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ニキビを早く治す最短ステップ!正しいケアと治療法

ニキビを早く治す最短ステップ!正しいケアと治療法

当院には、毎日多くの方がニキビのお悩みでご相談に来られます。
その中でも、「明日までに少しでもニキビを落ち着かせたい」「結婚式や旅行など大切な予定が控えている」といった切実なご相談も少なくありません。 そこで今回は、できるだけ短期間でニキビの炎症を抑え、見た目を改善するための治療法と、自宅で行える応急ケアについてご紹介します。

ニキビを早く治す最短方法はこれ

ニキビを早く治す最短方法は「冷やす・薬を塗る・触らない」の3つが基本です。
ポイントは「炎症を抑える」こと。無理に潰すよりも冷却と保湿、必要に応じた抗炎症治療で悪化を止めるのが最短の近道です。ここでは、明日までにできる即効ケアの方法をお伝えします。

炎症を抑えて刺激を与えないこと

炎症を抑えて刺激を与えないこと

明日までにニキビを目立たなくするには、「触らない・潰さない・こすらない」が基本ということを覚えておきましょう。

刺激を与えると炎症が悪化し、赤みや腫れが強く出ます。逆に、何もせず静かに休ませることで炎症が落ち着き、赤みが薄く見えます。たとえば、腫れた箇所を冷やすと血流が一時的に抑えられ、赤みが引きやすくなります。洗顔後は冷たいタオルで軽く冷やし、抗炎症成分入りの薬をそっと塗るだけでも十分な応急処置になります。刺激を減らすほど、翌日の肌は穏やかに見えます。

応急処置と正しいケアを同時に行う

応急処置と正しいケアを同時に行う

ニキビを早く落ち着かせるには、応急処置と正しいスキンケアを同時に行うことがポイントです。
冷やす・薬を塗るだけでは一時的に赤みを抑えられても、肌の回復が追いつかず再び腫れやすくなります。たとえば、転んだ傷に冷やすだけでなく保湿も必要なように、ニキビも外側と内側の両面ケアが欠かせません。洗顔で余分な皮脂を落とし、刺激の少ない保湿剤で肌を守ることで、炎症を鎮めながら治りを早められます。応急処置と日常ケアを並行することで、翌日の肌がより落ち着いて見えます。正しいスキンケアについては後ほど詳細をご紹介します。

関連記事:看護師が教えるニキビのスキンケア方法!

【応急処置】ニキビ種類別の対処法

応急処置として「冷やす」「薬を塗る」ことが基本ですが、実はニキビの種類によって適した対処法は少し異なります。
見た目は似ていても、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビでは炎症の深さや原因が違うため、正しい初期ケアが大切です。症状に合ったケアを行うことで悪化を防ぎ、より早く落ち着かせることができます。ここでは、タイプ別に自宅でできる明日までにできる効果的な応急処置を紹介します。
自分のニキビの種類がわからない方は、下記関連記事よりご参照ください。

関連記事:【写真付】ニキビの種類と見分け方を医師が徹底解説!

白ニキビ

白ニキビ:皮脂詰まりが始まった初期段階

白ニキビを明日までに目立たなくするには、毛穴の詰まりを落ち着かせるケアを集中的に行うことが大切です。
朝晩1日2回、32〜34℃のぬるま湯で洗顔し、泡立てた洗顔料で20〜30秒ほどやさしく洗います。洗顔後はタオルで軽く押さえるように水分を取り、セラミドやヒアルロン酸配合の保湿剤を薄く塗りましょう。夜は皮脂詰まりを抑える市販薬(アダパレン0.1%など)を米粒大の量で患部に塗布します。皮脂や汚れを落とし、肌を潤わせておくことで、翌朝には白ニキビの膨らみやザラつきが目立ちにくくなります。

関連記事:白いニキビは何が原因?正しいケア方法・早く治す習慣をまとめて解説

黒ニキビ

黒ニキビ:酸化による黒ずみ

黒ニキビを明日までに目立たなくするには、無理に押し出さず酸化した皮脂を落ち着かせるケアが重要です。
黒ずみの正体は、毛穴の中で固まった皮脂が空気に触れて酸化したもの。たとえるなら、切ったリンゴが時間とともに色づくのと同じ仕組みです。朝晩の洗顔で泡を使い、32〜34℃のぬるま湯で20秒ほどやさしく皮脂を落とします。その後、アダパレン0.1%やサリチル酸配合の薬を少量塗ると詰まりを緩めやすくなります。最後にセラミド配合の保湿剤で水分を補い、皮脂の過剰分泌を防ぐことで翌日の黒ずみが目立ちにくくなります。

赤ニキビ

赤ニキビ:炎症の初期

赤ニキビを明日までに目立たなくするには、「冷やして炎症を抑える」ことが最も重要です。
炎症が強い状態で潰すと、赤みが悪化し跡に残りやすくなります。まずは清潔なタオルを冷水で濡らし、10分ほど患部にあてて熱を冷ましましょう。その後、イブプロフェンピコノールやグリチルリチン酸配合の抗炎症クリームを薄く塗ります。寝る前は皮膚を清潔に保ち、触らずにそのまま休むことが大切です。たとえるなら、火照った肌をこれ以上刺激しないよう冷ますイメージ。余計な刺激を避けることで、翌朝の赤みがぐっと引きやすくなります。

正しいスキンケア

ニキビは、間違ったケアを続けることで悪化することがあります。強く洗ったり、保湿を怠ると炎症が長引きやすくなります。ここでは、肌に負担をかけずに清潔と潤いを保ち、ニキビを早く落ち着かせるための正しいスキンケア方法を紹介します。

洗顔と保湿

洗顔と保湿

ニキビを早く落ち着かせるには、「やさしく洗って、しっかり潤す」が基本です。
洗顔は朝と夜の1日2回、32〜34℃のぬるま湯で行いましょう。泡立てネットなどでしっかり泡を作り、肌をなでるように20〜30秒ほど洗います。すすぎ残しがないように丁寧に流し、清潔なタオルで押さえるように水分を拭き取ります。次に、油分が少なく水分が多い化粧水やジェルタイプの保湿剤を使用します。セラミドやヒアルロン酸入りのものを選ぶと、肌のバリア機能を保ちながら炎症を和らげられます。強い摩擦を避けることで、翌日の赤みも落ち着きやすくなります。

紫外線対策

紫外線対策

紫外線はニキビを悪化させる大きな原因です。
紫外線を浴びると皮脂が酸化し、毛穴を詰まらせやすくなります。酸化した皮脂は、いわば油が焦げて固まるようなもの。放っておくと炎症が進み赤みが強くなります。そのため、外出前には紫外線吸収剤が少ないノンコメドジェニックの日焼け止めを選びましょう。SPF20〜30、PA++程度でも日常使用には十分です。夜はクレンジングや洗顔で丁寧に洗い流し、肌に残さないことが大切です。洗い残しがあると毛穴詰まりの原因になるため、泡でやさしく包み込むように落としましょう。

関連記事:ニキビ肌に日焼け止めはした方が良い?美容皮膚科医師が教えるニキビ肌の日焼け止めについて

早く治らない要因と根本的な改善策

ニキビがなかなか治らない原因の多くは、生活リズムの乱れやホルモンバランスの変化にあります。睡眠不足や食生活の偏り、ストレスが続くと皮脂分泌が増え、炎症が長引くことも。ここでは、肌の外側だけでなく内側から整える根本的な改善策を紹介します。

生活習慣【睡眠・食事・ストレス】

生活習慣やストレス

ストレスが続くと、体内でコルチゾールというホルモンが増え、皮脂の分泌が過剰になります。その結果、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビが悪化する流れです。
まずは睡眠をしっかりとることが基本で、7〜8時間を目安に毎日同じ時間に寝起きをすると肌の回復が促されます。
食事はビタミンB2・B6(レバー、卵、バナナなど)を意識して摂ると皮脂のコントロールに役立ちます。また、入浴時に38〜40℃のぬるめのお湯に10分ほど浸かると自律神経が整い、ストレス緩和に効果的です。体の内側を整えることで、炎症が落ち着きやすくなります。

市販薬と皮膚科治療の使い分け

ここからは、市販薬で対応できる範囲と、皮膚科を受診すべき目安をわかりやすく紹介します。結論として、軽いニキビは市販薬でも改善が期待できますが、炎症が強い場合や何度も同じ場所にできる場合は皮膚科での治療が必要です。自己判断で放置すると悪化し、色素沈着やニキビ跡が残ることもあります。下記を参考に、自分に合った治療のタイミングを見極めましょう。

市販薬が向く症状

白ニキビ:皮脂詰まりが始まった初期段階

白ニキビや赤みの少ない初期のニキビは、市販薬で十分に改善が期待できます。
炎症が軽い段階では、毛穴の詰まりと皮脂のコントロールを整えることが鍵です。成分では、角質を整えるアダパレンや殺菌作用のあるイオウ・サリチル酸が有効です。赤みやかゆみを伴う場合は、グリチルリチン酸やイブプロフェンピコノール配合のものを選ぶと炎症を抑えやすくなります。たとえば、白ニキビが気になる部分に1日1〜2回、洗顔後に薄く塗るだけでも十分です。刺激を避けつつ継続することで、悪化を防ぎながら肌をなめらかに整えられます。

医師の治療

医師の治療

赤ニキビ以上の炎症を伴うニキビや、痛み・再発を繰り返す場合は、皮膚科での治療が最短の改善方法です。
市販薬では届かない毛穴の奥まで炎症が広がっていることが多く、医師による処方薬でしっかりと炎症を抑える必要があります。抗生物質の外用薬(クリンダマイシンなど)や、毛穴詰まりを改善する外用レチノイド(アダパレンなど)がよく使われます。また、炎症後の赤みや色素沈着がある場合は、レーザーや光治療で跡を残さず整えることも可能です。自己判断で潰すより、専門治療の方が早く、安全に改善へ導けます。

関連記事:浜松でニキビ治療をするなら美容皮膚科がおすすめ?

まずは無料カウンセリング

VISIAを使用したカウンセリング

当院は開院から20年以上にわたり、延べ65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく最新の肌診断機器を用いて、ニキビの状態を正確に確認し、最短で改善へ導く治療プランをご提案しています。まずは無料カウンセリングで、お悩みやご希望をお聞かせください。

再発させない予防ケア

再発させない予防ケア

ニキビを繰り返さないためには、ニキビ予防と同じく、生活習慣・環境・スキンケアの3つを整えることが大切です。まず、睡眠は7〜8時間を目安に一定のリズムを保ちましょう。睡眠中に分泌される成長ホルモンが肌の修復を助けます。
食事では、脂っこいものを減らし、ビタミンB群(卵、納豆、レバーなど)を意識的に摂取すると皮脂のバランスを整えられます。スキンケアでは、刺激の少ない洗顔料とセラミド配合の保湿剤を使い、朝は必ず日焼け止めを塗布します。日々の積み重ねが、ニキビができにくい健やかな肌を維持する最も確実な方法です。

初期ケアの注意点

初期のニキビは炎症が始まっているため、摩擦や刺激を与えると悪化しやすく、跡が残る原因になります。
赤みがあるうちは、洗顔・スキンケア・メイクすべてを「こすらない」が鉄則です。たとえば、クレンジングの際に力を入れて擦ると、火照った肌にさらに摩擦熱を与えて炎症が長引きます。洗顔は泡で包み込むように行い、タオルも押さえる程度でOKです。メイクをする場合は、油分の多いファンデーションを避け、ノンコメドジェニック処方の下地を軽くのせる程度に。刺激を最小限にすることで、翌日の赤みや腫れをぐっと抑えられます。

まとめ

ニキビを早く治す最短ステップは、「炎症を抑え、刺激を与えないこと」が基本です。白・黒・赤ニキビごとに適した応急処置を行いながら、正しい洗顔と保湿、紫外線対策を続けることで回復が早まります。治りにくい場合は、生活習慣やホルモンバランスの乱れも見直しが必要です。軽い症状は市販薬での対処が可能ですが、炎症が強い場合や再発を繰り返す場合は皮膚科の治療が最短ルートです。日々のスキンケアと生活リズムを整えることで、ニキビを繰り返さない健やかな肌に導けます。

このページの監修医師

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医

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