トップページ 新着情報 ニキビの芯の正体と安全な出し方|潰す前に知るべき原因と対処法

ニキビの芯の正体と安全な出し方|潰す前に知るべき原因と対処法

ニキビの芯の正体と安全な出し方|潰す前に知るべき原因と対処法

先日のカウンセリングで、「ニキビにしこりのような芯があるのですが、これは何ですか?」という質問を患者さまからいただきました。ニキビの芯についてよくわからずに触ってしまう方が多く、中には無理に潰してしまう方もいらっしゃいます。そこで今回は、このニキビの芯が何か、原因から適切なケア方法までを解説いたします。

ニキビの芯の正体とできる仕組み

ニキビの芯の正体と芯ができる仕組みを理解することは、正しいケアを行う上で非常に重要となります。まずは下記よりニキビの芯の正体から仕組みについて解説します。

ニキビの芯の正体=皮脂や角質、膿

ニキビは進行段階で種類が変わる|見た目と痛みで見分けよう

ニキビの芯の正体は、主に毛穴に詰まった皮脂や古い角質、そして炎症が進んだ場合の膿です。
初期の白ニキビでは、毛穴の中に皮脂と角質が溜まった白い塊が芯となります。これが空気に触れて酸化すると黒くなり、黒ニキビになります。さらに炎症が悪化すると膿が溜まり、黄ニキビの芯となるため、段階により芯の状態は異なります。ここでは、芯はニキビの種類によって異なることを理解しておきましょう。

関連記事:【写真付】ニキビの種類と見分け方を医師が徹底解説!

ニキビの芯が影響=毛穴詰まりとアクネ菌の繁殖

ニキビの芯が影響=毛穴詰まりとアクネ菌の繁殖

ニキビの芯には、毛穴の詰まりとアクネ菌の繁殖が深く関わっています。毛穴の出口が角質によって塞がれると、皮脂が外に出られずに毛穴内にたまります。こうした皮脂が多い環境は、アクネ菌にとって繁殖しやすい場所となり、菌が増えることで炎症が起きやすくなります。この炎症はニキビを悪化させ、痛みや赤みを引き起こし、場合によってはニキビ跡として残ることもあります。

関連記事:痛いニキビはなぜできる?原因と正しい治し方で跡を残さない!

ニキビの芯は専門ケアを

ニキビの芯は専門的な美容皮膚科でのケアが必要です。ニキビを潰して改善するような治療がありますが、自分でニキビの芯を潰すことはNGです。自己流で潰したり間違ったケアをすると、症状が悪化して炎症が広がる恐れがあるからです。下記より専門ケアと自分で潰してしまうことの違いなどをもとにポイントを解説いたします。

芯を押し出す|悪化やニキビ跡の原因

芯を押し出すと悪化や跡の原因

ニキビの芯を自分で無理に押し出すことは、症状を悪化させたり、跡を残す大きな原因となります。指や器具には目に見えない雑菌が多く付着しており、それが毛穴の中に入り込むと炎症や感染を起こしてしまいます。また、強い圧力で周囲の皮膚組織が傷つくため、色素沈着やクレーター状のニキビ跡になるリスクも高まります。こうした理由から、自己処理は避けるべきです。次に、専門的なケアの違いについてご説明します。

関連記事:ニキビを潰すのは危険?医師が教える正しい対処法

美容皮膚科|安全にニキビの芯を取り除ける

美容皮膚科|安全にニキビの芯を取り除ける

 美容皮膚科では、安全にニキビの芯を取り除く治療を受けることができます。
専用の滅菌された器具を使い、ニキビの中心に小さな穴を開けて内容物を丁寧に排出する「ニキビ圧出」が一般的です。この方法は、自己処理に比べて肌へのダメージが少なく、感染リスクも大幅に抑えられます。施術後は、炎症を抑えるケアや殺菌治療も行うため、再発防止につながるのも大きなメリットです。

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悪化させないケア

ニキビの芯ができた直後にすぐ治療に行けるのが理想ですが、お仕事やご都合があって難しい場合も多いと思います。そこで、ここではニキビの芯の悪化を防ぐためにとくに注意すべき2つのポイントをご紹介します。

正しい洗顔と保湿

洗顔と保湿

正しい洗顔と保湿は、ニキビの芯を悪化させないための重要なポイントです。
洗顔は1日2回、ぬるま湯で優しく泡を転がすように行い、皮脂を過剰に落とさないように注意しましょう。洗顔料は保湿成分が配合された低刺激のものがおすすめです。洗顔後の保湿も大切で、肌の乾燥を防ぐことで皮脂の過剰分泌を抑えられます。適切な化粧水や乳液を使い、水分と油分のバランスを整えましょう。

関連記事:看護師が教えるニキビのスキンケア方法!

生活習慣を意識する

肌の回復を促す生活習慣

睡眠・食生活・ストレス管理は、ニキビの芯を悪化させないための重要なポイントです。
睡眠不足は成長ホルモンの分泌を減らし、肌のターンオーバーを乱すことで皮脂分泌が増え、ニキビができやすくなります。理想的な睡眠時間は7~8時間です。食生活では、ビタミンやミネラルを多く含む食品を積極的に摂ることが大切です。ストレスはホルモンバランスを崩し皮脂分泌を促すため、1日30分程度の運動やリラクゼーションで上手に緩和しましょう。これらを心がけることで治療効果も上げることにもつながります。

硬い・臭い・黒い芯の正しい見分け方

ニキビの芯は、その状態により注意すべき症状が異なります。場合によってはニキビではなく、しこりや粉瘤(ふんりゅう)など他の疾患の可能性もあり、それらはニキビと同じ治療法では改善しません。ここでは、芯の見分け方について解説します。

硬い芯

硬くしこりのようになっている芯は、炎症の慢性化や繰り返しによる線維化が原因で起こるもので、これはニキビの一種と考えられます。
このしこりニキビは押すと悪化しやすいため、自分で無理に触らず、早めに美容皮膚科を受診し、専門的な治療で適切に対処しましょう。

臭いや黒ずみ

臭いがある場合は「粉瘤(ふんりゅう)」の可能性が高く、これは皮膚の下に老廃物が溜まった良性の腫瘍です。粉瘤は悪臭を放ち、自然治癒は難しいため、外科的切除が必要です。
一方、黒ずみは酸化した皮脂や角質による「黒ニキビ」で、これは正しい洗顔や専門的な治療で改善します。臭いや異常を感じたら自己判断せず、専門医に相談することが重要です。

まずは無料カウンセリング

VISIA

当院は開院20年以来、65,000件以上の肌トラブルに対応してきました。目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくニキビやお肌の状態をチェックいたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

まとめ

ニキビの芯は毛穴に詰まった皮脂や角質、膿が主成分で、アクネ菌の繁殖が悪化の一因です。
自己流で芯を押し出すと炎症や跡が悪化するため、美容皮膚科での安全な治療が望まれます。正しい洗顔や保湿、生活習慣の見直しも大切です。硬い芯は炎症の慢性化、臭いや黒ずみは粉瘤や酸化した黒ニキビの可能性があり、専門診断が必要です。芯を無理に出さず、専門医に相談することが最善です。

このページの監修医師

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医

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