い部分まで広がると、クレーターとして残りやすくなります。
ニキビが悪化すると、肌表面だけでなくその下の層(真皮)までダメージが及びます。この部分は肌のハリを支える重要な土台のため、傷つくと元のなめらかな状態に戻りにくくなります。炎症が強いほど組織の破壊が進み、回復後もへこみとして残ることがあります。20代男性の患者さまも「赤く腫れたニキビを放置していたら、治ったあとにくぼみが残った」と話されていました。炎症が長引く前に対処することが重要です。
ニキビをつぶす・触るなどの刺激

ニキビを触る習慣があるとクレーターのリスクが高まります。
気になって触れたり、自分でつぶしたりすると、炎症が広がりやすくなります。傷が深くなるだけでなく、細菌が入り込むことで状態が悪化しやすくなります。
その結果、肌の修復が追いつかず、へこみとして残る可能性が高くなります。
ニキビを潰してしまった際のリスクや仮に潰してしまった際の応急処置について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
皮脂や毛穴詰まりで炎症をくり返しやすいため

ニキビを繰り返しやすい肌状態は、クレーターとして残るリスクが高くなります。
皮脂分泌が多い状態や古い角質がうまく剥がれない状態が続くと、毛穴の中に皮脂や汚れがたまりやすくなります。とくに睡眠不足やストレス、食生活の乱れなどの生活習慣によるホルモンバランスの崩れや洗いすぎによる乾燥などは皮脂バランスを崩しやすく、毛穴詰まりを招くきっかけになります。その結果、炎症ニキビが同じ場所に何度もできやすくなります。
肌が回復しきる前に炎症が繰り返されると、ダメージが蓄積し、へこみとして残りやすくなります。
皮脂(ニキビ)ができやすい原因について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:ニキビができやすい原因とは?生活習慣・肌質・正しい対策を医師が解説
ニキビ跡のクレーターの種類

クレーターにはいくつかのタイプがあり、形や深さによって見え方が異なります。見た目が似ていても性質が違うため、合う治療法も変わってきます。まずは自分の肌の状態がどのタイプに近いのかを知ることが、適切な対処につながります。
ローリング型
ローリング型はなだらかに広がるへこみです。
肌が引きつれるようにゆるやかに波打つ形で、広範囲に凹凸が広がるのが特徴です。一つひとつは浅くても、全体的に肌が滑らかに見えにくくなります。「肌全体がでこぼこして見える」と感じてご相談されることが多いケースです。
アイスピック型
アイスピック型は画像にあるように細く深いへこみが特徴です。
表面の入口は小さいものの、内側に向かって鋭く落ち込む形をしています。深さがあるため影ができやすく、目立ちやすい傾向があります。スキンケアだけでの改善は難しく、治療も複数回必要になることが多いです。「小さいのにメイクで隠れない」と感じて来院される患者さまが多いです。
ボックス型
ボックス型は画像のように、境界がはっきりしたへこみです。
四角く落ち込んだように見え、縁がくっきりしているのが特徴です。底が平らに近いため影ができやすく、肌の凹凸が強調されやすくなります。「光の当たり方で凹凸が目立つ」という相談はこのタイプに多く見られます。
脂肪萎縮型(深いボックス型)
脂肪萎縮型は、皮膚の下にある脂肪組織まで影響が及び、広く大きく落ち込んで見えるタイプです。
強い炎症などの影響で深い部分の組織にダメージが加わると、皮膚の土台がやせたような状態になり、へこみとして残ることがあります。見た目としては一部が鋭く落ち込むというより、広い範囲がなだらかに沈んだように見えるのが特徴です。また、他のタイプと混在しているケースも多く、自己判断が難しいです。
変化の範囲が広いため、状態に合わせて治療を組み合わせながら進めていくことが大切です。
クレーターの種類の見分け方について詳しくは、以前投稿した関連記事をご覧ください。
ニキビ跡のクレーターは自力で治せるの?

結論、クレーター跡は治すことはできるのですが、セルフケアで治すのは難しいです。
ニキビ跡のクレーターを自力で治せない理由は、ダメージがお肌の真皮層まで進んでしまっているからです。
真皮層は血管や神経、リンパ管が通っている部分で、傷つくと再生することができない部分となっています。
セルフケアでは表面的な部分でしかケアすることができないため治療が必要になっていきます。
自力で治せる段階はクレーター肌になる前です。ニキビが出来た時のケアが大切になってくるので、ニキビが出来た!と思ったらスキンケアに力を入れてみてください。ニキビのスキンケアについては以前投稿した関連記事をご覧ください。
ニキビ跡のクレーターの治療方法

実は、ニキビ跡の治療は、保険診療の皮膚科では対象外となっています。
別ブログでもご紹介していますが、保険診療の皮膚科はあくまで「今できているニキビ」に対して治療をすることを目的としています。
その為、ニキビ跡の治療は自由診療である【美容皮膚科】の治療を受けることをおすすめしています。
美容皮膚科は、保険適用外の為、再発してしまったニキビを抑えることや、ニキビ跡への治療など幅広い治療を行うことができます。
次からクレーター跡を治す治療のご紹介です。
サブシジョン

サブシジョンは引きつれを解除する治療です。
皮膚の下で癒着している部分をほぐすことで、引き込まれているへこみを持ち上げやすくします。とくにローリング型のような、なだらかに引き込まれるタイプに向いています。「頬の凹みが少し持ち上がった」と変化を実感される患者さまも多い治療です。
ダーマペン

ダーマペンとは、お肌に小さな穴をあけ、その傷を治そうとする再生力でお肌の生まれ変わりを促す治療です。
お肌を再生する際にコラーゲンが増加し、新陳代謝が活性化します。
新陳代謝がお肌の再生を促して内側からハリや弾力が高まりクレーターの凹凸を押し上げてなめらかなお肌に導いてくれ、クレーター跡を改善してくれます。
ハートライフクリニックでは最新のダーマペン、【ダーマペン4】を使用して治療を行います、。
16本の針で、1秒間に1,920個もの穴を開けることができるため、従来のダーマペンより治療効率がアップしています!
更に、再生医療でも使用されている【ヒト由来幹細胞培養上精液】を使用した治療も可能な為、更にお肌の再生力を高めた治療も行っています。
>>>ダーマペンについて詳しくはこちら
エレクトロポレーション(ケアシス)

ケアシスとは、お肌に弱い電流を流して肌の深いところまで薬剤を流し内側から保湿やケアを行っていく治療です。
似た治療だとイオン導入がありますが、イオン導入の約20倍もの効果がきたいできるといわれています。
ハートライフクリニックでは薬剤を無料で選ぶことができ、ニキビ跡にも効果的な薬剤もご用意しております。
また、ニキビ跡治療はダーマペンなどダウンタイム時に赤みが出る治療を行う場合があります。
エレクトロポレーション(ケアシス)は冷却機能もあるため、ダウンタイムを短くすることも可能です。
ダーマペンとケアシスの併用は当院でも人気のセット治療となっています。
>>>エレクトロポレーション(ケアシス)について詳しくはこちら
イソトレチノイン

ニキビ治療の切り札ともいえるに内服薬です。
ターンオーバーを高める作用があるため、ニキビ跡の色素沈着を排出する作用があります。
また、欧米では35年ほど前から用いられており、ニキビを繰り返しできなくなるようにする肌質の改善や重症炎症性ニキビにも効果が期待できます。
効果がある分、より慎重に処方する必要があるために血液検査を4回必須で実施させていただいております。
>>>イソトレチノインについて詳しくはこちら
クレーター跡の対策法!

どんなにケアを頑張ってもライフスタイルの変化などによる外的な刺激によりニキビができてしまうことがあります…
出来たニキビをクレーター跡にさせないための対策を行い、焦らずケアを行っていきましょう!
紫外線対策を行う

紫外線はお肌のバリアを低下させる、アクネ菌を増殖させるなど、ニキビに多くの悪影響を与えます。
ニキビができてしまったらそれ以上悪化をさせないよう、紫外線対策を徹底していくことが大切です。
【紫外線対策方法】
日焼止めを塗る
紫外線は季節・天気関係なく降り注いでいます。
ニキビが出来た時に使用する日焼け止めも工夫するとお肌の負担を軽減させながら紫外線対策を行うことができます。
>>>ニキビが出来た時に使うべき日焼け止めについてはこちら
帽子・日傘を使う
日傘は特に女性が持っているものというイメージをお持ちの方がいるかと思いますが、近年は性別関係なく日傘を使用している方が増えました。
クレーター跡対策だけでなく、暑さから身体を守ってくれるので日差しが強い時は日傘を使用することをおすすめします。
ニキビに刺激を与えない

ニキビを触ったり潰したりすると、細菌が入って炎症を悪化させる恐れがあります。
それにより治りが遅くなったり、お肌を一緒に傷つけて跡にしてしまうこともあります。
気になってしまう気持ちは理解できますが、とにかく刺激を与えないよう、必要以上に触れないことが大切です。
ニキビ部分のメイクを控える

ニキビに刺激を与えないようにするため、メイクも控えることが大切です。
また、化粧品の油分が毛穴を塞いでしまう可能性があり、悪化してしまう恐れがあります。
どうしてもメイクをしなくてはいけない場合は、コンシーラーなどの油分を多く含む化粧品は使用せず、パウダーなどで軽く抑えるようなメイクを行うことをおすすめします。
また、その日中にメイクを必ず落としてお肌を清潔にすることを心がけることが大切です。
まずは無料カウンセリングを

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくニキビ跡・ニキビの状態や種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。
まとめ
ニキビのクレーター跡について、おすすめの治療についていかがでしたでしょうか。
クレーター跡は治すことが難しいと感じるかと思いますが、効果的な治療は沢山ございます。
理想はクレーター跡になってしまう前に、ニキビならない為のケアが必要です。
・紫外線対策を行う
・適切なスキンケアを行う
・ニキビができてしまったら触らない・潰さない
を意識してきれいなお肌を保っていきましょう!
クレーター跡のよくある質問
Q.ニキビ跡のクレーターは自力で治せますか?
A.ニキビ跡のクレーターを自力で完全に治すことは難しいです。
クレーターは皮膚の深層にまでダメージが及んでいるため、ホームケアでは限界があります。
専門的なケアが必要なため、レーザー治療やダーマペンなどの治療法が効果的とされています。
Q.クレーター肌は自然に治まりますか?
A.クレーター肌が自然に治ることはほとんどありません。
時間が経ってもクレーターが完全に消えることは期待できないため、専門的な治療を受けることが必要です。更に早期に適切な治療を開始することで、改善が期待できます。
Q.ニキビを放置するとクレーターができますか?
A.ニキビを放置するとクレーターができるリスクが高まります。
特に炎症が深部にまで及んだ場合や、ニキビを潰してしまった場合にクレーターが残ることがあります。早期に適切な治療を受けることがクレーター予防に重要です。
Q.ニキビで肌がボコボコになるのはなぜですか?
A.ニキビで肌がボコボコになる主な原因は、皮膚の炎症による組織の損傷や、真皮層でのコラーゲンの生成異常です。炎症が深部にまで及ぶと、皮膚が正常に再生されず、凹凸が残ってしまいます。
Q.ニキビを潰しちゃったけどクレーターになるのはなぜ?
A.ニキビを潰すと、皮膚に強い圧力がかかり、炎症が悪化することがあります。
その結果、組織が損傷し、治癒過程で正常な皮膚組織が形成されずにクレーターができることがあります。また、傷口に細菌が侵入し、感染が起こるとさらにクレーターが形成されやすくなります。
このページの監修医師

記事医師監修
渡邊雅人
ハートライフクリニック院長
日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医



