赤ニキビの治し方|応急処置と皮膚科の治療を整理

赤いニキビがポツッとできたとき、触りたくなる気持ちを我慢するのは大変です。赤く腫れて痛むのは、普通の白ニキビとは異なり、肌の奥で強い炎症が起きているサインです。原因は乾燥やストレス、ホルモンバランスの乱れであることがほとんどで、触ったり隠したりすると悪化しやすく、跡が残りやすくなります。そこで今回は、まず今すぐ悪化を止める応急処置から洗顔のポイント、皮膚科に行くべきタイミングまで、赤ニキビの治し方を具体的に解説します。
赤いニキビは炎症が進行しているサイン

赤いニキビは、毛穴の奥で炎症が進行している状態です。
白ニキビや黒ニキビとは異なり、肌内部で細菌が増え、赤く腫れて痛むほど敏感になっています。触るとさらに悪化しやすく、跡が残るリスクも高まります。たとえば、頬にできた赤いポツポツを無意識にいじると、数日で広がることがあります。この段階を放置すると、治りにくくなる一方です。
赤いニキビは放置すると悪化しやすい
赤いニキビを放置すると、炎症が肌の深部まで進み、黄ニキビやニキビ跡につながります。
自然に治ると考えがちですが、毛穴の中の細菌が活発になり、腫れがどんどん広がります。赤ニキビまでいくと自然に治ることはほぼありません。
額にできた赤いニキビを「そのうち小さくなるだろう」と1週間そのままにすると、周りが赤く熱を持ち、膿がたまった黄ニキビに変わった経験がある方も多いです。そこから炎症が強くなり、赤黒い色素沈着や凹んだ跡が残ってしまいます。
実際、診察では「触らなかったのに大きくなった」と聞くことが多いです。
早めの対処でニキビ跡を防げる
赤いニキビの段階で適切に対処すれば、色素沈着やクレーター状の跡を防ぐ可能性がぐっと高まります。
炎症を早く抑えることで、肌の修復がスムーズになり、将来の肌荒れを避けられます。
顎にできた赤いニキビを放置すると、治った後に茶色いシミや凹みが残り、メイクで隠すのに苦労します。実際、診察に来る患者さんの半数近くが「もっと早く対処していれば」と後悔されている方も多くいらっしゃいます。一方、炎症が強いうちに冷やして保湿すると、1週間ほどで赤みが引き、平坦な肌に戻るケースがほとんどです。
赤いニキビとは何か
赤いニキビは、毛穴の奥で細菌が増え、肌が強く反応して赤く腫れた炎症性ニキビです。白や黒のニキビとは違い、熱を持ち痛むほど敏感な状態になっています。たとえば、頬に急にできた赤いポツッと触ると痛いのは、毛穴の中が炎症を起こしている証拠です。放っておくと広がりやすいのも赤ニキビの特徴です。
赤いニキビの基本的な状態

赤いニキビは、毛穴に詰まった皮脂を栄養にアクネ菌が増え、肌が強く反応して赤く盛り上がった状態です。
熱を持ち、押すと痛むほど炎症が進んでいます。鼻の横にできた赤いポツッを指で押すとズキッと痛み、周りが熱っぽくなるのは、毛穴の中が細菌でいっぱいになり、肌の防御反応が起きているからです。白ニキビが表面だけの詰まりなら、赤ニキビは奥深くまで炎症が広がった段階です。放っておくと膿が溜まりやすくなります。
白ニキビ・黒ニキビとの違い

赤ニキビは白や黒ニキビが進んだ段階で、毛穴の奥まで炎症が広がった状態です。白ニキビや黒ニキビはまだ炎症が起きていない段階ですが、赤ニキビになってしまうと炎症を引き起こしてしまっております。
段階としては、最初にできた白っぽいポツポツを放置すると細菌が入り、赤く腫れて熱を持つのが赤ニキビです。ニキビの種類について詳しく知りたい方は以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:【写真付】ニキビの種類と見分け方を医師が徹底解説!
赤いニキビができる主な原因
赤いニキビは、外部からの刺激と体の内側からの要因が重なって赤ニキビを発症させてしまいます。一つの原因だけじゃなく、いくつかが絡み合って炎症が強まります。そのため、自分に当てはまるポイントが分かれば、悪化を防ぐ手立てが立てやすくなります。
たとえば、マスクの擦れと睡眠不足が重なると、頬に赤いポツッが急にできてしまいます。下記より赤ニキビの原因である、刺激、乾燥、ホルモンバランス別に分けて具体的に説明します。
刺激や摩擦による炎症

赤いニキビは、触ったりマスクや髪が当たるなどの物理的な刺激で炎症が強まります。毛穴の周りの肌が傷つき、細菌が入りやすくなるからです。日常の何気ない動作が悪化の引き金になります。こうした刺激を避けるだけで、炎症の広がりがぐっと抑えられます。
乾燥や紫外線によるバリア機能低下

乾燥や紫外線は肌のバリア機能を弱らせる原因になります。
バリア機能が弱まると、角質が厚くなり毛穴が詰まりやすくなります。そこに細菌が入り、赤いニキビが起きやすくなります。冬の乾燥や夏の紫外線が特に影響します。
「エアコンの部屋で肌がつっぱる人」「日焼け後に保湿を忘れる人」「冬に洗顔後に突っ張る人」はこれが原因となっている可能性が高いです。乾燥がニキビに与える影響について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:乾燥肌なのにニキビができる?ニキビの原因と対策法を解説
ホルモンバランスと生活習慣の乱れ

ホルモンバランスの乱れや生活習慣で皮脂が過剰に出て、赤いニキビができやすくなります。
生理前や睡眠不足、ストレスが引き金になることが多いです。体調が肌に直結します。こうした方は生活リズムを見直すだけで改善が見込まれます。ストレスが与えるニキビの影響について詳しく以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:ストレスニキビの原因とは?場所別の特徴と正しい治し方
赤いニキビを悪化させる行動
赤いニキビに対して良かれと思ってする行動が、実は炎症を長引かせます。無意識にやってしまう習慣が逆効果になるのです。こうした落とし穴を知れば、悪化を簡単に防げます。下記より代表的なNG行動を紹介します。
触る・潰す・隠す行為

赤いニキビを手で触ったり潰したり、厚塗りメイクで隠すと、指や化粧品の菌が毛穴に入り、摩擦で炎症が悪化します。見た目を整えようとすると逆効果になるのです。
たとえば、頬の赤いポツッを鏡を見て無意識に指で押すと、その菌が毛穴に広がり、翌朝には腫れが倍になります。潰すと中の膿が周囲に飛び、赤黒い跡が残ります。コンシーラーを厚く塗ると空気が通らず、毛穴が詰まって熱を持ちます。実際、診察で「隠したのに大きくなった」と聞くことが多いです。ニキビを潰してしまった際のリスクや対処法について詳しく知りたい方は以前投稿した関連記事をご覧ください。
洗いすぎや過度なスキンケア

洗顔を1日3回以上したり、スクラブやピーリングを使いすぎると、肌の防御力が落ちて赤ニキビが悪化してしまいます。理由としては、洗顔のしすぎなどは、必要な油分まで洗い流してバリアが弱まるからです。「これで治るはず」とやりすぎると、かえって炎症が強まってしまうからです。
たとえば、ニキビができた日に朝昼晩とゴシゴシ洗うと肌がカサつき、翌朝には赤みが広がっています。スクラブで汚れを取ろうとすると微細な傷ができ、余計に腫れてしまいます。
実際、来院された患者さまの中でも「洗顔増やしたら悪化した」と言う方は少なくありません。洗顔は1日2回までに留めましょう。
赤いニキビができたときの正しい対応
赤いニキビができた直後は、まず触らないことを優先してください。自己流で潰したりゴシゴシ洗ったりせず、抗炎症成分の外用薬やニキビパッチで炎症を抑えるのが正しい対応です。こうした手順を知れば、悪化や跡を防げます。
まず優先すべき基本行動

赤いニキビができたら、まず触らないこと、刺激を避けること、清潔を保つことを優先してください。迷ったら「触らない・擦らない」を基準に動くと間違いありません。これで炎症の悪化を8割方防げます。
たとえば、頬に赤いポツッができた朝、鏡を見て指を伸ばしそうになったら手を引っ込め、軽く水で流すだけにします。枕カバーを清潔なものに替え、マスクが擦れないよう調整しましょう。実際、こうした基本だけ守った患者さんは、3日で赤みが半分になりました。
自宅でできる応急的なケア

赤いニキビができたら、抗炎症成分の入った外用薬やニキビパッチを使いましょう。ベンゾイルパーオキサイドやイブプロフェンピコノールが入った市販薬で炎症を抑え、パッチで保護してください。やりすぎず1日2回までが目安です。
たとえば、顎にできた赤いポツッに薬を薄く塗り、パッチを貼ると翌朝には腫れが少し引きます。薬局で「赤ニキビ用」と聞けば出してくれますが、塗りすぎると肌が乾燥して逆効果になるので注意してください。ただ、抗炎症成分の薬は応急処置的なものです。しっかり治療したわけではないので、すぐに皮膚科を受診することをおすすめします。抗生物質の詳しい効果については以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:ニキビに抗生物質は効く?種類・効果・安全な使い方を徹底解説
赤いニキビの治療方法
自宅ケアで赤いニキビが改善しないときは、皮膚科での治療を選びましょう。保険適応の一般皮膚科と自由診療の美容皮膚科では対応が異なります。自分に合った選択をすれば、早く跡なく治ります。
皮膚科で行う治療

一般皮膚科では保険適用の外用薬や内服薬で赤ニキビの炎症を抑えます。医師が症状を見て処方するので安心ですが、投薬がメインで症状を鎮めるのが目的です。ニキビをキレイに治す根本治療にはならないので注意しましょう。
たとえば、頬の赤い腫れがひどい人に抗生物質の軟膏や飲み薬を出すと、1週間で赤みが引く方が多いです。ただ、ニキビは癖みたいなものです。根本を治療しない限り繰り返しニキビは発症します。そのため、毛穴の詰まりそのものは残り、再発しやすいので注意が必要です。「とりあえず今すぐ炎症を抑えたい人」には保険適用の一般皮膚科がおすすめです。
美容皮膚科での治療

美容皮膚科ではピーリングやレーザー、ケアシスなどの肌専門の治療が幅広くあります。すべての方のお肌に同じ治療で効果があるわけではありません。美容皮膚科ではお肌にアプローチできる様々な治療法があるため、お肌の状態を見て肌質改善を目的に、最適な方法を用いて毛穴の詰まりを根本から取り除くことができます。また、再発しにくく、跡も残りにくいのが特徴です。
たとえば、投薬治療では効果が薄い赤ニキビや黄ニキビ、ニキビ跡にグリコール酸ピーリングをすると、1回で赤みが半分になります。実際、「一般皮膚科で炎症は治まったけど肌がガサガサ」と悩んで来院する方が、こちらでツルッと仕上がります。「キレイに治したい人」「繰り返しを防ぎたい人」に最適です。
ニキビ治療の症例写真【当院症例】
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当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくニキビの種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。
赤いニキビを防ぐための予防策
赤いニキビを繰り返さないためには、日常のスキンケアと生活習慣の両方を整えることが重要です。原因を断ち切る習慣を取り入れれば、再発を8割防ぐことができます。
スキンケアで意識するポイント

赤いニキビを防ぐスキンケアは、1日2回の洗顔、しっかり保湿、刺激を避けることです。朝晩のシンプルな習慣で毛穴の詰まりを予防します。スキンケアのポイントは下記3つです。
| 洗顔は1日2回まで | 朝と夜に泡で優しく洗います。たとえば、ニキビ予防のイソプロピルメチルフェノールが入った洗顔料を使い、ゴシゴシこすらず流すだけ。昼間の洗顔は汗ふきシートで十分です。 |
|---|---|
| 保湿を忘れずに | セラミドやヒアルロン酸入りの化粧水とクリームで肌のバリアを保ちます。洗顔後5分以内に塗ると、つっぱりを防げます。 |
| 刺激物を避ける | ピーリングやスクラブは週1回まで。アルコール入りの化粧水もNGです。 |
正しいスキンケアの方法については、以前投稿した関連記事をご覧ください。
生活習慣の見直し
赤いニキビを防ぐには睡眠7時間以上、バランスの良い食事、ストレスを溜めない生活習慣が欠かせません。肌の回復が夜間に進むので、無理のない範囲で取り入れましょう。
| 睡眠を7時間確保 | 夜11時から朝6時まで寝ると、皮脂が落ち着き赤ニキビが減ります。徹夜明けに頬が赤くなるのは睡眠不足が原因です。 |
|---|---|
| 食事で揚げ物・甘いものを控える | 油っこい唐揚げやケーキを減らし、ブロッコリや納豆を1日1皿加えると毛穴の詰まりが改善します。生理前は特に糖分を控えましょう。 |
| ストレス発散を習慣に | 10分の散歩や深呼吸でホルモンバランスが整います。仕事後にため息をつく人は、翌朝額に赤いポツッができやすいです。 |
ニキビに良い食事については以前投稿した関連記事をご覧ください。
関連記事:ニキビができやすい人必見|食べ物と栄養から見直す対策法
赤いニキビと他の状態を見分ける目安
赤みがあるからといって、必ずしも赤ニキビとは限りません。酒さやアレルギー、毛穴のトラブルなど似た状態があり、自己判断でケアを間違えると悪化してしまうので注意しましょう。
赤いニキビと似た症状の違い

赤いニキビと似た症状に酒さ(しゅさ)があります。
赤いニキビはポツッと1つずつできるのに対し、酒さは鼻や頬全体が赤く火照り、毛細血管が目立つ状態です。また、アレルギーによる症状もあり、アレルギーの場合は化粧品や食べ物で急に広がり、かゆみを伴います。判断が難しいときは早めに皮膚科を受診しましょう。
見た目だけで決めつけず、触って痛いか範囲が広がるかで判断してください。迷ったら皮膚科へ受診しましょう。
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まとめ
赤いニキビは毛穴の奥で炎症が起きた状態で、放置すると黄ニキビや跡につながります。触る・潰す・洗いすぎは厳禁です。原因は摩擦、乾燥、ホルモンバランスの乱れがほとんど。応急処置は触らず、市販の抗炎症薬やパッチで保護してください。
炎症が3日以上続くなら皮膚科へ。保険診療で症状を抑え、キレイに仕上げたいなら美容皮膚科のピーリングやレーザー治療を受けましょう。再発予防のためには1日2回の洗顔、保湿、睡眠7時間、揚げ物を控える習慣作りが重要です。自己流をやめ、正しいケアで跡なくツルッとした肌を取り戻しましょう。
このページの監修医師

記事医師監修
渡邊雅人
ハートライフクリニック院長
記事医師監修
渡邊雅人
ハートライフクリニック院長
日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医



