こんにちは。
院長の中村です。
先日、掛川で用事があり、時間があったので掛川城を見てきました。
平成6年に再建されたという天守閣は、小さいながらも見事な造りで、そこからの見晴らしは素晴しいものがありました。高台にあるため、かなり遠くまで見通しが利きます。
天守閣を見た後、隣にある御殿に行きました。こちらは江戸後期に建てられたものがそのままとのことです。
畳を敷き詰めた大きな部屋が連なり、それぞれの部屋には役割があったようで、当時の大名たちの豪華な生活が感じられました。
素直に美しく綺麗な空間だなと思ったのと同時に、なぜか何とも言えない居心地の悪さも感じましたので、その理由を考えてみました。
それはおそらくは、僕の子供のころの環境に原因があったのだと思います。
僕が育った家は小さく、兄弟も多かったため、自分の部屋というものはありませんでした。
4人兄弟の末っ子でしたので、力関係的にはかなり弱かったです。
部屋の隅の一部を仕切って、そこに自分のテリトリーのようなものを無理矢理作って居場所としていました。
そうした経験からか、
「人が生きるのに、こんな大きい部屋は要らない。かえって落ち着かない。」
こんなことを思ってしまいます。(笑)
2019/11/20