背中ニキビはなぜできる?原因と対処法をわかりやすく解説

背中ニキビは多くの人にとって悩みの種です。背中ニキビができてしまうと、背中が開いた服装や夏に水着などが中々着にくかったり、ニキビによっては痛みや痒みが発生することもあります。
その原因や対策方法をしっかり理解することで、効果的なケアが可能になります。この記事では、背中ニキビの主な原因や予防方法、治療法について詳しく解説します。
背中ニキビの原因とは?

背中ニキビができる原因は大きく3つあります。
皮脂腺が多く毛穴が詰まりやすい
皮脂は、肌の表面を保護する役割を担う油分です。しかし、皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビが発生しやすくなります。特に背中など、皮脂腺が多い部位は、ニキビができやすい傾向にあります。
皮脂の過剰分泌は、ホルモンバランスの乱れによって起きやすいため、思春期や生理前など、ホルモンバランスが変化しやすい時期は、皮脂分泌が活発になり、背中ニキビができやすくなります。

皮膚の過剰分泌は、ホルモンバランスの乱れによるものなので、生理中や思春期にも起こりやすいです
すすぎ残しや生活習慣の乱れも原因になる
洗い残しや生活習慣の乱れも背中ニキビの原因になります。
シャンプーやボディソープが背中に残ると刺激となり、毛穴づまりや炎症を引き起こします。
また、睡眠不足や脂質・糖質の多い食事、ストレスは皮脂分泌を増やし、肌のターンオーバーを乱す要因です。
実際に、生活が不規則な時期にニキビが増えたという声は多くあります。外側のケアだけでなく、体の内側から整えることも背中ニキビ改善には欠かせません。

生活習慣の乱れは、ストレスや睡眠不足、脂っこい食事や甘いものを多く摂取する食生活の乱れなど肌のターンオーバーを見出し、毛穴詰まりを促してしまいます
汗や蒸れやすい衣類が悪化を招きやすい
汗や蒸れは背中ニキビを悪化させる大きな要因です。
背中は衣類や下着に覆われる時間が長く、通気性が悪いと湿った状態が続きやすくなります。
特に、スポーツ後や夏場に汗をかいたまま放置すると、雑菌が増えやすくなり炎症やかゆみが出ることがあります。30代男性の患者さまでも、通気性の悪いインナーを着用していたことでニキビが悪化していました。

背中ニキビを防ぐためには、通気性の良い服装を選び、汗をかいたらすぐに着替えることが大切です。また、リュックサックを背負う際は、肩紐を調整して、肌への負担を軽減しましょう。
背中ニキビの症状
背中ニキビといっても実は、複数の種類に分けられております。種類ごとに見た目や特徴が異なり、治療方法も異なります。そのためニキビの種類について解説します。
白ニキビは初期段階のサイン

白ニキビはニキビの初期段階で、比較的改善しやすい状態です。
毛穴に皮脂や角質がたまっているだけで、まだ強い炎症は起きていません。
例えば、入浴時に触るとザラつきを感じる程度の状態が白ニキビです。この段階で適切な洗浄と保湿を行えば、悪化を防ぐことができます。
放置すると炎症へ進む可能性があるため、早めのケアが重要です。白ニキビについて詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

ただし、ニキビは進行性です。放置してしまうと、費用や時間も2倍以上有してしまいます。放置せず、この状態で早期治療を行うことをおすすめします。
関連記事:白いニキビは何が原因?正しいケア方法・早く治す習慣をまとめて解説
赤ニキビと黄ニキビは炎症が進んだ状態

赤ニキビや黄ニキビは炎症が進行しており、痛みを伴う場合はすでにこの状態まで悪化しているといえます。
赤ニキビは毛穴内で炎症が起こり、さらに進行すると膿を伴う黄ニキビへと変化します。この段階では肌の奥までダメージが及び、自己流のケアだけでは炎症を抑えきれず、色素沈着や凹凸の跡が残るリスクが高まります。30代女性の患者さまでも、ピーリングや光治療により炎症が落ち着き、跡を防げたケースがあります。きれいに治すためには美容皮膚科での施術が必要になることが多く、早めの相談が重要です。
悪化するとニキビ跡が残りやすい

背中ニキビは悪化すると跡として残りやすい特徴があります。背中は見えにくく、気づかないうちに炎症が進んでしまうためです。
炎症が長引くと、赤みや色素沈着だけでなく、でこぼこしたクレーター状の跡になることもあります。実際に、放置していたことで広範囲に跡が残ってしまったケースもあります。早期対応が、跡を防ぐための最も重要なポイントです。
ニキビ跡になってしまう原因について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

ニキビの状態によっては保険適用内の皮膚科では治療方法が限られているため、治療が難しい場合もございます。また、保険適用内での皮膚科治療は現状の効果を収める治療しかできないため、繰り返しできるニキビの治療は美容皮膚科でしか治療ができません。
関連記事:ニキビ跡が茶色になる原因とは?治るまでの期間と消す方法
背中ニキビは原因を特定すれば改善できる
背中ニキビは、これまで説明させていただいたように、皮脂や汗、衣類の摩擦、ホルモンバランスなど、さまざまな原因が重なって起こります。見えにくい場所だからこそ、気づいたときには悪化していることも少なくありません。ですが、原因をきちんと見極めれば、改善は十分に可能です。
背中ニキビが治りにくい理由

背中ニキビが治りにくい一番の理由は、自分の目で確認しづらい場所にあることです。
顔のように毎日鏡でチェックできないため、ニキビの状態に合わせたケアや薬の塗布が難しく、知らないうちに悪化してしまうことがあります。
さらに背中は、汗腺や皮脂腺が多く、衣類との摩擦や蒸れが起こりやすい部位です。こうした刺激が炎症を長引かせたり、新しいニキビを繰り返す原因につながります。
たとえるなら、「手の届きにくい場所に小さな傷ができて、何度もこすれて治りづらいような状態」。
背中ニキビには、このような構造的な治りにくさがあるのです。
セルフケアと医療の役割

背中ニキビは、セルフケアでは軽いニキビの改善やニキビの発症や悪化を予防することがメインであり、悪化している場合は医療の力が必要です。
汗や皮脂のコントロール、正しい洗い方、通気性の良い服を選ぶなど、生活習慣を見直すことで落ち着くケースもあります。
ただし、赤く腫れて痛みを伴うようなニキビや、かゆみが強くブツブツが広がっている場合は注意が必要です。これは、ニキビ菌ではなく“カビの一種”が原因になっていることがあり、市販の薬では治りにくいこともあります。
たとえるなら、少しの汚れなら自分で拭き取れるけれど、カビが生えてしまった壁は専門業者の力が必要なようなもの。
セルフケアで変化がない場合は、早めに医師へ相談することが改善の近道です。
背中ニキビと間違いやすい症状
背中のぶつぶつは、すべてがニキビとは限りません。見た目がよく似た症状もあるため、自己判断だけでケアを続けると、かえって改善が遅れることがあります。正しく見極めることが重要です。
マラセチア毛包炎は見た目が似ている

背中のニキビには、マラセチアというカビの一種が増殖して起こる「マラセチア毛包炎」が起こりやすい部位です。特に背中には背中ニキビと「マラセチア毛包炎」が混合して起きやすいです。治療方法も異なるため、自分では判断がつきずらく、間違ったケア方法は症状を悪化させてしまいます。そのため、特に背中ニキビは医療機関に相談することがおすすめです。
背中ニキビの対処と予防
背中ニキビは患部に刺激を与えてしまうことや乾燥を防ぎ清潔な状態を保つことが重要です。
そこで、重要な3つのシチュエーションに焦点を当てセルフケア方法を紹介します。
入浴の順番や衣類を見直して蒸れを防ぐ

シャワーを行うことで清潔な状態を保つことは、背中ニキビの予防に効果的です。
背中ニキビの原因となる皮脂や汚れを洗い流すことで、毛穴の詰まりを防ぎ、ニキビの発生を抑えることができます。
ただし、シャンプーやリンスが背中や首元に洗い残しがあるとそこから皮脂が詰まり炎症を起こしてしまうことがあるので気をつけましょう。ここでは入浴時の注意ポイントを2点ご紹介します
①洗う順番
シャンプーやリンスの洗い流しを防ぐため、頭→顔→体の順番で洗うことがおすすめです。
②シャンプーの流し方
正面からシャワーを流してしまうと背中に残ってしまう可能性が高くなってしまうため、流すときは横向きに流すと背中につききなくなるのでおすすめです。
こすらず洗い清潔な状態を保つ

背中はこすらず優しく洗うことがポイントです。
強くこすると刺激になり、炎症を悪化させる原因になります。
泡立てた石けんで手ややわらかい素材を使い、なでるように洗うことがポイントです。ゴシゴシ洗いをやめたことで改善したという患者さまも少なくありません。
清潔に保ちながらも、刺激を与えない洗い方を意識することが重要です。
保湿と刺激対策を続ける

乾燥した状態は、ニキビを悪化させる原因となります。背中も顔と同じように、しっかりと保湿ケアを行いましょう。保湿クリームを選ぶ際は、ニキビに効果的な成分配合のものを選びましょう。ニキビに効果的な成分としては、セラミド、ヒアルロン酸、グリセリンなどが挙げられます。これらの成分は、肌の水分を保持し、乾燥を防ぐ効果があります。
保湿クリームは、お風呂上がりに、まだ肌が湿っている状態ですぐに塗布するのがおすすめです。
睡眠と食事を整えてくり返しを防ぐ

生活習慣の見直しは背中ニキビ予防に直結します。
睡眠不足や偏った食事は、皮脂分泌や肌の再生リズムを乱す原因になるためです。
例えば、脂っこい食事や甘いものが続くと皮脂が増えやすくなります。
一方で、肌の調子を整えるには、たんぱく質やビタミンB群、亜鉛などの栄養素をバランスよく摂ることが重要です。これらは普段の食事では不足しやすいですが、コンビニでもサラダチキンやゆで卵、納豆、サラダ、小鉢惣菜、プロテインバーなどを選ぶことで手軽に補えます。
内側から整えることが、背中ニキビの根本的な改善と再発予防につながります。ニキビに良い食事について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:ニキビができやすい人必見|食べ物と栄養から見直す対策法
市販薬と皮膚科・美容皮膚科での治療

背中ニキビは先ほども解説させていただいたように、自己判断が難しいため、中々セルフケアでは治療が難しいです。よく患者さまから「保険適用内と自由診療の美容皮膚科のどちらが良いのか?」と質問をいただくことがあります。結論、「治療の目的」と「ニキビの種類」によって異なります。
ここからは、ニキビを治療したい方へどういうステップで治療を進めるべきか解説します。
市販薬で改善が期待できるケース

市販薬で改善が期待できるのは、まだ炎症が軽い初期段階の背中ニキビです。ポツポツと小さな赤みや白いプツっとしたできものがある程度で、強い痛みや膿を伴わない状態が目安です。
有効な成分としては、毛穴の詰まりを防ぐサリチル酸や殺菌作用のあるイソプロピルメチルフェノール、炎症を抑えるグリチルリチン酸などが配合された薬が適しています。入浴後に清潔な肌へ塗布することで、悪化を防ぐ効果が期待できます。
ただし、症状が3週間以上続く、赤みが広がる、かゆみや痛みが強い場合は皮膚科の受診が必要です。市販薬で改善しない場合には、菌や真菌が関係している可能性もあり、医師の診察を受けることが早期改善につながります。
皮膚科で行う保険診療の治療

皮膚科でのニキビ治療は、主に薬による治療が中心です。
症状に合わせて、抗生剤や塗り薬を処方してもらうことができます。抗生剤には、ニキビの原因となる細菌を殺菌する作用があり、塗り薬には炎症を抑えたり、新しいニキビの発生を防ぐ効果があります。
ただし、炎症が強い赤ニキビや、すでに跡になってしまった状態では、薬だけで見た目をきれいに整えるのは難しい場合があります。
「炎症を早く落ち着かせたい」「ニキビ跡まできれいに治したい」という方は、美容皮膚科での治療を検討するのがおすすめです。
関連記事:ニキビに抗生物質は効く?種類・効果・安全な使い方を徹底解説
美容皮膚科で行う背中ニキビ治療

先ほど説明させていただいたように、保険適用の皮膚科では今ある症状を抑えることが目的ですが、美容皮膚科は「ニキビができにくい肌質への改善」や「更なるキレイな美肌づくり」を目的とした治療となります。治療方法もピーリング治療やレーザー治療など多種多様にわたるため、一人一人に合わせた治療ができます。下記よりその中でも背中ニキビに有効な治療方法をご紹介します。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、お肌のターンオーバーを促し、お肌のお悩みの要因である老廃物を除去するため、様々なお悩みに同時に効果が期待できます。
ダウンタイムもあまりなく手軽にできるため「美容医療が初めて」という患者さまにも選ばれやすい人気の治療方法です。
初回 1回 4,950円
ケアシス(エレクトロポレーション)
ニキビができずらいお肌の土台作りができる治療法で最近では一番人気の治療方法です。
単体施術でも効果が期待できるだけでなく、他の治療と組み合わせることで「効果をより促進」できたり、「施術のダウンタイムの軽減」が期待できる施術です。
さらに当院のケアシス治療は、体に弱い電流を流すことで一時的に皮膚の細胞に穴をあけてお肌の有効成分を深層まで導入できます。細胞に穴をあけるというと、痛みや傷跡を気にされる方も多いと思いますが、一時的に電気が流すことで穴が広がるだけで、電気を流すのをやめれば自然に細胞は元に戻るため、傷跡も残らず痛みも伴いません。
ライムライト
メラニンに有効的な治療方法のためニキビだけでなくシミや毛穴など幅広い効果が同時に期待できます。
従来の光治療器は海外製なのですが、ライムライトは日本人のために開発された光治療機器なので日本人の肌質・肌色に相性が良く不要なダメージを与えることなく、効果が発揮できることも特徴です。
背中ニキビの予防方法
背中ニキビの原因や種類によってこれまで説明させていただきましたが、ここからは予防方法やセルフケアの方法について紹介させていただきます。
食生活の見直し

食生活は、ニキビに大きな影響を与えます。脂っこい食事や甘いものを多く摂取すると、皮脂の分泌が促進され、ニキビが悪化することがあります。
バランスの取れた食事を心がけ、ビタミンやミネラルを積極的に摂取しましょう。
下記が1日の食事摂取目安となります。規則正しい食生活は他美容や肥満の解消にもつながるのでおすすめです。(参考:厚生労働省「食事バランスガイド」について)
【食事目安】
・主食(ごはんなら4杯程度)
・副菜(野菜・きのこ料理など5皿程度)
・主菜(肉・魚・大豆料理など3皿程度)
・牛乳・乳製品(牛乳なら1杯程度)
・果物(みかんなら2個程度)

ニキビに効果的な食べ物は?
バナナなどに含まれているビタミンB群は、皮脂の分泌を抑制する効果があるのでおすすめです。また、ビタミンCは、コラーゲンの生成を促進し、肌のターンオーバーを正常化する効果があります。また、食物繊維を多く含む野菜や果物を摂取することで、腸内環境を整え、ニキビの予防に役立ちます。
規則正しい生活

規則正しい生活リズムを維持し、十分な睡眠を取ることは、ニキビの予防に大切です。睡眠不足は、ホルモンバランスを乱し、皮脂の分泌を促進する原因となります。
厚生労働省のガイドラインによると、睡眠は1日6時間~8時間を推奨しています。(参考:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2003」について)
また、ストレスもニキビの悪化因子となります。ストレスをためないように、適度な運動や趣味を楽しむなど、ストレス解消方法を見つけることが大切です。こちらも厚生労働省のガイドラインによると18歳~の方は1日総合計40分以上の運動量(約8,000歩以上)が推奨されています。(参考:厚生労働省「健康づくりのための運動ガイド2003」について)
ストレス管理

ストレスは、ホルモンバランスを乱し、皮脂の分泌を促進するなど、ニキビの悪化因子となります。ストレスをためないように、適度な運動や趣味を楽しむなど、ストレス解消方法を見つけることが大切です。
ストレス解消には、ヨガや瞑想、音楽鑑賞、散歩などが効果的です。自分に合ったストレス解消方法を見つけて、積極的に実践しましょう。
背中ニキビでお悩みならハートライフクリニックへ
静岡・浜松周辺で背中ニキビをご検討の方は是非ハートライフクリニックへお越しください。
当院は静岡・浜松を拠点に18年以上美肌治療を中心に治療を行ってきた地域密着型のクリニックです。
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※2024年4月11日時点の情報です
ハートライフクリニックはニキビ治療を一時的に治すのではなく、ご希望の美肌を手に入れて患者さまお一人お一人が自信をもって「自然に笑顔になれる」お手伝いをしたいと考えております。
そのため、ニキビ治療に熟知している看護師・医師がしっかり患者さまに合った治療をご提案いたします。

皮膚科か美容皮膚科のどちらを選べば良いの?
・保険適用の皮膚科
薬物治療のみ。今あるニキビを抑えることが目的の場合は費用も抑えられるため保険適用の皮膚科がおすすめです。
・美容皮膚科
多種多様な治療法があり。繰り返しできるニキビができやすい肌質の改善やよりキレイなお肌を目指したい方は自身の肌に合った治療が受けることができるため美容皮膚科がおすすめです。
このページの監修医師

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長
・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会



