
先日はじめてヒゲ脱毛を検討されている患者さまから「ヒゲ脱毛は大体何回くらいから効果がありますか?」と質問をいただきました。
結論、ヒゲ脱毛は1回や2回では完了しません。
また、「毎日のヒゲ剃りから頻度を少なくしたい」「完全にツルツルにしたい」など患者さまのご要望によっても異なります。
そこで、今回は、ヒゲ脱毛の回数による効果について解説します。
【この記事でわかること】
・ヒゲ脱毛に必要な回数
・脱毛方法別のヒゲ脱毛の回数
・ヒゲの濃さ別の脱毛回数
・ヒゲ脱毛の効果をアップする方法
・回数が増える原因と対策
ヒゲ脱毛に必要な回数
ヒゲ脱毛は最低5回必要
医療レーザー脱毛で効果を実感できる回数は、多くの患者さまでおよそ5回が目安となります。
なぜ複数回の施術が必要なのかというと、理由は「毛の生え変わりの周期」と「ヒゲ特有の太くしぶとい性質」にあります。これらの要因により、継続的な施術が効果的なのです。下記で詳しく解説いたします。
毛周期が長い

毛には「毛周期」と呼ばれる生え変わりのサイクルがあり、成長期・退行期・休止期の3段階を繰り返しています。医療レーザー脱毛が効果を発揮するのは、毛根が深くメラニン色素が豊富な「成長期」の毛だけです。成長期の毛はレーザーの熱がしっかり伝わり、発毛組織を効率よく破壊できますが、退行期や休止期の毛には十分な効果が得られません。そのため、毛周期に合わせて繰り返し施術を行う必要があるため、複数回の施術が必要となります。
毛が濃く太い根深い

ヒゲは男性ホルモン(テストステロンやDHT)の影響を強く受けており体毛の中でも特に太く根が深いのが特徴です。
そのため、他の部位に比べて脱毛の効果が出にくく、しぶとい毛が多いのが現実です。一般的にヒゲ脱毛は、他の部位よりも多くの回数が必要になるケースが多いです。

ここからは脱毛方法による回数の違いについてご紹介いたします。
脱毛方法別のヒゲ脱毛の回数
医療レーザー脱毛
回数 | |
---|---|
薄くなったと感じる | 3〜5回 |
平均的:ヒゲ剃りが楽になる | 5〜8回 |
ほぼツルツル | 8〜15回 |
医療レーザー脱毛は、ヒゲとの相性が良く、個人差はありますが平均して5回~8回程度で効果を実感できる方が多いです。レーザーは高出力で毛根にしっかりダメージを与えられるため、深い毛根までしっかりアプローチできるのが特徴です。毛が太く根が深いヒゲにも効果的で、少ない回数でも高い脱毛効果が期待できます。
ニードル脱毛
回数 | |
---|---|
薄くなったと感じる | 5〜8回 |
平均的:ヒゲ剃りが楽になる | 8〜12回 |
ほぼツルツル | 12〜20回 |
ニードル脱毛は一本一本の毛を確実に処理できるため、ヒゲを細かくキレイにデザインしたい方などにおすすめです。また、レーザーでは効果が出にくい白髪にも対応可能です。しかし、施術時間が長く、多少痛みがあることがデメリットです。
光脱毛(エステ脱毛)
回数 | |
---|---|
薄くなったと感じる | 8〜12回 |
平均的:ヒゲ剃りが楽になる | 12〜18回 |
ほぼツルツル | 18〜25回以上 |
光脱毛(エステ脱毛)は痛みが少なく、1回あたりの料金も比較的リーズナブルです。しかし、出力が低いため効果が出るまでに時間がかかり、永久脱毛効果は期待できません。また、定期的に何度も施術を必要になる場合があるため、この回数以上に回数が必要になる場合もあります。

次からはヒゲの濃さ別の脱毛回数の目安をご紹介いたします。
ヒゲの濃さ別の脱毛回数
ヒゲが薄い人

ヒゲが薄い人の特徴として、毛の本数が少ない、毛が細い、色が薄いなどが挙げられます。このような方は比較的少ない回数で満足のいく結果を得ることができます。
回数 | |
---|---|
薄くなったと感じる | 2〜3回 |
平均的:ヒゲ剃りが楽になる | 3〜5回 |
ほぼツルツル | 5〜8回 |
ヒゲが薄い人は、毛根のメラニン量が少ないため、レーザーの反応が弱い場合があります。しかし、全体的な毛量が少ないため、早い段階で効果を実感できる傾向があります。
ヒゲが濃い人

ヒゲが濃い人の特徴として、毛の本数が多い、毛が太い、色が濃い、青ヒゲが目立つなどが挙げられます。このような方は多くの回数が必要になる傾向があります。
回数 | |
---|---|
薄くなったと感じる | 5〜8回 |
平均的:ヒゲ剃りが楽になる | 8〜12回 |
ほぼツルツル | 12〜20回 |
ヒゲが濃い人は、毛根のメラニン量が多いためレーザーの反応が良く、効果を実感しやすいというメリットがあります。一方で、毛量が多いため完全に処理するまでに時間がかかります。

では、ここからはヒゲ脱毛の効果をアップさせる方法について紹介いたします
ヒゲ脱毛の効果をアップする方法
ヒゲ脱毛の効果をアップする方法で重要なポイントは「保湿」と「自己処理」の方法です。
詳しい内容を説明いたします。
肌を保湿する
脱毛効果を最大化するためには、肌の保湿が非常に重要です。乾燥した肌は、レーザーの熱を均等に伝達できず、効果が低下する可能性があります。
そのため、脱毛期間中は1日2回朝と夜にしっかり保湿をしましょう。
保湿のポイント
- 施術前後は特に念入りに保湿する
- 無香料・無着色の保湿剤を使用する
- 朝晩の保湿を習慣化する
- 化粧水と乳液を組み合わせて使用する

保湿された肌は、レーザーの熱を効率的に毛根に伝えることができ、より高い脱毛効果が期待できます。また、施術後の肌トラブルを予防する効果もあります。
毛抜きはしない
脱毛期間中は、毛抜きでの自己処理を避けることが重要です。毛抜きで毛を抜いてしまうと、毛根がなくなってしまい、次回の施術で十分な効果が得られなくなります。
自己処理の正しい方法
- 電気シェーバーを使用する
- カミソリを使用する場合は肌を傷つけないよう注意する
- 施術前日に軽く剃っておく
- 毛抜きや除毛クリームは使用しない

正しい自己処理を行うことで、施術の効果を最大限に活かすことができます。
次に、脱毛回数が増えてしまう原因とその対策方法についてご紹介します。
回数が増える原因と対策
回数が増える主な原因は、先ほどご説明した「ヒゲの濃さ」です。「ヒゲが濃い」と一言で言っても、その背景には「毛の密度」「毛の深さ」「毛の黒さ」といった要素が関係しています。また、施術を行うクリニックスタッフの技術力も、必要な回数に大きく影響します。これらの詳細について、下記で解説します。
毛の密度

ヒゲの密度が高い人は、処理すべき毛の本数が多いため、自然と回数が増える傾向があります。
対策
- 初回カウンセリングで毛の密度を確認してもらう
- 必要に応じて照射パワーを調整してもらう長期的な施術計画を立てる
- 必要回数コースで契約する
毛の深さ
毛根が深い位置にある場合、レーザーの到達が困難になり、効果が出にくくなります。
対策
- 深達度の高いヤグレーザーが搭載されているクリニックを選ぶ
- 施術間隔が2か月程度で施術を行ってくれるクリニックを選ぶ
- 継続的に施術を行う(2か月以上間隔を空けない)
毛の黒さ(メラニン量)
毛の色が薄い(メラニン量が少ない)場合、レーザーの反応が弱くなり、効果が出にくくなります。
対策
- 色素に反応しやすいアレキサンドライトレーザーが搭載されている機器を選択する
- 白髪部分のみニードル脱毛を行う
クリニックの技術
使用する機器や技術者のスキルによって、脱毛効果に差が出る場合があります。
対策
- 実績のあるクリニックを選択する
- 最新の機器を導入しているクリニックを選ぶ
- 口コミや評判を事前に確認する

毛の深い部分までしっかりとレーザーが届くヤグレーザーと、メラニン色素に反応しやすいアレキサンドライトレーザーの両方を搭載した医療脱毛機器を選ぶのがおすすめです。特に、ヤグレーザーとアレキサンドライトレーザーの両方を備えた最新機種「ジェントルマックスプロプラス」は、冷却機能も搭載されているため、ヤグレーザー特有の強い痛みも和らげることができます
まずは無料カウンセリングを

当院は開院19年以来、64,000件以上の肌トラブルに対応してきました。当院では浜松で4院しかない「ジェントルマックスプロプラス」を3台導入しております。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適な脱毛プランをご提案させていただきます。
まとめ
ヒゲ脱毛に必要な回数は、脱毛方法や個人の毛質によって大きく異なります。医療レーザー脱毛では最低5回、満足のいく結果を得るには8〜15回程度が目安となります。
重要なポイントは以下の通りです:
回数の目安
- 医療レーザー脱毛:8〜15回
- ニードル脱毛:12〜20回
- 光脱毛:18〜25回以上
効果を高めるために
- 肌の保湿を徹底する
- 毛抜きでの自己処理を避ける
- 信頼できるクリニックを選ぶ
個人差に影響する要因
- ヒゲの濃さ・密度
- 毛の深さ・太さ
- 毛の色(メラニン量)
- 施術する機器・技術
ヒゲ脱毛は決して短期間で完了するものではありませんが、継続的な施術により確実な効果を得ることができます。自分の毛質や希望に合わせた適切な施術方法を選び、長期的な視点で取り組むことが成功への鍵となります。
まずは専門医によるカウンセリングを受け、あなたに最適な脱毛プランを相談してみることをおすすめします。理想的なヒゲ脱毛を実現するための第一歩を踏み出してください。
今月限定プラン

ヒゲ脱毛 1回
6,000
円(税込)
このページの監修医師

記事医師監修
渡邊雅人
ハートライフクリニック院長
記事医師監修
渡邊雅人
ハートライフクリニック院長
日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ポリフトXC認定医