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【写真付】ニキビの種類と見分け方を医師が徹底解説!

ニキビの種類と見分け方を医師が徹底解説!

当院には、毎日多くの方がニキビのお悩みでご相談にいらっしゃいます。
その中でも、「炎症が強くなってから来院した」という方がとても多いのが現状です。 実は、ニキビにはいくつかの段階があり、早い段階で適切に治療を行うことで、改善も早く、跡が残りにくくなります。 そこで、今回は、ニキビの種類を段階ごとに説明いたします。

ニキビの種類を見極めて早期ケアすることが最短の治療

ニキビは種類によって進行度や対処法が異なります。初期の段階で正しく見極めてケアすることが、治療を早め跡を残さない最短の道です。下記より、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビなどそれぞれの特徴と原因、そして段階ごとに取るべき適切なケア方法をご紹介します。

ニキビは進行段階で種類が変わる|見た目と痛みで見分けよう

ニキビは進行段階で種類が変わる|見た目と痛みで見分けよう

ニキビは、毛穴の詰まりから炎症、膿の形成まで、進行にあわせて白・黒・赤・黄・紫と変化します。色の違いだけでなく、痛みや腫れの程度も段階ごとに異なります。

段階見た目の特徴痛み腫れ状態の目安
白ニキビ(閉鎖面皰)皮膚の下に白いポツポツができるなしなし毛穴が皮脂で詰まり始めた初期段階
黒ニキビ(開放面皰)毛穴が開き、表面が黒っぽく見えるなしなし詰まった皮脂が酸化して黒く変色した状態
赤ニキビ(炎症性)周囲が赤く腫れたニキビ軽い痛みありありアクネ菌が増殖し、炎症が起きた状態
黄ニキビ(膿疱)先端が黄色く膿を持っている強い痛みあり明らかな腫れあり炎症が進行し、膿がたまった状態

初期では見た目の変化が少なくても、進行すると赤みや強い痛み、膿が出ることもあります。まずは自分のニキビがどの段階にあるかを見た目や痛みの出方で把握することが、適切なケアや早期治療につながります。各ニキビの種類ごとの特徴についてこの後、ご紹介いたします。

白ニキビ:皮脂詰まりが始まった初期段階

白ニキビ:皮脂詰まりが始まった初期段階

白ニキビは、毛穴に皮脂や古い角質がたまり始めた初期段階のニキビです。
見た目は小さな白いポツポツとして現れ、まだ炎症は起きていません。触ると少し盛り上がりを感じる程度で、痛みや赤みはほとんどありません。洗顔不足やメイク汚れ、皮脂の過剰分泌などが原因で起こりやすく、放置すると黒ニキビや赤ニキビに進行するため、早めのケアが大切です。

白ニキビの治し方

白ニキビは炎症を起こす前の段階なので、正しいスキンケアで十分に改善が期待できます
まずは、皮脂や汚れを優しく落とす洗顔を1日2回行いましょう。ゴシゴシ擦らず、泡で包み込むように洗うのがポイントです。洗顔後は肌の水分を逃さないように保湿をしっかり行い、乾燥や皮脂の過剰分泌を防ぎます。また、髪や手で触れる、マスクの擦れなどの刺激は悪化の原因になるため避けましょう。軽度なら市販のニキビ薬でも対応可能です。

黒ニキビ:酸化による黒ずみ

黒ニキビ:酸化による黒ずみ

黒ニキビは、毛穴にたまった皮脂や角質が空気に触れることで酸化し、黒っぽく見える状態です。
白ニキビの毛穴が開き、皮脂栓の表面が酸化して色づくため、汚れのように見えますが、実際は皮脂の酸化による変化です。炎症はまだ起きていないため痛みや腫れはありませんが、放置すると赤ニキビへ進行することがあります。毛穴の汚れをやさしく落とし、角質ケアや保湿で詰まりを防ぐことが改善のポイントです。

黒ニキビの治し方

黒ニキビは見た目が気になるため、つい角栓を押し出したくなりますが、無理に取ると毛穴が傷つき、炎症を起こして赤ニキビへ悪化する原因になるためやめましょう。治すためにはまず、洗顔で皮脂や汚れをやさしく落とし、毛穴詰まりを防ぐことが基本です。余分な角質を取り除くピーリングやビタミンC配合のスキンケアも有効ですが、使いすぎは逆効果です。刺激を与えず、肌のバランスを整えるケアを続けることが重要です。

赤ニキビ:炎症の初期

赤ニキビ:炎症の初期

赤ニキビは、毛穴に詰まった皮脂を栄養源にアクネ菌が増殖し、炎症を起こした状態です。
白ニキビや黒ニキビの段階で詰まりを放置すると、菌が繁殖して免疫反応が働き、赤みや軽い腫れ、痛みが生じます。見た目にも目立ちやすく、触ると熱っぽさを感じることがあります。この段階では炎症を抑えるケアが必要で、刺激を避け、肌を清潔に保つことが悪化予防につながります。

赤ニキビの治し方

赤ニキビは炎症が始まっているため、早めの対処が重要です。市販の抗炎症成分配合クリームで軽い症状を抑えることは可能ですが、繰り返す場合は皮膚科を受診しましょう。保険診療では炎症を鎮める治療が中心で、完全に治すことや見た目の改善までは難しいことが多いです。根本からきれいに治したい場合は、美容皮膚科での専門的な治療が効果的です。

黄ニキビ:膿が溜まった状態

黄ニキビ:膿が溜まった状態

黄ニキビは、炎症が進行して毛穴内部に膿がたまった状態です。
先端が黄色く見え、強い痛みや腫れを伴うことがあります。自分で潰すと炎症が悪化し、跡や色素沈着が残る危険が高いため注意が必要です。保険診療の皮膚科では、抗生物質などで炎症を抑える治療が中心となり、症状の軽減はできますが、見た目の改善までは難しいのが現実です。跡を残さず治したい場合は、美容皮膚科での専門治療が有効です。

黄ニキビの治し方

黄ニキビは膿がたまっているため、自分で潰すと細菌が広がり、炎症やニキビ跡を悪化させる危険があります。
まずは触らず、清潔を保つことが大切です。皮膚科では抗生物質の外用や内服で炎症を抑える治療が行われますが、跡が残ることもあります。きれいに治したい場合は、美容皮膚科での面皰圧出やレーザー治療など、炎症後の色素沈着や肌再生まで見据えた治療を受けることが効果的です。

早期発見・早期治療が重要な理由

ニキビは早い段階で正しいケアを行うことで、炎症や跡の残りを防ぐことができます
白ニキビや黒ニキビのうちに皮脂詰まりを解消し、清潔と保湿を保てば、赤ニキビや黄ニキビへの進行を防ぐことが可能です。しかし放置してしまうと炎症が強くなり、皮膚の内側までダメージが及びます。その結果、治った後に色素沈着やクレーター状のニキビ跡が残ってしまうことも少なくありません。早期に対処することが、肌をきれいに保つ最も確実な方法です。

まずは無料カウンセリング

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当院は開院20年以上、64,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくニキビの種類をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

ニキビの原因と発生メカニズム

ニキビは、毛穴の中で皮脂と角質が混ざって詰まり、そこにアクネ菌が繁殖することで発生します。
皮脂の分泌量が増える思春期やホルモンバランスの乱れ、またストレスや睡眠不足などの生活習慣も関係しています。こうした要因が重なると、毛穴の環境が乱れ炎症へとつながります。ここでは、ニキビができる仕組みを分かりやすく整理して解説します。

皮脂・角質・アクネ菌の3要因が引き起こす毛穴トラブル

大人ニキビができる仕組み

ニキビは、皮脂・角質・アクネ菌の3つの要素が関わり合って起こる毛穴トラブルです。
まず皮脂が過剰に分泌されると、古い角質と混ざって毛穴を塞ぎやすくなります。そこにアクネ菌が増殖すると炎症を起こし、赤みや膿を伴うニキビに進行します。皮脂が多すぎても、角質の剥がれが悪くても、どちらか一方が崩れるだけで毛穴は詰まりやすくなります。3つのバランスを整えることが、健康な肌を保つ鍵です。

ターンオーバーの乱れと生活習慣の影響|睡眠・食事・ストレスとの関係

ターンオーバーの乱れと生活習慣の影響|睡眠・食事・ストレスとの関係

睡眠不足や偏った食事、ストレスは、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を乱し、ニキビを悪化させる原因になります。
睡眠が足りないとホルモンバランスが崩れ、皮脂分泌が増加。脂っこい食事や甘いものの摂りすぎも皮脂を過剰にします。また、ストレスは自律神経を乱し、炎症を起こしやすい状態をつくります。毎日の生活習慣を見直し、十分な睡眠と栄養バランスを意識することが、再発防止の第一歩です。

思春期ニキビと大人ニキビの違いを知って正しく対策する

思春期ニキビと大人ニキビの違いを知って正しく対策する

ニキビは思春期と大人で原因や現れ方が異なります
思春期ニキビは皮脂分泌が活発になることで主にTゾーンにできやすく、一方で大人ニキビはホルモンバランスの乱れや生活習慣の影響でフェイスラインや口周りに多く見られます。それぞれの特性に合わせたケアを行うことで、再発を防ぎ、より効果的に改善することができます。ここでは年代別の違いと対策を紹介します。

思春期ニキビ:Tゾーン中心で皮脂過剰が原因|清潔と油分対策を重視

思春期ニキビ:Tゾーン中心で皮脂過剰が原因|清潔と油分対策を重視

思春期ニキビは、成長期にホルモンの影響で皮脂分泌が活発になることが主な原因です。
特に額や鼻などのTゾーンは皮脂腺が多く、毛穴が詰まりやすいためニキビができやすい部位です。皮脂を抑えるためには、朝晩のやさしい洗顔で清潔を保つことが基本です。ただし洗いすぎは逆に皮脂を増やす原因になるため注意が必要です。油分の多い化粧品は控え、皮脂のコントロールと保湿のバランスを意識したケアが効果的です。

関連記事:中学生は背中ニキビになりやすい?原因や治療法を紹介

大人ニキビ:Uゾーン中心で乾燥・ホルモン・ストレスが関係

大人ニキビ:Uゾーン中心で乾燥・ホルモン・ストレスが関係

大人ニキビは、顎や口周りなどのUゾーンにできやすく、乾燥やホルモンバランスの乱れ、ストレスなどが関係しています。
思春期ニキビと違い、皮脂よりも肌のバリア機能の低下が原因となることが多いのが特徴です。睡眠不足や不規則な食事、ストレスはホルモンの働きを乱し、炎症を起こしやすくします。対策としては、保湿を重視したスキンケアと、生活リズムの見直しで肌の代謝を正常に保つことが大切です。

関連記事:治らない大人ニキビの原因と対策を徹底解説

ニキビを悪化させないためのセルフケアの基本

ニキビを悪化させないためのセルフケアの基本

ニキビを悪化させないためには、毎日の正しいセルフケアが欠かせません。
洗顔や保湿、生活環境の整え方など、日常の小さな習慣が肌の回復に大きく影響します。間違ったケアはかえって悪化を招くこともあるため、正しい方法を知ることが大切です。ここでは、自宅で実践できる基本的なケアのポイントを紹介します。

正しい洗顔と保湿のバランス

ニキビケアでは「落としすぎない洗顔」と「しっかり保湿」が基本です。
1日2回、泡立てた洗顔料で肌をこすらずに包み洗いしましょう。おすすめは低刺激の「キュレル泡洗顔料」や「ミノン フェイシャルフォーム」など。洗顔後は10分以内に保湿を行い、油分の少ない「ヒルドイドローション」や「セラミド配合化粧水」で潤いを補います。摩擦や乾燥を防ぐことで、肌バリアを守りニキビの再発を防止できます。

関連記事:看護師が教えるニキビのスキンケア方法!

生活習慣と栄養バランス

健康な肌づくりには、食事と生活習慣の見直しが欠かせません。
睡眠は1日7時間を目安に取り、成長ホルモンの分泌を促してターンオーバーを整えましょう。食事では、皮脂バランスを整えるビタミンB2・B6(納豆、卵、まぐろなど)や、抗酸化作用のあるビタミンC(ブロッコリー、キウイ、赤パプリカなど)を意識的に摂取することが大切です。さらに食物繊維やヨーグルトで腸内環境を整えると、肌あれや炎症の予防につながります。

日用品の衛生管理

ニキビを悪化させないためには、肌に触れる日用品の清潔管理が重要です。
枕カバーやシーツは皮脂や汗が付きやすく、菌が繁殖するため週に1〜2回の洗濯が理想です。スマートフォンの画面も顔に触れることで菌が移りやすいので、1日1回はアルコールシートで拭き取りましょう。メイクブラシやパフも雑菌の温床になりやすいため、2〜3日に1度洗浄・乾燥を徹底します。日用品を清潔に保つことで、肌トラブルを予防できます。

ニキビ跡を残さないための早期対応と再発防止策

ニキビは治った後も、炎症による色素沈着やクレーター状の跡が残ることがあります。
これを防ぐには、早期の適切な対処再発しにくい肌づくりが重要です。悪化を防ぎながら、炎症後のケアや生活習慣の見直しを行うことで、跡を残さず健やかな肌を保つことができます。ここでは、ニキビ跡を防ぐための具体的なポイントを紹介します。

炎症期の適切な処置

炎症期のニキビは、赤みや腫れがあり刺激に弱いため、触ったり潰したりするのは厳禁です。
患部を清潔に保ち、洗顔後は低刺激の保湿を丁寧に行いましょう。また、紫外線は炎症を悪化させ、色素沈着を招くため、SPF30以上・PA+++程度の日焼け止めで保護することが大切です。炎症が強い場合や繰り返す場合は、美容皮膚科での専門治療を受けるのがおすすめです。早期治療により跡を残さずきれいに治すことが可能です。

関連記事:ニキビ肌に日焼け止めはした方が良い?美容皮膚科医師が教えるニキビ肌の日焼け止めについて

再発を防ぐスキンケアと生活習慣の見直し

ニキビは一度治っても、同じ場所に繰り返しできやすい傾向があります。
これは毛穴の詰まりや皮脂バランスの乱れが改善しきれていないためです。再発を防ぐには、洗顔・保湿・紫外線対策を毎日続けることが大切です。肌の調子が良くなってもケアをやめず、ターンオーバーを整える生活を意識しましょう。十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事、ストレスの軽減が長期的な予防につながります。継続が美肌維持の鍵です。

まずは無料カウンセリング

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当院は開院19年以来、64,000件以上の肌トラブルに対応してきました。当院ではただ治療するのではなく、治療後あなたのニキビに合わせた最適なスキンケアの方法などもご提案しております。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

まとめ

ニキビは進行段階によって種類があり、白・黒・赤・黄と形を変え、それぞれで原因や対処法が異なります。
早期に正しいケアを行えば炎症や跡を防ぐことができ、悪化させずに済みます。皮脂や角質の詰まり、アクネ菌の増殖といった肌内部のメカニズムを理解し、自分に合った治療やスキンケアを選ぶことが大切です。また、思春期と大人では原因が異なるため、年代に合ったケアが必要です。さらに、洗顔・保湿・生活習慣を見直し、再発を防ぐ継続的なケアを心がけましょう。正しい知識と早めの対応が、きれいな肌への近道です。

このページの監修医師

ハートライフクリニック院長 渡邊雅人

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医

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