ニキビが眉間にできる原因と治し方|繰り返す前の対策

眉間にできるニキビは、目立つだけでなく、繰り返しやすいのが特徴です。原因を誤ったままケアを続けると、なかなか治らず、ニキビ跡につながることもあります。まずは眉間ニキビができる仕組みを整理し、自分に当てはまる原因を知ることが、改善への近道です。
眉間にニキビができる主な原因
眉間のニキビは、皮脂だけが原因ではなく、刺激・ホルモンバランス・生活習慣などが重なって起こりやすい部位です。顔の中でも皮脂分泌が多く、さらに前髪や整髪料の影響を受けやすいため、毛穴が詰まりやすい環境になっています。ここでは眉間ニキビの改善につなげられるように代表的な原因が何なのかをまとめてみました。
皮脂の過剰分泌と毛穴詰まり

皮脂の過剰分泌は、眉間ニキビの直接的なきっかけになります。
眉間はTゾーンに含まれ、もともと皮脂分泌が多い部位です。皮脂が多い状態が続くと、毛穴の出口に皮脂や古い角質がたまりやすくなり、白ニキビの状態が作られます。さらに、その詰まりの中でアクネ菌が増えると、赤く腫れた炎症ニキビへと進行します。
皮脂が増える背景には、乾燥が大きく関係しています。
洗い過ぎや保湿不足で肌が乾くと、肌はバリア機能を補おうとして、かえって皮脂分泌を増やす反応を起こします。また、脂質や糖質が多い食事が続くと、皮脂の分泌量が増えやすい傾向があります。
単に皮脂だけを見るのではなく、乾燥対策と食生活まで含めて整えることが、眉間の毛穴詰まりとニキビ予防につながります。
前髪や整髪料による刺激

前髪が当たることで、摩擦による刺激が加わり、さらに髪についた皮脂やホコリ、整髪料が眉間の皮膚に付着しやすくなります。これが毛穴詰まりを助け、ニキビができやすい環境を作ります。
特にワックスやスプレーは、気づかないうちに眉間に移り、毛穴をふさぐ原因になります。在宅時や就寝前だけでも前髪を上げる、整髪料は生え際につけ過ぎないといった工夫だけでも、刺激と汚れの付着を減らすことができます。前髪の接触時間を減らすことで、眉間ニキビの対策につながります。
ホルモンバランスやストレスの乱れ

ホルモンバランスやストレスの乱れは、眉間ニキビを繰り返す大きな要因になります。
ストレスや睡眠不足が続くと、自律神経やホルモンのバランスが崩れやすくなり、皮脂分泌が増える傾向があります。特に緊張状態が続くと、男性ホルモンの影響が強まり、皮脂腺が刺激されやすくなり、ある研究によると正常な状態より約40%皮脂の発生量が多くなるというデータがあります。その結果、眉間を含むTゾーンの皮脂量が増え、毛穴詰まりや炎症ニキビにつながりやすくなります。
また、生理前などホルモン変動が大きい時期に、眉間ニキビが繰り返しできる人も少なくありません。これはスキンケアの問題というより、体の内側の変化が肌に反映されている状態です。妊娠中のニキビの発生について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:妊娠中のニキビの原因って?安全美肌を保つケア・治療法のポイント
肝機能低下と食生活の関係

脂質が多い脂っこい食事、糖分が多い甘い物やアルコールが続くと、体にかかる負担が増え、肌の回復力が落ちやすくなります。
肝臓は体内の不要物を処理する役割を担っているため、暴飲暴食が続くと処理が追いつかず、肌荒れとして表に出やすくなります。
その結果、皮脂バランスが乱れ、毛穴が詰まりやすい状態が続くことで、眉間ニキビが治りにくくなります。毎日完璧な食事を目指す必要はありませんが、揚げ物やアルコールが続いた翌日は、野菜やたんぱく質を意識的に増やすなど、回復を助ける食事を心がけることが重要です。食生活は即効性よりも、数日〜数週間単位での積み重ねが肌状態に反映されます。
ニキビが眉間にできると目立ちやすい
眉間のニキビは、顔の中でも特に目立ちやすく、放置すると悪化や跡につながりやすい部位です。そのため、小さなニキビでも「思った以上に目立つ」と感じやすく、本人のストレスも大きくなりがちです。
眉間は顔の中心で視線が集まりやすい部位

眉間は顔の中央にあり、他人からも自分からも最も目に入りやすい場所です。
そのため、直径数ミリの小さなニキビでも、頬やフェイスラインより目立って見えやすくなります。特にオンライン会議や写真では、眉間の赤みが強調されやすく、気になってしまう人が多い部位です。
目立つことで、つい指で触ったり、押して状態を確認したりする行動が増えますが、これが炎症を強める原因になります。
「見える=触る」にならないよう、眉間は意識的に触らないことが、悪化防止の基本です。
Tゾーン特有の皮脂分泌が影響しやすい

眉間はTゾーンの一部で、皮脂分泌が多く、毛穴詰まりが起きやすい部位です。
皮脂が多い状態が続くと、毛穴の中に皮脂と角質がたまりやすくなり、ニキビの初期段階が作られやすくなります。
一方で、洗い過ぎや保湿不足による乾燥も、皮脂分泌を増やす原因になります。「皮脂が多いからさっぱりさせたい」と考えて洗い過ぎると、かえって皮脂が増える悪循環に入りやすくなります。
眉間は「皮脂が多い部位」だからこそ、落とし過ぎず、乾燥させないバランスが重要です。
眉間ニキビは進行段階で対処が変わる

眉間のニキビは、段階が進むほど治りにくくなり、跡が残るリスクも高まります。
自分の眉間ニキビが今どの段階かを知ることで、潰さず、間違ったケアを避ける判断がしやすくなります。進行前の早い段階で気づき、対応することが、眉間ニキビを長引かせない最大のポイントです。
白ニキビから始まる初期段階

白ニキビは、毛穴に皮脂が詰まった初期の状態で、まだ炎症は起きていません。
この段階では痛みや赤みがほとんどなく、「ただの小さなポツポツ」と見逃されやすいのが特徴です。
この時期に、洗顔と保湿を適切に行い、前髪や刺激を減らすことで、白ニキビのまま自然に落ち着くケースも少なくありません。
白ニキビの段階は、悪化させずに済む“最後の止めどき”と考えるのが重要です。白ニキビの原因や対処法について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:白いニキビは何が原因?正しいケア方法・早く治す習慣をまとめて解説
赤ニキビ・黄ニキビへ悪化する流れ

炎症が起きると、ニキビは赤く腫れ、さらに進むと膿がたまった黄ニキビになります。
この段階では、痛みや熱感を伴うことが多く、触るほど炎症が強まりやすくなります。特に眉間は刺激が入りやすいため、治るまでに時間がかかりやすい部位です。
自己判断で潰すと、炎症が皮膚の深い部分まで広がり、ニキビ跡のリスクが大きくなります。
赤くなった時点で早めに治療を行い、「触らない・潰さない」を徹底し、ニキビ跡を防ぐことが重要なポイントです。
赤ニキビの治療方法について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
ニキビ跡や色素沈着につながるリスク

眉間ニキビは、潰す・長引かせる・紫外線を浴びることで、跡になりやすくなります。
炎症が続くと、肌の中でダメージが蓄積し、茶色い色素沈着や、凹凸のあるニキビ跡につながる可能性があります。
眉間は顔の中心にあるため、ニキビ跡が残ると、ニキビ以上に目立ち、コンシーラーでも隠しにくくなります。
「今のニキビ」だけでなく、「跡を残さない」視点で行動することが、眉間では特に重要です。
眉間のニキビを悪化させるNG行動
良かれと思っている行動が、眉間ニキビを長引かせているケースは非常に多いです。
原因対策よりも先に、まずは悪化させる習慣を止めるだけでも、炎症が落ち着きやすくなります。ケアを増やす前に、「悪化させる行動を減らす」ことが、最も効率の良い対策です。
触る・潰すなどの無意識な癖

眉間を触る・潰す行動は、炎症とニキビ跡の最大の原因になります。
手には目に見えない雑菌が付着しており、触るだけで炎症が強まりやすくなります。特に潰す行為は、皮膚の奥にダメージを与え、色素沈着や凹みの原因になります。
無意識に触ってしまう人は、前髪を上げる、鏡を見る回数を減らすなど、触るきっかけ自体を減らす工夫が有効です。「触らない仕組みを作る」ことが、眉間ニキビ改善の近道です。
ニキビを潰してしまった際のリスクについて詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
洗顔やシャンプーのすすぎ残し

眉間は、洗顔料やシャンプーの成分が残りやすい部位です。
泡や成分が生え際や眉毛周りに残ると、結果それが毛穴詰まりを助けてしまいニキビの原因になってしまいます。
すすぎはぬるま湯で20〜30回を目安に、眉毛の中や生え際まで指でなぞるように確認しながら行うことが重要です。
「洗っているつもり」ではなく、「落とし切れているか」を意識することが、眉間ニキビ予防につながります。
睡眠不足と生活リズムの乱れ

睡眠不足は、眉間ニキビを治りにくくする大きな要因です。
睡眠中は肌の修復が進むため、6時間未満の睡眠が続くと、炎症が長引きやすくなります。また、生活リズムが乱れるとホルモンバランスも崩れ、皮脂分泌が増えやすくなります。
就寝前のスマホを控える、入浴は寝る1〜2時間前までに済ませるなど、眠りの質を意識するだけでも改善につながります。
睡眠は、眉間ニキビの「治す力」を支える土台です。
眉間ニキビを防ぐ基本ケアと対処法
眉間ニキビは、基本ケアの精度で改善スピードが大きく変わります。
特別な治療よりも、まずは洗顔・保湿・刺激回避・生活習慣という土台を整えることが最優先です。やり過ぎたケアは、かえって皮脂や炎症を増やす原因になります。ここではこの4つのポイントを紹介します。
洗顔は1日2回で余分な皮脂を落とす

洗顔は、朝と夜の1日2回が眉間ニキビ対策の基本です。
ゴシゴシ洗いは角質を傷つけ、かえって皮脂分泌を増やします。泡立てた泡で、眉間をなでるように洗うことが重要です。
お湯は32〜36℃のぬるま湯を使い、熱いお湯は避けます。すすぎは20〜30回を目安に、生え際や眉毛の中まで泡が残らないよう確認します。
洗顔は「回数」よりも「やり方」で、眉間ニキビの結果が大きく変わります。
保湿を行い乾燥を防ぐ

保湿を抜くと、乾燥によって皮脂が増え、眉間ニキビは悪化しやすくなります。
ベタつきが気になる人ほど、化粧水だけで終わらせがちですが、水分だけでは蒸発しやすく、逆に乾燥を招きます。
化粧水の後は、乳液やジェルなどで軽くフタをすることで、水分が保たれ、皮脂の過剰分泌を抑えやすくなります。
「ベタつくから保湿しない」ではなく、「ベタつくからこそ適切な保湿」が眉間には必要です。正しい洗顔やスキンケア方法について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
前髪を上げて接触時間を減らす

眉間への接触時間を減らすことは、即効性の高い対策です。
前髪が触れるだけで、摩擦・皮脂・整髪料が重なり、毛穴詰まりの原因になります。
在宅時はヘアピンやヘアバンドで前髪を上げる、整髪料は生え際につけ過ぎないなど「触れない環境を作る」ことが、眉間ニキビ対策では非常に有効です。
食事・睡眠・運動を整える

生活習慣は、眉間ニキビの「治りやすさ」を左右します。
揚げ物や甘い物、アルコールが続くと、皮脂分泌が増えやすく、炎症も長引きやすくなります。
睡眠は7〜8時間以上を目標にし、軽い運動や入浴で血流を促すことで、肌の回復力が高まりやすくなります。
スキンケアだけで限界を感じる場合、生活習慣の見直しが改善の突破口になります。
ニキビに良い食事について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:ニキビができやすい人必見|食べ物と栄養から見直す対策法
眉間のニキビを隠したいときの工夫
眉間のニキビができてしまった際に治るまでの間、悪化させずに目立ちを抑える工夫は可能です。
ただし、厚塗りは毛穴を塞ぎ、治りを遅らせる原因になります。隠すことよりも、「悪化させない隠し方」を意識することが重要です。
コンシーラーを使った部分カバー

眉間は範囲が狭く、部分使いで十分カバーできます。
赤みにはグリーン系、色素にはベージュ系など、色補正を意識すると厚塗りを避けられます。
指やブラシで「置いて叩く」ようにのせ、こすらないことが重要です。
薄く・点で・こすらないが、眉間カバーの基本です。
厚塗りを避けたベースメイク
厚塗りは、眉間ニキビを悪化させやすい行為です。
下地やBBクリームは薄く伸ばし、必要な部分だけコンシーラーで補う方が、毛穴への負担を減らすことができます。
メイクオフも重要で、落とし残しはニキビの原因になります。「隠すほど治りが遅れる」意識をし、最小限のベースメイクを行うことが理想です。
眉間ニキビが治らない場合の考え方
セルフケアで改善しない場合、早めに皮膚科や美容皮膚科に相談することが結果的に近道になります。眉間はニキビ跡が残りやすいため、自己判断で治療を長引かせるほどリスクが高まります。
セルフケアで改善しない目安
2週間以上改善がない、赤みや痛みが強い場合は受診を検討する目安です。
また、繰り返し同じ場所にできる、触ると強く痛む、腫れが引かない場合は要注意です。長引かせない判断が、眉間ニキビでは特に重要です。
皮膚科での診断と治療の重要性

ニキビの状態に応じた治療は、自己判断よりも改善が早いケースが多いです。
外用薬や内服など、炎症や段階に合わせた治療で、悪化を防ぎやすくなります。
早めに相談することで、繰り返しや跡の予防につながります。
「様子見」が長引くほど、治りにくくなる傾向があります。
保険診療と自由診療の違い

保険診療は炎症を抑える治療が中心で、自由診療は再発やニキビ跡まで見据えた治療が可能です。
一般皮膚科の保険診療では、外用薬や内服薬によって、今出ている赤みや腫れを抑えることが主な目的になります。そのため、炎症は落ち着いても、同じ場所に繰り返しできてしまうケースは少なくありません。
一方、美容皮膚科などの自由診療では、ピーリングやレーザー、導入治療など、肌状態に合わせた専門的な治療を選択できます。炎症を抑えるだけでなく、毛穴環境や皮脂バランスにもアプローチできるため、再発やニキビ跡のリスクを下げやすくなります。
繰り返す眉間ニキビや赤ニキビ以上の状態では、早めに美容クリニックでの専門治療を検討することが、結果的に近道になります。自由診療のメリットについて詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
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眉間のニキビを繰り返さないために
再発を防ぐには、原因を固定せず、定期的に見直す意識が重要です。
眉間は皮脂と刺激が戻りやすいため、対策をやめると再発しやすい部位です。続けやすい習慣に絞ることで、再発するリスクを下げることができます。
原因を一つずつ見直す意識
眉間ニキビは原因が重なって起こるため、対策は一つずつ切り分けて見直すことが重要です。
洗顔・保湿・前髪・食事・睡眠を同時にすべて変えてしまうと、どの対策が効いたのか分からず、結局元に戻ってしまいやすくなります。例えば、まず前髪を上げる習慣を1週間続けてみて、それでも改善しなければ、次に洗顔の方法やすすぎを見直す、といった進め方が現実的です。
このように一つずつ確認することで、「自分は前髪の刺激が一番影響していた」「睡眠不足の週に悪化しやすい」といった傾向が見えてきます。
原因を絞り込めると、無駄なケアを減らせるため、再発しにくい状態を作りやすくなります。
早期対応でニキビ跡を防ぐ
眉間ニキビは、白ニキビの段階で対応できれば、跡が残るリスクを大きく下げられます。
この時期はまだ炎症が起きていないため、①触らない、②紫外線を避ける、③基本ケアを整えることを優先するだけで、自然に落ち着くケースも少なくありません。特に眉間は紫外線の影響を受けやすく、炎症中に日焼けすると色素沈着につながりやすくなります。
それでも2週間以上続く、赤く腫れてきた場合は、自己判断で潰さず、早めに自由診療のクリニックに相談することが重要です。「白ニキビのうちに止める」ことが、眉間のニキビ跡を防ぐ最大のポイントです。
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まとめ
眉間ニキビは、皮脂・刺激・ホルモン・生活習慣が重なって起こりやすく、目立つ分、悪化や跡につながりやすい部位です。進行段階を見極め、基本ケアとNG行動の見直しを徹底することで、多くの場合は改善が期待できます。セルフケアで改善しない場合は、早めに専門的な判断を入れることが、ニキビ跡を防ぐ近道です。原因を一つずつ見直し、再発しにくい状態を作ることが、眉間ニキビ対策の基本です。
このページの監修医師

記事医師監修
渡邊雅人
ハートライフクリニック院長
日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医



