
先日、医療脱毛のご相談に来られた患者さまから「医療脱毛中は日焼けをしてはいけないのでしょうか?」というご質問をいただきました。施術への影響が気になる患者さまから多くいただくご質問です。そこで今回は、脱毛中の日焼けが与える影響や判断の目安、日焼けしてしまったときの対処法、日常でできる対策まで順に解説します。
【この記事でわかること】
・脱毛中の日焼けはNGか?
・脱毛ができない日焼けの基準
・脱毛期間中の日焼けをしてしまった際の対処法
・脱毛期間中の日焼けを防ぐ方法
脱毛中の日焼けはNG?
結論、脱毛中の日焼けは、基本的にNGです。
日焼けした肌では、やけどのリスクが高まるだけでなく、出力調整が必要になることで脱毛効果も感じにくくなるからです。ここからは、日焼けが脱毛に与える影響について詳しく見ていきましょう。
日焼けで脱毛効果が下がることがある

日焼けした肌では、普段より脱毛効果を感じにくくなることがあります。
医療レーザーの種類によっては、レーザーや光は毛の黒い色に反応する仕組みのため、日焼けによって肌にも色がつくと、肌側にもエネルギーが反応しやすくなります。
そのため、やけどなどのリスクを避ける目的で、施術時は出力を下げて対応せざるを得ないケースが多くなります。
結果として、毛に十分な熱エネルギーを届けにくくなり、いつもより抜けにくさを感じるなど、脱毛効果が下がりやすくなります。医療脱毛の仕組みについて詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
痛みや肌トラブルのリスクが高まる

日焼け後の肌は、普段より刺激に敏感な状態になっています。
紫外線の影響で肌は乾燥しやすくなり、バリア機能も一時的に低下します。その状態で照射を行うと、熱を強く感じたり、赤みやヒリつきが出やすくなることがあります。
実際に20代男性の患者さまでも「日焼け後の施術はいつもより痛みを感じた」と話されていました。
安全面から見ても日焼け中の脱毛は避けた方が良いです。
焼けで通院スケジュールがずれることがある

日焼けの状態やクリニックにある医療レーザーの種類によっては、によっては、施術を延期することがあります。
赤みが強い場合や肌への負担が大きいと判断し、安全面を優先して当日の施術を見送ることがあります。1回の延期でも次回予約や毛周期に合わせたスケジュールに影響することがあります。通院計画を保つためにも日焼けには注意が必要です。
脱毛の間隔がずれてしまった影響については以前投稿した関連記事をご覧ください。
日焼けした肌はどう判断されるか?
日焼けしているからといって、必ず施術ができないわけではありません。
実際には、赤みやヒリつきの有無、肌の色の変化の程度などを確認し、そのときの肌状態や使用する医療脱毛機器に応じて施術の可否が判断されます。見た目では軽い日焼けに感じても、安全面を考慮して施術を見送るケースもあるため注意が必要です。
また、クリニックによっては当日キャンセルでキャンセル料が発生したり、1回分が消化扱いになる場合もあります。トラブルを避けるためにも、日焼けに気づいた時点で早めに相談しておくことが大切です。
炎症や色の変化が強い肌は見送りやすい

画像のように、赤みや強い日焼けがある場合は、安全面を考慮して施術を見送るケースが多くなります。
炎症が残っている肌に照射すると、やけどのような反応や色ムラのリスクが高まるためです。そのため、無理に施術を行うのではなく、安全を優先して延期の判断がされやすくなります。
このような場合は、事前に予約を調整するか、早めにクリニックへ相談しておくと安心です。
しっかり日焼けしている状態

画像のように、しっかり日焼けして色が定着している場合は、基本的に脱毛は難しいと判断されることが多いです。
肌の色が濃くなることでレーザーが皮膚にも反応しやすくなり、安全面を考慮して施術を見送るケースが一般的です。
ただし、ヤグレーザーを搭載した機器を導入しているクリニックでは、対応できる場合もあります。中でもジェントルマックスプロプラスは、2種類のレーザーを使い分けられるため、肌状態に応じた施術がしやすいのが特徴です。
実際に当院でも、しっかり日焼けされた患者さまに対して状態を見ながら対応しているケースがあります。日焼けが心配な方は、このような機器を導入しているクリニックを選ぶことで、より安心して脱毛を進めやすくなります。ジェントルマックスプロプラスについて詳しくは関連ページをご覧ください。
日焼けしてしまった場合の対処法
日焼けしてしまった場合は、まず肌を回復させることを優先します。すぐに施術を受けるかどうかよりも、ほてりや乾燥を抑えて肌状態を整えることが重要です。適切なケアを行うことで、その後の施術にも痛みも無理なく、スムーズにつなげやすくなります。
日焼けした部位を冷やす

日焼け直後は、まず肌をやさしく冷やすことが大切です。
ほてりや熱感がある状態では炎症が続きやすいため、濡れタオルなどを使って刺激を抑えながら冷却しましょう。急激に冷やそうとして冷水に直接つけたり、保冷剤をそのまま当てたりすると、かえって刺激になり肌への負担が強くなることがあります。
肌に負担をかけないよう、やさしく冷やすことを意識するのがポイントです。
保湿を徹底する

日焼け後は、できるだけ早いタイミングから保湿を始めることが重要です。
ほてりが落ち着いたあと、入浴後や洗顔後など肌が乾きやすいタイミングで、こまめにうるおいを補いましょう。
赤みやつっぱり感がなくなり、肌が落ち着いた状態になるまで継続することが目安です。乾燥が続くと回復が遅れやすくなるため、数日〜1週間程度は意識してケアを続けることが大切です。
使用するアイテムは、刺激の少ないシンプルな保湿剤がおすすめです。ヒアルロン酸やセラミドなど、うるおいを補う成分が含まれているものを選ぶと、肌のバリア機能を整えやすくなります。肌をいたわる意識で、やさしくケアを続けていきましょう。
ビタミンCを摂取する

日焼け後は、内側と外側の両方からビタミンCを取り入れることがケアのひとつになります。
食事では、果物や野菜を中心にビタミンCを意識して取り入れると、無理なく続けやすくなります。日常の食事にプラスする形でも十分なので、継続することが大切です。また、サプリメントを活用する場合もありますが、基本は食事からバランスよく摂ることを意識しましょう。
スキンケアでは、ビタミンCが配合された化粧水や美容液を取り入れるのも方法のひとつです。肌の状態に合わせて刺激の少ないものを選ぶことで、日焼け後のデリケートな肌にも使いやすくなります。
内側と外側の両面からケアを続けることで、肌のコンディションを整えやすくなります。
早めにクリニックやサロンへ相談する

日焼けの状態は、できるだけ早い段階で共有しておくことが大切です。
目安としては、施術の2〜3日前までに連絡しておくと、その後の対応や予約変更の判断がしやすくなります。直前の連絡になってしまうと調整が難しくなることもあるため、日焼けに気づいた時点で早めに相談するのが安心です。
事前に連絡することでクリニック側も予約枠を調整しやすくなり、他の患者さまの施術を案内できる場合があります。そのため、キャンセル料の発生や回数消化を避けられるケースもあります。余裕を持った対応が、お互いにとってスムーズな通院につながります。
脱毛を始めるなら日焼けしにくい秋〜冬がおすすめ

脱毛を始める時期としては、紫外線量が落ち着く10月〜2月ごろがおすすめです。
夏に比べて紫外線量は半分以下になる時期もあり、日焼けのリスクを抑えながら通いやすくなります。肌トラブルも起こりにくく、出力を保ったまま施術を進めやすいため、スケジュールも安定しやすいのが特徴です。秋冬からスタートすることで、肌の露出が増える夏には毛量がかなり減った状態を目指しやすくなります。
脱毛期間中の日焼け対策
脱毛中は、日常的な紫外線対策を継続することが大切です。特別なことをするというより、日々の生活の中で無理なく続けられる工夫を取り入れることで、肌状態を安定させやすくなります。
日焼け止めをこまめに塗り直す

脱毛期間中は、日焼け止めを塗り直すことまで含めて対策と考えることが大切です。
汗や皮脂、摩擦で落ちるため、長時間の外出ではこまめな塗り直しが必要になります。とくに夏場は2〜3時間おきの塗り直しを目安にし、汗をかいたあとやタオルで拭いたあと、プールや海に入ったあとなどは、その都度塗り直すようにしましょう。顔や腕など露出部位は特に意識して守ることが重要です。また、画像にあるように、紫外線は一年を通して降り注いでいるため、冬でも対策を続けることが大切です。
日々の中で塗り直しを習慣化することで、日焼けリスクを安定して下げやすくなります。
帽子や日傘、長袖を活用する

物理的に紫外線を避ける工夫も効果的です。
帽子や日傘、長袖などを取り入れることで、直接紫外線を浴びる量を減らすことができます。
日焼け止めと組み合わせることで、より安定した対策になります。
日焼け止めと同様に脱毛期間中は、季節問わず対策することが必要です。
紫外線が強い時間の外出を避ける

可能であれば、紫外線が強い時間帯の外出を避けることも有効です。
日中の強い紫外線は短時間でも肌に負担がかかりやすく、日焼けのリスクが高まります。
画像にあるグラフは、気象庁による紫外線量の目安なのですが、特に10時〜14時は紫外線量が最も多くなるため、この時間帯の長時間の外出はできるだけ避けことがおすすめです。
一方で、6時〜8時は比較的紫外線量が少ないため、出勤や外出の時間を調整できる場合はこの時間帯を活用するのも一つの方法です。
また、急ぎの予定がなければ、紫外線量が落ち着く18時以降に外出するなど、日常の中で工夫することで日焼けのリスクを抑えやすくなります。
まずは無料カウンセリングを

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。医療脱毛機器を使い分けてしっかりした日焼けでも対応できるジェントルマックスプロプラスの他、炎症中の日焼けにも対応できるニードル脱毛も導入しております。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適な脱毛プランをご提案させていただきます。
まとめ
脱毛中の日焼けは、効果や肌状態、通院スケジュールに影響することがあります。日焼けしてしまった場合は、まず肌を落ち着かせることを優先し、必要に応じて施術先へ相談することが大切です。日常的な紫外線対策を続けることで、無理なく脱毛を進めやすくなります。
このページの監修医師

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長
・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会



