トップページ 新着情報 まぶたのシミ取りはどうする?原因・治療法・注意点まで詳しく解説

まぶたのシミ取りはどうする?原因・治療法・注意点まで詳しく解説

まぶたのシミ取りはどうする?原因・治療法・注意点まで詳しく解説

先日カウンセリングで、「まぶたにできたシミは消せるのか?」というご質問をいただきました。多くの方が「安全に治療できるのか」「失敗が怖い」という不安を持たれていると思います。そこで今回は、まぶたのシミの安全な治療方法について解説します。

まぶたのシミは専門治療で安全に取れる?

まぶたのシミは専門治療で安全に取れる?

結論、まぶたのシミは、美容皮膚科などで専門的に治療することで安全に取り除くことができます
まぶたの皮膚は非常に薄くデリケートなため、セルフケアでは刺激や炎症のリスクが高いです。医師による適切な診断と保護・最新機器を使用することで、痛みやダウンタイムも抑えられ安全に効果を得ることができます。

セルフケアでは限界がある理由

専門的な治療を選ぶ理由

まぶたのシミは色素が皮膚の深い層にまで達しているため、市販のクリームやマッサージだけでの改善は難しいです。表面のケアのみではシミを完全に消せず、逆に誤った方法でこすると炎症を起こし、色素沈着が悪化するリスクもあります。例えば、強い刺激のクリームの長期使用で肌が赤くなったり、かえってシミが濃くなるケースも報告されています。特にまぶたの皮膚は薄くデリケートなため、自己判断でのセルフケアは注意が必要です。

医師の診断で原因と種類を見極める重要性

メンテナンス

まぶたのシミには、肝斑やそばかす、老人性色素斑など複数の種類があり、見た目だけでの判断は難しく、シミの種類が異なる治療を行うと改善されないばかりか、悪化させてしまいます。そのため、経験のあるクリニックの医師の診断を行いシミの種類を見極めることが重要です。
また、肌診断機器などを用いてシミの種類の判別を行えるクリニックですと、より精密に判断ができます。

まぶたのシミができる主な原因

まぶたのシミは主に3つの原因に分けられます。1つ目は「紫外線と摩擦」、2つ目は「ホルモン変化や加齢」、3つ目は「刺激」です。
これらが複合的に影響し、シミができることが多いです。具体的な内容は次から詳しく説明します。

1.紫外線と摩擦

紫外線と摩擦

1つ目の原因は紫外線や摩擦です。
紫外線や摩擦によって、メラニンが過剰に生成されることがシミの原因となります。紫外線の刺激はメラノサイトを活性化し、多くのメラニンを作り出します。また、目をこするなどの摩擦も肌に刺激を与え、メラニンの過剰生成を促進します。これらの刺激が続くと、メラニンが蓄積しやすくなり、シミやそばかすとして肌に現れやすくなります。
そのため、紫外線対策や肌への刺激を避けることが、シミ予防の基本となります。

関連記事:日焼けが招くシミの原因と予防・改善法|紫外線対策から治療まで徹底解説

2.ホルモン変化や加齢

加齢によるターンオーバーの低下

2つ目の原因は、女性ホルモンの変動や加齢により肌のターンオーバーが遅くなることが、まぶたのシミ形成に関係します。
例えば、更年期になるとエストロゲンが減少し、新しい肌細胞の生まれ変わりが鈍くなります。そのためメラニンが肌に残りやすくなり、シミができやすくなります。また、妊娠中やホルモンバランスの乱れでもシミが濃くなりやすい傾向があります。これが加齢後のシミ増加の一因です。

関連記事:シミは何歳から?20代・30代・40代・50代シミのなぜを解説

刺激

刺激

3つ目の原因は、クレンジングやアイメイク時の物理的な刺激、アレルギーや炎症後にできる色素沈着が原因のものです。
例えば、強くこすったり洗いすぎたりすることで肌に炎症が起き、メラニンが過剰に作られます。日常の小さな刺激が積み重なると色素沈着が進み、シミとして現れやすくなります。まぶたの皮膚は特に薄くデリケートなので、やさしいケアが大切です。

関連記事:シミができやすい人の特徴と原因|今日からできる予防と改善方法

【ポイント】
まぶたのシミをつくらないよう原因を避けることは大切ですが、すでにできてしまったシミを改善したい場合は、美容皮膚科での治療が必要です。以下では、クリニックで受けられるまぶたのシミ治療についてご紹介します。

クリニックで行うまぶたのシミ取り治療

美容皮膚科では、まぶたのシミに対して主に「レーザー治療」「光治療」「内服薬・外用薬」の3つの治療方法がございます。それぞれの治療には特徴や注意点があり、肌の状態やシミの種類によって適した方法を選ぶことが重要です。

レーザー治療

シミの種類特におすすめ:濃いシミ(老人性色素斑)、適用:そばかす、肝斑
レーザー治療

レーザー治療でも局所的なまぶたのシミに一番適しているのがピコレーザーです
ピコレーザーは非常に短いパルス幅でメラニン色素を細かく砕き、シミの改善を図る治療法です。シミの深さや種類に応じて照射を調整できるため、まぶたのように薄くデリケートな部分にも安全に使用できます。特に、老人性色素斑のような濃いシミや肝斑、そばかす、など幅広く効果があります。レーザーから目を守るための保護措置も行うことで、痛みやダウンタイムを抑えながら治療ができます。

関連記事:ピコレーザーとは?

光治療(ライムライト)

ライムライト

ライムライトは、広範囲の薄いまぶたのシミに適した治療です。
ライムライトは、肌のくすみや薄いシミ、そばかすなどさまざまな肌トラブルに対して効果的な光治療で、肌の深層に熱を加えることで、メラニンを分解し、シミや色素沈着を薄くします。また、赤ら顔や毛穴の開き、肌のキメの乱れも改善し、全体的に肌の明るさと弾力を取り戻す効果があります。刺激はレーザーより穏やかで、肌に優しいためダウンタイムはほとんどないのも特徴です。

関連記事:ライムライトとは?

内服薬・外用薬

内服薬と外用薬は、肝斑の症状が強くレーザー治療が難しい場合や、より効果的に治療を進めるための補助的な治療方法です。
内服薬ではトラネキサム酸が特に効果的で、メラニンの過剰生成を抑え、肝斑や炎症後の色素沈着に有効とされています。外用薬にはハイドロキノンやレチノイン酸が使われ、メラニン生成の抑制や肌のターンオーバー促進によってシミを薄くします。これらを継続して使用することで、肌の色調が改善しシミが目立ちにくくなることが期待できます。

関連記事:シミ治療に効く?ハイドロキノンの効果・使い方・副作用まで徹底解説

痛み・ダウンタイム

レーザー治療(ピコレーザー)は、治療中にチリチリとした軽い痛みを感じることがありますが、麻酔クリームを使うほどではありません。ピコレーザーの場合は治療後は赤みやかさぶたが約1週間前後続き、その間患部を擦らなければメイクも翌日から大丈夫です。
一方、ライムライトは光治療の一種で刺激が穏やかで、痛みはほとんど感じません。赤みも軽度で、施術後すぐにメイクが可能です。

費用・通院回数の目安

まぶたのシミ取りにかかる費用は1回あたり約1万円〜5万円が一般的で、シミの大きさや範囲によって変動します。
ピコレーザーの場合、スポット治療は1箇所1万円台から受けられ、顔全体の治療は2万円〜数十万円になることもあります。通院回数はシミの状態により異なりますが、通常3〜5回程度が目安となります。

関連記事:シミ取りの正しい方法|原因・治療・予防を徹底解説

まずは無料カウンセリング

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当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくシミの種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

まぶたのシミを予防する日常ケア

まぶたのシミを予防するには、原因となる「紫外線対策」、「適切なスキンケア」、そして「摩擦を避けること」が非常に重要です。これらの日常ケアを徹底することで、シミの再発や新たなシミの形成を防ぐことができます。具体的な対策については、下記より詳しく説明します。

日焼け止めとスキンケアの基本

紫外線対策の徹底

まぶたには日焼け止めや物理的に紫外線を遮断する対策が有効的です。日焼け止めは2〜3時間ごとに塗り直すこともポイントで、低刺激で目にしみにくいものを選ぶことが大切です。
具体的には、紫外線吸収剤フリーやアルコールフリーの製品がおすすめで、敏感肌向けの表示があるものを選びましょう。SPFは20〜30程度、PAは++以上が日常使いに適しています。また、保湿は乾燥を防ぎ、バリア機能を維持するために重要で、朝晩の保湿ケアを欠かさず行い、刺激を避けるやさしい手の動きで顔全体をケアしましょう。

摩擦を減らす洗顔とメイクの工夫

摩擦を減らす洗顔とメイクの工夫

摩擦を減らす洗顔とメイクの工夫としては、まず泡で優しく洗うことが大切です。
洗顔料はよく泡立てて、泡のクッションを作り、指の腹で優しく押し当てるように肌を洗います。強くこすらず、目元やまぶたは軽い力で丁寧に洗うことが重要です。クレンジングも同様に、力を入れすぎず、専用の泡タイプや泡立てネットを使って泡をしっかり作ると、摩擦が軽減されます。化粧直しの際も、コットンで優しく拭き取り、肌への負担を抑える工夫をしましょう。

治療後の再発を防ぐためのポイント

治療後の肌は非常に敏感な状態にあるため、再発を防ぐための適切なアフターケアが重要です。ポイントは「保湿」と「紫外線対策」、「定期的な経過観察」です。下記より詳しく解説します。

保湿と紫外線対策を徹底する

治療後のデリケートな肌を守るためには、保湿剤と日焼け止めの正しい使用が欠かせません。
保湿は洗顔後すぐに化粧水で水分を補給し、その後乳液やクリームでしっかり蓋をして乾燥を防ぐのがポイントです。日焼け止めは低刺激で肌にやさしいものを選び、外出前には必ず塗布し、2〜3時間おきに塗り直しましょう。適切なケアで乾燥や紫外線による炎症を防ぎ、肌の回復を促進することでシミの再発を防ぐことができます。

関連記事:シミ取り後のアフターケアの重要性

定期的なメンテナンスで色素沈着を防ぐ

レーザー治療後の再発や色素沈着を防ぐためには、定期的な経過観察と必要に応じた追加照射が重要です。
治療後も医師による定期観察をしてくれるクリニックを探し、肌の状態を細かくチェックしすることで早期にトラブルの兆候を捉えて再発リスクを減らすことができます。特に肌診断機器を用いて視覚的に状態を確認できるクリニックがおすすめで、客観的なデータをもとに最適な治療計画を立てられます。

関連記事:シミ取りで後悔しないために|失敗例・悪化の原因・正しい治療と対策を徹底解説

まずは無料カウンセリング

VISIAを使用したカウンセリング

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。ただ治療するのではなく、シミをしっかり無くすために経過観察も最新肌診断機器を活用し、シミの状態をしっかりチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

まとめ

まぶたのシミは、紫外線や摩擦、ホルモン変化、加齢などさまざまな原因で発生し、セルフケアのみでは改善が難しいことがあります。専門の医師による正しい診断のもと、ピコレーザーやライムライトによるレーザー・光治療、内服薬や外用薬を組み合わせた治療が効果的です。治療時の痛みやダウンタイムは軽度で、治療後は十分な保湿と日焼け止めによる紫外線対策が重要です。摩擦を避ける洗顔やメイク方法もシミ予防に役立ちます。再発防止には定期的なメンテナンスと医師のフォローアップが不可欠で、肌診断機器による視覚化が可能なクリニックでの管理がおすすめです。これらを継続的に行うことで、まぶたのシミ改善と予防が可能になります。

このページの監修医師

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医

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