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シミとほくろの違いを徹底解説|見分け方・原因・治療法まで専門家が詳しく紹介

シミとほくろの違いを徹底解説|見分け方・原因・治療法まで専門家が詳しく紹介

カウンセリングの際、患者さまから「ほくろではないか」とのご相談をいただきましたが、診察の結果はシミでした。
実際には、シミの中にはほくろとよく似ていて区別がつきにくいものもあります。ただし、原因や治療法はまったく異なり、自己判断で放置すると思わぬリスクにつながる可能性があります。
そこで本記事では、シミとほくろの見分け方や適切な治療方法について詳しく解説していきます。

シミとほくろの見分け方チェック

シミとほくろは、ご自身でも色や形を観察することである程度のチェックが可能です。
例えば「平らで淡い茶色ならシミの可能性が高い」「盛り上がりや毛がある場合はほくろの特徴」といった目安があります。
しかし、自己判断だけでは限界があり、特に大きさや色の変化、形のいびつさなどが見られる場合には注意が必要です。詳細な見分け方について下記で解説いたします。

セルフチェックのポイント

セルフチェックのポイント

シミとほくろを見分けるうえで最も分かりやすいのが「色」と「形」の違いです。
シミは一般的に茶色から淡褐色で、肌と同じ高さにあり平坦です。境界がはっきりしているものもあれば、にじむようにぼやける場合もあります。
一方、ほくろは黒から濃褐色と色が濃く盛り上がることが多い点が特徴です。また、毛が生えてくるケースもあり、シミとの明確な違いのひとつです。

シミとほくろの違いを理解する

色や形を観察することでご自身でもある程度のチェックはできますが、治療を自己判断で進めるのは危険です。
シミとほくろは発生の原因や仕組みが異なり、適した治療法も大きく変わります。
なぜ自己判断がリスクにつながるのかを踏まえつつ、まずシミとほくろの定義や原因の違いを整理し、さらに形の特徴や出やすい時期の違いについて詳しく解説していきます。

シミとほくろの基本的な定義と特徴

シミとほくろの基本的な定義と特徴

シミとほくろは見た目が似ているため混同されやすいですが、医学的には全く異なるものです。
シミは正式には「色素斑」と呼ばれ、皮膚にメラニン色素が沈着することで生じます。
主な原因は紫外線や加齢による影響で、比較的平坦で茶色から淡褐色を示すのが特徴です。
一方、ほくろは医学的に「母斑(色素性母斑)」と呼ばれ、メラノサイト由来の母斑細胞が集まってできる良性の腫瘍です。生まれつき存在する場合もあれば、成長の過程で新たにできることもあります。
このように、シミは色素沈着ほくろは細胞の増殖と成り立ちが大きく異なります。

原因の違い(紫外線・加齢・遺伝など)

シミ紫外線、加齢、ホルモンバランスの乱れ、生活習慣
ほくろ遺伝、紫外線、ホルモンバランス

シミの主な原因は紫外線、加齢、ホルモンバランスの乱れや生活習慣です。
一方、ほくろは遺伝的要素が大きく、紫外線やホルモンの影響も関与しています。
共通するのは紫外線とホルモンの影響で、異なるのはシミが後天的な色素沈着に起因するのに対し、ほくろは母斑細胞の増殖による良性腫瘍という点です。

発生時期と経過の違い

項目シミほくろ
発生時期主に30代以降先天性/幼少期~思春期
原因紫外線・加齢・ターンオーバーの乱れ遺伝・紫外線・ホルモン
経過・変化徐々に濃くなる数が増え、形や色が変わることも

シミは主に30代以降に現れやすく、紫外線や加齢により濃くなることが多いです。
肌のターンオーバーが遅れることでメラニンが蓄積し、徐々に目立ちます。
一方、ほくろは先天性(生まれつき)後天性に分かれ、後者は主に幼少期から思春期にかけてホルモン変動や紫外線の影響で増えます。
ほくろは成長する過程で数が増えたり、形や色が変わる特徴があります。両者は発生時期や経過において明確な違いがあり、見た目の変化も異なります。

病院で診察が必要な症状

ほくろやシミに次のような危険な症状が見られた場合は専門の医療機関での診察が必要です。
ほくろの急激な大きさの増加左右非対称まだらな色むら出血や治らない傷は悪性の兆候とされます。
シミも急に濃くなったり、不自然な形に変化した場合は注意が必要です。
ただし、美容皮膚科は設備が限られており、重篤ながんなどの診断や高度な検査には対応できません。正確な診断には専門設備を備えた医療機関での受診が必須です。
ただし、美容皮膚科でも医師が常駐しているため、症状が重度かどうかや、取り除きが可能かどうかの判断ができます
まずは無料カウンセリングを活用し、危険性の有無や除去の必要性について相談することもおすすめです。

まずは無料カウンセリング

VISIAを使用したカウンセリング

当院は開院19年以来、64,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しく悪性か良性のシミやほくろの種類をチェックすることも可能です。ご心配な方はぜひ無料カウンセリングまでお越しください。

では、シミやほくろはどうやって治療していくのか、治療法をこの後ご紹介します。

シミとほくろの治療法

シミとほくろは、それぞれ原因や症状が異なるため治療法も大きく違います
自己判断でのケアは思わぬリスクがあるため、正確な診断と適切な治療を受けるためにも、必ず医療機関で相談しましょう。
詳しい治療法についてご説明します。

シミの主な治療法(薬・光治療・レーザー)

シミの主な治療法(薬・光治療・レーザー)

シミ治療は、基本的に美容皮膚科などの自由診療でしか行えません。(ガンなどの専門治療は除く)
これは、保険診療の範囲では美容目的の治療が認められていないためです。
主な治療法に薬物療法(トラネキサム酸やハイドロキノン)、ライムライト(IPL)などの光治療、ピコレーザーやピコトーニングなどがあります。
それぞれに特徴や効果、ダウンタイムの違いがあり、シミのタイプや患者の状態によって使い分けられます。安全性と効果を重視し、医師の診断のもとで選択することが重要です。

関連記事:【最新】シミ取り治療の種類と選び方

ほくろの主な治療法(レーザー・外科的切除)

ほくろの主な治療法(レーザー・外科的切除)

ほくろ除去は、悪性腫瘍が疑われる場合を除き、通常は美容皮膚科などの自由診療で行われます
保険診療では医療的な必要性がない限り対応範囲が限定され、美容目的や小さなほくろの除去は対象外だからです。
主な治療法は高周波メスによる焼灼(しょうしゃく)除去やメスを使った切除手術が挙げられます。ほくろの位置や大きさ、形によって最適な治療法を選択し、専門医が判断して施術内容を使い分けています。

関連記事:ほくろの除去施術について

治療後の注意点とリスク

シミ治療後は、色素沈着や赤み、かさぶたができることがあります。
また、ほくろ治療後は出血、感染、傷跡のリスクがあり、特に切除手術の場合はケロイドになる可能性もあります。
両者共通の注意点として、治療後は紫外線対策と保湿を徹底し、適切な再診を行うことが非常に重要です。自己判断でのケアは避け、医師の指示に従うことが安全な回復につながります。

まずは無料カウンセリング

VISIAを使用したカウンセリング

当院は開院19年以来、64,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくシミの種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

シミとほくろに関するよくある質問

セルフケアで改善できるのか?

シミは化粧品や内服薬で薄くなる場合もありますが、効果には限界があります。
一方、ほくろはセルフケアでは改善できません。自己流の間違ったケアは症状の悪化を招くことがあるため注意が必要です。特に気になる場合は早めに医療機関を受診し、専門医による正しい診断と適切な治療を受けることが重要です。

自然に消える可能性はあるのか?

シミは種類によっては薄くなることもありますが、一般的なシミは自然に完全に消えるのは難しいです。一方、ほくろは基本的に自然に消えることはありません。シミやほくろは、セルフケアでは限界があるため、気になる場合は専門の医療機関での診察や治療が必要です。

最新の美容医療でできることは?

最新の美容医療では、レーザーや光治療の進歩により、副作用やダウンタイムが大幅に軽減されており、ほとんどダウンタイムのない施術もございます。
美容医療では、患者一人ひとりの肌質や症状に合わせたオーダーメイド治療が可能で、より安全かつ効果的なケアが実現しています。
治療内容の選択や詳細な相談は、必ず専門の医療機関で行うことをおすすめします。

まとめ|シミとほくろを正しく見分けて美肌を守る

シミとほくろは原因や見た目、発生時期、治療法に明確な違いがあります。誤った自己判断はリスクが高いため、早期に医師に相談し、適切な診断と治療を受けることが美肌を守るポイントです。シミやほくろの種類によっては悪性の疑いがあり、その場合は専門病院での診察が必要です。美容目的のシミ・ほくろ治療は自由診療の美容皮膚科で行われます。種類や症状に応じて最適な治療法を専門医が適切に選択します。
まずは、シミやほくろが気になった際は美容皮膚科の無料カウンセリングを活用することがおすすめです。

このページの監修医師

ハートライフクリニック院長 渡邊雅人

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医

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