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シミ取りレーザー以外に治療法はある?しないほうがいい理由と対処方法

シミ取りレーザー以外に治療法はある?しないほうがいい理由と対処方法

シミ取り治療と聞くと、多くの方がまずレーザー治療を思い浮かべるのではないでしょうか。確かにレーザーは高い効果を期待できますが、その分お肌への刺激も強く、すべての方や季節・症状に適しているとは限りません。 そこで今回は、レーザー以外のシミ治療法に焦点を当ててご紹介いたします。

シミ取りはレーザーだけでない?

シミ取りはレーザーだけでない?

結論、シミ取りする方法は、レーザーだけが治療方法ではありません
レーザーは今あるシミを消す「消しゴム」のような治療で、短期間で見た目を整えたい方に向いています。一方で、飲み薬や塗り薬、光治療、ピーリング、ケアシスなどは肌の新陳代謝を整え、メラニンがたまりにくい肌へ導く「体質改善」のようなアプローチです。シミの再発を防ぎたい方や肌全体を明るくしたい方には、こうした治療を組み合わせることが大切です。

シミ取りレーザー以外の顔のシミ取り方法

治療・ケア効果の即効性価格帯効果的なシミの種類
光治療(ライムライト)肌全体の色ムラを整え明るくする中程度(数回の治療で効果実感)中〜高(数万円前後)老人性色素斑、薄いシミ、色ムラ
コラーゲンピール・ケミカルピーリング角質除去で肌のターンオーバー促進やや遅め(数週間で効果)中程度(1回数千〜1万円台)くすみ、小さなシミ、肌のざらつき
ケアシス有効成分を浸透させる肌改善法中程度(数回の継続で効果)中〜高(数万円前後)くすみ、薄いシミ、肌質改善
内服薬体の内側からメラニン生成抑制遅め(数週間〜数ヶ月)低〜中(数千円〜数万円)すべてのシミ、特に再発防止に有効
ドクターズコスメメラニン生成抑制やターンオーバー促進やや遅め(継続使用で効果)低〜中(数千円〜数万円)初期の薄いシミ、予防、肌全体の明るさ

シミ取りレーザー以外の代表的な治療は、肌全体を明るく整える光治療(ライムライト)、肌の代謝を高めるコラーゲンピールケミカルピーリング、浸透治療のケアシス、体の内側から働きかける内服薬、毎日のケアに取り入れやすいドクターズコスメなどがあります。これらの特徴や効果については、次で詳しくご紹介します。

光治療(ライムライト)

ライムライト

ライムライトは日本人の肌質に合わせて開発された光治療で、広範囲の可視光線(IPL)を照射することで、肌の浅い層にあるメラニンや血管に反応し、シミやそばかす、赤ら顔をやさしく改善します。熱の刺激によってコラーゲンの生成も促され、肌のハリや明るさがアップするのも特徴です。特に日本人に多い薄いシミや色ムラ、小さなそばかすに効果が高いとされています。施術後は肌に薄いかさぶたができ数日で自然に取れ、メイクも当日から可能。ダウンタイムがほとんどないため、仕事に支障をきたしたくない方やお肌のくすみなどを解消し、美白肌を手に入れたい方におすすめです。

関連記事:ライムライトとは?

コラーゲンピールやケミカルピーリング

2種類のピーリング剤を用意

コラーゲンピールは、お肌の奥にある真皮に働きかけ、コラーゲンの生成を促進することで肌のハリやツヤをアップさせます。
また、シミの原因となるメラニンの生成を防ぐ成分も含まれているため、美白効果も期待できます。例えると、古い家の壁を補修しつつ、新しい壁をつくるイメージです。
ケミカルピーリングは、古い角質を優しく剥がし、新しい肌の生まれ変わりを助けるため、くすみや浅いシミに効果的です。どちらもダウンタイムはほとんどないのも特徴の一つです。肌が敏感な方や、シミだけでなく肌のハリや毛穴も気になる方におすすめです。

関連記事:ケミカルピーリングとは?

ケアシス

ケアシス

ケアシスは、電気の力で肌の細胞に一時的な隙間を作り、美白成分(ビタミンCやトラネキサム酸など)を奥まで届ける治療です。例えるなら、肌に目に見えない「通り道」を開いて、美容液を深く浸透させるような方法です。
これにより、シミの原因となるメラニンの生成を抑え、シミ・肝斑・くすみを内側から改善します。冷却機能で肌を鎮静しながら行うため、刺激が少なくダウンタイムもありません。痛みや赤みが苦手な方、敏感肌の方、レーザーが不安な方にも向いており、肌全体のトーンアップも目指せます。

関連記事:ケアシスとは?

内服薬

内服薬

シミ治療で使われる内服薬は、体の内側からメラニンの生成を抑えたり、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を整えてシミを薄くしていく方法で、まず最初の治療として選択されやすいのが内服薬治療です。
中でもトラネキサム酸は、紫外線や摩擦などで起こる炎症反応から「メラニンを作れ」という信号をブロックし、肝斑や炎症後のシミを改善します。ビタミンCやL-システインはできてしまったメラニンを「無色の状態」に戻し、肌の透明感を高めます。イメージとしては「漂白剤と掃除係」が肌の中で連携して汚れを落とすような働きです。外側からの治療が難しい広範囲のシミや、再発を防ぎたい方・肌全体を明るくしたい方におすすめです。

ドクターズコスメ

ドクターズコスメ

ドクターズコスメは皮膚科医や美容専門家が開発・監修したスキンケア製品で、シミの原因となるメラニンの生成を抑え、肌のターンオーバーを促進します。
市販の化粧品に比べて有効成分が高濃度で配合されており、科学的根拠に基づいた処方で効果が期待できます。例えば、ビタミンCやハイドロキノンなどの成分がシミを薄くし、肌の明るさをアップさせます。肌への刺激を抑えた低刺激処方が多いため、敏感肌の方でも安心して使えるのも魅力です。日常のスキンケアに取り入れたい方や、継続的に美白ケアをしたい方におすすめです。

医師

シミの種類や患者さまのご希望に合わせて、適した治療を選んだり組み合わせたりすることが大切です。自己判断で治療を始めてしまうと、シミがかえって悪化することもあります。だからこそ、必ず専門医の診断を受けてから治療をスタートすることが重要です。

シミ取りレーザーをしないほうがいい場合

シミ取りレーザーをしないほうがいい場合

シミ取りレーザーは効果的ですが、使用を控えたほうがよい場合もあります。
たとえば、夏の強い紫外線がある時期や、シミの種類、体質、妊娠中の方などはレーザーが適さない人もいらっしゃいます。詳しい内容について下記よりご説明いたします。

シミ取りレーザーは夏にやらない方が良い

シミ取りレーザーは紫外線に反応しやすい治療のため、紫外線が強い夏はレーザー治療は避けることが推奨されております
治療後の肌はバリア機能が弱まっており、日差しを浴びると再びメラニンが作られ、シミが濃くなってしまうことがあるからです。たとえるなら、施術直後の肌は「日焼けしやすい素肌の赤ちゃん」のような状態です。ただし、外出が少ない方や紫外線対策を徹底できる方であれば夏でも施術は可能です。一方、屋外での仕事やスポーツなど、日差しを避けづらい方は秋以降に治療を検討するのが安心です。

シミ取りレーザーができない人がいる

シミ取りレーザーは誰でも受けられるわけではなく、状態によっては控えたほうが良い場合があります
特に、肝斑のある方はレーザー刺激で症状が悪化するおそれがあるため注意が必要です。また、妊娠中や授乳中はホルモンバランスの変化で肌が敏感になり、色素沈着などのリスクが高まるため施術は避けます。そのほか、日焼け直後の方極度の敏感肌自己免疫疾患糖尿病など持病がある方、光過敏症の方もレーザー治療ができません。体質や服薬によっても可否が変わるため、必ず医師の診察で判断を受けることが大切です。

シミ取りレーザーでしか消せないシミ

ここまでシミ取りレーザー以外の治療についてご説明しましたが、シミ取りレーザーでしか効果が期待できないシミもあります。
レーザーは即効性が高く、他の治療では難しいシミに有効です。特に、加齢に伴う茶色い「老人性色素斑」、顔全体に小さく広がる「そばかす」、皮膚の深い層にある「後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)」が該当します。

老人性色素斑

日光黒子(老人性色素斑)

老人性色素斑は加齢や紫外線の影響で、メラニンが皮膚の表皮層にしっかりと溜まったシミです。レーザー治療は、このメラニンのかたまりをピンポイントで破壊できるため、特に効果が高い治療法です。たとえば、レーザーを鋭い光の矢に例えると、この光がシミのメラニンだけに当たり、周りの肌を傷つけずに除去できます。だからこそ、老人性色素斑に対しては即効性や確実性が高いレーザー治療が最適とされています。

そばかす

そばかす(雀卵斑)

そばかすは皮膚の比較的浅い部分にメラニン色素が点在して発生するため、レーザー治療によるピンポイントなアプローチが特に効果的です。
レーザーはメラニンのみを狙って破壊できるので、広範囲に散らばるそばかすでも、一度の施術で「消しゴムで消したように」明るい肌へ導くことが可能です。ホームケアでは薄くしづらく、市販美白製品では限界があるため、濃いそばかすや長年目立つ場合はレーザーが最適です。通常、1回〜数回の施術でも大きな効果が実感できます。

関連記事:そばかすとシミの違いを徹底解説|原因・見分け方・効果的な予防と治療法

後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、皮膚の深い層(真皮)にメラニン色素が沈着する特殊なシミです。
一般的なシミ用の外用薬や光治療は表皮までしか効果が届かず、ADMには作用しません。レーザー治療のみが、深部のメラニンを直接破壊できる特性があります
例えば、レーザーを「深い場所に届く専用の道具」に例えると、ADMの色素が隠れている真皮層までしっかり到達して除去してくれます。通常はピコレーザーが使われ、数回の施術で徐々に色が薄くなり、他の治療では得られない効果が期待できます。

医師

たしかに、レーザー治療がダウンタイムが強いものが多いですが、シミ取り治療の最新機器「ピコレーザー」はダウンタイムが少なく幅広い治療にも効果的ですので、おすすめです。

シミ取り治療後の注意点

シミ取り治療後の注意点

シミ取り治療後は、生活習慣やケア方法によってシミの再発リスクが左右されるため、治療後の過ごし方がとても大切です。
また、意識して対策に取り組むことで、治療後の効果を最大限に引き出すことができます。具体的には、保湿・紫外線対策・生活習慣の見直し・定期的な医師の診察が重要です。これらの内容はこの後詳しく解説します。

保湿

シミ取り治療後は、肌のバリア機能が弱って乾燥や刺激に敏感な状態になります。
保湿をしっかり行わないと、赤みやかゆみ、色素沈着が起きやすく、治療の効果も半減してしまいます。洗顔や入浴後すぐ、タオルで軽く水気を拭いたあとに、低刺激の化粧水やヒルドイド、ワセリン、シカクリーム、セラミド・ヒアルロン酸入りの乳液やクリームなどでしっかりと水分と油分を補います。こすらず優しく塗布し、1日2回以上の保湿がおすすめです。

紫外線対策

シミ取り治療後は、肌が紫外線のダメージを受けやすくなっており、紫外線を浴びると色素沈着や再発リスクが上がります
治療効果を保つためには、朝のスキンケア後すぐにSPF30以上・PA+++以上の日焼け止め(アクセーヌ スーパーサンシールド、ラ ロッシュ ポゼ UVイデアXLなど)を必ず使用し、2〜3時間ごとに塗り直すことが重要です。さらに、帽子や日傘、サングラスの併用で物理的にも紫外線から守りましょう。

生活習慣の見直し

ミ取り治療後に生活習慣の改善を怠ると、睡眠不足やストレス、乱れた食事などが新たなシミや炎症後色素沈着のリスクを高めてしまいます
治療効果を最大限に活かすためには、睡眠は1日7〜8時間を目標に確保し、ビタミンC・E・ポリフェノールなど抗酸化作用のある栄養素を積極的に摂ることが重要です。また、喫煙や過度な飲酒は避け、摩擦や刺激が加わらないよう、洗顔やメイクは優しく行ってください。水分補給もこまめに行うと肌の治癒が促進されます。

定期的に医師の診察を受ける

定期的に医師の診察を受けることで、治療後の肌状態や予期せぬトラブル、再発リスクを早期に発見・対処できます。
しかし多くのクリニックは治療のみで経過観察を十分行っていない場合が多いのが現状です。経過や効果をしっかりチェックできるクリニックや、肌診断機器で画像評価をしてくれる施設を探しましょう。長期的な美肌管理を目指す場合は細やかにフォローしてくれるクリニックを選ぶのがおすすめです。

関連記事:シミ取り後のアフターケアの重要性

まずは無料カウンセリング

VISIAを使用したカウンセリング

当院は開院19年以来、64,000件以上の肌トラブルに対応してきました。当院ではレーザー治療だけでなく幅広い施術も導入しており、レーザーの中でもダウンタイムの少ないピコレーザーを導入しております。また、目視だけでなく、最新肌診断機器を活用し、正しくシミの種類をチェックし、最適な治療をご提案いたします。まずは無料カウンセリングで、あなたの肌に合った最適なプランをご提案させていただきます。

シミ取りレーザー以外のよくある質問

シミ取りレーザー以外の治療方法はありますか?

シミ取りレーザー以外にも効果的な治療方法は複数あります。
光治療(ライムライト)は日本人の肌にあわせて開発され、広範囲かつ浅い層の色ムラや赤みを同時に改善します。コラーゲンピールやケミカルピーリングは、肌のターンオーバー促進や古い角質の除去、肌全体のトーンアップに有効で、くすみや小じわにも効果が期待できます。ケアシスは美容有効成分を直接皮膚に届けられるのが特徴です。内服薬(トラネキサム酸・ビタミンC・L-システインなど)は体の内側からメラニン生成を抑え、広範囲のシミ予防と明るい肌づくりに役立ちます。ドクターズコスメは高濃度有効成分で毎日の美白ケアが可能です。

シミ取りはしないほうがいい?

シミ取りは早期治療がおすすめです。
市販の化粧品などでは時間がかかり効果が限定的ですが、クリニックの治療なら症状に合った最善の方法で早期改善が期待できます。特にシミ取りレーザーは即効性が高く、濃く深いシミには1回で明確な効果が出ることもあります。ただし、レーザー治療はダウンタイムがあり、数日間のシミ取りテープの着用が必要となるため、接客や外仕事など人前に出る機会が多い方は計画的に施術することが重要です。

シミ取りレーザーができない人はいますか?

シミ取りレーザーができない方もいます。
特に肝斑がある方はレーザーで刺激されると逆に濃くなるリスクがあり、一般的なシミ取りレーザーは厳禁です。また妊娠中・授乳中の方や、日焼けが強い時期に屋外で長時間活動する方、長距離の運転など紫外線を浴びる機会が多い人も治療は避けた方が安心です。日光過敏症や極度の敏感肌、皮膚炎やアレルギー体質の方もリスクが高いため、医師の診察を受けてから治療可否を判断しましょう。

出来てしまったシミに効く塗り薬はありますか?

出来てしまったシミに効果が期待できる塗り薬として、ビタミンC誘導体やハイドロキノン配合クリームが代表的です。市販品では「ビーグレン QuSomeホワイト2.0」や「ランテルノ White HQクリーム」など、ハイドロキノン濃度が2~5%と高めで、ビタミンC誘導体も含まれているものがおすすめです。ドクターズコスメは医師監修で有効成分が高濃度なため、市販美白製品と比べてシミへの効果が高いとされています。
ドクターズコスメは効果が高い反面、お肌によってはリスクを発症する可能性もあるため、美容クリニックでのみ取り扱いを行っております。

このページの監修医師

ハートライフクリニック院長 渡邊雅人

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

記事医師監修

渡邊雅人

ハートライフクリニック院長

日本美容外科学会(JSAS)会員
アラガン施注資格認定医
ジュビダームビスタ認定医
ジュビダームビスタボリューマXC・ボリフトXC認定医

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