トップページ 新着情報 髭脱毛でも鼻下が抜けない・しぶといのはなぜ?

髭脱毛でも鼻下が抜けない・しぶといのはなぜ?

髭脱毛でも鼻下が抜けない・しぶといのはなぜ?

先日の髭脱毛の中間診断時に、「顎や頬の髭は薄くなってきたのに、鼻下だけなかなか変わらない」というご相談をいただきました。
確かに、鼻下は効果が出にくい部位のひとつです。
実は、鼻下の髭が他の部位より抜けにくいには、しっかりとした理由があります。
長年多くの患者さまを診てきた経験から申し上げますと、鼻下は確かに手強い部位ですが、正しいアプローチをすれば必ず効果は現れます。
今回は、なぜ鼻下の髭がこれほどしぶといのか、そしてどのようにすれば効果的に脱毛できるのか、実際の診療経験を踏まえてご説明いたします。

【この記事でわかること】
・鼻下のヒゲが抜けにくい理由
・鼻下の髭に効果的な脱毛方法
・ヤグレーザー脱毛の痛みへの対策
・鼻下の髭脱毛を検討する際のクリニック探しのポイント

鼻下の髭が抜けにくい理由

鼻下の髭が抜けにくい理由は主に3つあります。
ひとつは「毛根が深く太いこと」、ふたつめは「毛周期がバラバラで脱毛に適した時期が少ないこと」、そしてみっつめは「敏感な部位のため脱毛機の出力を抑えがちであること」です。これらについて、詳しく下記でご説明いたします。

1.毛根が深く、毛が太い

1.毛根が深く、毛が太い

鼻下の髭を顕微鏡で見ると、本当に驚くほど太くてしっかりしています。
毛根の深さを調べてみると、普通の体毛が2〜3mmのところにあるのに対して、鼻下の髭は4〜5mmも深いところに根を張っています。これは私たちがレーザーを当てる時に大きな問題になります。なぜなら、レーザーの光は皮膚を通る時に弱くなってしまうからです。
深いところにある毛根を確実に処理するには、相当強いエネルギーが必要なのです。
しかも、鼻下は毛がびっしりと生えています。1平方センチに他の部位の1.5倍くらいの毛が集まっているので、一本一本にしっかりとレーザーを当てるのが難しいのが現実です。

2.毛周期のタイミングが合わない

毛周期

脱毛は毛の生え変わりの周期に合わせて行う必要があります。これを患者さまに説明する時は、「畑の作物と同じで、種まきの時期を間違えると育たないのと似ています」とお話ししています。
鼻下の髭の厄介なところは、一本一本の毛がバラバラのタイミングで生え変わることです。普通の部位なら3〜4割の毛が脱毛に適した時期にあるのですが、鼻下は2〜3割程度しかありません。
ストレスが多い患者さまは特にこの傾向が強く、「最近仕事が忙しくて…」という方ほど毛周期が乱れがちです。また、毎日のマスク着用も影響していて、コロナ禍以降は鼻下脱毛に時間がかかるケースが増えました。

医師

20代の患者さまが「夜勤が多いんですが、関係ありますか?」と質問されたことがありますが、生活リズムの乱れも毛周期に影響します。規則正しい生活を心がけていただくことも、脱毛効果を高める大切なポイントです。

3.脱毛機の出力が弱い

3.脱毛機の出力が弱い

鼻下は顔の中でも特に敏感な部分なので、どうしても慎重になってしまいます。
エステサロンで脱毛を受けていた患者さまから「全然効果がなくて医療脱毛に変えました」という話をよく聞きます。エステの光脱毛は医療レーザーの3分の1程度の力しかないので、鼻下のような頑固な毛には限界があります。
また、鼻下は形が複雑で、鼻の下のくぼみや唇との境目など、レーザーを当てにくい部分があります。経験の浅いスタッフだと、どうしても照射にムラができてしまいます。

鼻下の髭に効果的な脱毛方法

長年の経験から、鼻下脱毛には向き不向きの脱毛方法があることが分かってきました。
結論として、レーザーの種類や脱毛方法によって効果に違いが生じます。ここから、その詳細について解説いたします。

ヤグレーザー脱毛

ヤグレーザー

鼻下脱毛でおすすめのレーザーはヤグレーザーです。
ヤグレーザーは波長が長く、皮膚の奥深くまでしっかりとエネルギーが届くため、深い毛根や太くしっかりしたヒゲにも高い効果が期待できます。実際、アレキサンドライトレーザーで効果が出にくかった方でも、ヤグレーザーに切り替えることで満足されるケースが多くあります。また、顔の赤みが強い方などは、医師の診断により初回からヤグレーザーを使用する場合もあります。
ヤグレーザーを搭載した最新の医療脱毛機器としては、ジェントルマックスプロプラスがおすすめです。

関連記事:ジェントルマックスプロプラスとは?

ニードル脱毛

ニードル脱毛

ニードル脱毛は、レーザーでどうしても抜けない頑固な毛や白髪が混じっているヒゲに対しても反応できる唯一の方法です。
ニードル脱毛は一本一本確実に処理できる点が最大のメリットで、一度処理した毛穴からはほぼ毛が生えてこなくなります。また、レーザーでは反応しない白髪産毛にも対応できます。
デメリットは時間がかかることです。鼻下全体を処理しようとすると2〜3時間かかることもあり、費用も高くなりがちです。そのため、「レーザーで8割処理して、残りの2割をニードルで」という使い方をすることが多いです。

関連記事:ニードル脱毛とは?

ヤグレーザー脱毛の痛みへの対策

「ヤグレーザーは効果があるのは分かったけど、痛みが心配です」という相談を先日いただきました。
確かに痛みはありますが、しっかりと対策することで、ほとんどの方が最後まで通っていただけています。そちらの対策方法についてご紹介します。

麻酔クリームを使う

痛みが心配な患者さまには、麻酔クリームをお勧めしています。施術の30分前に塗って、ラップで覆っておくだけで、痛みがかなり楽になります。
「麻酔って大丈夫ですか?」と心配される方もいらっしゃいますが、歯医者さんで使うものと同じような局所麻酔なので、安全性に問題はありません。ただし、アレルギーの有無を確認するため、初回は少量でテストをしてから使用します。
実際に使った患者さまからは「痛みを全く感じませんでした」という声をいただきます。費用は1回2,000円程度ですが、痛みで脱毛を諦めてしまうよりは、ずっと良い投資だと思います。

医師

ただし、麻酔を使うと痛みを感じにくくなるため、出力の調整がより重要になります。経験豊富なスタッフがいるクリニックで受けることをお勧めします。

冷却ガスが搭載されている医療脱毛機器を選ぶ

冷却ガスイメージ

最新のヤグレーザー機器には、強力な冷却システムが付いています。これがあるのとないのとでは、痛みが全然違います。
冷却の仕組みは簡単で、皮膚を冷やすことで感覚を鈍らせ、痛みを感じにくくするのです。「アイスノンを当てている感じで、気持ち良いくらいです」と言われる患者さまもいらっしゃいます。
施術前にしっかりと冷やして、レーザーを当てながらも冷却を続け、施術後もケアを行います。この一連の冷却により、痛みだけでなく赤みや腫れも最小限に抑えることができます。
「前のクリニックでは冷却がなくて、本当に痛かったです」という体験談もよく聞きます。
先ほどご紹介させていただいたジェントルマックスプロプラスにはもちろん冷却ガスが搭載されています。

痛みを感じたら伝える

医師

これは非常に大切なことですが、痛みを我慢しすぎる患者さまが多すぎます。「先生に迷惑をかけたくない」とおっしゃる方もいますが、遠慮は全く必要ありません。

痛みの程度を10段階で教えていただければ、出力や冷却時間を細かく調整できます。「今のは8くらいでした」「さっきより楽になりました」など、率直に教えてください。
痛みの種類も重要な情報です。「ピリピリする」「ズキズキする」「焼けるような感じ」など、具体的に表現していただくと、より適切な対応ができます。
我慢しすぎると体に力が入って、かえって痛みが強くなることもあります。リラックスして施術を受けるためにも、遠慮なくお声がけください。

鼻下の髭脱毛を検討する際のポイント

医師

最後に鼻下のヒゲ脱毛を検討する際のポイントを紹介させていただきます。

脱毛機の種類が選べるクリニックを選ぶ

脱毛機の種類が選べるクリニックを選ぶ

鼻下脱毛で一番大切なのは、患者さま一人ひとりに合った脱毛機を選ぶことです。「うちはこの機械しかありません」というクリニックより、複数の選択肢があるところの方が安心です。
毛質や肌質は本当に人それぞれです。色白で毛が濃い方、日焼けしている方、敏感肌の方など、それぞれに適した脱毛機があります。また、脱毛の進行具合によっても、使い分けることがあります。
カウンセリングの時に「どんな脱毛機がありますか?」「私の場合はどれが良いですか?」と遠慮なく質問してください。きちんと説明してくれるクリニックなら信頼できます。

施術者の技術力をチェックする

施術者の技術力をチェックする

鼻下脱毛は、施術者の技術によって仕上がりに大きな差が出る部位です。
同じ機械を使っても、経験豊富なスタッフとそうでないスタッフでは効果に違いが生じます。カウンセリングの際には「鼻下脱毛の経験はどのくらいありますか?」と質問してみてください。具体的な症例数や施術年数をしっかり説明してくれるクリニックは信頼できると言えるでしょう。

また、実際の施術では、痛みの確認をこまめに行ってくれる、照射漏れがないよう丁寧に施術してくれる、アフターケアについて詳しく説明してくれるといった点も重要な判断材料です。さらに、口コミを参考にすることで、実際に施術を受けた方のリアルな声を知ることができるのでおすすめです。

無理のないペースで通う

無理のないペースで通う

鼻下脱毛は長期戦です。
焦って短い間隔で通っても、効果は上がりません。毛の生え変わりのサイクルに合わせて、6〜8週間間隔で通うのがベストです。
「早く終わらせたいので、もっと頻繁に通えませんか?」という質問もよく受けますが、間隔を短くしても意味がないどころか、肌にダメージを与えてしまう可能性があります。
また、仕事や学業のスケジュールも考慮して、無理のない計画を立てることが大切です。「忙しくて通えなくなった」という理由で中断してしまうのは、とてももったいないことです。
季節も考慮に入れてください。夏は紫外線が強いので、脱毛後のケアが大変です。秋から春にかけて脱毛を完了させるスケジュールがお勧めです。

関連記事:医療脱毛の間隔はどれくらい?部位別の最適な期間を解説

ヒゲ脱毛の効果を求めるならハートライフクリニックへ

Point

1

肌質・毛質に合わせて使い分け

お一人おひとりに合わせた医療脱毛

医療脱毛機器

さきほどお伝えしたようにヒゲ脱毛の効果を最大限に引き出すには、毛質や体質に合わせて最適な脱毛機器やレーザーの種類を使い分ける必要があります。
当院では、この個人差に対応するため、医師や看護師が患者さまの毛質や脱毛部位に応じて複数の脱毛機器を使い分けています
特に、当院で取り扱っている、最新の医療脱毛機器「ジェントルマックスプロプラス」は、浜松で導入しているクリニックは浜松市内でも4院しかなく、少ない回数で効果を発揮することが期待できます。

Point

2

開院19年と肌治療64,000件

口コミ評価4.6以上

口コミ評価4.36以上

当院では、開業から19年間にわたり医療脱毛を提供し、これまでに64,000件以上の肌治療実績を積み重ねてまいりました。その経験を活かし、患者さま一人ひとりの肌質や毛質を丁寧に診断し、最適な施術を行っています。また、多くの患者さまから高い評価をいただき、Googleの口コミ評価では2025年5月19日時点で4.36以上の評価をいただいております。

今月限定プラン

ヒゲ脱毛

ヒゲ脱毛 3回

17,000

円(税込)

まとめ

鼻下の髭が他の部位と比べて抜けにくいのは、毛根が深く毛が太い、毛周期のタイミングが合わない、脱毛機の出力が弱いという3つの主要な理由があることが分かりました。これらの特徴を理解することで、なぜ鼻下脱毛に時間がかかるのかが明確になり、不安も解消されるはずです。
効果的な脱毛方法としては、ヤグレーザー脱毛が最も推奨されます。深い毛根にも届く長い波長を持ち、頑固な髭に対して高い効果を発揮しますが、痛みが強いという特徴があります。この痛みに対しては、麻酔クリームの使用、冷却ジェルでの冷却、そして痛みを感じた際の適切なコミュニケーションという3つの対策が有効です。
ニードル脱毛は最も確実性の高い方法として、レーザー脱毛で効果が得られなかった場合の選択肢として考慮する価値があります。
クリニック選びにおいては、複数の脱毛機を用意している医療機関を選ぶこと、施術者の技術力を重視すること、そして無理のないペースで通院できる環境を整えることが重要です。これらのポイントを押さえることで、安全かつ効果的な鼻下脱毛が実現できます。
鼻下脱毛は確かに時間がかかり、他の部位と比べて困難な部位です。しかし、適切な知識を持ち、正しい方法で取り組むことで、必ず理想的な結果を得ることができます。

このページの監修医師

ハートライフクリニック院長 渡邊雅人

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ポリフトXC認定医

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