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シミは何歳から?20代・30代・40代・50代シミのなぜを解説

日々カウンセリングで「シミは何歳からできるの?」「この症状は本当にシミなの?」「治療を始めるのはまだ早いのでは?」といったご相談を多くいただきます。 私がカウンセリングではいつもお話させていただくのは、「シミは年齢によって現れやすい種類が異なるため、対策に“早すぎる”ということはない」とお伝えしています。 そこで、今回は、シミができ始める年齢の目安や、年代ごとのシミの特徴について詳しく解説いたします。

シミは何歳からできる?

シミは何歳からできる?

シミは年齢に関係なく発症することがあります
早い方では10代から現れることもあれば、50代以降に目立ってくる場合もあります。
シミの種類ごとに原因や発症のメカニズムが異なり、年代によって表れやすいタイプも違います。そのため、年代ごとの特徴を知り、早めに対策や治療を行うことが重要です。共通して言えるのは、早期にケアを始めるほど将来的なシミの発症リスクを減らせるという点です。

年齢別シミの特徴は?

加齢によるターンオーバーの低下

シミの形成には、肌のターンオーバー(新陳代謝)の働きが大きく関わっています。健康な肌では約28日周期で細胞が生まれ変わり、メラニンも自然と排出されます。しかし、年齢を重ねるにつれてこのサイクルが遅くなり、肌にメラニンが蓄積しやすくなるため、シミが濃くなったり増えたりしやすくなります。
一方で、若いうちからシミが現れる場合もあり、これは紫外線の影響やホルモンバランス、炎症後の色素沈着など、シミの種類や原因によって特徴が異なります。つまり、年齢に関係なく、肌の状態や生活環境に応じたケアを早めに行うことが大切です。そこで下記より年齢別のシミの特徴をご紹介いたします。

20代のシミ

炎症後色素沈着の発症メカニズムと予防のポイント

20代では「まだシミは関係ない」と思われがちですが、実はこの年代からシミが現れる方も少なくありません。
原因として多いのが、ニキビや炎症後に残る色素沈着、そして遺伝的要因などによって生じるそばかすです。紫外線を浴びる機会が多い生活習慣もこれらを悪化させる一因となります。

そばかすや色素沈着の特徴

20代は肌の代謝がまだ活発な一方で、紫外線を浴びる機会や生活の不規則さが重なり、シミの原因が蓄積しやすい時期です。
遺伝的にそばかすが出やすい方は、紫外線刺激によってさらに濃くなりやすく、春夏に特に目立ちやすくなります。また、ニキビや肌荒れを繰り返すことで炎症後の色素沈着が残りやすく、睡眠不足やストレスによる代謝の乱れがそれを助長します。つまり、20代だからこそ早めのケアが重要です。

30代からシミが気になる方が多い

肝斑ビフォー

30代になると、急にシミが気になり始める方が増えてきます。この年代では、ホルモンバランスの変化によってメラニンの分泌が活発になり、頬のあたりに肝斑が現れやすくなります。また、ストレスや生活リズムの乱れも影響し、ニキビや炎症が治った後に色素沈着として跡が残るケースも多いです。肌の回復力が徐々に低下し始める時期だからこそ、早めのケアがポイントです。

炎症後色素沈着や肝斑

30代では、肌の代謝がゆるやかになることで、炎症後の色素沈着や肝斑が目立ちやすくなります。ニキビや摩擦などの刺激によってメラニンが過剰に作られ、それが排出されにくくなるため跡が残りやすくなります。また、妊娠・出産やストレス、睡眠不足などによるホルモンバランスの変動が、肝斑の発症を後押しすることもあります。こうした要因が重なり、30代から悩む方が増えています。

40代はシミが濃くなる時期

老人性色素斑(日光性色素斑)の特徴と発症パターン

40代になると、これまでに蓄積された紫外線ダメージや日常の刺激が表面化し、シミが濃く感じられるようになります
特に、肌のターンオーバーがさらに遅くなることで、メラニンが排出されにくくなり、老人性色素斑が定着・濃化しやすい時期です。また、ホルモンバランスの変化やストレスによって肝斑の色が濃くなることもあります。肌のシミが「常駐化」しやすい年代だからこそ、早期の治療とケアが重要です。

肝斑と老人性色素班

40代はホルモンバランスの変化や肌の老化が進むことで、肝斑や老人性色素班がより濃く・目立ちやすくなる年代です。特に女性の場合、更年期に向けたホルモンの大きな変動が肝斑の悪化を招きやすく、また肌のターンオーバーも遅くなるため、メラニンが肌深部に留まりやすくなってシミが濃く定着します。さらに、若い頃からの紫外線ダメージの蓄積が色素沈着を助長し、40代ならではの悩みとしてシミが常駐化する時期と言えます。早めの専門的なケアが重要です。

50代以降のシミは根深い

50代以降のシミは、長年の紫外線ダメージの蓄積により、メラニンが肌の奥深くまで入り込んで定着しているため、非常に根深いものが多いです。このため、表面だけでなく真皮層にも影響が及び、治療が難しくなることがあります。代表的なものに老人性色素斑があり、平たい濃い茶色のシミが多く見られます。さらに、老人性色素斑が盛り上がって厚みを持ちかさつく場合は、イボや脂漏性角化症と呼ばれる状態に進行することもあります。こうした変化は50代以降に特に顕著で、シミが深く根づきやすい年代だからこそ、継続的なケアと専門的な治療が必要とされます。

老人性色素班と盛り上がったシミ

老人性色素斑は、長年紫外線を浴び続けたことで肌の深層までメラニンが蓄積し、表皮のターンオーバーが低下して排出されにくくなることが主な原因です。加齢により新しい肌細胞の生まれ変わりが遅くなるため、シミが肌にとどまりやすく、濃くなります。また、盛り上がったシミは脂漏性角化症などの状態で、これは紫外線による細胞のダメージと加齢変化が重なり、肌の一部が厚く硬く変化した結果起こります。これらのシミは治りにくく目立ちやすいため、50代以降に悩む方が増えています。

シミの予防と対策【生活習慣編】

シミの予防と対策は年齢に関係なく非常に重要です。特に生活習慣の見直しと紫外線対策は効果的で、これによってシミの発生を防ぐだけでなく、早期のシミには改善も期待できます。

紫外線対策

紫外線対策の徹底

紫外線対策には日焼け止めを1日中しっかり塗ることが推奨されています。
紫外線はシミの最大の原因であり、肌の奥まで届いてメラニンを過剰に生成させます。特にUVAは一年中降り注ぎ、屋内や曇りの日でも肌に影響を与えるため、毎日の紫外線対策が欠かせません。
具体的な市販品としては、「アネッサ デイセラム」や「ラロッシュポゼ UVイデア XL」などを外出前には使用すると効果的です。
外出が多い日やレジャー時には「資生堂 サンケア エキスパート プロテクター50+」のような高SPFタイプを選び、こまめな塗り直しも大切です。帽子や日傘の併用も忘れずに行いましょう。

関連記事:日焼けが招くシミの原因と予防・改善法|紫外線対策から治療まで徹底解説

市販品によるホームケア

市販品によるホームケア

シミのホームケアには、市販の美白スキンケアを取り入れることが効果的です。比較的浅いシミや予防目的であれば、毎日のケアで十分に効果が期待できます。
特におすすめなのは、トラネキサム酸やビタミンCが配合されたものが効果的です。
例えば、速攻型ハイドロキノンを配合した「ビーグレン QuSomeホワイト2.0」や、トラネキサム酸とビタミンC誘導体を配合した「肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水」がおすすめです。全体的なくすみやそばかすの予防にも適しています。朝晩のケアに組み込み、紫外線対策と併用することで透明感のある肌を維持できます。

年齢に合わせたシミ治療

厳密に言えば、シミ治療は年齢によって方法を選ぶのではなく、シミの種類に応じて最適な治療法を選ぶことが大切です。
そのため、年齢に応じて発症しやすいシミの特徴を理解したうえで、それぞれに合った治療を行うことが理想的です。ここでは、各年代で目立ちやすいシミの症状をもとに、適した治療法をご紹介します。

20代のシミ治療

ライムライト

20代のシミは、そばかすや色素沈着が多く、ホームケアや生活習慣の改善である程度の治療効果が期待できます。ただし即効性は低く、あくまで予防がメインです。
そのため、肌を根本からきれいにしたい場合は美容クリニックの施術がおすすめです。特に「ライムライト」は、日本人の肌に特化した光治療で、広範囲にメラニンを破壊し、肌のターンオーバーを促進。薄いシミやそばかすに効果的で、肌全体の明るさとハリも向上させます。内服薬や外用薬を併用した総合ケアで、早期改善とシミの再発予防が期待できます。

関連記事:ライムライトとは?

30代・40代のシミ治療

30代・40代のシミ治療

30代・40代は炎症後色素沈着や老人性色素班、特に肝斑が強く現れやすい年代です。肝斑には内服薬外用薬でメラニンを抑えながら、ピコトーニングなどのレーザー施術を併用する治療がおすすめです。炎症後色素沈着は自然治癒が難しく、美容皮膚科でのレーザー治療や炎症抑制の内服薬が有効です。老人性色素班にはレーザー治療が即効性が高く、ピコスポットはダウンタイムが少なく、保護テープの貼付が不要な場合もあり、人気があります。総合的な治療で効果を高めましょう。

関連記事:様々なシミに効果的なピコレーザーとは?

50代以降のシミ治療

ケアシス

50代以降は老人性色素斑や盛り上がったシミが増え、根深いためホームケアだけでは改善が難しいです。これはシミが表皮だけでなく真皮層にも達しており、自己治癒が困難なためです。美容皮膚科でのレーザー治療が効果的で、特にピコレーザーはメラニンを選択的に破壊し、シミの排出を促します。ダウンタイムが少ないピコスポットも人気で、保護テープ不要の場合もあります。
内服薬やケアシスなどの導入治療でビタミンCを取り入れ、衰えたターンオーバーを促進することもおすすめです。

関連記事:ケアシスとは?

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当院は開院19年以来、64,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくシミの種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

年齢におけるシミのよくある質問

シミは何歳から増えるのか?

シミは30代から増え始めることが多いです。
その主な理由は、加齢により肌のターンオーバーが遅くなり、メラニン色素の排出が追いつかなくなるためです。20代までは約28日周期で新陳代謝が活発ですが、30代以降はその周期が延び、メラニンが肌に残りやすくなります。また、若い頃に浴びた紫外線ダメージが蓄積し、30代以降にシミとして顕在化することも要因です。さらに、ホルモンバランスの変化や生活習慣の乱れもシミの増加に影響します。これらの理由から30代以降は特にシミ対策が重要になります。

シミ取りは何歳から?

シミ取りレーザー治療(ピコスポット)は、一般的に20歳以上であれば施術が可能です。
これは肌の成長や治癒力が十分に備わっていることが理由で、未成年者の場合は成長過程で肌トラブルが起こりやすいため慎重に判断されます。ピコスポットは高出力のレーザーをピンポイントで照射し、濃いシミやそばかすを効果的に除去。痛みやダウンタイムも従来のレーザーより軽減されており、短期間で改善が期待できます。ただし施術には個人差があるため、カウンセリングで肌質やシミの状態を確認することが重要です。

10代でシミができるのはなぜ?

10代でできるシミの主なものは、遺伝的要素が強いそばかす(雀卵斑)です。
そばかすは頬や鼻に茶色く点々と現れ、幼少期から見られ、思春期に成長ホルモンや紫外線の影響で増える傾向があります。その他、ニキビの炎症後に起こる炎症後色素沈着も10代で見られます。10代は肌のターンオーバーが活発なため、メラニンは比較的排出されやすいものの、遺伝や紫外線、ホルモンバランスの影響でシミができることがあります。早期からの紫外線対策が重要です。

このページの監修医師

ハートライフクリニック院長 渡邊雅人

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医

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