ニキビができやすい原因とは?生活習慣・肌質・正しい対策を医師が解説

ニキビが何度もできると、「体質だから仕方ないのでは」と感じてしまう患者さまも多いです。
しかし実際には、体質ではなく、原因を知り、日常の習慣を少し見直すだけでも肌状態が変わることがあります。そこで今回は、ニキビができやすい原因や生活習慣、正しいスキンケア、皮膚科を受診する目安まで解説します。
ニキビを繰り返す人に共通する生活習慣
ニキビを何度も繰り返す場合、肌質だけでなく日々の生活習慣が大きく関係していることが少なくありません。
食事、睡眠、ストレスなどの積み重ねが肌のコンディションに影響し、知らないうちにニキビができやすい環境を作ってしまうことがあります。実際の診療でも、生活習慣を少し見直すだけでニキビが落ち着くケースは多く見られます。まずはどのような習慣がニキビにつながりやすいのかを整理していきましょう。
食生活の乱れ

ニキビができやすい人は、食事内容が偏っていることがあります。
脂っこい食事や甘いものが多い食生活は皮脂の分泌を増やし、毛穴が詰まりやすい状態を作るためです。
例えば、外食やコンビニ食が続くと野菜やたんぱく質が不足しやすく、肌を整える栄養が足りなくなることがあります。診察でも「仕事が忙しくて食事が簡単なものばかり」という20代男性の患者さまは、食事内容を少し見直しただけでニキビの出方が変わりました。
毎日の食事はすぐに結果が出るものではありませんが、バランスのよい食事を続けることがニキビを繰り返さない肌づくりにつながります。
睡眠不足と生活リズムの乱れ

1日6時間未満の睡眠不足が続くと、肌の回復力が低下しニキビができやすくなります。
睡眠中には肌を整える働きが活発になりますが、睡眠時間が短いとこの働きが十分に行われないためです。
さらに生活リズムが乱れると体のバランスが崩れ、皮脂分泌が増えたり炎症が起こりやすくなったりします。
実際に患者さまを診察する中でも、「夜更かしが続くとフェイスラインのニキビが増えてしまった」という相談をいただくことが少なくありません。3
毎日同じ時間に寝る習慣を意識するだけでも、肌の状態は少しずつ安定していきます。
ストレスとホルモンバランスの影響

強いストレスは、ニキビを悪化させる原因の一つです。
ストレスが続くと体のバランスが乱れ、皮脂の分泌が増えたり炎症が起こりやすくなったりします。
特に大人のニキビでは、仕事や人間関係などの精神的な負担が影響するケースも少なくありません。
さらに、生理前や思春期などホルモンバランスが変化する時期は、ニキビができやすくなる傾向があります。
実際に40代女性の患者さまは、仕事のストレスが強い時期にフェイスラインのニキビが増えていました。ストレスを完全に避けることは難しいですが、休息やリフレッシュの時間を意識して取ることが、肌状態を安定させることにつながります。
中々治らない大人ニキビの改善方法や原因について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
便秘や腸内環境の乱れ

腸内環境が乱れると、ニキビができやすくなることがあります。便秘が続くと体の中に不要なものがたまりやすくなり、肌荒れとして表れることがあるためです。
実際に診療でも、便秘気味の患者さまは肌トラブルを繰り返しているケースが多く見られます。
食物繊維が不足した食事や水分不足も、腸内環境を乱す原因になります。
野菜や発酵食品を取り入れるなど、腸の働きを整える生活を意識することが肌状態の安定につながります。ニキビに良い食事については以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:ニキビができやすい人必見|食べ物と栄養から見直す対策法
肌への刺激を減らす毎日のスキンケア
ニキビができやすい肌には、特別なケアよりも肌に余計な刺激を与えない基本的なスキンケアが大切です。強くこすったり乾燥を放置したりすると、肌の防御力が弱まりニキビが悪化しやすくなります。毎日のケアを少し整えることが、ニキビを繰り返さない肌づくりにつながります。ここでは肌の刺激を減らすスキンケアの方法をご紹介します。
正しい洗顔方法

ニキビ肌には、やさしく洗うことが洗顔の基本です。
皮脂や汚れを落とそうとして強くこすると、かえって肌に刺激を与えてしまいます。
洗顔料はしっかり泡立て、泡で包むようにやさしく洗うことが大切です。ゴシゴシこする洗い方は摩擦が強く、肌の防御機能を弱めてしまうことがあります。診療でも「しっかり洗ったほうが良いと思って強く洗っていた」という患者さまは少なくありません。
洗顔は1日2回程度で十分です。やさしく洗う習慣を続けることが、ニキビ悪化を防ぐ第一歩になります。
保湿で乾燥を防ぐ

ニキビ肌でも保湿は欠かせません。
肌が乾燥すると、それを補おうとして皮脂が多く分泌され、結果として毛穴が詰まりやすくなるためです。
「ニキビがあるから保湿は控えている」という患者さまもいますが、乾燥を放置すると肌のバランスが崩れやすくなります。実際に20代女性の患者さまは、化粧水と保湿をしっかり行うようにしただけでニキビの数が減った方もいらっしゃいました。
保湿剤は、低刺激でノンコメドジェニック(毛穴を詰まりにくく設計されたもの)を選ぶのがおすすめです。
皮脂が多い方やニキビを繰り返しやすい方でも、負担になりにくい保湿ケアができます。
ただし、赤みや炎症が強いときは無理に多くの化粧品を使わず、まずは化粧水だけで肌を落ち着かせることも一つの方法です。詳しいスキンケアの方法は以前投稿した関連記事をご覧ください。
ニキビができやすい状態が続くときは皮膚科や美容皮膚科へ
生活習慣やスキンケアを見直してもニキビが繰り返しできる場合は、皮膚科や美容皮膚科での治療を検討しましょう。
ニキビの状態によっては、自己ケアだけでは改善が難しいケースも多く、早めに医療の力を借りることで悪化やニキビ跡を防ぎやすくなります。実際の患者さまでも、「長く悩んでいたニキビが治療をきっかけに落ち着いた」「早く通えばよかった」とお話いただく方が多いです。状態に合わせた治療を選ぶことが改善への近道になります。
保険治療で行う基本治療

皮膚科では、塗り薬や飲み薬を使ってニキビの炎症や毛穴詰まりを医学的にコントロールします。
炎症を抑えたり、毛穴の詰まりを改善したりすることで、今できているニキビを落ち着かせることが保険治療の基本です。
ただし保険診療は、あくまでニキビの炎症を抑え、症状の悪化を防ぐことを目的とした治療です。そのため、赤ニキビや黄ニキビなど炎症が強く進行してしまったニキビを完全に治すことは難しい場合があります。
また、すでに残ってしまったニキビ跡や肌の凹凸を改善することも、保険治療だけでは難しいとされています。これは、跡になった肌の組織の変化やダメージを、薬だけで回復させることが難しいためです。
さらに保険診療は、ニキビができやすい体質そのものを根本的に変える治療ではありません。あくまで炎症をコントロールし、症状を落ち着かせることが主な目的であることを理解しておくことが大切です。
自費治療の選択肢

ニキビが慢性化している場合や、赤ニキビ・黄ニキビなど炎症が強い場合、またニキビ跡が気になる場合は、自費治療(美容皮膚科)への相談も検討しましょう。
美容皮膚科は自費治療になるため、確かに一般皮膚科よりは高くなります。
しかし、美容皮膚科では、ピーリングやレーザーなど、肌状態に合わせた専門的な治療を受けることができます。保険診療では対応が難しいニキビ跡や肌質の改善にもアプローチできる点が特徴です。
また、一人ひとりの肌の状態に合わせて治療方法を選択できるため、より効率的にニキビ改善を目指すことが可能です。ニキビを一時的に抑えるだけでなく、ニキビができにくい肌環境を整えていくことができる点も、美容皮膚科の大きな強みといえるでしょう。詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
まずは無料カウンセリングを

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくニキビの状態や種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。
まとめ
ニキビができやすい背景には、生活習慣やスキンケア、体のバランスなどさまざまな要因が関係しています。食事や睡眠などの日常習慣を整え、肌に負担をかけないケアを続けることが改善の基本になります。それでも繰り返す場合は、早めに皮膚科で相談することも大切です。自分の肌状態に合った対策を続けることで、ニキビを繰り返しにくい安定した肌を目指すことができます。
このページの監修医師

記事医師監修
渡邊雅人
ハートライフクリニック院長
日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医



