50代のニキビはなぜできる?原因・酒さとの違い・対処法を解説 – ハートライフクリニック(静岡県浜松市の美容皮膚科・美容外科)

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50代のニキビはなぜできる?原因・酒さとの違い・対処法を解説

50代のニキビはなぜできる?原因・酒さとの違い・対処法を解説

「若い頃はニキビなんてほとんどできなかったのに、50代になってあごや口周りに繰り返しできる」——そんな変化に戸惑っていませんか。さらに、顔の赤みやぶつぶつは、ニキビではなく酒さ(しゅさ)という別の皮膚疾患である場合もあります。そこで今回は、50代のニキビと酒さの見分け方、肌に合ったセルフケア、皮膚科を受診する目安までを解説します。今のケアが本当に合っているのか、まずは原因から確認しましょう。

執筆者

土屋 皓大

ハートライフクリニック院長

主な資格等

日本形成外科学会認定専門医/日本医師会認定産業医/乳房インプラント責任医師/臨床研修指導医/臨床研修指導医/日本形成外科学会/日本形成外科学会(JSAPS)/日本美容皮膚科学会/日本創傷外科学会/日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会

略歴

2019年に新潟大学医学部医学科を卒業後、石巻赤十字病院で初期研修を修了。
神戸大学医学部附属病院、神鋼記念病院、聖隷三方原病院の形成外科で研鑽を積み、2026年4月よりハートライフクリニック院長に就任。形成外科専門医として、目周りの施術や美肌治療を得意とし、正直で誠実な説明、自然で無理のない仕上がりを大切に診療を行っています。

一言

ニキビのお悩みは、見た目だけでなく気持ちにも大きく影響するものです。
ハートライフクリニックでは、患者さま一人ひとりの肌状態や生活背景、不安なお気持ちに丁寧に向き合いながら、無理のない治療をご提案しています。症状を一時的に抑えるだけでなく、繰り返しにくい肌づくりを目指し、納得して治療を受けていただけるよう、わかりやすい説明と誠実な診療を大切にしています。
>ニキビ治療について詳しくはこちら

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50代のニキビの特徴

50代のニキビは、思春期ニキビとは原因や現れ方が異なります。
乾燥やホルモンバランスの変化、生活習慣など複数の要因が関わるため、肌の状態に合わせた対策が必要です。まずは思春期ニキビとの違いや、50代にニキビができやすい部位について確認していきましょう。

大人ニキビと思春期ニキビの違い

思春期ニキビと大人ニキビの違いを知って正しく対策する

思春期ニキビと50代のニキビでは、原因そのものが異なります。思春期ニキビは皮脂の過剰な分泌が主な原因ですが、大人ニキビは乾燥やホルモンバランスの変化、生活習慣の乱れなど、複数の要因が重なって起こります。

50代でニキビができる原因は?

50代で特にニキビができる原因

画像のように、50代では、更年期に伴う女性ホルモン(エストロゲン)の減少が、ニキビを引き起こす要因の一つです
エストロゲンには肌のうるおいを保ち、皮脂の分泌を整える働きがあります。しかし、更年期でエストロゲンが減少すると、肌は乾燥しやすくなる一方、皮脂の分泌を促す男性ホルモン(アンドロゲン)の影響を受けやすくなります。その結果、乾燥しているのに皮脂が増えて毛穴が詰まりやすくなり、ニキビができやすい状態になります。50代のニキビ対策では、皮脂を落としすぎず、保湿をしながら肌のバリア機能を整えることが大切です。次の項目では、50代でできやすいニキビの部位を解説します。

ニキビができやすい部位

思春期ニキビと大人ニキビの違いは?

50代のニキビは、あご・口周り・フェイスラインなどのUゾーンにできやすい傾向があります。これは、先ほど説明させていただいた更年期に伴うホルモンバランスの変化の影響を受けやすい部位だからです。
Uゾーンはもともと皮脂腺が多く、皮脂と古い角質が毛穴にたまりやすいため、ニキビができやすくなります。また、皮脂の分泌が多い背中や胸にもニキビが現れることがあり、顔以外の症状にも注意が必要です。

50代のニキビと酒さの違い

50代の顔にできる赤みやぶつぶつは、ニキビだけでなく酒さの可能性もあります。
酒さは見た目がニキビと似ていますが、原因や適した治療法が異なるため、自己判断でニキビケアを続けると症状が改善しにくいことがあります。50代のニキビ対策を始める前に、まずはニキビと酒さの違いを理解し、見分けるポイントを確認しましょう。

ニキビと酒さを見分けるポイント

ニキビと酒さを見分けるポイント

ニキビと酒さを見分けるポイントは、毛穴詰まりの有無です。
ニキビでは白ニキビや黒ニキビなどの毛穴詰まりが見られます。
一方、酒さでは毛穴詰まりはほとんど見られず、鼻や頬を中心に赤みが2~4週間以上続くのが特徴です。
50代では、更年期に伴うホルモンバランスの変化などをきっかけに酒さを発症する方もいます。毛穴詰まりがあるか、赤みが長く続いているかを確認することが、ニキビと酒さを見分けるポイントです。

酒さを疑う主な症状

酒さを疑う主な症状

酒さは、顔の赤みが続き、日常生活の刺激で悪化しやすいことが特徴です。
入浴や飲酒、辛い食べ物、暑い場所などで顔のほてりや赤みが強くなる場合は、酒さが疑われます。
また、ヒリヒリとした刺激感やほてり、頬や鼻に細い血管が浮き出る、目の充血や異物感を伴うこともあります。ニキビのようなぶつぶつがあっても、毛穴詰まりが目立たず、こうした症状を繰り返す場合は酒さの可能性があります。複数の症状に当てはまる場合は、自己判断せず皮膚科を受診して診断を受けましょう

50代のニキビへの対処法

50代のニキビは、原因に合わせたセルフケアを行うことが改善への近道です。これまで見てきたように、50代のニキビは更年期に伴うホルモンバランスの変化や乾燥などが複雑に関係しており、若い頃と同じケアでは改善しにくい場合があります。そのため、原因に合った洗顔や保湿、化粧品選び、生活習慣の見直しを行い、肌への負担を減らすことが大切です。下記より対処法のポイントをご紹介します。

洗顔と保湿を見直す

優しい洗顔と保湿

50代のニキビ対策は、「皮脂を落とす」より「乾燥を防ぐ」ことがポイントです。
50代では、更年期に伴うホルモンバランスの変化により、肌が乾燥しやすくなる一方で皮脂バランスも乱れやすくなります。
そのため、洗浄力の強い洗顔料で皮脂を落としすぎると、肌の乾燥が進み、かえってニキビが悪化することがあります。
洗顔は1日2回を目安に、アミノ酸系など洗浄力が穏やかな洗顔料をしっかり泡立て、こすらずやさしく洗いましょう。洗顔後は、セラミドやヒアルロン酸など保湿成分を配合した化粧水で水分を補い、乳液やクリームでうるおいを閉じ込めることが大切です。反対に、ゴシゴシ洗いや保湿を省く習慣は避けましょう。洗顔の仕方について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

■患者さまの声
若い頃からニキビができると、皮脂をしっかり落とす洗顔を続けていました。しかし50代になってからは同じケアでは改善せず、洗顔後のつっぱりや赤みまで気になるようになりました。『年齢を重ねてもニキビは皮脂が原因』と思い込んでいましたが、更年期によるホルモンバランスの変化や乾燥も関係していると知り、保湿を重視したスキンケアに変更しました。すると肌荒れを繰り返すことが減り、以前よりニキビができにくくなりました。
50代・女性

関連記事:ニキビのスキンケアの正しい方法とは|皮膚科医が教える治療・成分・生活習慣の全知識

化粧品やメイク用品を見直す

化粧品やメイク用品を見直す

50代のニキビ対策では、肌への刺激が少なく、自分の肌状態に合った化粧品やメイク用品を選ぶことが大切です。
50代では、更年期に伴うホルモンバランスの変化によって肌のバリア機能が低下し、刺激を受けやすくなります。
そのため、化粧品は低刺激性やノンコメドジェニックテスト済み※の製品を選ぶと安心です。どの製品が合うか迷う場合は、VISIAなどの肌診断機で毛穴の詰まりや皮脂量、赤みの状態を確認し、現在の肌状態に合わせて選ぶ方法もあります。
一方、厚塗りメイクや落ちにくい化粧品、アルコールや香料を多く含む刺激の強い製品は、肌への負担となるため避けましょう。VISIAについて詳しくは関連ページをご覧ください。

※ノンコメドジェニックテスト済み:毛穴が詰まりにくいことを確認する試験を実施した製品。

■患者さまの声
VISIAによる肌診断を受けたところ、自分では気づいていなかった毛穴の詰まりと乾燥の両方が同時に起きていることが分かりました。原因が分かってからは、闇雲に市販品を試すことがなくなり、少しずつ肌の調子が落ち着いてきています。
50代・女性

関連ページ:VISIAとは?

紫外線や肌への刺激を避ける

日焼けや摩擦を避ける

50代のニキビ対策では、紫外線と肌への刺激をできるだけ避けることが大切です。
紫外線はニキビの炎症後に色素沈着を起こしやすくするため、外出時はSPF30~50程度の日焼け止めを使用し、帽子や日傘も活用しましょう。
また、肌への摩擦もニキビを悪化させる原因になります。洗顔やスキンケアでは強くこすらず、タオルは軽く押さえるように水分を拭き取ることがポイントです。
さらに、マスクによる摩擦やニキビを触ったりつぶしたりする習慣、スクラブ入り洗顔料の使い過ぎも刺激になるため避けましょう。毎日の刺激を減らすことが、肌を健やかに保つことにつながります。紫外線がニキビに与える影響について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:日焼けとニキビの関係って?紫外線が与える影響と効果的な対策法

睡眠や食生活を整える

生活習慣の改善

50代のニキビ対策では、質の良い睡眠と栄養バランスの整った食事を意識することが大切です。
睡眠不足や偏った食生活が続くと、肌の生まれ変わりや皮脂バランスが乱れ、ニキビが改善しにくくなります。
食事では、肌の材料となるたんぱく質に加え、ビタミンB群やビタミンC、鉄分などをバランスよく摂取しましょう。忙しい日は、コンビニでもサラダチキンやゆで卵、納豆、ヨーグルトなどを組み合わせることで、不足しやすい栄養素を補えます。
また、1日7~8時間の睡眠時間の確保と合わせて、毎日できるだけ同じ時間に就寝・起床する習慣を意識すると、生活リズムも整えやすくなります。詳しいニキビに良い食事については以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビに良い食べ物とは?控えたい食品も解説

ストレスをためないようにする

ストレスケアと運動で代謝を高める

50代のニキビ対策では、ストレスをため込まない生活を意識することも大切です。
強いストレスが続くと、自律神経が乱れ、皮脂分泌や肌の炎症に影響を与え、ニキビが悪化しやすくなることがあります。
そのため、日頃からストレスを上手に発散する習慣を取り入れましょう。例えば、軽いウォーキングやストレッチ、38~40℃程度の湯船にゆっくり浸かること、寝る前はスマートフォンを見る時間を減らして心身をリラックスさせることがおすすめです。無理に特別なことを始めるのではなく、自分が続けやすい方法を習慣にすることがポイントです。ストレスが与えるニキビへの影響について詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ストレスとニキビの関係とは?原因と治し方を解説

皮膚科を受診する目安

50代のニキビは、受診が必要なタイミングを見極めることも大切です。
セルフケアで改善しない場合や、赤みや痛みなど炎症が強い場合は、市販薬だけで様子を見続けず皮膚科へ相談しましょう。ここでは、受診を検討する目安を紹介します。

セルフケアで改善しない場合

セルフケアで改善しにくい場合の対応

セルフケアを1か月程度続けても改善しない場合は、皮膚科を受診しましょう。
50代のニキビは、更年期に伴うホルモンバランスの変化や乾燥、生活習慣など複数の要因が関係するため、市販薬やスキンケアだけでは改善しにくいことがあります
また、一度治っても同じ場所に繰り返しできる場合は、原因に合った治療が必要な可能性があります。自己判断で対処を続けるよりも、早めに皮膚科で診断を受けることが改善への近道です。

赤みや痛みが強い場合

ニキビビフォー

画像のように、強い赤みや腫れ、痛み、膿を伴うニキビがある場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
炎症が強いニキビはセルフケアだけでは改善しにくく、適切な治療が必要になることがあります。
また、赤みや痛みが徐々に強くなる場合や、発熱を伴う場合、同じ部位が繰り返し腫れる場合も受診の目安です。自己判断でニキビをつぶしたり、市販薬だけで様子を見続けたりせず、症状が強いと感じた時点で皮膚科へ相談しましょう。

皮膚科・美容皮膚科で受けられる治療

セルフケアで改善しない50代のニキビは、皮膚科や美容皮膚科で原因に合わせた治療を受けることが大切です。
ニキビは症状や炎症の程度によって適した治療が異なり、自己判断では改善しにくい場合もあります。ここでは、50代のニキビや酒さに対して行われる主な治療法を紹介します。

外用薬や内服薬によるニキビ治療

皮膚科(保険診療)

痛みや腫れを伴うニキビは、まず保険診療による外用薬や内服薬で炎症を抑えることが基本です。
皮膚科では、毛穴詰まりを改善する外用薬や、炎症が強い場合には抗菌薬などの内服薬を組み合わせ、症状に応じて治療を行います。
一方で、保険診療は現在起きている炎症やニキビを改善することが主な目的です。そのため、ニキビ跡や毛穴の開き、肌質まで改善したい場合は、美容皮膚科でピーリングなどの施術や自由診療の治療が必要になります。症状だけでなく、目指したい肌の状態に合わせて治療を選ぶことが大切です。保険診療と美容皮膚科のどちらを選ぶべきかについて詳しくは以前投稿した関連記事をご覧ください。

関連記事:ニキビ治療で保険適用外になるのは?自費治療との違いを解説

ピーリングなどによるニキビ治療

美容皮膚科は「美肌改善」目的

美容皮膚科では、今あるニキビを改善するだけでなく、ニキビを繰り返しにくい肌環境を目指した治療を行います。
ピーリングは古い角質や毛穴の詰まりを取り除き、肌のターンオーバーを整えることで、新しいニキビができにくい状態へ導く治療です。さらに、ニキビ跡や毛穴の開き、色素沈着など、一人ひとりの肌悩みに合わせて施術を組み合わせられることも美容皮膚科の特徴です。当院では、施術前にVISIAによる肌診断を行い、毛穴の詰まりや皮脂量、赤みなどを確認したうえで、現在の肌状態に合わせた治療プランをご提案しています。

酒さと診断された場合の治療

酒さと診断された場合の治療

酒さと診断された場合は、まず皮膚科で保険診療による治療を受けることが基本です。
症状に応じて、炎症を抑える外用薬や内服薬が処方され、2022年には酒さ治療薬であるメトロニダゾール外用薬も保険適用となりました。
一方、治療後も毛細血管の広がりによる赤みが目立つ場合は、レーザーやIPL(光治療)など美容皮膚科で行う自由診療が必要になります。患者さまの中には保険診療で炎症をコントロールし、見た目の赤みまで改善したい場合に美容皮膚科の治療を組み合わせるという方は少なくありません。まずは正確な診断を受け、自分の症状に合った治療を選ぶことが大切です。

まずは無料カウンセリング

VISIA

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくニキビやお肌の状態をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

まとめ

50代のニキビには、乾燥・ホルモンバランス・生活習慣という複数の要因が関わっています。顔の赤みが酒さである可能性も踏まえ、まずは自己判断でケアを続けるのではなく、ご自身の肌が今どのような状態にあるのかを確認することが、改善への最短ルートです。当院ではVISIAによる肌診断をもとに、お一人おひとりの肌状態に合わせたカウンセリングを行っています。繰り返すニキビや赤みが気になる方は、お気軽にご相談ください。

このページの監修医師

土屋先生

記事医師監修
土屋 皓大
ハートライフクリニック院長

・日本形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・乳房インプラント責任医師
・臨床研修指導医
・日本形成外科学会
・日本形成外科学会(JSAPS)
・日本美容皮膚科学会
・日本創傷外科学会
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会

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